限定品ながら激安っ!
日時:平成17年5月29日日曜日
船宿:浦安吉野屋
船代:7千3百5十円
出船:17時30分 沖揚がり:21時 天気:曇り時々雨。北東風一時やや強し。
波高50センチ小潮:満潮22:30頃 干潮15:00頃
タックル:(竿)吉野屋謹製アナゴ竿×2・KT関東作アナゴ竿(リール)シマノバイオマスター2000×2・同2500(道糸)PE1.5号(仕掛け)アナゴ針11号・
ハリス3号で自作(おもり)25号 餌:青イソメ(船宿支給)・塩サンマ切り身(持参)
前日土曜日にマゴチ釣りに出かけたものの、アタリすらなしと完膚なきまでに叩きのめされた傷を癒しに大胆にも日曜日の夜釣りに挑んできました。1週間のうちで日曜日の夜というのは比較的睡眠時間が取りやすいところなのです。
なんやかやでウィークデイは睡眠時間5時間程度。金曜日は翌日早起きで釣りなので、下手すると3時間程度。土曜日はというと、朦朧としながらもスーパー
サッカーを見てカウントダウンTVを見てなんかやっていて、かといって日曜日遅くても8時には起きるので精々6時間。日曜日はちょっと早寝をして7時間くらいってパターンなのですが、夜アナゴに行くと23時に帰宅して穴子を綺麗にして風呂がてら道具を洗ったりして風呂上りにビールを1本飲んで気付けば1時過ぎ...
日中都内で用事があったので、まず午前中に吉野屋に乗り込み札を買って席を確保。親方に「右の後ろでお願いします。」と告げて用事先へ。しかしながら、途中で風の予報と潮を確認すると!何を勘違いしていたのか最も不利な席を告げていました。北東風に上げ潮なので潮先は左舷の前。穴子ちゃん達は潮先か
ら餌の匂いに釣られて遡ってくるわけですから。慌てて電話して席を変更しておきました。
意外と用事が早く片付き、浦安駅に再度降り立ったのが16時。駅前の中華屋でいつものパターンの餃子+レバニラ(小)+中生で腹拵えをして店へ。そこで親
方に「じゃあ、竿を2本下さい。」今期初めて吉野屋でも限定で特注アナゴ竿を作ってみたのです。しかも高級釣り竿で知られるサクラ製。最初にアナゴ担当の裕
介船長から話を聞いたときは、「サクラ製じゃあ1本1万近くするんじゃないの?」と言ったところ、「いや、2本で1万円切るようにしたいんだよ。」とは言っていまし
た。しかしながら、1本3,500円にまでなるとは!
手に取ってみると、やはり随所にコストカットの工夫?が見て取れます。まず驚いたのは、Made in Korea。サクラでもそんなことがあるんですね。バット部分はな
んか変な樹脂製ですが、滑り止め効果は十二分にありそう。胴はやはり安そうなパイプ状。ガイドも安い奴ですね。カラーはもちろん吉野屋ですから緑(深緑ですけどね)。で、肝心の穂先はというとここはさすがにサクラ製です。細過ぎ?とも思えますがしなやかなグラス製で感度・強度ともに良さげであります。「シロギスでも良いと思いますよ。」とは親方の弁。置き竿のカレイなんかでも良さそうです。
今日は裕介船長がお子さんの運動会とかで代打は烏賊船長の尚ちゃんです。船は快適28号船。でもね、この船はアナゴ釣りにはちょっと不便なところもあるのです。大型だけに船縁と釣り座とが余裕の空間なのですが、その分竿を置いたときに竿先が十分船の外に出ないのです。ま、贅沢を言えばきりはないんですけどね。
出船前に尚ちゃんが、「大きいのをちょびっと釣るのと小さいのをたくさん釣るのとどっちが良い?」と聞いてきたのでもちろん「長浦に行こうよ。」「でも、釣れないよ。昨日は頭で8本。船中37本だったかな。」「あれ、昨日も行ったの?」「昨日は2艘出しだったんだよ。」なんとか良型ポイントの長浦に誘導成功です。
定刻に両舷4人ずつの8人で出船。長浦までは航程40分ほどで、キャビンでうとうと。スローダウンの気配にごそごそと起き出して準備を。2本針に青イソメとサンマをそれぞれ1本ずつ付けます。意外と北東風が強く、肌寒いくらいで、アナゴ釣り的にはちょっと嫌なムード。
最初のポイントは30分ほどやるも船中2本と寂しい限り。「型見たァ?」と寄ってきた尚ちゃんに「ダメダメ〜。」「じゃあ移動しよう。」早くも作られてしまったうどんをすすりながら移動開始。移動直前に右手竿にアタリが来るもお約束で一発目は逃しました。
ぐるぐる走っていると、地元袖ヶ浦のこなやさんの船からなにやら合図。ややずれて並ぶように碇を下ろします。ここでようやく左手竿に明確なアタリ。慎重に一呼吸置いてやっと合わせると、なかなかの手応え。やはり長浦と思いながら巻き上げます。くねくねと上がってきたのは40センチ超の良型。2本目もすぐさま上げ、3本目一際強い手応えによっしゃーっと巻いているとふっと抜けてしまいました。ありゃりゃと仕掛けを上げるとハリス切れです。魚の大きさ・重さ・泳ぐ抵抗などから考えると3号ハリスで十分過ぎるほどなのですが、奴らには必殺ドリルハリス切りの荒業があるのです。次回は4号で揃えた方が良いかもしれませぬ。
竿の調子ですが、最初に見た感じのまま穂先の感度抜群。それに、アナゴ流の鋭い合わせもしっかり受けとめます。更には程良いしなやかさで置き竿にしたときでもアナゴの食い込みを弾いちゃうことはないようです。ちょっと誉め過ぎかな?グリップのすべり止めもグッドです。ただ、一般のアナゴ竿に共通しますが、軽すぎるためにぱっと置いたときの安心感がありません。その辺は、例のAiプラス竿はバッチリなんですが。まあ3,500円にそんな文句言っちゃいけないかもしれませんね。見た目はさすがに安そうな竿だなあというところですが、見た目を犠牲にして資源を穂先に集中したと言えば聞こえは良いですか(笑)?
余計ではありませんが、ぽつりぽつり釣っていると尚ちゃんが「捌くの面倒だからあんまり釣らないでよ。」と近寄ってきました。
「これじゃ昨日より釣れちゃうなあ。こなやさん様様かな。そういえばこないだ、しゃくり鯛に行ってきたんだよ。」
「公ちゃん(フグ船長)と?」「うん。おでこだった...」
「ははは。エビ餌のしゃくり鯛、やってみたいんだよね。アオリの竿でできる?」
「できるけど、合わせが効かないみたい。竿をしゃくって合わせたあとに、道糸を持って強く引き合わせもしないと。鯛じゃないけど鯖でそう思った。」なるほど。
ツ抜けまであと一歩となったところで、「あー、間に合わなくなっちゃうから捌き始めよっと。」と尚ちゃんが捌く準備にとりかかります。で、僕のバケツを覗いて「後ろ(右舷トモ)の人はもう20本近く釣っちゃってるよ。」!一番潮ケツじゃあないですか。見慣れない人だったので油断していました。どこぞの宿からの道場破りかしらん?
結局15本で終了。でも、型が良いからお土産には十分です。ハリス切れが3回!とアタリ逃しが5回。パターンとして、合わせ損なってもまた食い直してくるのでそれを逃さずというのも何回かありました。アタリ3連発で仕掛けが全部上がっちゃうということもありましたので、このときになんとか1本でも下ろせるような手返しが課題ですね。
右舷トモの方は結局21本だったそうで、尚ちゃんが捌きながら「随分餌取られてるみたい。腹いっぱいに青イソメが詰まってるよ。」流れ的には左舷胴の間のお二人かと。そこがもう少し止めてくれれば...ということですね。
捌き終わったところで沖揚がりの時刻。割いてもらったアナゴをしっかり海水で洗って、手早く後片付け。帰りはキャビンで爆睡。キャビンで話をしていたお二人はそれぞれ葛西橋の荒川屋さんとお隣吉久さんに行ったところ「今日はアナゴは出さない。」と言われて急遽流れてきたそうです。
さてさて、限定の吉野屋竿。お安いこともありますし、持っていて損はないでしょう。汎用の竿なんかを使っていて、穴子のアタリがわからないという方には是非お勧めします。ただね、見た目の高級感を求める方にはお勧めできません(笑)。ここだけの話ですが、限定といいながら在庫は相当あるみたいですよ。なにしろ、安くするためにロットをでかくしたみたいですから。なので、慌てる必要はありませんが、ハイシーズンに突入していますからお早めに。