E:今回の卒論募集は、都会の学生さんばかりじゃなくて地域でいろんなことに取り組んでいる人が、この論文募集をきっかけに自分達の地域をみなおしてくれるということがでてくるといいと思うんですね。
事務局を奥会津書房で引き受けて、問い合わせや編集作業、原稿の整理くらいまでができるとできると思います。選定作業の前に一定レベルに達していないというか、論文の形になっていないものとかはふるいにかけた上で、選考委員に見てもらうようにしないと、2〜3回の会議で全部を読み通すというわけにはいかないと思うんですね。
この事業は会津地域振興局と南会津振興局に地域がまたがっているんですけど、窓口は南会津振興局で一本化するということなんです。奥会津書房では昨年から、このサポート事業の支援を受けて本づくりに取り組んでて、振興局や各町村の担当者とのリレーションもとれてますからその意味ではとても動きやすいと思うんです。ポスターの製作やチラシの製作も今までの関係で、動いてもらえるところがありますから。
後はこの会活動の途中経過や応募者からの問い合わせ状況とか、作品の応募状況をインターネットで、発信していければいいと思うんですが。
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Y:福島大学とか会津大学については国道事務所でコンタクトのある先生方もいらっしゃいますので、こちらから生徒へ働きかけてくださるようにお願いしてみます。
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K:もう10年くらい前だけど、早稲田の学生が卒論で三島町の「村おこし」をテーマに取り上げて現地取材に来たついでに、只見町にも立ち寄って「三島町にも『たもかく』のような民間の経済活動があればなぁ。」って真剣に言ってて、すっごく印象に残ったんですよ。その人は今三菱総研というシンクタンクで地域開発をテーマにした研究活動をしてますけど、今回の「論文募集」でそのときの卒論をもう一度書き直して応募して欲しいですね。
その2年くらい後には、うちにもリゾート開発をテーマにした卒論の取材に美人の東大生が来て、大企業による大規模開発と、対比する形で今地域にあるものを活かした形での手づくりリゾートの試みとして取り上げてくれたんですが、「行政の利用がヘタだ」「お客さんに対するアフターケアが充分とは言えない」という意味の辛口の批判を「たもかく」に対しても書いていましたけど、一生に一度しか書かない卒論の取材対象としてまじめに考えてくれたってことがすごくうれしかったですね。
それから、ほぼ毎年のように宇都宮大や東洋大学、つくば大学の学生が卒論の取材に来てくれたんですが、できた卒論も読むとすごくおもしろいんですよ。行政や学者やコンサルタントの報告書には無いような、新鮮な視点があって、これを世間の目にふれさせないまま埋もれさせたくはないってずっと思ってたんです。
だから、今回の募集で新しい人にも書いてもらいたいけど、過去に、奥会津のことをテーマに「昆虫の研究をしてた」「木地師の歴史や生活、技術の研究をしていた」「縄文時代の遺跡や暮らしについて研究してきた」というような人にも、今回、現在の視点で、もう一度書きなおして参加して欲しいですね。
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H:誰か有名人が選考委員や本の編集者になってくれると本の売れ行きはずいぶん違うち思いますけどね。それと論文募集という呼びかけ方が、ちょっと固すぎますね。「奥会津がおもしろい」とか「私の好きな奥会津」「奥会津再発見」とか、応援者や読者の心をつかむようなキャッチフレーズが欲しいですね。
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G:もしもこの本が売れなかったらどうするんですか。補助を出して本を作って売れなかったら、また行政に買ってくれと頼み込むような結果にならないように、もっと堅実な計画をつくらなきゃだめですよ。
K:売れない時の事を考えて事業をやるのはおかしいですよ。売れるもの、読みたいものを作るために事業をするのに、失敗しても大丈夫なように考えてたら、うまく行くこもはできないと思うんですよ。
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A:わたしのところにも、ずいぶん農業部の学生が卒論の取材に来ましたけど、やはり彼らが取材に来た時に、誰が何をしってるか、どこへ行けば、どんな人がいるのかということをアドバイスしてやれるといいですね。限られた時間やお金の中でこの広い奥会津を取材して回るわけだから。
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T:わたしの知ってる学生達にホームページで、いろいろ手助けしてもらいましょうか?論文を書くのは苦手でも、本のタイトルやデザインを考えるとか、チラシの製作やイラスト描きをまかせるとか。やりたがってる奴はけっこういますよ。