底が大事!

 

平成21年11月21日土曜日
船宿:大原長福丸 船代:1万1千5百円 
出船:12時30分 沖揚がり:17時  天気:晴れ。微風。凪。 中潮(満潮18時頃,干潮12時頃)
タックル:(竿)サクラDB+S櫻黒潮強1.95M(リール)シマノバイオマスター2500(道糸)PE0.8号(仕掛け)ハリスフロロカーボン3号3メートル・かぶらorテンヤ8号(餌)冷凍海老

 

 私やまやがもっとも楽しみにしている釣り行事が、「バカキチ決戦秋の陣」。秋の好日に相模湾の池のような凪ぎの海で、長年の釣友である釣りバカ軍団総帥相模庵氏と釣りキチ隊隊長タカギー氏と飲みながら釣り糸を垂れる。友と酒、優しい海風、そして少々の釣果。人生の至福の時と言っても過言ではありません。

 今年も3連休の中日をそのために割き、楽しみに楽しみに待っていたのにああそれなのに、無情にも天気予報には傘のマーク。しかも、週間予報では雨のはずだった土曜日が好天に。土曜日早朝には野暮用があるために予定をずらすこともできず、相模庵氏には「土曜日天気良さそうですから、釣行をずらしてください。日曜日は残念ながら中止ということで。」

 

 土曜日、やはり天気は上々です。午後からは気温も上がるみたい。で、野暮用は早々に7時前で終了。羽田空港からわざわざ高速に乗って帰宅すればまだ7時過ぎ。前週大時化の中もみくちゃにされたアレにリベンジできるのでは?「スイマセン、午後の鯛船一人乗れますか?」「大丈夫ですよ。11時30分までに来てください。」手早く準備を整え、一路東へ。

 

 首都高・京葉道路・千葉東金道路・東金九十九里道路・波乗り道路・国道128号線を走っていすみ市大原港へ。途中、大原近くの釣具屋釣侍に寄って、変わった釣り具は無いかと物色。以前、ここで買った餌木「房州イナッコ」でキロ級のアオリをゲットしたことがあるのです。目に留まったのは、斜め三角錐のテンヤ。シュリンプピンクの8号を買ってみます。

 

 宿に着くと、3号船はまだほとんど席札が残っています。前週と同じ左トモを撮りました。すると、すぐ後に来た2人連れが「おっ、後ろ空いてるじゃん。ふーん、ビシマと船違うんだ。」ん?見返すと3号船はビシマ!鯛は1号船です。前週は午前船だったので鯛は3号船だったのです。午後は船分けて2艘で出すのね。で、その1号船の札はほとんど残っていません。でもなぜか右トモが残っていましたので、なんとかそれを取りました。

 

 出船までは1時間30分ありますので、腹ごしらえと喉潤しに。ホントは近くにある「船頭の台所」に入ってみたかったのですが、まだやっていなさそうだったので、とことこ歩いてレストラン「晴海」さんへ。漁師定食千五百円なりと生ビールを注文。鰆とカツオの刺身にイワシのつみれ汁、イワシの生姜煮を堪能しました。刺身はいずれもおいしかったのですが、切り方がなんとも大雑把でなんか可笑しかったです。平日限定の海鮮丼が食べたかったなあ。

 

 宿に戻って氷と餌を貰います。午前船だと港の船の前で貰うのですが、午後船は宿で貰うのですね。港に移動してサロペットを穿いて道具を準備します。一つテンヤ用と中おもり式のしゃくり用の2セット。前週は時化だったために一つテンヤでは底が取れずほとんど中おもり式を使いましたが今日はどうでしょうか。

 船に乗り込むと意外やお客さんは少なめ。札は予め間引いてあったのですね。右舷は6人、左舷は5人で河岸払い。おっと、忘れちゃいけない冷凍海老のパックを海水バケツに漬けて解凍します。大えび中エビ1つずつ貰いましたが、中は小さいのが多いなあ。大2つにすれば良かったかも。中エビのパックの中身のサイズは結構まちまちなので、貰ったらすぐ確認することをオススメします。

 

 慣れない外房で困るのは釣り場までどのくらいかかるかわからないこと。アナウンスがあると良いのですが。前週は30分くらい走りましたので、まあ同じくらいかとキャビンに潜り込んで就寝。スローダウンの気配に起き出すと、1時間近く走ったようです。周りを眺めると見たことのある建造物が。アレは海中公園?とすると勝浦沖でしょうか。

 「はい、潮が速いですがやってみましょう。水深50メートルです。」まずは一つテンヤ仕掛けで。投入したところ60メートル出ても着底しません。いとも斜めに流れちゃったので、いったん回収してからやり直し。すると、再投入してすぐに「はい、上げてください。やっぱり速過ぎですね。」見切りも速過ぎ!

 

 やっぱり一つテンヤは厳しいかなと中おもりにハリスを3メートル取って2号のテンヤをセット。ずいぶん戻った感じの次のポイントは「はい、やってみましょう。34メートルです。」おっ、浅くなった。じゃあやっぱり一つテンヤでやってみよう。投入でいきなりアタリ。前週も一投目で真鯛が釣れたし、やっぱり最初の着底時が最大のチャンスですね。でもまあ頼りなげな反応なので比較的ゆっくり巻きます。その方がお魚にダメージが少ないですからね。上がってきたのは縞縞模様のニクい奴。マハタです。とっても嬉しいゲストですが、いかんせん小さ過ぎ。お子様ランチに立っているサイズのミニはたなのでリリースです。

 

 一つテンヤの自分なりの釣り方は、着底後少し底を切り、竿を頭上まで三段くらいに分けてしゃくり上げ、そこからゆーっくり落とし込む用に。シロギス釣りに似ている感じです。で、たまに10メートルくらい巻き上げてまた落とすと。SUEOKAセンセイから「入れ替えが肝心!」とアドバイスをいただきましたし。そうこうしているとアタリが出始めましたが、なかなか掛かりません。基本はアタリ即合わせです。やっと掛かったお魚はショウサイフグ。がっちりテンヤ本針を食っています。一応キープ。その後もショウサイフグらしきアタリがありますが、なかなか掛かりません。型はまずまずなので5尾もあれば良いお土産なのですが。すると、お隣の竿が大きく撓ります。おおっ!本命かな。ところが上がってきたのは色鮮やかなでこっぱち。イラとかいう奴かな。その後も同じ右舷の前の方では、大きな馬面やメバルなんかが釣れてますが、僕はなかなかアタリを掛けられず。掛けたと思えばハオコゼのようなオニカサゴ。そしてまたまたミニハタ。まさか今日は幼児虐待デーか!?

 

 何回か移動を繰り返した後にようやくお隣が綺麗な真鯛を。ここで気分転換にそれまで使っていたかぶら王から朝買ったピンクのテンヤにチェンジ。すると、その第一投で着底後一回誘い上げたのを落としているところでククッというアタリが。ぐっと合わせると針掛かり!巻き上げ途中でもキュンキュン引き込むので真鯛を確信。上がってきたのは小さめでしたが一応キープサイズ。ここでショウサイフグ君はお役御免でお帰り。まあおうちからは離れちゃっているかもですが。これがほぼ15時。

 

 その後、同じサイズを1枚追加、手のひら大を1枚リリース。そして当日のクライマックス。餌をつけて投入。着底するやいなやクンッとアタリがあったのでしっかり合わせるとなかなかの手応え。巻き上げ途中の引き込みも強く、時折ドラグも滑ります。しっかり見ていた船長がタモを持って隣にスタンバイ。上がってきたのはまずまずの型です。「1キロくらいはありますね。」「ありがとうございます。」ふうっ、これではるばる来た甲斐があったというものです。しかし、1キロでこれだけ楽しめるんだから2キロ・3キロ...ましてや9キロなんて。。。。

 

 夕方近くなって活性上がったのか、船上なかなか活気づいてきましたが真鯛以外のお魚も元気になってきたようで、ガンゾウビラメ・メバル・ホウボウなどなど外道も多彩。そして、僕もガツガツっというアタリに強い引き込み。底ではガンガン引いたのですが上がってくるに連れだんだん大人しく。船長も最初の引きに目を留めて出てきましたが、上がってきたのは良型のカワハギ。「えっ、カワハギですか?」「ん、珍しいの?」「カワハギは珍しいですよ。」馬面は定番ゲストですが、カワハギは珍しいんだ。

 

 その後、500グラム級の本命を2枚追加で都合6枚。でき過ぎの感がありますな。結局終日一つテンヤで通しました。当たりテンヤともいえる奴を帰りがけ釣侍に寄って買い占めたのは言うまでもありません。

 

 帰り道はさすがにところどころ混んで、最後は首都高環状線はダメそうだったので、錦糸町で下りて下道で。それでも3時間で帰ってきました。HPをチェックすると、1〜6枚。竿頭は一つテンヤ釣法の中野区やまやさん!300グラムから800グラムとなっていましたが、家で計ったら1,053グラムでしたよ。普通の船宿は大きめに書くのにね。

 さてさて当日は最初の諦めたポイント以外は25メートル〜43メートルくらいを攻めましたが、今後はだんだん深くなるということです。今が旬の釣りですから、気になっている方はお早めにどうぞ。