ホッとしましたぁ!



平成16年8月14日土曜日
船宿:本牧濱生丸 船代:8千5百円(女性半額) 
出船:6時50分(12時20分) 沖揚がり:11時(16時30分) 天気:晴れ。南西弱風。凪。 大潮(満潮17時00分頃,干潮10時00分頃)
タックル:(竿)サクラDB+S櫻黒潮強1.95M(リール)シマノバイオクラフト401F(道糸)PE1.5号(中おもり)三日月15号(仕掛け)ハリスフロロカーボン4号1.5メートル・チヌ針5号(餌)活きハゼ
 

アナゴの時期には好んで日中釣り+夜アナゴというロング1日コースをこなす僕ですが、実はもっと過酷な釣りがあります。ハゼ釣りをしてからのマゴチ釣りがそれ。一応悲しき宮仕えの身なので、金曜日日中にハゼ釣りをして本番なんて余裕はありません。また、土曜日にハゼ釣りをして日曜日に本番なんてことも、地理的家庭的に許されません。なもんで、いきおい金曜日の夜間ハゼ釣りをして土曜日に本番ということになるわけです。金曜日、会社から早く帰れれば3時間ほど寝て出掛けるということもできますが、今日は半端な時間に帰ってきちゃったのでそのまま出ることに。早いうちにうまいこと釣れれば、車で仮眠すれば良いやと。  

ハゼなんて簡単に釣れるじゃないと思うでしょうが、それは昼間のお話。ハゼは夜には釣れないというのが一つの定説でありまして、夜に釣れる場所は非常に限られているのです。常夜灯がすぐ近くで点いているなどの条件があるらしいのですが、限られた時間でそういうポイントを探すのもキビシイ話。ありがたいことにコチ釣りの常連さんネットワークで何箇所か教えてもらっていますので、そこを当たることに。  

まずは某所。ここは2キロ近くに及ぶ大場所でして良いときにはその全長がポイントという垂涎の場所。まずは中でも実績にあるポイントを攻めます。が、まったく反応無し。で、すぐ移動。点在する街頭の下を中心に探ります。ハゼは足で釣れというのが鉄則です。ハゼは大抵いれば食います。つまり食わないということはいないということ。いない場所で気長にやっていても無駄ということですね。さらにこちらは時間的にも限られていますし。
そして、1箇所でも探れる範囲をできるだけ広範囲に探り、当たればそこを集中して攻めると。2箇所目・3箇所目と空振りしてもう気分は最悪。ダメならダメでさっさと見切りをつけるべきなのですが、こうなると大場所なのが逆に災いして、「どこか当たるだろう」と延々と探りつづけてしまいました。それで2時までやってやっとこ10尾。順調に釣れればそんなこともないのですが、だんだん「夜中に何やってんだろう、オレ。」なんて自問自答もしちゃったりして...相変わらずのドードー責めにもあってしまいました。良い手応えににんまりするとドードー...  

そこでようやく踏ん切りをつけ、高速に飛び乗って別の場所へ。釣り場に近づくとヘッドランプがチラチラ。常連のWさん・Aさんがいました。「おはようございます。釣れてますか?」「もう、入れ食いだよ。」それはそれはとさっそく道具を出します。すると、ホントに入れ食いで、ウハウハです。で、ここでもたまあにドードーが釣れちゃうのですが、これは後ろに控えている野良猫にやります。ドードーが釣れたら駆除するように言われているのですが、無益な殺生もね。猫にやるなら無益とも言えないでしょう(勝手な理屈ですが)。それでなんとか50ほど確保。でも、結局完全に徹夜になってしまいました。  

そんなにムキになってハゼ釣りをしたのには訳があります。1日置いて月曜日にも有給休暇を取って釣りに来ようと思っているので、少々余らせて取っておこうというのが一つ。より重要な理由は「わはは爆釣隊の白百合」ことユキさんがマゴチ釣りに初挑戦するので、少しでも良い条件をというわけです(いや、別にユキさんだから特別ってことじゃないですよ。)。  

4時45分に店に着いたところ、先行者が3組。6人で予約のSさんグループが左舷ミヨシ2番目から入っていたので、W君がその前に。右舷ミヨシにNさんが3人連れ。WさんAさんが左トモに入ったので必然的?に右舷トモに。後から来たK師匠に大ドモを譲り、続いてユキさん・やまやとします。  

出船前にアタリの感じと合わせ方のレクチャーを。まあ、実際に何本かアタって何本かバラしてみないことにはなかなかわからないのも事実。K師匠もユキさんにそう言って諭していましたし。できるならば、バラす数以上にアタれば良いのですが。  満員御礼の25人で出船。目指すは羽田沖。「飛行機の離着陸がすぐそばで見られますよ。」「へぇー!?」  
釣り場に着いて、「ちょっと可哀想ですが。」とハゼ餌のつけ方を教え、底の確認及びタナの取り方を実演します。それから自分の仕掛けを投入すると即座にアタリ。きっちり獲って良いところを見せねばと慎重にタイミングを計ってくーっと引き込んだところできっちり合わせ。あー、手応えが軽いっ!25センチ級を抜き上げて、「これが釣るのがとても難しいチビコチです。」とお披露目。そして、優しくリリース。そしてK師匠も35センチ級の羽田レギュラーサイズを難なく釣り上げ。

さて、次はユキさんの番だと思っているとホントにアタリが。しかしながらタイミングを計っているうちに放されてしまいました。そして、しばらく経って2回目のアタリ。これは、本アタリまで出たのですが、「合わせろーっ!」の掛け声に恐らくユキさんとしては思いっきり上げたつもりだと思うのですが、いかにも弱し。やや中途半端になってしまったためにすっぽ抜け。一瞬手応えはあったようで、さすがに落胆の色は隠せず。「合わせるときは右手でリールの前を持った方が良いですね。」おいおい、最初に言えよ肝心なことは。スイマセン。  

その後、風が南西に変わってからはミヨシ方面の独壇場に。トモ寄りはまったくの激渋状態になってしまい、非常にダルな雰囲気に。35センチを追釣してリリースしようとしたのですが、もしかしてもしかするとと最悪のケースを考えて念の為キープ(ゴメン)。こういうときにこそマメにタナ取りをしてやらねばならないのですが、慣れないユキさんにはチト酷な話。「ちょっと寝ます。」と睡眠に入ってしまいました。で、見た目と違って?女性に優しいもっちゃんが「酔っちゃったのか?」と心配してくれますが「眠いだけみたいです。」  

結局午前はそのまま良いところなく終了。僕は6打数2安打に終りました。K師匠が7打数3安打。ユキさん2打数ノーヒット。左舷トモ寄りも芳しくなく低成績だったというのに、左舷ミヨシは爆釣!W君なんて26回もアタッたとか!?2番目のEさんと一緒に8本ずつの堂々たる頭です(あれ、26打数8安打か...)。  
さてさて、午後はどうしましょ。朝のうちには帯ちゃんに「午前にコチ釣ったら午後から鯵(船)に乗るから。」なんて言っていたのですが、このままでは...ユキさんと相談したところ「うち、逃げまへんえ。コチはんをきっちり釣ったはります。」その決意を聞いたK師匠も「偉いっ!」ということで、LT鯵はまた今度に。    

お昼ご飯を食べながら、もっちゃんに「午後はどこに行くの?」と尋ねたところ、「羽田には行きたくねえなあ。根岸湾に行くか。」とのこと。現在羽田はよほどポイントを外さない限りはどこでも食うという状況で(型は小さいけどね)、ピンポイントを狙って当てる職人芸が見せ辛いんですね。それでマエストロ望月はあまり好まないそうです。  

で、根岸湾を攻めるもイマイチであったため、扇島へ大移動。つばさ橋方面へ廻り込んだ所でようやくドラマが。船中パタパタと釣れ良い感じになって来たときに、くくっと僕の竿にもようやく良いアタリが来ました。ヨーシ、これを獲ったると思いながらふと隣を見ると、ユキさんの竿が引き込まれています。あっと思ったところでK師匠が「合わせろーっ!」なんとかユキさんが竿を持ち上げると「弱いっ!」再度しっかりと持ち上げて巻き上げ。途中グイグイと引き込んでいます。海面に現れたのはまずまずのコチです。しっかりタモで掬って無事船中へ。ドタンバタンと暴れるコチをしっかり持ってもらって写真撮影。
針は口の中に引っ掛かっておりまして、丸呑みして持っていくという、ユキさんが獲るならこのパターンしかないかもと思っていた通りの理想形でした。計ってみると45センチで初コチとしては堂々のサイズ。「うち、嬉しおす。諦めんといて良かったおすえ。」(す、すいません。もちろん実際には標準語でしゃべっています。ただ、同じく京都出身のK師匠曰くイントネーションが京都風だそうです。)え、おまえがアタッたのはどうしたんだって?いや、重要度の問題で竿よりタモかなと...  

その後、つばさ橋下を攻めるかなと思いきや「富岡まで行きます。」あらあら時間がもったいないのでは???で、結局トモ方面はユキさんが釣ってくれた以外は盛り上がらずに終わってしまいました。でも、ミヨシ方面は良かったですねえ。完全に席の選択の失敗です。ただ、いくらなんでもって感じでもっちゃんがわざわざ船を後ろに流してもアタるのは前なんですよ。C級のやまやだけならまだしも、A級のK師匠やWさんAさんまでダメでしたから、もっちゃんも「おかしいなあ。」と首をひねっていました。まあ、自然相手なのでそんなこともあるんでしょうね。  

なにはともあれ、ユキさんが釣ってくれたのでK師匠ともどもホッと安心しました。お土産なら常連陣からいくらでも調達できるとしても、釣り上げたという経験だけはどうしようもないですからね。帯ちゃんも快く写真撮影並びにHP掲載を了解してくれ、良い記念になりました。まあコチ釣り初めての女性にもきっちり釣らせるという良い宣伝にもなったわけですからね。  
帰りはいつも渋滞しているため羽田で下りて下道なのですが、お盆休み中ということで首都高も空いていまして、高井戸まで問題なく行けました。運転手が完全徹夜ということでユキさんは車に乗るのをややためらってはいましたが(笑)。