ダラスの熱い日    監督 デビッド・ミラー
脚本 ドルトン・トランボ   
バート・ランカスター   
ロバート・ライアン
1974年公開
STORY
アメリカ大統領、ジョン・F・ケネディ、ダラスでパレード中に暗殺。
犯人は狙撃場所のビルにいた共産主義者、リー・ハーベイ・オズワルドの単独犯行として現場で即刻逮捕された。
しかし、護送中に何者かに撃たれたオズワルドは死亡し、事件は謎を残したまま解決した・・・・。
ケネディ暗殺はしかし、世界の情勢をも動かす影の組織の謀略であった。プロの狙撃チームを組み、
オズワルドが左翼思想であることを利用して、彼をを犯人に仕立て上げるという設定。
暗殺は組織によって緻密な計画のもとに行われたものだったというもので、
その組織がいかなる謀略でケネディ暗殺を遂行したかを描いている。
もちろん、様々な調査にもとづき、組み立てられたフィクションである。

NOTE
こんなことがあるのかと、ものすごいショックを受けた。
その後色々な媒体で謀略説が語られ続けているが、きっといつか真実が明らかにされるのだろう。
この作品では当時のニュースフィルムが多く使われ、更にオズワルドのにせものに扮した役者も実物にそっくりで、
また、計画が立てられてから実行されるまでの経緯が影の組織側から描かれているので、非常に説得力がある。
煮え切らないまま終わってしまうO・ストーンの『J・F・K』よりその分重みを感じるし、中身が深い。
あまりの説得力に、ホントにこういうことなんだろうと思わせてしまうのである。