当たり年!

平成16年10月27日水曜日
船宿:浦安吉野屋 船代:8千5百円
出船:7時 沖揚がり:15時
天気:曇り。北東風やや強し。うねり1.5メートル。
大潮:満潮16:05頃、干潮10:05頃
タックル:(竿)テンリュウ Cattle fish 4"1'(リール)ダイワスーパーダイナミック−Z105iL早技・ダイナミック−Z103L早技(道糸)PE1.5号(仕掛け)中おもり10号,ハリスフロロカーボン4号4メートル,各種餌木4寸

 いきなり相模湾の葉山や佐島で、頭20だ30だ、船中100だ150だと派手に開幕したアオリイカ釣り。東京湾でも一足お先に開幕したスミイカ釣りの際に、中の瀬でも富岡でもスッテに抱き着いてくるアオリイカが多くいました。スッテに乗ってくるくらいですから、最近ブームのスミイカのエギング船でも当然に本命と同じくらい釣れてしまい、専門の乗合船開始が待たれていました。
 

常宿吉野屋のアオリ船といえば、仲良しの藤田船長(尚ちゃん)が操るわけで、当然に開幕から行きたいところではありますが、吉野屋のアオリ船は混むのが難点(アオリに限らず、釣れるとなるとどーっと浮動客が繰り出して来るのが大型船宿の悩みどころ(客から見て)なのです。)。23日土曜日に開始してから連日頭は7杯。それほど派手ではありませんが、特筆すべきは坊主が連日1・2人しかいないということ。昨年なんかは船中坊主、船中ほとんどが坊主なんて悲惨な状況もありましたからね。
 

そんなわけで、開幕翌週のウィークデイに労働者の権利でありますところの有給休暇を取得して出かけてまいりました。
平日だからといってそれほど空いているわけではなかろうと、車で行くかとも思ったのですがやはり一番電車で行ってみました。北東風の予報に最初下げで10時頃から上げという潮回りですから、上げ潮期待で左舷ミヨシ希望で乗り込んだところ、首尾良く左舷ミヨシは空いていました。道具を置いてバケツなどを用意していると、直後に来た方がすぐ隣に。狙いは同じだったのですね、危ない危ない。

 左舷は我々前寄り2人とトモ寄りに3人。右舷はミヨシ一人とトモ寄り2人の計8人で出船。他の船ではやはり太刀魚が人気。意外とカワハギ少な目。ひょこひょこやってきた尚ちゃんに

「今年もよろしくね。」

「今年はいっぱいいるよ。」

「スミイカ船でもずいぶんスッテに乗るみたいだしね。」

「でも、スミイカはあんまり混じらないんだよね。」

「中の瀬とかのスミイカ船は爆乗りだよ。」

「へえ、そうなんだぁ。」

スミイカ船の動向はあまり気にしていないのかしらん。
 

キャビンで爆睡して、スローダウンしたところで外に出てみてびっくり。浦安を出るときにはすっきりと晴れ渡っていたのに空はどんより。北東風びゅーびゅーでとても寒い。海面にはウサギの大群。ありゃりゃ。
 ま、なんとかがんばってみんべと釣り始めます。

「はい、水深12メートル。中おもりがね、トーンと底についたら1メートルか2メートルか3メートル上げてくださいねぇ。」と相変わらずのいい加減な?タナ指示。それにしてもずいぶん浅いね。朝のうちは完全に潮尻なので最不利ながら、なんとかおこぼれを拾おうと一生懸命しゃくります。秋のしゃくりは大きめがセオリー。スターター餌木は最強と謳われるアオリーQのマーブルサクラダイ。

 ほどなく、やはり潮先の右舷トモでアオリが上がったようです。

「はい、型見ましたよ〜と船長のアナウンス。そして、左舷大ドモの親爺さんもリーリング。上がったのはやはりアオリイカ。うーん、いいなあ。と思っていると、お隣も何やら巻き上げています。首を捻っているので、なにか引っ掛かったのかなあと見ていたら上がってきたのはこの時期にしては破格の大きさのアオリイカ。1キロ弱といったところです。思わず「デカいっ!」と叫んでしまいました。
 

そしてそして、心を込めてしゃくっていた手に"ぐにゅんっ!"という感触がぁ。大事にゆっくり巻いていると時折くんくんと引き込みがあります。それほどの型ではありませんが紛れもなくアオリイカのようです。中おもりを掴んで、手繰ったハリスの先には透き通った麗人の姿が。300グラム級、まあこの時期としてはレギュラーサイズですね。実はストイック系アングラーとも呼ばれる私やまやでありますが、なかでもアオリイカ釣りが一番リスキー。スミイカやヤリイカに救われて丸坊主こそ少ないものの、本命坊主率といえばダントツで高いのがこの釣りなのです。それが早々に本命坊主脱出。いや、ありがたやありがたや。
 

ところがところが、すぐにまた同級を追加。餌木は今期購入したアオリーQリアルのゴールドストロベリーに換えておりました。ここで、痛恨のバックラッシュ。ヤフーオークションで入手したばかりの新品リールのブレーキを締めていなかったのですね。ちょっとどうしようもなさそうだったので、道具を交換。竿はヤフーオークションで入手した手作りっぽい細身のもの。グリップ部分はちょっと細過ぎ?って感じですが、しゃくると良い曲がり具合でまずまず良い買い物だったかな。で、何回かしゃくっているとガシッっと竿が止められ「こ、これは!」と慎重に巻くと、ぐいんぐいんと引き込みがあり、時には巻く手を止めるほど。上がってきたのはまずまずの良型で700グラム級。そして、その後400グラム級を追加してなんと9時30分にして自己記録の4杯に並んでしまいました。そして小用を足しに来た尚ちゃんが

「どう、すごいでしょ。」

「すごいねえ。もう自己記録に並んじゃったよ。」

不利な潮尻でこうですからね。これはツ抜けいくかもなんて皮算用を。

 その時点で、僕とお隣が4杯で並びその他は1〜2杯だったみたい。左舷後ろ寄りの親爺さんは最初からキャビンにこもりっきり(酔っちゃったのかな?)だし、そのお連れもしばらくして引っ込んじゃったので坊主なんだけど。潮尻なのにねえ。
 ところがそこから2時間ほど船中まったく乗らなくなっちゃって、まあ上げ潮になってからガンガンいくけんね、なんて思っていたんですが上げ潮になると海に異変が。
「じゃあ、ちょっと深場に行ってみます。」少し南下してフェリー航路の辺り。「水深24メートル。」あれ、最初の辺りよりは深いけどそんなものかと投入。ところが一向に中おもりが着底しません。糸は45メートルほど出てようやくコンッと。あれ、44メートルって言ったのかな?と思いながらしゃくり開始。「はい、26メートルになりました。」え、やっぱり20メートル台なの?物問いたげに尚ちゃんを振り返ると「すごい2枚潮になっちゃっていますからね。棚取りは上からのほうが良いかも。」確かに上げ潮の割には道糸は下手に流れるんですよ。上っ側の潮が下げていて本潮が上げているんでしょう。断面的に見ると、道糸は大きくS字状になっているんでしょうね。
 

今一つタナがちゃんと合っているのか不安ながらしゃくりますが、なぜかお隣はしっかり合っているらしくぽつりぽつりとアオリを釣ります。しかも、みんな良型なの。羨ましい。で、僕はというと棚を取り直したときにぐにゅんと。ところがそれまでの4杯に比べてイカにも引き込みが弱い。上げてみると案の定スミイカ。前の方に書いていますが、今年はあんまりスミイカは混じらないらしいのです。当日もモンゴウイカと合わせても船中ツ抜けせずでしたし。でもね、もしかするとアオリが釣れるもんだからみんな高ダナをキープしている所為かも。例年だとアオリが釣れないからタナを下げてお土産用にスミイカを釣るってパターンも多いですしね。
 その後、深場で300グラム級を追加。
「お隣に比べてなんか小さいねぇ。」と尚ちゃんから冷やかしの声が。ちょっとイジイジ。二枚潮の所為でお祭りも連発したため深場に見切りをつけ再度浅場へ。
 この頃になると、海も結構落ち着いてきましてダウンしていた?お二人も復帰。ところが復帰するや否や若い方の人がアオリイカを連発。僕も前半に良い思いをさせてもらったゴールドストロベリーに換えたところなんとか500グラム級を追加。結局そのまま沖揚がり。6杯+スミイカ1杯。アオリイカ>スミイカとなったのはいつ以来でしょうか?お隣が9杯で頭。他5人が2杯ずつで残念ながらほとんどの時間ダウンしていた親爺さんだけ坊主。頭の人が使っていたのは最初マーブルサクラダイでしたがほとんどはチェリーマーブルで釣っていました。で、なぜか途中でオレンジ系に換えてからは沈黙。僕も何度かチェリーマーブルを手にしかけましたが、隣が釣れているからって同じにするのもなんかね。変なこだわりですね。
 桟橋に着いて尚ちゃんに

「いやあ自己記録で満足だよ〜。」

「ねえ、今年はいるよ!型も良いしね。」

「うう、あんまり良いのは獲れなかったけど...」

久し振りのアオリの刺身はやはり美味いです!スミイカも良いけどアオリの方がちょっとだけ上品かな。ま、甲乙つけがたいところではありますが。
これはまた行かねばなりませんね。アオリイカの場合には席重視絶対って思っていたのですが今日は最も不利なはずの時間帯に良く釣れちゃいました。混んでいるとそうでもないんでしょうけど空いていればあまり関係ないのかも。次回も平日に行っちゃおうかなあ!?