バラキ   監督 テレンス・ヤング
製作 ディノ・デ・ラウレンティス   
チャールズ・ブロンソン   
リノ・バンチュラ
1972年公開
STORY
暗黒街組織、マフィア。正式名称はコーザノストラという。
アメリカに組織が出来あがる初期の頃、ジョゼフ・バラキという男がコーザノストラの一員となった。
マランツァ―ノ一家からラッキー・ルチア―ノ、ビート・ジェノベーゼの配下と組織の中を生き、
暗黒街に勢力の伸ばすマフィアの一員として30年以上も生き抜くが、麻薬の取引で逮捕される。
バラキはボスのジェノベーゼに助けを求めるが、裏切り者と思われてしまっている彼は
逆に命を狙われているのを悟る。
刑務所の中にまで及ぶ刺客に恐れ、ついに関係ない囚人を殺し屋と勘違いして殺してしまう。
後悔とジェノベーゼへの復讐・・。そして、FBIを通じて法廷で組織の全てを告白する。

NOTE
バラキの告白に基づいてコーザノストラの全貌がさらされ、その告白書を映画化した作品。
劇中の登場人物は全て実名の上、事実に基づくというのは東映さんまっつァおであろう。
いわゆる盃をかわす儀式は指を切って血を合わせたり、抗争の中の殺し合い、
お前の命はもらうという意味の儀式、死の接吻など、当時の僕にはショッキングの連続だった。
すべてのマフィア映画の原点と言われている。
バラキ、ジェノベーゼが獄中で死ぬのを待って映画化が進み、公開当時は組織の妨害を恐れたという。