初体験...

 

日時:平成16年6月6日日曜日

船宿:外房太海 聡丸 船代:1万円

出船:3時30分 沖揚がり:11時  天候:雨。北寄り弱風。凪。

中潮:満潮5:40頃・干潮13:00頃

タックル:<前半Fサビキ>(竿)ダイワ帆影オニカサゴ(リール)ダイワシーボーグ400BDe(道糸)PE5号(おもり)150号(仕掛け)聡丸特製フラッシャーサビキ7本針 

<後半マルイカ・カサゴ>(竿)アルファタックルパワーコングHYPER30−210(リール)アブアンバサダー6500CL(道糸)PE4号(仕掛け)カサゴ:ハリス4号ムツ針15号3本針全長2メートル枝30センチのふかせ仕掛け(自作) マルイカ:5本スッテ市販仕掛け枝間120センチ幹糸4号ハリス3号30センチ (餌)Fサビキで釣ったサバ(おかちゃんが捌いてくれた)・聡船長が掬ったシコイワシ

 

 「おなご釣り師倍増計画」の旗印の下、主に房総半島およびネット上で大活躍されている「あねご」さん。「釣り場速報」や「つり丸」誌上でもデカイヒラメを掲げた勇姿を披露されておられます。そして、なぜか「釣りキチの週末報告」管理人のタカギーさんとは波長が合ったらしく、○×△を±≦♪δしちゃったりする仲に(誤解を招くかな...)。僕も、飲み会で度々ご尊顔を拝し奉り、HPも楽しく訪れさせていただいたり(スイマセン、ほとんどROMです。)しております。

 

 そんなあねごさんのお誕生日が6月7日だそうで、一番弟子(もちろん、おなご)のちあきさんからお誕生日祝い釣行をやるので是非とも参加するようにとの厳命が下され、二つ返事で了解。本来ならば一も二もなく参加表明をすべきところ、船宿が南房総は太海の聡丸さんとあってはやはりちょっと躊躇。なにせ年間50回以上を誇る(誇るのは回数だけね)釣行のうち、東京湾を出るのは春のイワシメバルと秋の鯛五目で葉山に行くだけですから、いきなり太平洋の荒波はいかがなものかと。でもまあ船酔いする質でもないし、ちあきさんが耳元で「ここは東京湾ここは東京湾」と囁いてくれるというので参加することに。でも、実は波よりも気になることが。それは、「外房は遠いっ!」ってことです。が、ネットのドライブ案内によればアクアライン経由で100キロ2時間ってんで、あらま意外と近いのね。まあ行きは良いとしても帰りは渋滞するわな。でも、早朝出の昼前揚がりみたいだし大丈夫かな?

 

 釣りものは「釣れるもの」ってことで検討した結果、前半フラッシャーサビキによるクロムツ狙い・後半イサキ狙い(裏ターゲットでマルイカ・カサゴ)ということでほぼ決まり。フラッシャーサビキは、聡丸得意の釣りのようで仕掛けは当然ながら船宿オリジナルが大推奨品なのですね。それは船宿で買う(2セットまで船代に込み)ことにして、イサキの仕掛けだけ調達。イサキの道具はおもりが60号なので相模湾でのウィリーしゃくり用で間に合うとして、問題はフラッシャーサビキ。おもり150号ですからこれまでの経験上ビシアジくらいしかそれに匹敵するものはない。聡丸HPを見ると、どうもビシ竿では具合が悪いらしい。まあちょろ松さんとこで調達したローリングビシ竿ならば何とかなるかとそれで行くことにしました。

 

 ところが、前前日の金曜日に帰宅して「わははBBS」を見てみると聡船長から衝撃的な書き込みが。「イサキ絶不調のため後半はアカイカにします。」ああ、アカイカって言っても朋ちゃんが狙っているような島周りのボーリングピンみたいなののことではなくマルイカのことです。ところ変われば名前も変わるのね。まあ相模庵さんイカヅノ大佐にたびたびお誘いを受けているので1度はやってみたいと思っていたもののひとつですので、渡りに船かなと。でも、メインは同じポイントで狙えるっていうカサゴにしよう。なんかデカいらしいから。

 

 ずうっと週間予報では土日とも晴れっていってたからすっかり安心していたのですが、金曜日の夜になって事態は暗転。土曜日は絶好の天気なれど日曜日はどうやら入梅するらしい...

 憎らしいまでの陽射しの中、渋谷サンスイまでマルイカ仕掛けを買いに行く途中タカギーさんにメール「どうして今日ではなく明日なんでしょう...」「まったく同感です...」ちあきさんにもメール「(嵐を呼ぶ女らしいちあきさんを想定しながら)誰か雨女がいるんじゃ...」「(きっぱり)それは○○です。」加えてサンスイのスッテのコーナーには近頃評判のエロチカ7・マルイカ7なるシリーズは1本もありませんでした...(...ばかりじゃん)

 

 さてさてようやく釣り当日(前置きが長過ぎ?)。外房の朝は早いのです。なんといっても出船が3時30分だっていうんですからあなた。前泊システムが成り立つわけですね。出船1時間前には着いて準備をしたいので、先導車のKOBUさんから指定された待ち合わせ時刻は君津IC出口に1時30分。一人で行くかなあと思っていたのですが、あねごさんの網にかかった新米おなご釣り師ユキさんが近隣在住とのことでお迎えしてご同行頂くことに。釣りキチ隊・釣りバカ軍団ともに多彩なメンバーを誇る集団ではありますが、女性をエスコートする役としては私やまやをおいて他にはありますまい(と、さりげなくアピール)。

 

 アクアラインをくぐって渡り、君津ICが近づく頃には道路からはライトも消え、自動車専用道路とは思えない雰囲気に。「なんかICでたらヤンキーとかいそうですね。」なんて言っていたらいましたよホントに。なんか怖い人達がいるって思ったら先着のチーム神奈川とチーム千葉でありました。定刻に合流してともに太海港を目指します。

 

 途中のローソンで買出し。入るなりKOBUさんが悄然とした様子で「このコンビニでナイススティック(ヤマザキの菓子パン。好物らしい。)がないの初めてですよ。陳列棚倒そうかと思っちゃった。」そして、タカギーさんがお約束のカゴ一杯アルコール。「そ、そんなに飲まれるのですか?!」とたじろぐユキさんに「この人は運転しないから飲み放題なのっ!」

 

 港近くでマルゴ水産を発見。なぜかすーっと目に飛び込んできました。「ここが帰りに寄る所ですね。」駐車場に着くと渋めのアダルティーな方が。はじめましてのmaaさんですね。確か、わははBBSでのアイコンは「金山村と玉川村の困った合併」...そしてずいぶん遅れてチーム埼玉が登場すると一気に賑やかに。パーティーということでちあきさんが出してきたものは、河童やひよこ、サルの被り物。ま、まさか船上で被れって言うんじゃ。まっちゃんやタカギーさんは喜んで被っていましたが。そして、その頃から恐れていた雨がぽつりぽつりと降り出しましたのです。

 

 出船する頃には本降りに。僕に割り当てられた席は左舷の3番目。タカギーさんとおかちゃんの間です。左舷はミヨシに君臨するあねごさんチーム、右舷はミヨシ2番目で派手などピンクのカッパ(よく売ってたな)を身にまとったちあきさんチームだとのことです。

配られたフラッシャーサビキを見ると、赤毛主体のそれほど派手派手しくはないもの。何より驚いたのは針が意外と小さいのです。KOBUさんに「ずいぶん針が小さいんですね。」と言うと、「でもこれでデカいクロムツとかがしっかり掛かって来るんですよ。」とのこと。それにしても7本針で全長は7メートルを越すという仕掛けを扱えるのかしらん。

 

 20分ほど南に走って着いたポイントは「水深78メートル。50メートルくらいまで探って。」懸案の仕掛け投入は聡船長がきれいに決めてくれました。2回目からは船縁の発泡に上げた針を順に刺しておいてゆっくり投入するとのこと。タカギーさんはさっそく手前マツリ。

「どんな感じで釣ればいいんですかね?」と尋ねると「45センチ幅くらいでゆっくりと誘ってください。」というので、太刀魚チックにやります。一投目空振りの後は、ひたすらサバダワ攻撃。右舷では鯵が上がったとの未確認情報があれど、こちらは落とせば中層で150号のおもりが止まります。何回かの走りまわってポイントを変えるものの、同じこと。途中僚船に「鯵釣れるかあ」「ダメだア、サバだア。」そんなこんなで失意のうちに哀れフラッシャーサビキ釣りは幕を引いたのでした。ええっ、ガクガクと強い引きで上がってくるはずのクロムツや良型鯵の5点掛けで電動リールが悲鳴を上げるっていうのは...

 

 さて、お次はマルイカですね。わはは爆釣隊(釣りキチ隊の別名ね)には名うてのイカオヤジであるところのまっちゃんがおります。つい先日も竿頭を取ったほどの腕前。我家のお土産はまっちゃんに託して(おいおい)まずはカサゴ釣りからスタート。先ほどのサバをおかちゃんが手際良く捌いてくれていたので、それを短冊に切って餌にします。えーと、場所は小湊沖だそうです。水深20メートル弱の浅場に船団ができています。

東京湾ではカサゴ仕掛けは胴突きですが、こちらは天秤。まあ底を狙うならこちらの方が合理的ながら根掛かりには気をつけねば。底をとってややおもりを浮かせ、時折誘いを入れながら周りの様子を見ると、ポツポツながらマルイカが上がってきます。でもね、可愛いサイズがほとんど。カサゴからの便りがないまま釣り続けていると、ちあきさんが船長からなにやら聞いた様子。「この辺にはカサゴはいないらしーよー。もっと深いところじゃなきゃダメだって。」

 

 いないんじゃ仕方ないとイカ仕掛けを出します。市販の5本角の奴ね。でも、先にも述べたように最新のスッテはどうもキラキラ系・妖しい系が主流らしいんですが、これについているスッテはどうも時代遅れらしい代物。すかさず3本を別途買ってきたまあマシかなというものにチェンジ。そんなことをしていると刺すような視線を感じて振り向くと、ちあきさんが「この裏切り者め!」と睨んでおります。イカ釣りが苦手らしい彼女はカサゴ仲間が減るのが悲しいやらなにやらなのですね。

 

 マルイカのしゃくりはソフトが基本ということで、少し小刻みに誘いを入れた後にスミイカ流の大きめシャクリをソフトにゆっくり行います。なーんか、触ってるんだけどなかなか乗らねーと思っていたら、ようやくクンッという重みが。バラさないようにゆっくりゆっくり巻き上げてくると、乗ってましたよ可愛いマルイカちゃん。それからブツッという手応えでむなしくも足だけ上がってきたのをむしゃっと食べていると、あねごさんが「あはは。」と笑ってくれたりして。そんなこんなでマルイカ12と麦イカ1を上げたところでカサゴ場へ。

 

 途中聡船長がタモを持って右舷ミヨシへ。ありゃと思っていると海面をにらんで見際めをつけて電光石火!掬ったのはシコイワシの群れ。おーっと思っていたら、なぜかしゃがみこんでいたちあきさんの上にイワシシャワーが。本人曰く、「体の上をぴちぴちとイワシが流れていった」そうで、なかなか得がたい体験ができましたね。さすがは名幹事。笑いを取ることは忘れません。

 

 活き餌ならってんで枝針を外して1本針で挑みます。なんかね、つんつん突付かれるアタリはあったんですけど、結局カサゴは不発。でも、主役のあねごさんがやりましたよ。25センチ級の良型カサゴ。「よっ、根魚女王!」の声がかかっていました。もう1回戻ったイカ場ではちあきさんのお友達でやはりビギナーのオガちゃんがなんとなんとの3点掛け。しかも1杯は良型。お隣でサポートしていたハイセンス系釣り師KOBUさんの指導の賜物でしょうか?

 

 10時くらいで揚がりと聞いていたのですが、11時まで延長してくれたのですが、本降りだったので定時でも良かったかな?港に戻ってもお店とかはないので、雨の中後片付け。これはちょっと厳しいですね。片付け終わった後でのあねごさんお誕生日セレモニーも雨の中。シャンパン(運転手はシャンメリーね)で乾杯してお祝いをして、さすがに雨なので早々に引き揚げ。天気が悪かったおかげか、帰りも2時間30分ほどで家に着きました。車中でユキさんに「始めたばかりでこんな目に遭っちゃうと懲りちゃいませんか?」と尋ねると「いーえー、楽しかったです。」むむむ、さすがおなごは強いですな。

 

 マルイカのお刺身はねっとりと柔かく甘く、さっと酢洗いしたシコイワシのお刺身とともにおいしくいただきました。カミさんは「もう少し歯ごたえがある方が良い。」なんて贅沢なことをぬかしておりましたが。