撮影15日目
明眸/日比野アート
大クレーンでの撮影。
友川が自転車で走るのを、クレーンに乗せたカメラで追う。
移動は、レールにクレーンを乗せても、タイヤをつけてもできる。
レールは、平になるようにレベルメーターなどで水平を慎重にチェックしながらつなげていく。
午後は、子供時代の助政と陽子の回想シーン。
美術さんが屋根にのぼり、作業している。ビニールや毛布で覆っているのは、
そうしないと太陽に焼かれた瓦が熱くて、座っていられないのだ。
小学生の女のコが地面に落書きをしているシーンの準備。
描いているのは、アーティストの日比野克彦氏と東京芸大の学生さん達。
こういう事には、照明部がだいたい面白そうに参加するのは、この現場だけのことではない。
予定の撮影が終了後、病院の廊下のロケハン(下見)。
カメラアングルや、部屋の位置と廊下の壁に取り付ける鏡の位置の関係など、細かく打ち合わせされる。
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