ワールドカップの狭間 。



平成14年6月23日日曜日
船宿:浦安吉野屋 船代:7千円
出船:17時30分 沖揚がり:21時
天気:曇り時々霧雨。南寄りの微風のちやや強し。凪。
中潮:満潮16:50頃
タックル:(竿)ニッシンシャクリマダイアオリイカ110×2,ニッシンALLSTAR海EX10−130(リール)シマノアルテグラ1000,アルファタックルEPIX1500,リョービサイノスSS1000
(道糸)PE1.5号
(仕掛け)先糸フロロカーボン5号50センチ,小型天秤(遊動)。おもり20号(置き竿25号)。

ブラジル・ドイツは良いとして、後2チームがトルコと韓国ということでややしらけた感じのあるワールドカップ。それでも試合があれば見ないわけにもいかないということで、試合のない日曜日に釣りに行ってきました。当初は金沢八景野毛屋さんよりエビ餌のしゃくりマダイに挑戦する予定でしたが、どうも天気が悪そうだった(結果的には保った)ので見送ってしまいました。致し方なく夜アナゴへ。  

夜も雨がちという予報だったので、まず混むまいと出船1時間前に吉野屋へ。案の定札は5番。でも、船に行ってみると左舷ミヨシが空いています。それでそこへ。ミヨシは船首に向けて傾斜があることが多いのと、揺れるときには一番揺れるのとで、大ドモよりは好かれませんが、僕は好きです。理由は一番風上だから。特殊な流し方をする船ではその限りではないでしょうけど。風上だと、他の人のタバコの煙や灰が飛んできませんもの。  

さて、結局6名で出船。お隣吉久やお向かい須原屋のアナゴ船も空いています。第二吉野屋丸のキャビンのシートは幅広なので余裕でグーグー眠れます。出船前に裕介船長が「今日はどこに行こうかねえ?」と尋ねるのでお決まりの「釣れるところでお願いします。」

 アクアラインを過ぎた辺りで起き出すと、いつもの工場前よりは手前でスローダウン。海ほたるもはっきり見えます。手早く餌付けをして、船長の合図とともに投入。本日は投げ小突きの二挺竿と置き竿の三段構え。投げ小突きなので、いつもの投げサビキ用仕掛けではなく小型天秤を使ってみます。天秤の先に1本針。釣り鐘おもりの下にももう1本。アピールグッズは点滅2灯ランプの赤と緑を使い分け。置き竿には天秤の先に2本針。アピールグッズは赤いデンケミ(ケミホタルのレギュラーサイズ大の電池内蔵ランプ)。
まずは置き竿の仕掛けを落としてから、手持ちを投げ込んで左右の手で調子よく小突き。ふっと置き竿を見ると、早くも異変が。手持ちを置いて静かに置き竿を聞き上げてみるとググッとアタリ。相模庵さんばりの電撃フッキング(のつもり)で針掛かり。早くも35センチのレギュラーサイズゲット。  

こいつはハナから縁起が良いわいと青イソを付け足してすぐ投入。手持ちにもすぐ来るかとせっせと小突いてみるものの、後が続きません。船下まで仕掛けが来たのでしばらく小突いてアタリを待つも、反応が無いので巻き上げ。餌も齧られていません。それで再投入。2本目を投げたところでまた置き竿に反応。着底を待つ間もなく置き竿を手に。またまたレギュラーサイズ。そんなこんなで開始30分で置き竿ばかりに4本ゲット。なんかフクザツ...  

その後はなんとか手持ちにもアタリが出始め、ゆっくりとではありますが着実にバケツは埋まっていきます。船内を見回っていた裕介船長がバケツを覗いて「まずまずのペースだねえ。」そのとき、胴の間の親爺さんが傍目にもデカイ奴を上げました。「おー、あれはデカイねえ。」「あんなデカイの捌くの嫌だなあ。怖いもんなあ。」と船長ぼやきます。確かにアナゴが絡む力は結構強いですからね。大きくなればより強いでしょう。お隣の吉久ではオニカサゴ船も出しているのですが、そこでもっと大型のクロアナゴを外道で釣ったお客さんがいたそうです。釣ったまでは良かったんだけど、取り込み時に油断して噛みつかれて指に大穴が開いて早揚がりなんてこともあったそうですよ。  

そして、僕にも大物の気配が。左手に持った竿にもぞっという不明瞭な違和感が。仕掛けを止めて、様子をうかがってからそーっと聞き上げてみると、ぐぐぐっと反応があったのでせやっと合わせたところすっぽ抜け。ありゃりゃと思って巻き上げてみると、2号のハリスが切られていました。ハナから不安だったんだよなあ。で、このときは気配だけ。  

この日もランプの色は赤に分があった様で、赤点滅では一荷を連発しました。1回目はもう一本の餌をつけ直して投入している間にアタッたので、合わせをくれて巻いてみると重い重い。上がったのは40センチ級の一荷。2本をまとめてぐわっと掴んで針を外します。最初は控えめに小さいバケツを用意していたので、もういっぱい。船長が大きい樽を持って来てくれました。最初から大きい樽を用意しとくと釣れないってジンクスがあるんですよね。2回目の一荷は、小突いているところへアタリがあったので、一呼吸置いて合わせ。やっぱり重いのでデカイのかな−と思っていたらなんと一荷。アタリは1回しかなかったのに、と思ったら1本はスレでした。とばっちりを食ったのかな?  

20時になって、お待ちかねのうどんタイム。実は今晩は心中期するところがあって、ビールも何も持ってきてなかったのです。それでちょっとお腹が空いていたわけ。お客さん少なかったので、海老天の割り当ては2本。  

今季のパターンでは20時過ぎるとなぜか食いが極端に落ちることが多かったので、もう終わりかな−と思ったのですが、まだぽつりぽつりと釣れます。船長が捌くためにバケツを持っていきます。「おー、今年一番良いのかな?」「まーねー。ポイントが良いんじゃない?」そこで突然ガガガッというアナゴらしからぬアタリ!すかさず合わせて巻き上げるのですが、ときおり手が止まるほど。アイナメかなあなんて手応えで上がってきたのは50センチ級のでぶでぶ穴子。4号ハリスなので安心して抜き上げると、床でドタンバタン(大袈裟)。「船長、追加あ。」と持っていくと「ぎゃー、デカイの怖いって言ったじゃんよオ。」  捌いてもらって「何本あった(おいおい自分で数えとけよ)?」「18本。」「えっ、まだそれだけ?」型が良いのでバケツが埋まってたのですね。1本はすぐ追加できたので、あと2本(20本がこれまでの記録)。といっても、帰った後のことを考えると、ここで捌いてもらったアナゴを洗わないわけにもいきません。2本の仕掛けを下ろし、それを横目に見ながらアナゴ洗い。まず血合いや腸の切れ端などをきれいに取り除き、体表のヌルをしごくように洗い落とすのです。海水だとヌルが落ちやすい上に、真水で洗うと味が抜けちゃいますしね。そんななか、アタリ到来。でも、ちょうど手が血まみれだったので洗っている間に食い逃げされちゃいました。  

とりあえず、アナゴを洗い終わって最後の勝負。船下で2本竿をとんとんと小突き。すると、まず右手にもぞもぞっとアタリ。やっと合わせて左手の竿を置こうとしたらそちらにもアタリ!ありゃま、と思ってとりあえず右手の竿を置いて左手の竿を始末。そりゃっと合わせて巻き上げます。頼む、右手竿のアナゴ君逃げないでね。竿先の生体反応を横目に1本目を取り込み。外す間ももどかしく、バケツに放り込んで右手竿へ。しめしめ、手応えはあります。でも、団子状に絡んじゃってるかなあ?意外にも素直に上がってきたアナゴを外してバケツに入れて、21本の新記録 v(^^)。  

「今、何時い?」 と船長が尋ねるので「21時3分前。」「そんじゃ、もう仕舞いましょうかア。」 追加の3本を捌いてもらって洗ってクーラーに仕舞います。頭は自称アナゴ迷人の常連Kちゃん41本。危うくダブルスコアは免れました。Kちゃんは4本竿で軽く投げてときどき小突いたり聞き上げたりのスタイル。アピールグッズは小型点滅ランプ(1灯式)ピンク・緑。仕掛けは1本針の手返し重視。  

道具も片付けて、バケツもきれいに洗って帰りもキャビンで爆睡。心配してたほど雨も降らなかったし、良かった良かった。帰ってから調べてみると、去年も6月24日の日曜日に20本釣ってますねえ(その勢いで臨んだ翌週にはナント1本!)。相模庵さんにお借りしているデジタル秤で目方を量ると開いた身だけで1,308グラムありました。意外と軽い?昼間、大丸ピーコックで見たところ千葉産のアナゴが100グラム380円でしたので、5千円弱の水揚げ。まずまずでんな(ついでに財布も量ってみたら150グラムしかなかった...)。  

後日、相模庵氏主催サイト「釣りバカ亭主天国」参加者に義務付けられている礼拝に遅ればせながら出席した際に半分ほど初穂料(って言うんだっけ?)としてお納めしまして、炭火七輪で白焼きにして供されたアナゴ君たちは、あちこちで「まいう〜!」という感嘆の声を生んだのでありました。