怒涛のロング1日シリーズ(その...いくつめ?)



平成16年7月3日土曜日

(昼の部:エビスズキ)
船宿:金沢漁港仁春丸 船代:8千円 駐車代:3百円
出船:7時 沖揚がり:13時30分 天気:晴れ。南東弱風。凪。
大潮:満潮4時頃・干潮11時20分頃
タックル:(竿)シマノ幻波インナーガイド0号240(リール)シマノクイックファイヤー小船400XT(道糸)PE1.5号(中おもり)三日月10号(仕掛け)ハリスナイロン4号3メートル,針スズキ18号ヒューズ巻き(餌)活き赤エビ  

アタリがない アタリがない まったくアタリがない  
だれてるー だれてるー みんなだれてるー  
ビールが一本 また一本と なくなーるー  

いやあ、エビスズキといえば船長の指示ダナをぴたりと守ってアタリが来るのを息を顰めて待つ釣りなわけですが、それでアタリが無いともうわやですがな。非常にキビシイ1日を過ごしました。  

エビスズキでお世話になる船宿は、金沢漁港の仁春丸さんです。家族経営のこじんまりとしたアットホームな船宿で、4年前にたまたま釣りニュースで見つけた「テンヤで釣るアイナメ」というマニアックな釣りものでお世話になっているのです。スズキは、1年のうちでもっとも太くなるというこの時期に3年前に初めて来てから今年で3年目。といっても、年1しかやらないのでまだ3回目ではありますが。  

前日に船が出ることを電話で確認すると、「ああ、やまやさん。電車で来ますか?」と大おかみさんが覚えていてくれました。「いや、車で行きます。」釣れればデカイですからね。大型クーラーを持っていくので電車ではなく車で。  

スズキ船は7時出船ですが、混む船宿でもないので1時間前に着けば十分。家を出たときにはすっかり明るくなっていました。店に着いて、先代と大おかみさんにご挨拶。金沢八景駅からのお迎えから戻った若船長にもご挨拶。船に行ってみると、既に何本か竿が立っていたので一安心。去年は船長とマンツーマンだったし、アイナメでもそんなことがよくあるもので。船で仕度をしていた金太郎船長に「おはようございます。よろしくお願いします。」
「やあ、おはようございます。」空いていた左舷ミヨシに席を取ります。  

さて、準備をと思ったところでショッキングなことが。車で来たので、前夜に竿2本にリールをつけて糸を通してあったんですよ。でも、ベイゲームの方にムリがあったらしく、穂先が折れています。あちゃーって感じです。で、持っていても仕方ないので車に戻しました。まあメインは幻波でやろうと思っていたので今日の釣り自体には支障は無いのですが。  
定刻に8人で出船。最初の釣り場は港を出てやや南下した住友ドック沖。「はい、どおぞお。18メートル。」この指示ダナは海面から中おもりまでです。なので、中おもりから先のハリスの長さはお店標準に統一せねばなりません。自作するときなどは、電話などで予め確認しておくことが必要です。  

何回か流し替えをしたところで、左舷胴の間の年輩の女性の竿が一瞬弧を描きましたがすぐに抜けてしまいました。「あー、惜しい。」上げてみるとエビの尾の身がスパッと切れています。「そりゃあ、鯛だな。」船長のお見立てです。確かにスズキは歯があるわけではないのでえびをスッパリいくことはありません。その証拠というわけではありませんが、右トモの方が25センチくらいの鯛を上げました。もしやここは鯛場?と思っているとまた同じ女性の竿が絞られます。「おっ、そいつも鯛だな。」途中強めの引き込みを見せています。ちょうど鯛を生け簀に入れ終えた右トモの方がタモで掬った鯛は一回り大きめ。「ご夫婦で鯛を上げるとはメデタイ。」えっ、席が離れているのにご夫婦なんだ。そして、お隣の方が手バネ竿をやっと大合わせ。「これも鯛だねえ。」と道糸を手繰っています。上がったのは手のひらより少し大きいというサイズ。
順番からいって次はと気合いを入れるとくくくーっとアタリ。「むむっ!」っと一段の引き込みを待ちますがそれは無し。ふっと手応えは無くなって、しばらく待ってみたのですが反応が続かないので上げてみると、やはりスパッとやられていました。如何せんお魚のサイズと餌・針の大きさが釣り合わないのね。その後も2度ほど同様のアタリがありましたが、掛けるには至らず。次回はマダイ仕掛けとオキアミでも持ってきましょうかしらん!?  

結局盛り上がりはその短い時間だけ。その後は小柴沖7メートルとか赤灯沖23メートルなんかも攻めましたがまったく無反応。「おかしいなあ、反応はちゃんと出ているんだが。」と船長も困り顔。お昼寝モードに入っちゃう人もいて、真夏の太陽の下時間だけがジリジリ過ぎます。結局船中本命ゼロのまま14時前にタイムアップ。  

帰港してから船長と「今日は悪い日に当たっちゃったなあ。」「ううう、日頃の行いが悪いせいかも...鯛はアタッたんですけどね。食い込まなかった。」「頭が残っていればまた食ってくるのでしばらく待ったほうが良いね。」「うーん、難しいですね。」先代も「ちょっと北の風が吹いちゃったからね。これから南が吹いて照り込めば上向きますよ。」「じゃあ、また来ますかねえ。」大おかみさんからお約束の残念アナゴを頂いて(ってこれから釣るんだけど)、「それじゃあお世話様でした。」と金沢漁港を後にしたのでした。  

そうそう、今年で3回目の金沢漁港キス釣り大会は8月22日日曜日ということです。優勝商品はハワイペア旅行です!ご興味ある方は仁春丸までお問い合わせくださいな。

(夜の部:夜穴子)
船宿:川崎つり幸 
船代:6千円
出船:17時30分 沖揚がり:21時10分 天気:晴れ。北東弱風。凪。
大潮:満潮18:30頃 干潮23:40頃
タックル:(竿)Aiプラス特注穴子竿125×2,KT関東作アオリイカ硬式(リール)シマノバイオマスター2000×2,シマノバイオマスター2500(道糸)PE1.5号(仕掛け)アナゴ針12号・ハリス4号で自作(おもり)25号  餌:青イソメ(船宿支給)・イワシの切り身塩漬け(持参)    

さてさて、大きく移動して川崎へ。実は前週のアナゴ釣りオフ会で残念ながら坊主に終った「わはは爆釣隊の白百合」ことユキさんが是非再挑戦したいということでお付き合いすることになりました。前週は夜こそみんなと合流したものの午前中は濱生丸のLT鯵で「わはは爆釣隊の黒百合」ことちあきさんとツーショット釣行(6月16日も!)をしており、ここのところフェミニスト系釣り師ぶりをいかんなく発揮しております(自画自賛)。

15時くらいにお店に着くと、まだ入り口は閉まっておりました。なので、店前のベンチで仕度をします。仕度を終えるとちょうどおかみさんが店を開けてくれたので「お世話になりまーす。」と受付を。すると、直後にきた二人連れの片方が桟橋に走っていきました。「しまった!」つり幸さんは桟橋に荷物を置いて順番を取るシステム。すっかり油断してしまいました。桟橋に行ってみると、悪びれもせずに場所を取っています。まあルール通りといえばルール通りなのですが...近所に住んでいる常連さんが一番に店のクーラーを置いているので、3番手。南東風の予報で下げ潮なので右舷を取りたいのですが。  

16時20分にようやくアナゴ船になる烏賊船が戻ってきまして、当然のように一番の常連オヤジは右舷大ドモへ。2番手の3人組(一人増えやがった)は、祈りが通じたのか左舷大ドモへ向かったので、ラッキーとばかりに右舷ミヨシを押さえます。予報通りならばベストの席です。  
竿や道具を置いて急いで車に飛び乗ります。ほぼ同時にユキさんからメール。「さいか屋前に着きました。」急いで走って無事ピックアップ。
 
「昼間は結局どないされはったんどすか?」無邪気に尋ねるユキさん。
「うう、聞かないで下さい...」
「あきまへんどしたか」さらに追い討ち。
「船中まったくダメだったのでむしろ中途半端に負けるより完封負けの方がすっきりするというか...」
「そないなこともあらはるんどすなあ。」

す、すいません。いかに「沖釣り界の京娘」と言ってもちゃんと標準語でしゃべっています(だいたい、この京言葉あってんのか???)。  

「そんなわけで、お土産はこれから釣るしかありません。」
「欲張らんとまず1本だけ釣りたいどすえ。」しつこいって...  

前週は、アナゴ釣り初めてだったので1本竿に両軸リールで船下狙いをじっくりやってもらいましたが、やはり探った方が有利ですから今日はスピニングリールを使ってもらいます。それで2本竿ね。僕もいつもの3本竿スタイルにします。船着き場で仕掛けの投げ方を教えて、ちょっと練習してもらいます。予報からするとどう考えても右舷有利なのに後から来たお客さんはなぜかみな左舷に入ります。最後に来たお客さんだけ「おっ、真ん中が空いている。」となぜか嬉しげに入ってきましたが、結局右舷4人左舷7人で出船。場所は前週とほぼ同じ長浦沖。ユキさんのリベンジの場は整いましたあ。

 まず、ユキさんに仕掛けを入れてもらいます。最初ですからね、前に投げるものの3メートルほどでボチャン。ま、そんなもんでしょう。僕も3本入れ終えて、誘いに入ります。
前週はじっくり教えられませんでしたから、きっちりレクチャーします。「誘うといっても、おもりは持ち上げずに仕掛けだけを揺らすイメージで。」  
と、右手の竿にアタリが。やっと合わせて巻き上げ。まずまずの型を幸先良くゲットしたまでは良かったのですが、ここでハプニング。2本針の片方を右手の人差指にぐっさり刺してしまったのです!なんとかアナゴの針を外してバケツに入れるやもう1本の手持ち竿にもアタリが。ありゃまと合わせだけ入れて、指の針を抜こうとしましたが返しまでぐっさりいっているので抜けません。仕方無しに天秤から仕掛けを外して指からぶらぶらさせたまま、アナゴちゃんを回収。落ち着いたところで針を抜こうとしますが、やはりムリ。で、そんなときはどうしたら良いのかっていうと、針のアールを利用して刺し抜いちゃうしかないんですね。それで、針の根本をペンチで折り切って抜くと。ところが、アナゴ針ってアールが鋭角になっているので難しかったです。丸セイゴとかならやり易いんでしょうけど。   
そんなこんなでどたばたと10分ほどロスしてしまいました。せっかくテンポ良く2本掛かったのに。きっとここでうまくやれば5本はいったのではないかと(皮算用ですがね)。  

一方のユキさんはというと、真剣に2本竿を手に持って気合を入れています。すると、そんな右手に握っている竿に異変が。「な、なんかいます。」「落ち着いて竿先をまず下げて。」やはり動きがスムースではありません。練習と本番とでは違いますからね。ちょっと仕掛けを動かしすぎちゃったかなあと思いつつも下げた竿を軽く持ち上げさせてみますが、アナゴちゃんは去ってしまったようです。「ちょっと下ろして待ってみようか。」でも、残念ながら戻ってきてはくれませんでした。で、さすがに2本手持ちは大変そうなので、1本は置き竿に。  
すると、しばらくして置き竿の穂先にはっきりとはしませんが違和感が。「ちょっと持っている竿を置いて、そっちの竿をそっと持ってみて。」「???」テンションをかけないようにリールを少し巻きつつ竿先を下げさせてから、「ちょっとだけ持ち上げてみようか。」くくくくんっ。いましたあ!しっかり合わせを入れさせて人生初アナゴの手応えを楽しみつつ巻き上げてもらいます。「結構引いてますっ!」無事、まずまずの型が上がりまして感激の一瞬です。「良かったあ。」と喜んでくれたので一安心。  

その後、ちょこっとトラブル。トラブルというかですね、自分の道具ながら使いこなしていないというか。いつも置き竿に使っているサクラのしゃくり竿をユキさんにお貸ししているもので、滅多に使わないKT関東のアオリイカ竿を置き竿用に使っていました。この竿は穂先が白いし長さも適当なものですから。でも、一番手前のガイドが結構手元に付いているんですよ。で、スピニングリールだとリールから第一ガイドまでがかなりの急角度になってしまうわけです。アオリイカ釣りなら普通は両軸リールですから問題無いんですね。で、置き竿に大型アナゴが来たんですが、巻上げがスムースにいかないんですよ。やっとこ海面までは上げてきたんですが、ずいぶん時間が経ってしまったために必殺ハリスドリル切りの荒業に負けてしまいました。それで、いったん道糸をはずして第一ガイドを飛ばしてセットし直したんですけどね。  

その後、ユキさんもスピニングリールの扱いに慣れてきまして10メートルくらいは投げられるようになってきました。そうなってくると、気になるのは2本竿のバランス。投入のタイミングのズレで道糸がクロスしてしまっています。「そうなっていると、こっちの仕掛けにアナゴが掛かったときにそっちの道糸に絡んだりしちゃいがちなので気をつけてね。」「じゃあこちら(潮下)を先に下ろせば良いんですね。」飲み込みが早い生徒ちゃんで先生も教えがいがあります。  
しかし、そんな心配が当たってしまいました。「来ました。」と言ってユキさんが巻き始めたのはクロスして被さっている方。さらに悪いことにサポートする間もなく海面下で早くも絡んでしまったようです。「強引に上げちゃいましょう。」と言ったのですが、そこは女性の細腕、手間取っているうちにアナゴちゃんは姿だけ見せて去って行ってしまいました。ユキさんしばし呆然。「い、今そこに私のアナゴいませんでしたかっ!?」「うーん、嫌な予感が当たっちゃったねえ。」「ああ、1メートルはあったのに...」おいおい。  
結局その後アナゴちゃんの到来は無く、鮫っ子が1尾来ただけ。「でも、1匹釣れたんで良かったどすえ。」(こらこら)  

僕は何本だったのかな?アナゴはすっかり数を数えなくなっちゃっているので(偉そう?)、そのままユキさんにお持ち帰りいただいちゃったので。6〜8本の間でしょう。「眠いでしょうけど、アナゴの下処理は今日のうちにやっちゃってくださいね。」おりしもキューピー3分間クッキングでアナゴをやっていたのを見たとのことで、料理はばっちりだそうです。  

比較的お近くにお住まいのユキさんをお送りして、家に帰ります。夜釣り後は魚が無いとホントに楽。道具と一緒にお風呂に入ってちゃっちゃっと片付けてフロ上りのビール。運転があるので、車で釣りに行ったときは存分には飲めませんからね(いや、釣りしに行っているんだから、存分に飲まなくても...でもね、やっぱりね。)。