撮影16日目
産廃処理場
友川が助政に拳銃を撃たせて遊ぶシーン。
実際に営業している産業廃棄物処理場で撮影された。
天気が不安定で、雨が振り出すとカッパを着、太陽を待ちながらの撮影だった。
雨は結構多く、窪みに溜まった雨水を掻き出す作業も手空きのスタッフ総出の作業となった。
廃棄物がヤマ積みされているのを活かすだけではなく、写ったときのバランスや
芝居のプランに合わせて、片付けたり新しい山を作ったり。
本物のゴミなので、その匂いは強烈で、慣れるまでは防塵マスクを手放せなかった。
犬が交尾しているシーンは心配されたほど問題なく、スムーズに進んだが、
大変だったのは犬が驚いて走っていくカットの撮影だった。
なかなか思い通りのコースを走ってくれず、スタッフ達は大きな板などをついたてにして誘導する作戦を取った。
夜は昌三の家の夜の情景。
最近はごっちゃにされているが、「情景」と「実景」は、厳密には使い分けられる。
情景
装飾やライティングなど、そのカットの為に設定に合わせて作りこみ、撮影する風景
実景
実際にある風景を、作りこまずにそのまま撮影する
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