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ＳＴＯＲＹ 南北戦争終結間近、ジョジ―・ウエルズは南部の農夫として平凡に暮らしていた。 いつものように畑仕事をしている時、北軍側の荒くれ者達に襲われて家を焼かれ、妻と子を殺されてしまう。 復習に燃える彼は悲しみにくれる間もなく、拳銃を撃つ練習にあけくれる。 そして、やはり北軍に荒らされた仲間達から、北軍キャンプを攻めようと誘われる。 しかし、リーダーのフレッチャ―を始め、ジョジ―以外の全員が北軍へ忠誠を誓って恩赦をうけるという。 それはフレッチャ―だけの企みで、他の仲間は全員射殺されるのだ。 ジョジ―の怒りは激しく燃え上がり、たった一人で北軍兵士の中に飛び込んでいった。 それから北軍はジョジ―をおたずね者のアウトローとふれまわり、ジョジ―は賞金稼ぎのヤツラと北軍両方から 狙われる事になってしまった。 メキシコに向かう途中にインディアンやカンザスから逃げてきた白人親子と出会ったジョジ―は、 彼らと共に次々と現れる敵に立ち向かう。 ＮＯＴＥ この映画の宣伝文句には、「７丁の拳銃を引っさげた一人の軍隊といわれた男」とある。 そのとおり、たった一人で北軍の兵士達と戦う様子は凄まじいの一語である。 主人公はよくある西部劇のアウトローのように、銀行強盗でもないし、賞金稼ぎでもなく、元々は普通の農夫である。 彼が戦い、滅ぼしていくのは全て、幸せを壊そうとする理不尽なヤツラだ。 ジョジー自身は殺し合いをしなくてもすむ方法があるはずだと思っている。 イーストウッドのガン捌きはそうはいってもつくづくカッコイイのである。とても元農夫とは思えないのである。 そこらへんは設定としてのリアルさよりも西部劇としての面白さを前面に出し、 確かにメッセージとして底に流れている「反戦」色をオブラートに包んでいて、 娯楽大作にしているイーストウッドのサービス精神に拍手を贈りたい。 テーマ音楽は南部の音楽のテイストがたっぷりで、まさに「一人の軍隊」のテーマとして心地よく響く。 |