鉄人にも苦手なものが...

平成16年11月14日日曜日
船宿:横浜本牧濱生丸 船代:8千円(女性半額)
出船:7時00分 帰港:16時  天気:曇り時々小雨。北東弱風。波高1メートル  中潮:6:10頃満潮・11:40頃干潮
タックル:(竿)ダイワ島影HXスミイカ2.1メートル(リール)アブEON(道糸)PE1.5号(仕掛け)先糸フロロカーボン4号1.5メートル,マルカツテンヤ20号夜光青,トトスッテヨーヅリ布巻きピンクM・餌木Qピンク光宮2.5寸など(テンヤより50センチ上に枝10センチで)
餌:活き蝦蛄3尾・死にたて蝦蛄(使い放題)

 以前吉野屋でお会いしたときに、相模湾の鉄人から「テンヤのスミイカ釣りを1回やってみたいんですよ。」と言われました。そして、それが首尾良く実現の運びと相成りました。鉄人・朋ちゃんご夫妻と3人での釣行です。
 心配していた天気もなんとかもちそう。釣り座は、先着していた朋ちゃんが押さえてくれておりまして、なんと右舷トモ。午前中潮先の有利な席なんですが、先着の常連は左舷大ドモにT教官・左舷ミヨシにA教官・右舷ミヨシにK君となぜかこの席を避けた様子。促されるままに大ドモに陣取ってしまいました。前に朋ちゃん・その前に鉄人。
 

出船前に仕掛け作りと簡単な釣り方をレクチャー。ハリス長などをきっちりメジャーで計るあたり、さすがは鉄人というところでしょうか。え、僕?僕ももちろんタナ取りがシビアな釣りではきっちり計って作りますが、スミイカはまあ適当です...。店の貸し竿はリョービの夢幻海。「○千円で買い叩いてきた。」「えっ、ずいぶんあこぎな...」程良い調子で使い易そうな竿です。「スミイカの竿は2.4メートルが標準なのです。僕は2.1メートルとちょっと短いのを使っていますが。」「短い方が投げ易いですよね。」「今日は潮もあるから投げなくても船下で大丈夫ですよ。」「ベイトリールだと投げるの難しいから良かった。」
 

ポイントは中の瀬。北東風が思っていたよりやや強く、波っ気もかなりあります。まずはスッテもつけて船下へ投入。で、一流し目から乗りました。「おっ、来ましたよ。」テンヤにがっちり掛かって上がって来たスミイカは300グラム級のレギュラーサイズ。糸ではなくテンヤを持っての取り込み等外し方のお手本を先に示せて良かった。
 すると、ほどなく朋ちゃんがしゃくった竿が止まりました。巻上げ開始。「おおっ、やるなあ。」取り込みもスムースにいって一安心と思いきや、間違って水が入ったバケツに烏賊を入れてしまいました。「ああっ!」ブシャーッ!!「キャーッ、間違えたぁ。」朋ちゃんおろおろ。鉄人も後ろから「スミイカは水の入ったバケツに入れちゃダメなんだぞ。」と注意。
 

幸先良いスタートに鉄人も当然続くかと思いましたが不発。そして、その後我々もまったく沈黙。長〜い沈黙タイムのあとに次の生き物を釣ったのは朋ちゃんでした。「来ましたっ!」でも、竿先が何回も叩かれていますから掛かっているのはニクいあんちくしょうですね。上がってきたのはやはりサバフグ。「この前テレビを見ていたら九州のどこかではサバフグを『金フグ』って言って珍重しているところがあるみたいですよ。」「これ、金色かなあ??」続けて朋ちゃんが竿を曲げますが、今度は小さめのマダコ。そしてそしてお待たせしました次の本命を釣ったのも朋ちゃん。無事取り込んだ後に水を吐かれて、「あー、墨じゃなくて良かった。」竿の持ち方の指導は1回もっちゃんからされていましたが、しゃくり方を見ていると朋ちゃんはまずまずスミイカのしゃくりになっています。一方鉄人はというと、なんかソフトというかコマセの振り方っぽいというか。まあ、百戦の勇士ですから、自然と修正するだろうと思ったのですが。
 

なんか船中盛り上がらないまま、それでもしゃくり続けねばなりませぬ。0〜2と全般に低迷する中T教官一人気を吐き5杯。そして、「上がらねーよぉ!」見に行ってみるとキロオーバーのモンゴウイカが海面に。タモを取ろうとしたらミヨシからA教官がタモを持って飛んできました。「なんだよ、そんなの上げろよ。」「竿が立たないんだから。」もっちゃんは「オレがこの前釣った奴はその倍はあったな。」それじゃ2キロオーバーになっちゃうじゃん。
 ようやくにして鉄人が1杯釣って安心したところ、いきなり朋ちゃんが確変モードに。「いやあ〜、すいませんねえ。」と言いながらにこにこして連釣。鉄人も「すごいな、おまえ。」と呆れ顔。「たまには良い思いもさせてもらわないとね〜。」なんでも鉄人は底もの釣りが苦手だそうで、逆に朋ちゃんはタナを探る釣りが苦手。これまで相模湾では底もののアマダイくらいでしか鉄人に敵う釣りがなかったそうで、これはまた良いターゲットが。でも、鉄人曰く「オレは浦安に(太刀魚釣りに)行くから、おまえは本牧で下ろしてやる。」だって。昨年来鉄人がハマっている太刀魚釣りでもいつも涙を飲んでいるそうな朋ちゃんがここぞとばかりに鉄人を攻めます。「ダンナ、底ものはダメだもんね〜!!」朋ちゃん一時は8杯でその時点で7杯のT教官を押さえて船中トップに。え、僕はその時点で4杯...。T教官にも「ダメじゃない。」とお叱りを受けてしまいました。「言い訳できる様にスッテ外しといた方が良いんじゃないの。『オレはテンヤ一本でやっていたから負けたんだ』って。」とまで言われちゃいました。
 

ところがここで朋ちゃんにアクシデント発生。お祭りしたときにサル環からハリスを切って外した後に結び直していたらしいのですが、しゃくったときにそこから先がするりと。「あー、軽くなった。」巻いてくると無情にもテンヤ・スッテをロスト。で、当たりスッテ(実はアオリーQマーブルサクラダイ)を失った朋ちゃんはだんだんと失速。
 で、一応追い上げは見せましたが届かず。朋ちゃん見事ツ抜けの10杯。やまや9杯。鉄人5杯。鉄人も終盤ややコツを掴みかけていましたが。もっちゃん曰く「他の釣りでスタイルができている人は、スミイカ釣りには対応しづらいんだよな。」ということです。竿頭は一人旅のT教官が22杯。前半潮先のうちは船下で効率良く狙い、後半潮尻になってくると遠投して広く探るという臨機応変の見事な対応でした(言うのは簡単なんだけどね)。
 

一応鉄人のご希望により実現したスミイカ釣りですが、どうも勝手が違った様で更には朋ちゃんに完敗してしまったとなると、もう来てくれないかなあ。
 「おまえ、来週から電車でここに来い。」なんて言っていたし。そういえば釣りキチ隊の某K○B○さんも、以前メバル釣りで奥様に負けたとき「苛めて泣かしてやりました。」なんて言っていたし。奥様に負けちゃうのはダンナとしては辛いところかも。でも、たまには花を持たせてあげなきゃって思えば良いのではないかしらん。
 1ヶ月前から結構型は良いものが混じっていましたが、さすがに平均サイズは今回の方が上。数こそ前回に劣っていますが、重量的にはずっしり。烏賊は家庭用冷凍庫でもけっこう持ちますしね。これでしばらくはスミイカの甘いお刺身が楽しめます。