鳴かず飛ばず...



日時:平成15年7月10日土曜日
船宿:浦安吉野屋 
(昼の部:ショウサイフグ)
船代:8千4百円(餌別500円×1・船で3パック追加したので都合2千円)
出船:7時 沖揚がり:15時 天気:晴れ。南西風やや強し。波高1メートル。
小潮:満潮10:40頃 干潮16:10頃
タックル:(竿)サクラ特注シャクリ竿130(リール)シマノバイオマスター2500(道糸)PE1.5号(仕掛け)食わせ針1本+カットウ(おもり)8号・6号 餌:冷凍アルゼンチンアマエビ(剥いて使う)

 迷っています。  
吉野屋のフグ担当公大船長がサクラに特注して作らせたフグ竿。2万5千円とやや高めではありますが、お値段よりも問題なのは長さが1.95メートルあること。これまでフグ用に使っているのは同じサクラ製ではありますが、1.3メートルの特注しゃくり竿。いきなり65センチ長くなってしまいます。まあマゴチもこれまた同じくサクラの1.95メートルの竿でやっていますから長すぎるということはないでしょうけど、どうしたものか...しかししかし、ここまでドツボに嵌ってしまうと、竿でも変えて気分転換を図らねばならないかも。1.3の竿は、元々開始時の15号おもりに合わせたものですからね。今メインで使っている8号おもりで考えればちょっと硬いのかもしれませんし。  

さてさて、鳴かず飛ばずの状況になってしまっていることからこの11日日曜日をもって吉野屋のアナゴは終了ということに相成りました。そこで、最後のロング1日コースの相方に選んだのはショウサイフグ。5月6月と去年良い目を見ただけに期待して赴いた釣行ではなんと両方とも1ヒッターの憂き目を見てしまったわけではありますが、「3度目の正直」となるかはたまた「2度あることは3度ある」のか。  

前々週に大釣りをしたために前週末は土日ともに2艘出しの大盛況だったらしいですが、皮肉なことにそれ以降釣果は低迷気味。ならば、今週は混むまいといつも通り電車で。  
船に行ってみると、桟橋側の右舷は既にミヨシ及び大ドモから3人まで埋まっています。まあ第一吉野屋丸は大型ですから片舷10人でも余裕はあります。潮は上げ下げなので真ん中で良いかなといったんは真ん中で仕度を始めましたが、ひょいっと左舷を見ると大ドモ以外は空いています。そんならと左舷ミヨシに移ります。結局両舷5人ずつの10人で出船。他船は烏賊と鯵がほぼ満船。好調なシロギスは3艘出しになっていました。  

出船前、ちょこっと船長に竿のことを尋ねます。「あの長さはどうなの?」「うーん、まあちょっと長めかも知れないですが、あの位の方が手元を少し動かしただけできっちり合わせられますから。」「穂先の調子は?」「柔らか過ぎと思われるかもしれませんが、自分が使っている竿とほぼ同じ調子なんですよ。」「うーん、買うかどうか悩み中。」「よろしくお願いします。」  

釣り場はいつもの富津沖。「はい、お待たせしました。やってみてください。水深6メートル40。」船長の合図にまずは船下から。着底後糸ふけを取ると早くも不明瞭な違和感。とっさのことに心の準備ができておらず、ボーゼンと仕掛けを上げてみるとすっからかん。今日も敵はやる気を見せています。  
そして、その後はここのところのお決まりのパターンで、アタリはあれど掛かりは無し。周りの人たちはぽつりぽつりながら順調に釣っているものの、こちとらただただエビちゃんをフグ様に献上し続けるのみ。「あのお、これだけ献上しているのですからなんとかひとつ...」と海にお願いしてみても返ってくるのは波の音だけ。そして、たまにヒトデとイイダコ(号泣)。  

なんとか10時過ぎに1尾。ふわふわっとしたアタリに手首を返すとようやく針掛かり。しかしながら敵さん猛然と食い上げ。バラしてはならじと高速巻き上げ。海面で掛かりどころを確認してやっと抜き上げ。30センチ級のフグちゃんでありますが、腹の張り具合からすると白子ははたいちゃった後のようです。でもま、なんとか坊主は逃れたもののまだまだ3連続1ヒッターの恐れは残ります。そして、それを裏付ける(涙)ようにまたまた飼育係としてのお勤めが始まってしまうのです。  

反対側右舷ミヨシにはビギナー君が座っていたのですが、やにわにタモを持って何かやっています。どうやら流れてきた瀕死(死後?)のスミイカを掬った様子。「これ、食えますかね?」と隣の人に尋ねると「スミイカだよお。うまいよ。」いや、ちょっとそれはないんじゃないかと...  
その後、船長がなぜか隣に来ていたときに海面バラしを一発。しかも、小バカにしたようにしばらく海面で飼育係の顔を見てからゆっくりと海底へ戻っていきました。「あー、バレちゃいましたか。掛かりが浅かったのかな。」「まあ、小さかったから...」所謂一つの酸っぱい葡萄ですな。  

お昼周りはかなり風が強くなり釣り辛かったのですが、だんだんと凪てきました。ビールが1本、また1本と消費され、アルゼンチンアマエビも1パック、また1パックと...相模庵さん言うところの資源の無駄遣いですぅ。  
ミヨシに立っていた船長(フグもかかり釣りにすることが多い)がいきなり「よーし、鯨でも捕まえるか。」と言ったかと思うと碇を上げて「移動しまーす。」なんだなんだと思っていると、ちょっと走ったところで停まって大ダモを持ち出してきました。そして、右舷ミヨシで大きな鯨のフロートを拾い上げたのです。大貫辺りのビーチで流しちゃったものでしょうか。でも、拾ってどうすんのこれ?  

その後、14時を周って終了が見えてきたところでなんとか2尾追加。後の方は、やや糸を張り気味にしていたところガツガツッと来たのでこちらもガッツリ合わせると、ぐわんぐわん走りながら楽しませてくれました。やはり夏フグはこれがないと。白子でパンパンな35センチ。餌の掛け針をがっちり食ってました。前の方は30センチでやはり白子入り。  
で、4パック目の餌を使い切ったところで20分残して自主終了。食べる分にはこの型なら3尾あれば十分です。最後のビールを飲みながらのんびりとアナゴの準備を。船中1〜14。なんと船中第1号を釣った人が1ヒッターだったとか。  

さてさて、現時点で船長のフグ竿買っちゃおうかなって気分になってきました。キャスティングで、普通のサクラ金剛湾内フグ見てみたら2万円弱だったし。でも、次行くのマゴチが終ってからだから10月になっちゃうなあ。


  (夜の部:アナゴ)
船代:5千円(通常7千3百5十円。昼から連荘で割引)
出船:17時30分 沖揚がり:21時 天気:晴れ。南南東風やや強し、のち微風。波高1メートル、のち凪。
小潮:満潮22:40頃 干潮16:10頃
タックル:(竿)Aiプラス特注アナゴ竿×2・サクラ特注シャクリ竿130(リール)シマノバイオマスター2000×2・同2500(道糸)PE1.5号(仕掛け)アナゴ針11号・ハリス3号で自作(おもり)25号 
餌:青イソメ(船宿支給)・イワシの切り身塩漬け(持参)  

港に戻ってみると、アナゴ本船はリレーの2艘目で出てしまっており、フグ船がそのままアナゴ船になるとのこと。なので、荷物はキャビンにそのままにして竿だけ右舷大ドモに差しておきます。南南西の風の予報で上げ潮ですからね。  
浦安駅前の中華屋で腹拵え&アルコール補給をして外に出てみると大粒の雨。ありゃありゃと慌てて店に戻ります。ほとんどが東西線の高架下をたどる道筋なので雨でも安心です。しまった、ビール買い忘れた。宿のビールはスーパードライなんでちょっとね。  
雷が鳴っちゃうと出船中止なんですが、それは大丈夫そう。とはいえ、お天気がお天気ですし釣果も低迷ということで寂しく5人で出航。エアコンまで効いている大型船のキャビンで広々と大の字に。  

釣り場は長浦沖。リレー船も2艘とも周りにいます。さーて、釣りを開始と思って周りを見ると、「まただよ。まーたやられたよ。」船はきれいに南東を向いています。最善の席のはずが一転釣り辛い席に。  ま、それは自分のミスチョイスなので仕方ありませんな。で、仕掛けを下ろしてびっくり。すっごい潮が速いの。小潮なのになんでーってくらい。最初の場所はどうにもならずにすぐ移動。ちょっと岸寄りに移って、そちらも潮は速いんですがややマシって感じで釣り開始。  

今年のパターンとしてはマズメ勝負。っていうか、夜になると釣れなくなっちゃうのね。どうも夜行性の癖に早寝になっちゃったみたいで。なので、最初から気合を入れますが、船中第1号は同じ右舷の胴の間の方に取られちゃいました。で、それに遅れること10分。ようやく左手に持った竿にくくくっとアタリが。このアタリは比較的明瞭だったので即合わせ。きっちり針に掛けて上げたアナゴは50センチの良型。  
そして、ちょっと経ってから同じく左手の竿に微かなアタリ。タイミングを計って合わせると、やや頼りなげな手応えで30センチ級。バケツに入れると最初の50センチに呑まれちゃうんじゃなんて心配も。  しかしながら、早潮に加えて流れ藻やゴミの多さには閉口しました。大物のホンダワラなんて引っ掛けちゃおうもんならあっというまに道糸がさらわれます。で、巻き上げようにもとんでもない重さで船長が飛んできて道糸を手繰ってくれなきゃとても上げられないケースも。  

そんなこんなでやっとこ8本。でも、3本も50UPのぶっといのが混じりました。こいつらの手応えときたら、ホンマたまりまへんなあって感じですよ。 置き竿にはまったく掛かりませんでした。やはりこの状態ではどうしてもおもりが浮き気味になってしまったのでしょう。30号のスパイクおもりでも使わなきゃってとこですかね。  
で、それでも頭を取りましたです。船中8・4・2・1・0でした。  桟橋に戻ると船の掃除をしていた裕介君にもやい綱を手渡し。「どうよ、何本釣ったの?」「8本。もう終っちゃうねえ。」「そんだけ釣りゃあ十分だよ。オレなんか船中で7本だよ。」「船長さん、良い場所に入らなきゃ。」「まじめにやっているんだけどなあ。」「まあ、また来年ヨロシク。」  

翌日も、羽田辺りにさくっと行ってやってこようかなあと思ったのですが、なんとかめだやもかみやもとっくに止めちゃってました。で、吉野屋も結局雷が鳴っていたので中止にしたみたい。あと続けているのはつり幸と新明丸くらいですかね。まあ吉野屋もリレーはまだやっていますが。  
結局今年は11回の釣行で108本と去年の半分程度でした。