ワカサギの巻

      

ワカサギ釣りの楽しみは何といってもその美味なことと、数が釣れるということであろう。から揚げ、フライ、マリネ、南蛮漬けを食べたらそれはもうたまらないおいしさだ。特に芦ノ湖ではコマセ釣りが禁止されている上、水質が抜群に良好なので臭みもなく、スーパーなどで市販されているジャンボワカサギなんかとても食べれない。毎年10/1には天皇家にも献上される。

私がホームグラウンドとしている箱根の芦ノ湖では毎年お盆休み明けぐらいからワカサギがちょうど釣れるサイズまでに成長し群れを形成し回遊しはじめるので、釣り人はその頃から急にソワソワし始めるのである。
ワカサギというと冬場に釣るもの???そう考えている人がいかに多いか、某釣具量販店Jにシーズンインに備えようと仕掛けを購入しに行くとそこの店員が『ワカサギの仕掛けは冬しか置いておりません。今ごろ釣れるんですか?』といわれる始末。わかってないなあと思いながらも説明してやると怪訝そうな顔でした。J大和店、勉強しなさい!。

さて、芦ノ湖での釣り、まだ水温が高い夏から秋にかけては餌の赤虫や紅サシをつける必要はまったくない。カラバリで十分釣れてくれる。高水温時には水中のプランクトンが活発な動きを見せるため、ハリやチモトに色の着いたものであれば見間違えて食うのだろう。竿は2本竿が一般的でワカサギ専用の竿でも良いがバスロッドやフライロッドなどでも良い。リールについては釣れたワカサギにバスやマスが食らいつくことがよくあり、極細のラインを使うということでバス専用のリールのドラグをかなり緩めて私は使用して対応している。

釣り方は底近くをゆっくりと誘いつづけるというのが一般的だが、竿を何本も出している人ベテランは船を揺らして釣っている。これはかなり効果的だ。それと魚群探知機は必需品であろう。釣れないときは多くの場合、魚探に反応がない。魚がいないところで釣っても釣れないので私の場合はちょっと遠くへ投げて手前に探ってみる。私がバスタックルを使用している最大の理由がここにあるのだ。もうひとつ、魚探を見て底より中層や上層に反応が出る場合が多くあるがそれは遅くに生まれた小さなワカサギであることが多くとてもハリにかかるような大きさではない。

昔は一日10束なんて話も良く聞いたが、最近はめっきり釣れなくなった。私も9年くらい前までは一日500尾くらい釣ったこともあったが、最近は100〜200尾程度、98年にいたっては数10匹の情けなさ。
とあるボート屋に聞いたところルアーブームでの客寄せにマスを130トン投入してワカサギがみな食われてしまい、お客さんが来ないと嘆いていた。
私自身、漁協に意見書なるものをメールで送ってしまった。返事としてはワカサギの卵は数を確保するのが困難な上に、高価だということだった。また他の湖に比べ莫大な量の卵を孵化させていることも理解できた。しかし、マスの投入量増で芦ノ湖に来たアングラーがいっぱいマスを釣って帰ったのかというとそうでもないらしい。要はバランスが大事なのである。


Back