谷間・・・。



日時:平成17年10月1日土曜日
船宿:浦安吉野屋 
船代:8千4百円
出船:7時30分 沖揚がり:15時 天気:晴れ。北東弱風。凪。
中潮:満潮16:15頃 干潮9:40頃

タックル:(竿)ダイワ早舟Vキス120×2(リール)シマノバイオマスター2000×2(道糸)PE1.5号(仕掛け)イイダコテンヤ8号 餌?:らっきょう    

8月某日、相模庵氏からメール。「イイダコの桜煮が食いたい。」ではではということで、東京湾までお越しいただくことに。時期的にはマゴチが終る頃がちょうどイイダコ釣りの佳境というわけで、10月1日土曜日に設定。  
今期のイイダコは、8月下旬のスタート直後なぜか秋も深まった頃に釣れるはずの抱卵した大型主体に賑わったあと、最近ではやや落ち着いてしまった感があります。でもまあ30〜40くらいは釣れるだろうとタカを括っていたのですが...  

のっけからハプニング。中野駅東西線一番電車に乗るはずだったYさんが来ません。乗車中だと悪いので、メールで“お先に行っています。7時30分出船ですので間に合うようなら来てください。”と打電。  
本来イイダコ釣りならば8リットルのクーラーで十分。しかしながら持ってきたのは18リットルの保冷能力高めのもの。いつも湘南台の名店丸美でごちそうになってしまっているので、我がホームグラウンドでは「ビール飲み放題ですので、ご持参不要ですっ!」と宣言してあったのです。とは言え、氏は車でいらっしゃるので帰りに酒を残さないようにとりあえず1ダース仕込みました。  

7月以来久々の定宿ですが、いつものように変らずの笑顔で親方が出迎えてくれました。秋の好日ということで、お客さんの出足も好調です。特に定番の鯵と好調なフグが早くも2艘出しになりそうな勢い。まあフグは好調と言ってもこの時期特有の“ヨリフグ”釣り(ミニサイズの数釣り)ですから、それほど興味はありません。  

一方、イイダコ船はというと例年に比べて鈍い釣れ振りが響いて誰もいません。とりあえず左ミヨシに3人分席を取ります。船縁に掛けられるようにしっかりした太めの針金つきの網袋も無料で借りられるようです。そちらもしっかりキープ。仕度をしながらひょいとシロギス船を見ると、見慣れた髭面が。おお、Sさんではありませんか。やあやあと手を振ったそのとき、携帯電話が鳴ります。「や〜ま〜や〜さ〜ん、い〜ま〜お〜き〜ま〜し〜た〜。」「はあ、ではまたの機会ですね。」「すみません、相模庵さんにもよろしくお伝え下さい。」はいはいと桶と網袋をひとつ片付けます。  

相模庵さんも登場されたので、Yさん当欠と本人の謝罪の旨を告げ、Sさんを呼んで缶ビールをプシュっと。Sさんはお決まりの「昨日の酒が残っているんだけどなあ。」と頭を掻きながら(笑)。  
ポツポツとお客さん集まり、8人で出船。出船前に船長が「はい、ラッキョウ付けるからテンヤ持って来て。」船長のやり方を真似てうまく付けたつもりでいたら、「ちょっと見せて。」とひょいっと取り上げられます。「ほらね、らっきょうが大き過ぎてカンナより高くなっちゃっているでしょ。これじゃあカンナに引っ掛からなくて落ちちゃうんだよ。」あらま。じゃあちいさめのらっきょうをと思って探していると「皮を剥いちゃえば良いんだよ。」ははあ、コロンブスの卵ですな!  

さてさて、釣り場はアクアライン周りの盤洲の浅場。相模庵氏・やまやともに2本竿で挑みます。マダコ釣りではタコが乗るまでこつこつとテンヤを小突くわけですが、イイダコテンヤはミニサイズなので小突こうとするとテンヤが浮いてしまいます。それでは釣れないので、テンヤ着底時にだけ少々派手に小突いてあとはしばらく待つ作戦。しばらく待った後にそーっと聞き上げるのです。  

東京湾といえば、航行する大型船舶が多いために嫌な波が立ちがちなのですが、さすがに千葉側の浅瀬を通る船はおらず、鏡のようなベタ凪です。天気も程好く、海も良いとなれば必然的に「プシュッ!」となりますなあ。二人の釣り座の間にはつまみ類も並べられて、まさに船上宴会の様相。まあこれは予定の行動であったのですが、予定外どころか思いもしなかったのはイイダコ激渋状況です。前回来たときには、終日船中いたるところで歓声が上がっていたものですが、今回は船中たまーに思い出したようにぽつり・ぽつり。で、割り当てが来るのはほーんとにたまのたま。船長曰く「昨日までとは違って嫌な濁りが入っている。」とか...マタキノウマデハ...デスカ...  
船長もあちこち駈け回ってくれ、こちとらも頑張ったのですが結局13杯... それでも次頭(でも、頭の20杯と申告した御仁は確か昼過ぎまで坊主の筈...)。  

僅々ではありますが獲物はすべて相模庵氏に進呈し、僕のお土産はというとSさんにお願いしておいたハゼ。翌日の濱生丸イベント船「大物一発狙い!坊主だったら許してね(はあと)」で使おうという目論みなのです。
で、桟橋に戻ってみると、しっかり15尾ほどのハゼをバケツに活かしておいてくれました。しかも12・3センチとこの時期にぴったりのサイズ(シーズン終わりにはなぜかヒネよりこのサイズが良いのです)。後日、聡丸でご一緒したときにしっかりSさんには御礼の純米吟醸を1本進呈しました。来シーズンもよろしく。