撮影10日目
昌三の病室
病室の窓の外に、長いレールが敷かれた移動撮影が最初のカット。
2メートルほどのレールが何本もつなげられていて、板パッキンと呼ばれる木の板と、
三角型のくさびで高さなど平行を調節されたり、地面の凹凸を避ける
カメラは移動用の台車に、万が一の事がないようにラッシングベルトでしっかり固定される。
移動車を押すのは、特機チームのスタッフが現場に常駐していないときは、
助監督のセカンドが担当するのが普通である。
芝居とカメラワークのタイミングを合わせ、スピードの調節など、
うまくいかないときはハマッてしまってナーバスにもなることもある。
今回セカンド助監督の五十嵐君は、室田日出男さんに声をかけられた。
「五十嵐君、移動は心だよ」
移動カットの様子を動画でどうぞ
スペシャルゲストがいた。
現場に遊びに来て、特別に出演したのである。
エキストラとしてお遊びで出てもらったカットは、残念ながら本編ではカットされた。
←ジュビロ磐田のゴン中山選手。
看護婦の役でプロデューサーのひとり、園木さんが出演。
スタッフが出演することを「内トラ」という。
語源は、身内のエキストラの略だと思うが・・・
本人はすっかりなりきっている。
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