サブウエイ・パニック    監督 ジョゼフ・サージェント    ウォルター・マッソー
ロバート・ショー
マーティン・バルサム   
1975年公開
STORY
ニューヨークの地下鉄に、帽子、メガネ、コートという、同じ格好の4人の男が違う駅から乗ってくる。
集合した男達は走っている地下鉄をハイジャックしたのだ。
1時間のタイムリミットで、乗客の身代金を払わなければ一人づつ射殺すると要求する。
金を受け取った男達は、切り離して運転手のいない車両を暴走させた。
ブレーキは解除され、効かなくなっている。犯人達は脱出できるのか・・。
冷徹なリーダー、ブルーとW・マッソー演じる刑事の攻防、パニックの地下鉄のスリル。

NOTE
パニック映画ブームと言われた頃に公開され、タイトルにパニックという言葉がつけられた。
ハイジャックされた地下鉄が暴走するパニックと脱出のサスペンスもさることながら、
R・ショー達犯人グループとW・マッソーの刑事との駆け引きが最後まで息を呑み、手に汗握る。
その計算されたストーリー展開は、地下鉄ハイジャックというアイディアの面白さに甘えることなく
見ごたえ充分だ。
犯人グループがみんなオッサンっていうのもなかなか渋いものがあり、有無を言わぬ迫力もある。
R・ショーだもんなあ。
札幌では『ジャガーノート』と同時上映だったが、悪いけどそっちはつまんなかった・・・。