体験コーナー 冬野鳥アニマルウォッチ

今回の体験者   
只見町      
菅家 亮さん   

「只見の自然はいいな。」と実感するのは雪山の森を歩くときです。そこには、雪で覆われ、ただ静かで、時折、沢の水の音や、小鳥の囀りなど自然の音のみが聞こえてきます。

 私は、写真を撮るために雪山を歩くので、あまり奥山にはいきませんが、道路からすこしの林でも、一歩足を踏み入れると、そこはひっそりとした自然の雰囲気があり、まるで別世界です。

 雪の森には、厳しい冬を耐え抜く自然たちの生きる力強さがあり、また様々な出会いをすることができます。

 その日は、春先の天気のいい日でした。道路に車を停めてスノーシュー(洋式かんじき)で森に入っていくと大きな巨木があります。この場所は冬の時期に小鳥達が集まる場所で私の気に入っているポイントの一つです。その巨木でなにやらコツコツと音が聞こえてきます。「アカゲラ」でした。急いでカメラの準備をしましたが、こちらに気づき飛び去ってしまいました。シャッターチャンスを逃し、残念に思っていると、小さなキツツキの「コゲラ」が現れました。
 
コゲラはこちらに気づかずに、ただ懸命に大きな巨木を突いています。小柄ですばしっこい鳥なので、あっちの幹にいっては、こっちの枝に移動するので、カメラで追うのが大変でした。

 大きな木をコゲラが突つく姿は、まるで木の点検をしているように見え、厳しい冬を耐え抜くために「巨木もコゲラも助け合って生きているのかな?」と思うひとときでした。

コゲラ
 
FUKUSHIMAKEN