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今年五月、只見町で珍しい植物が発見されました。その名は、ユビソヤナギ。いま、これが注目の的になっています。ヤナギといっても実はたいへん種類の多い植物。シダレヤナギとネコヤナギしか知らないあなた。この夏、ぜひ只見で確認をされてはいかが。
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![]() ユビソヤナギの雄花 |
![]() ユビソヤナギの雌花 |
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●ユビソヤナギとは? ユビソヤナギは、群馬県の湯檜曽川で発見されたので名付けられました。その後、宮城県や岩手県で確認されましたが、どの自生地も狭いものでした。今回、只見町で見つかった場所は、伊南川や黒谷川の河川敷。その分布範囲は、只見町から伊南村までの伊南川流域約五〇キロにおよび、国内最大規模の自生地です。 ![]() 水辺林の巨木がある只見川 ●どうして貴重? まず、その数が少ないということです。 環境省が発行している希少な動植物の種類を掲載したレッドデータブックという本では、絶滅するおそれが高い種とされています。さらにこれまで確認された自生地が大きく離れていたのですが、只見町での発見によって、隔離されていた分布範囲が埋まったのです。貴重な植物の分布域をつないだのが只見町だったわけです。 |
●川の原風景がある只見町
ヤナギは、花や実も緑色で目立ちません。河原に沿って生えるだけで特徴のない木に見えるかもしれません。でも、よく見てみると、四方に幹を伸ばした樹形といい、川面を埋めて群生する様は、水の郷・只見町を象徴する植物といえます。 只見町に自生するヤナギは、全部で一四種類。その葉陰には、魚が集まり餌場やねぐらとなります。また、野鳥のすみかともなり、沢山の生き物たちの暮らしを支えています。只見町の水辺の森は、現代の日本が無くしてしまったふるさとの川の原形があるのです。 ![]() 只見町の水辺林 |