よっ!看板娘



 

平成15年12月6日土曜日

船宿:横須賀新安浦こうゆう丸 船代:5千円(駐車場代500円)

出船:7時20分 沖上がり:11時40分  天気:曇り時々晴れ。北東微風、凪。中潮(満潮15:00頃、干潮9:00頃)

タックル:(竿)アルファタックルパワーコング50−210(リール)ダイワシーボーグ400BDe(道糸)PE5号(おもり)100号スカリーケミブライト夜光+貝貼り(天秤)夢の天秤1ミリ径70センチ(仕掛け)ハリス8号or6号2メートル、ワームフック(餌)鯖短冊

 

 今年は週末天気が悪いことが多かったような気がします。11月最後の週も出撃できず。今週末も土曜日は雨・日曜日は風とまたしても悪い予報ですが、なんとか半日だけでもと土曜日午前に出かけました。まあ実を言うとNYに出張しているカミさんが土曜日夕方帰ってくるのを成田まで迎えに行かなきゃならないからなんですが。で、この時期半日釣りというと第一候補はやはり新安浦からのタチウオですね。

 おりしも、テレビ東京の釣り番組「The Fishing」の中の1コーナーでこうゆう丸の太刀魚釣りというか、船長見習中の梨沙ちゃんが紹介されてました。この梨沙ちゃん、釣り友達のタカギーさん曰く「全国船宿看板娘コンテストがあれば優勝間違いなし!」ということですが、単なる看板娘に留まらずゆくゆくは船長を目指しているという正に奇特な存在なのです。

 テレビで出ているところといってもこの予報じゃそれほど混むまいとややのんびり家を出て、一路首都高・横横で新安浦へ。ちょうど6時に港入り口へ滑りこむとやはり駐車場の車もまばら。店の前に車を止めてまずは場所取りと竿とクーラーだけ持って第28こうゆう丸へ走るとなんと一番乗りです。北東風で朝方下げ潮なので右大ドモへ。席を確保して店へ戻ると梨沙ちゃんが受け付けに座るお母さんの隣にひょっこり立っています。駐車場に車を停めて、お店に戻り朝ご飯を食べているとぼちぼち来始めたお客さんが梨沙ちゃんに「テレビ見たよ〜。」「や〜、恥ずかしい。」なんて。

 船で仕度をしていると、梨沙ちゃんが鯵船にコマセバケツを運んでいます。男性みたいに両手にひとつずつというわけにもいかず、両手で一つのバケツでもずいぶん重そうではありますが、一生懸命やっています。こんな姿をタカギーさんが見たらまたそのいじましさに参ってしまうんでしょうね。駆け寄って手伝ってあげちゃったりして。コマセを積み終わると、鯵船でエサを配っています。続いて、こちらへやってきて「はーい、乗船券を下さーい。」タカギーさんだと乗船券を渡されるときにそっと手を握っちゃったりするんでしょうか?そんなこんなでしたが梨沙ちゃんは残念ながら鯵船に乗って行ってしまいました。定刻の7時20分にはなんだかんだでタチウオも鯵も結構お客さんは集まって、タチウオの右舷は8人。でも、東京湾屈指の大型船ですから余裕しゃくしゃくですけど。でもですね、大型船だけに船尾に並んで二人釣り出来るスペースがありまして、そこに後から来た常連さんが入られるのですよ。昨年大晦日もそうだったけど。なんかね、それがちょっと釈然としないって言うか...

 さてさて、釣り場は最近ようやく観音崎沖になったようで、当日ももちろん目指すはそちら。こうゆう丸さんは金曜日が定休なんですけど、前日の吉野屋のHPでは、「どーしたものか昨日までの豪華絢爛な反応が見られず、ポチンカポチンカの拾い釣り...」なんて不吉な文字が躍っていましたが、やはり先着の僚船の様子を見るに曲がっている竿がありません。こちらも反応が見つからないのかぐるぐる回って一向に止まる気配がありません。しばらくうろうろして、ようやく止まったのは船団からやや離れた場所。「はい、やってみてください。水深80メートルでハリス分巻き上げてから20メートルくらい探ってください。」タナ指定が広いのはやはり攻めダナを決めきれないのかな?

 船長の指示通りに広く広く探るのですが、まったく反応がありません。しばらくやって場所替え。またしばらくやって場所替え。周りの船もまったく釣れていません。その上、どうも潮が悪いのか手前マツリ頻発。タチウオ釣りでは比較的太いハリスを使うため、ほとんど手前マツリをしたことはないのですが。さらにさらに潮上隣の隣の方がテロリスト。投入時にまったくケアをしないため道糸が僕の目の前を横切っていく始末。さすがに隣の方が注意していましたが、油断しているとまたやってくれちゃいます。

 僕にとってのオーソドックススタイルである裕司船長直伝の30センチ幅しゃくりもダメ、吉野屋の岩淵船長直伝のカワハギの叩き釣りの要領の誘いもダメ、電動リール超低速のタナ探りもダメで八方塞り。ようやく船中型を見たのは1時間近く経ってから。しかも遠く右ミヨシ。「オモテで顔見たよ〜!」と船長のコールがありましたが、その後またまた沈黙。うーん、こりゃあ鯵にすれば良かったかな?なんて悩み始めたところにようやくモターッというモタレアタリが。これを逃がしてはならじと、サバ短が悶え苦しむ小魚に見える様にソフトなシャクリを繰り返します。待って待って15メートルほどしゃくりあげたところでようやく本アタリに。竿をしっかり立てて合わせるとぐーんという手応え!ようやく食ったー!!巻上げ途中でも時折ぐいんという強い引き込みがあり、久方ぶりのタチウオの強い手応えを楽しみます。海面に現れたのはギラリと妖しく光る85センチ級。当日はこのサイズがアベレージでした。

 その後は太刀魚の食いダナが激しく変化。しかも、非常に狭いレンジでしか食いません。それをうまく見つけてそのタナでしつこく誘っているとコツンと当たるという食い渋り特有の状況になりまして、終了までになんとか7本。1度は、ちょっと緊急の用事で電話をしていたときに当たりダナに置き竿にしていたところ、コツン、ククン、ググッ、グインと来たところで、電話を持っている手では合わせが出来ないため、電動ハイスピードでの強引な合わせ。それで針掛かりさせてあとは電話が終るまでゆっくり巻上げなんて電動リールならではの釣りもしちゃいました。型は、85センチ級4本と1メーター級2本、おまけはベルト級。暴力的な手応えを楽しませてくれたものの、海面でお姿を一瞬拝見しただけでお帰りあそばされてしまった1メーターはるかに超級が残念でした(ハリス切れ)。ベルト君は魚体に触れずにリリース。トモ寄りでは7本は良い方でした。前の方が釣果は良くて右ミヨシが11本で頭。あと10くらいが何人かいらした様です。スパンカ下に入った常連さん?は6本と4本。でも、左舷にもすごいテロリストがいたらしく、何度もお祭りで苦しんでいました。1回は道糸ぐちゃぐちゃで数十メートルおしゃかに。それでも、文句も言わずニコニコと処理されていたのには感心させられましたが。

 港に戻ると、一足早く戻っていた鯵船で梨沙ちゃんがお掃除をしていました。これまたタカギーさんがみたらうるうるしちゃうかも。

 釣り中の緊急電話はカミさんからでして「大雪で飛行機が飛ばなかった...」「えーっ、それでホテルとかは大丈夫なの?」「なんとか部屋が取れて、今ホテルから電話してる。いつ帰れるか判らない。」「そ、それは困ったね〜。」なんてやり取りをしながら、「それなら半日釣じゃなく1日にしてアイナメに行きたかったな〜。」なんて思っちゃったのは不謹慎でしょうかしらん(ナイショですよ。)。なんとか翌日無事に帰ってきたので、一緒にタチウオのムニエルを味わえました。