ウォリアーズ   監督 ウォルター・ヒル    マイケル・ベック
ジェームズ・レマー   
1979年公開
STORY
ニューヨーク中のストリート・キッズ達がブロンクスの公園に一同に集められた。各グループ代表9名。
最大の規模を誇るグループのボス、サイラスがすべてを統括し、ニューヨークを我が物にしようとする計画だった。
演説中のサイラスは、何者かによって銃殺される。大騒ぎの公園で犯人が叫んだ。
「やったのはウォリアーズの連中だ!」
ウォリアーズは狙われるはめになり、自分たちの町、コニ―アイランドまで一刻も早く帰らなければならなくなった。
しかし、その途中にはそれぞれの街を縄張りにするグループ達が牙をむいてたちはだかった。
NOTE
この映画に出てくるストリート・キッズ達は、それぞれグループを象徴するコスチュームに身を包んでいる。
グループの名前も、ゲンチャリで騒ぐだけのそこらのガキには考え付かないようなカッコイイ名前である。
一頃の暴走族と呼ばれた少年達には、彼らのような統率力や一本気な心があったように思う。
だから、若いパワーを思いっきり発散させてからは、社会に出てから立派な人間になる少年も多かった。
しかし、現在はびこるエセ暴走族達は徒党を組むだけである。あげくの果てには大勢で弱い者小数を囲んで
脅して喜ぶだけで、これから気骨のある社会人にはなるはずもないだろうと思えるやからがほとんどだろう。
昔の不良は、弱い者を守っていたくらいだ。仁義もあった。暴走族もナナハンに乗っていた。
昔の暴走族賛美をしなければやりきれないほど今の不良の質が落ちたということだ。
この作品も、もう20年前の映画になってしまった。
今のニューヨークのストリート・キッズはどうなのだろうか・・・。