猿の惑星    監督 フランクリン・J・シャフナ―   
音楽 ジェリー・ゴールドスミス  
 
チャールトン・ヘストン    
ロディ・マクドウォ―ル
キム・ハンター
1968年公開
STORY
テイラーを船長とした宇宙探検船はすでに200光年以上の旅をしていた。
地球時間で2000年にもなるのだ。
突如宇宙船は故障をきたし、或る惑星の海に不時着する。ここはどこの星なのか・・・。
探検中にテイラー達は人間達の群れと出会うが、彼らを生け捕りに来た軍隊に一緒に捕まってしまう。
その軍隊の顔はすべて、猿だった。マスクをかぶっているのではない。
猿がしゃべり、馬を操り、人間を捕まえているのだ。
テイラー達は動物として扱われるが、言葉を話すテイラーを猿達は驚き、突然変異として恐れられる。
科学者のコーネリアスとジーラというチンパンジーはテイラーを理解し、
抹殺しようとする上層部からテイラーを守る。
ここはどうして猿と人間が逆なのか、そして、テイラーが見たものは・・・。
NOTE
シリーズの第一作だが、当時は猿と人間の逆転という斬新なアイディアに圧倒された。
30年前のメーク技術だが、人間の表情を細かく表現し、キャラクターの性格にもマッチする猿の顔は
スゴイの一言である。
シリーズが進むにつれての謎の解明と展開は「スターウォーズ」に遜色ない面白さで、
「続」「新」「征服」「最後の」をすべてまとめての一大巨編といえる傑作シリーズである。
21世紀まじかの今、あらためて新作を作って欲しくなる。
C・ヘストンはこういったスペクタクルには欠かせないスターで、もちろんこの作品でも彼の魅力が
いっぱいなのだが、まわりの猿と比べても違和感のない風貌なのがなんとなくおかしいんだよなあ・・。