主人公の北爪修役の北村一輝さん。 | ヒロインの景子役、宮前季依さん(右) |
真中で空を見上げているのはチーフ撮影助手の西村君。 太陽と雲の様子をチェックしているのだ。 雲が太陽にかかると、光の質も強さも変わってしまう。 本番の間に変わらないか、スタンバイまでどのくらいか、 これからの撮影の流れや全体のシーンとの関係を照らし合わせ、 どのくらいの光の状態で本番にGOサインを出すか・・。 神経の休まる暇がない仕事なのだ。 |
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うなぎ屋さんのロケでは、今日が初めての仕事というエキストラが出演。 出されたうな丼を黙々と食べていた。 「うまいっす!ホントにうまいっす!!」 その他、実際にお店に来ていたお客さんにも出演をお願いした。 撮影中も店は営業しているのである。 うなぎ・・・。イイ匂いだった。 |
演技指導をする望月六郎監督 | |
この日の最後は、荒川の高架下での、回想シーンの撮影だった。 ややぬかるんだ地面での喧嘩のシーンもあり、段取りの手違いもあって 時間が思ったよりかかってしまった。 太陽はどんどん沈もうとしている。ただでさえ暗めの高架下は暗さを増して行った。 「ゼネをまわそう、ライトを用意してくれ!」 なんとか撮影したが、お疲れ様の声を聞いた頃にはすっかり夜になっていた。 昼間のシーンを7時半くらいまで撮影していたのだった。 更に、昼間は暑い陽射しを照り付けていた空は、急に激しい雨を降らした。 「撮影が終わるのを待っててくれたみたいだなあ・・。」 |