只見の巨木 柴倉山の大クリ

体験コーナー 馬尾滝探訪之記
柴倉山の大クリ

 柴倉山は、只見富士とも称される優美な山で、只見町の中心街を見下ろす位置にそびえています。この山にかかる柴倉橋から200mほど下がった只見川のほとりに大きなクリの木が生えています。幹周り4.27m、直径1.35m、高さは18mもあります。地上4m付近で二股に大きく分かれ、大きな幹を只見川に乗り出すようなかっこうで広げています。幹の途中からユキツバキが生えていたりして貫録十分。釣り人くらいしか通らない場所ですが、ぜひ見ていただきたい巨木です。
 
今回の体験者・只見町森林組合
五十嵐 道雄さん 


看板の写真  塩沢集落高塩地区に神社がある、そこには馬尾滝の概況を記した看板があり実に意味深い表現である。
 脇の林道を通る度に、何年も前から探訪したい思いに駆られていた。図らずも今回思いを遂ることが出来た。行程は国道より4キロ弱に駐車場がありそれより小畑ノ沢、笠倉沢等を経てよこの沢出口が涌の滝となる。歩道は平坦でブナ、栃の大木の中を3〇分程度のハイキングコースである。涌の滝は高さ5〜6m位で水は1箇所より轟音とともに流れ落ちる。

滝の写真  目的への道は、雪橋の落ちる7月上旬迄は健脚向きで沢登り、山を迂回するコースとなる。全行程休憩を含め片道ゆっくり3時間程度で馬尾の滝に着く。馬尾滝は、説明の如く50m程の高さから幾筋もの線となり流れ落ち、中ほどの岩に当たり砕け散り霧状となる様は、草原を走る馬の尾を連想させる如く圧巻である。今までの沢登りの苦しさを全て忘れ満足させてくれる。
 7月下旬から9月初旬のアブの出る時期を避けゆっくり1日を掛け滝下で昼食を楽しむのがベストである。

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