チーム東京

日時:平成16年10月30日土曜日
船宿:外房大原長福丸 
船代:8千5百円(餌別500円×2)
出船:5時 沖揚がり:11時(竿頭が80尾に達したため規定により1時間早揚がり)  天気:曇りのち雨。北東風やや強し。波高2メートル。
大潮:満潮5:50頃 干潮11:30頃
タックル:(竿)サクラ特注シャクリ竿130(リール)ダイナミックZ103L(道糸)PE1.5号(仕掛け)カットウ(おもり)25号
餌:青柳

 わはは爆釣隊とご懇意にしていただいている姉御さんの号令のもと、釣果を持ち寄ってのお泊まり宴会が企画されました。ところは外房勝浦の「キャプテンズテーブル」というコテージ。参加者は姉御さん&3人のお弟子(チアキさん・オガさん・ユキさん)と姉御教信者の"太海の鉄人"ことオカちゃん・シャークさん・ハーフさん、サイト「金鯵Tours」からハルさん・Zenさん、我ら爆釣隊から総帥のタカギーさん・まっちゃん・KOBUさん・シドさん・やまやの総勢14名。
 

当初はみんなで太海の聡丸に乗るとか、合同での釣りを考えていたのですがリスク分散の観点から居住地ごとにチームを結成して対抗戦?を行うことになりました。それぞれの釣り物は、チーム千葉(姉御さん・オカちゃん・シャークさん・ハーフさん)が太海聡丸からクロムツ・アマダイ、チーム埼玉(ハルさん・Zenさん・チアキさん・オガさん)が勝浦信照丸からかもしのヒラマサ・マダイ、チーム横浜(素直に神奈川とは言わない!タカギーさん・まっちゃん・KOBUさん)が富浦ゆたか丸からカワハギ・アオリイカ。我らチーム東京(シドさん・ユキさん・やまや)は大原長福丸からカットウフグ。


 実は釣りものにはずいぶん悩みました。最初は慣れ親しんだ東京湾内で午前半日の太刀魚か鯵かななんて考えていたんですが、宴会場は外房勝浦。であれば、滅多に行かない外房で釣りするべきかなと。揚がってから勝浦までの移動を考えると太東〜あたりがターゲットエリア。最終的に絞った候補はヒラメとカットウフグ。初チャレンジのヒラメに心は揺れましたが、坊主覚悟の釣りものですからやはりギャンブル。ギャンブルはチーム埼玉に任せてここは手堅くショウサイフグにしました。船宿は姉御さんにご推薦頂いた長福丸。

 さてさて、滅多に行かない外房ですからどのように行ったものかとネットのドライブガイドで検索すると、首都高・京葉道路・外房有料道路などを経由して3時間弱と出ました。今回私が車の使用をカミさんに禁じられてしまったためにシドさんにユキさんやまやと迎えに来てもらうことになったのですが、5時出船のところ余裕を見て0:30にいらっしゃるとのこと。計算によれば3:30に着いて、のんびりと準備や朝食が摂れるという算段。慣れない地域でまごまごしても大丈夫と思っていたのですが、シドさんが駆るタントは予定の33%オフである2時間で大原に到着してしまったのであります。
 

仕方ないのでまず港に行って釣り座を確保。今月初めの"平日に"釣行しているタカギーさんに船の在り処を聞いていたのですぐに見つけ、ロープを手繰って船に乗り込み左舷真ん中にクーラーとバケツをセット。さすがに竿を置くのは躊躇われました。すでに右舷大ドモから4人左舷大ドモから2人席取りがしてありました。きっとこの人達はタカギーさん曰く「釣り親爺たちの臭いが染み込んだ」宿泊所で仮眠しているんでしょう。


 我々は休憩兼朝食を求めて開いているファミレスを捜し求めてうろうろ。しかしながら見つからず、「釣侍」を冷やかしたつもりが気がつけば今回の釣りになんの関係もない「エギリー千葉限定房総いなっこ」なんてものを買ってしまい、その後コンビニで酒を買って、すき家で牛丼の朝食。店に行ってみれば結構な混み様。受付をして仕度をして船へ。受付時なぜか女性だけテレホンカード。「その分割り引いてくれれば良いのに。」「きっとたくさん作っちゃったんでしょうね。」テレホンカードっていまや使いませんものねえ。船着き場に行って、受付で渡された餌札(数が書いてある紙)と引き換えに餌の青柳をもらって、氷もついでにもらって船に乗り込みます。乗船券などは無し。


 長福丸のフグ船は東京湾にもそうそうはない大型船。船縁の竿を挿す穴が間隔広めで、でも穴一つ一人の大盛況。片舷11人で出航。まだ暗い海上を滑る様に進みます。操縦席後ろのデッキでうとうとしながら周りを窺うと、やはりフグ船なのでしょうかかなりの船が走っています。でも、長福丸は次々と先行の船を追い抜いていきます。かなりのスピードです。30分ほど走ってスローダウン。
 ライトの灯りの下で餌付けなどをして投入。水深は15メートルほど。ユキさんも雑誌で事前勉強してきたためか、スムースに準備ができました。
「さて、江戸前フグ師の名にかけてがんばるぞっ!」と気合を入れます。すると、「プシュッ!」と某炭酸飲料を開ける音が。「あれ、シドさん10尾釣るまでは飲まないんじゃ...」「いや、これは燃料ですから。」
 

道具を東京湾と比べると、まずカットウのおもりが25号と重いこと、掛け針の主流が2本であること、掛け針のハリス?が長めであること、餌がアオヤギであること、等が挙げられます。そして、外房のフグちゃんは東京湾のスレっからしとは違って純情うぶな田舎娘。素直にアタリを出して針に掛かってくれるともっぱらの噂(出所タカギー氏)。
 そして、こちら大原では資源保護のためトップが80尾釣ると全体終了という面白いシステム。たとえスソが5尾でもトップが80行っちゃうと終っちゃうのです!前日金曜日はそのシステムのお蔭で10時早揚がりだったそうで、なんとかそれまでに20は釣りたいところですね。
 

心配した雨もまだ大丈夫そうで、波風も恐れていたほどではなさそう。そして、前日も良かったのだからすぐにアタリが来るかと思いきや、なかなかアタリは訪れません。あれれと思っていると、ユキさんがおもむろに巻き上げ開始。竿はぶるぶると震えています。「あっ、釣れているんじゃないの!?」上がってきたのは小振りながらも本命のショウサイフグ!なんと少なくとも左舷では第1号です。「まあ、最初は花を持たせておきましょう。」すると続けてシドさんが鋭く合わせを入れて巻き上げ。しかあし、掛け針に掛かっていたのは変な物体。ユキさんが命名したところの「椎茸」でした。ヒトデの仲間なのかなんなのか、硬い殻?の周りに蠕毛が生えた直径5センチほどの生物?です。東京湾では見たことないなあ。
 その後もユキさんがポンポンと調子良く釣り、シドさんも椎茸の猛攻?に遭ってユキさんのウケを取りながらもフグも上げます。一方僕は、東京湾とのストロークの違いからかイマイチ調子が出ず。3:3:0となってしまいやや焦り出したところでズンッとようやく手応え。小振りながらも本命の登場。そこから調子が出始めて、一荷なんぞもやってなんとか二人に追いつき追い越しました。
 すると、ユキさんがおもむろに道具を置いたかと思うとキャビンに入っていきます。なかなか出てこないので覗いてみると膝を抱えて寝ています。以前濱生丸に行ったときにも同様で、
「酔っちゃったのか?」ともっちゃんがおろおろしていましたが、「ただ寝てるだけ。」眠り姫の本領発揮?です。その後も、出てきて調子良く数尾釣ってまた寝に戻るの繰り返しが何度か。眠ぃーとか言いながら惰性で釣りするよりもメリハリが効いて良いかもしれませんね。
 

なんとかツ抜けしたところで、僕も安心して「プシュッ!」するとシドさん「あ、もうツ抜けしたんですかっ!?」と飲みたい一心?で気合を入れなおしていました。で、他チームはどうなってんかな?と"ただいま現場です"掲示板を見てみると、な・な・なんと『チアキさん早々にヒラマサゲット!』の文字が!画像を開いてみると、5キロオーバーとおぼしきヒラマサを誇らしげに掲げて満面の笑みの姿が。「シ、シドさん大変です!」「ああっ!」これで我々チーム東京はトラフグでも釣らない限り勝ちはなくなってしまいました。
 

その後は、シドさんユキさんが尻上がりに調子を上げていったのに対し、僕は自作のカットウ仕掛けの結びが甘く、3個もロストしてタイムロス。アタリはあれどなかなか掛けられないというフグ地獄にも陥り尻すぼみに。釣り方としては、合わせをあまり鋭くせずに乗せるといった感じの持ち上げ合わせが良かったみたいです。ユキさんのオネエちゃん合わせとシドさんの長尺軟竿が合っていたのかもしれません。
 10時30分くらいに右舷トモ寄りから
「80いったぞー。」の声がかかり、「規定数いった方がいるので11時で仕舞います。」のアナウンスが。われわれも程よく釣っていますし、ちょうど雨がぱらぱら降り始めたのでまあ良いタイミングですね。
 

ここ長福丸さんでは、帰港後船を着けてからミヨシで船長と上乗り君が順番に捌いてくれるスタイル。この上乗り君は、釣り中もお祭りとかするとすぐ飛んできてほどいてくれたりとなかなか働き者でした。で、さすがに数が多いので捌いてもらったフグは自分で洗わなければなりません。洗いながら数えたところ、33尾。シドさん35尾ユキさん31尾と平均的に釣れましたが、ちょっと江戸前フグ師としては面目ない釣果かも。それにしても、釣り時間の3分の1くらい寝ていたはずのユキさんがほぼ同数釣っているとは!左舷第1号を上げたことといい、「フグ女」の称号?をあげても良いくらいですね。こうなると、「根魚女王」「ひらめ女」の姉御さんの下には「大物食い」チアキさん・「イカ女」オガさん・「フグ女」ユキさんとなんか凄いことになっちゃってますね。ユキさん次回江戸前フグにも行きましょうね(さりげなくネタ振り)。
 
 さてさて、買い物・軽い腹拵えを済ませて宴会場&宿泊所である「キャプテンズテーブル」へ。既にチーム埼玉は到着済み。ほぼ同時にチーム横浜も到着。チーム埼玉の車の横に停めて、どうしたものかときょろきょろしているとハルさんが窓から顔を出して呼んでくれました。主会場の10人用キャビンの入り口は外階段を上がって2階。玄関先には大型クーラーが置いてあり、なにやら尾びれがはみ出しています。開けてみるとなんとヒラマサ様が2本!一緒に入っていた良型のイサキやメジナが雑魚に見えます。そして、さらに驚いたことに2本ともチアキさんが釣ったとか!!期せずしてみんなの口から
「あの女ぁ〜(怒)!」「今日は『ヒラマサ』って言ったら罰金だかんね。無視しようぜ。」なんてね。
 

チーム千葉も合流して全員集合。まずは魚の下拵え。99尾もいるフグの薄皮剥ぎと鰭取り。吉野屋だとここまで店までやってくれるんだよなあ。落とした鰭を「まっちゃん、ひれ酒に使って。」と差し出すと「ショウサイフグの鰭は猛毒ですから〜。」とギター侍の真似で拒否(当然ですな)。でも、間違って使っちゃう人いるんじゃないの?鰭はダメですよとか船宿で注意されなかったし。他チームの釣果は、チーム千葉がクロムツと鯵。チーム横浜がカワハギ・スミイカ・モンゴウイカ(アオリは無し。東京湾は波風強く危険だったため早揚がりしたと主張するも、チキン野郎なんじゃないかとの陰口あり。まあゆたか丸は相当船小さいみたいですから。)。
 

その後も姉御総支配人およびオカちゃん厨房長の差配の下、さすがは釣り師の面々てきぱきと宴会の準備を整えます。
 そしてそして楽しい楽しい宴会。卓上には、鯛・勘八・クロムツ・カワハギ・フグ・スミイカ・カワハギの胆の刺身が並べられ、姉御スペシャルサラダが彩り。酒もビール・シャンパン・焼酎・日本酒・ウイスキーとなんでもござれ。時間が進むにつれ焼肉・焼き野菜・ジンギスカン・もつ煮も飛び出し、さらには10月11月に誕生日を迎える(歳はナイショ)チアキさん・オガさんの誕生日ケーキ(姉御特注鯛型ケーキ)も。そうそう、チアキさん・オガさんは毎年のことだそうですが過激な衣装で登場(見たい人はチアキさんのHPへ)。厨房長のヒラマサ解体(惜しげもなく人数分のサクになってお土産に頂きました!)ショーも楽しみながら、一部の人のセクハラ行動を除けば、節度ある内にお開きとなりました。なにせ、みんな早起きでしたからね。

 早く寝たお蔭で7時前にはみんな(女性3人除く)起き、雷鳴轟く空を見上げて「昨日で良かったですねえ。」(でも、驚くべきことに当日も長福丸の船は出たらしい)姉御さんお手製の朝食を頂き、大満足のうちに記念撮影をして解散。
 爆釣隊イチの暴走王KOBUさんの車にアクアライン入り口までシドさんが食いついていたのには驚きました。僕が運転していたら早々に振り切られていたことでしょう。時間的に早かったことと天気がイマイチだったために首都高もオールクリアで早いうちに家に送り届けていただきました。
 次回はユキさんのお誕生会を兼ねて1月に公魚釣り&温泉ツアーを企画することになっていま〜す。