ロッキー・ホラー・ショー   監督 ジム・シャーマン
脚本 J・シャーマン、R・オブライエン   
作詞・作曲 リチャード・オブライエン  
ティム・カリー
リチャード・オブライエン  
スーザン・サランドン
1976年公開
STORY
大学の友達の結婚式で、ブラッドはジャネットに愛の告白をし、二人はそのまま記念の旅行へ。
途中、嵐の中で車がパンクしてしまい、近くの屋敷に電話を借りに行く。
しかし、そこで彼らは、ロッキーという人造人間を作り、何をたくらんでいるかもわからない
オカマの宇宙人、フランケンフルターの狂気の世界に巻き込まれる。
ついにロッキーは完成し、歓喜のパーティーの中、失敗作として閉じ込められていたロックンローラー、
エディが乱入してくる。
ジャネットはしだいにフランケンフルターの虜になりかけ、そして、エディを探すスコット博士がやってくる。
彼はブラッド達の恩師であった。フランケンフルターはブラッド達もスコット博士と同様、
自分たちを探るスパイと思い込み、彼らを石像のように固めてしまい、フロアショーへ・・・。
フロアショーとは?・・ジャネット達の運命は?・・・・

NOTE
セムシ男の使用人、リフ・ラフを演じるR・オブライエンが全ての曲をつくり、
元は舞台であるロック・ミュージカルの映画版。
最近またリバイバルされたのでよく知られるようになったが、
伝説のカルト映画として多くの根強いファンを持つ。
一曲たりとて駄曲のないロック・ミュージカルで、アメリカの古典ホラー映画メーカーR・K・Oの
数々の作品のパロディを盛り込む。
僕が中学生の時の公開だが、札幌での公開はわりとすぐに打ち切られ、サントラ版だけを聞きつづけた。
初めて観たのは東京に出て来てからで、当時は「ファントム・オブ・パラダイス」や
「ヘアー」などとの三本立てオールナイトだった。
この映画でストーリーを追い、テーマを探ろうとするのは愚かな事である。
フランケンフルター、リフ・ラフ、ブラッドとジャネット、ロッキー、エディ、ドクター・スコット、マジェンタ、
コロンビア達と一緒に騒ごうぜ!てな気持ちで観る映画だ。
キライだという人はもうそれで別にいい。
しかし、好きな人同士ではいつまでもこの映画のことだけで盛り上がれるのだ。