AV野郎〜抜かせ屋ケンちゃん 撮影レポート |
ピンク映画って? ピンク映画は、以前日活の看板だったロマンポルノとは違う。 独自の製作体制と配給ルートを持つ、何十年前から制作費3〜5百万円の成人映画だ。 もうひとつの映画界とも言われる。 では、ピンク映画は他の映画より格下なのか?マイナーなのか? 否! ピンク界が産んだ、現在日本映画界で第一線で活躍している監督は、望月六郎のほかに 若松孝二、中村幻児、滝田洋二郎、石川均、高原秀和など、枚挙に暇がない。 彼等がバリバリ撮っていた頃は名作といわれる作品も多い。 しかし、日活作品のようにビデオ化になっているものが少ないし、特に女性は ピンク映画館には相当行きづらいから、観る機会はほとんどないだろうけど・・・。 |
こんなベッドシーンも・・ | → | こんなにスタッフがいる |
前張り(マエバリ) ベッドシーン(からみと呼ぶ)のとき、もちろん本当にSEXしてるわけではない。 殆どの場合、アソコが見えないように前張りをしている。 女優の前張りは、肌色の伸縮性のあるテープであることが多い。 男優の場合、ずっと以前はテープだったが、ある時期からストッキングやバンダナなどを イチモツにかぶせ、クルクルっと巻いてから根元でキュっとしばり、ボンボリのように するのがはやった。テープだと剥がれやすいからだと思うが・・。 今ではそれに加え、巾着をかぶせるという方法もある。 まあ、テープを貼ると剥がす時に痛いし、かぶせ物の方が見た目にかわいいという意見もある。 |
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温泉 |
伊豆の温泉でのロケがあった。一泊である。 露天ブロで女湯を盗撮するシーンだった。 3月も末だったが、まだまだ暖かくはならず、河原の風は冷たい。 しかも、終わった時間が遅くて、みんなはついに温泉に浸かれずじまいだった。 |
SM SMのシーンがあった。女優を縛るのに、緊縛師といわれるプロが呼ばれる。 一本のロープをたくみにあやつり、全身にロープを巻くように縛る。 素人にはとてもマネのできないワザは芸術的である。 ローソクをたらすのだが、使用するのは赤い和ローソク。 普通のローソクに比べると、熱くないのだ。 しかし、濡れ手ぬぐいでたたくシーンは本当にたたく。 女優さんのお尻がミミズバレになった。 かわいそうだった。 |
アフレコ(アフターレコーディングの略) ピンク映画のほとんどはアフレコである。画面をみながらあとから声や音を入れるのだ。 シンクロ(同時録音)する予算の余裕がないのと、フィルムも少ないので、少しくらい セリフを間違えたり、本番中に救急車などの余計な音を気にしなくてすむためだ。 喘ぎ声もアフレコだから、スタジオのマイクの前に立って、真剣な顔であえいでいる 様子は見ているとおかしいが、本人達はたいへんなのである、 |