6月3日 三日目

あ〜!デジカメが壊れて写真が出せない〜!
ま、とりあえず文章だけでも・・・。

7時15分・・・・これ、なんでいつもこんな中途半端な時間かってーと、
実は予算にかかわることが大きいのである。多くは語らないが・・・。

今日は幕張のビルの14階にある、休憩室と2階のロビーの撮影でスタート。
田口トモロヲさんと大杉漣さんの競演は、僕がいた作品だけでも3度目だ。
全くタイプの違うお二人だが、共通しているところがある。
卓越したギャグのセンスと、時折見せる鬼気とした迫力、幅広い役作りから生まれる存在感・・。
今、映画界で引っ張りだこである理由がわかろう。

ロビーではサラリーマン、OLのエキストラが何人もいたが、実は、主演の
北村一輝さんは、エキストラから頭角をあらわした一人だという。
「僕はスーパーエキストラだった。たとえばサラリーマンの設定のときも、
このシーン、朝ですか?夕方ですか?って聞くの。歩き方が違うんですよって。
役作りというより、作品の中の世界を作るって感じでいたい。」

14階の喫煙所の撮影の準備のときにアクシデント発生!
ジュースの自動販売機の音がうるさいので、コンセントが抜かれた。
「あ、今はカメラに映るから電源は入れておかないと」
しかし、再びコンセントを差すと、すべて売りきれの表示で、お金も戻ってきてくる。
「ありゃ〜、ジュースを買う芝居があるのに〜!」
「・・・・まあ、社内にある自販機で、なんでも出ますよってことでいいか?・・・・」
この日は業者が休みで治らないので、あらかじめジュースを取り出し口に入れて
芝居をすることになった。

外での撮影は主にバイクの走り。
本人だと危険なので、スタントマンが吹き替えで運転する。
バイクが故障して修理している設定のシーンがあった。
途中で煙が出るということをするのに、美術部さんがスモークマシン
から管をつなげて合図と共に煙を出す仕掛けを作った。

夜には田口さんと北村さんの二人の芝居。
あろうことか、雨がぱらついてきた。昼間はあんなに暑かったのに。
幸い大降りにはならなかったが、リハーサルの時はカッパを着たり傘を
さしたりタイヘンなのである。
昼間暑くて夜に雨って最近多いなあー。