Fish-05

04<05>06 TOP BBS

 健康的な海水浴場の喧噪と波の音が心地よい海風とともに簾格子を擦り抜けて流れ込む暗い古びた海の家の座敷の中央で、子供達に淫猥な姿勢に身体を押さえ込まれた若い娘の白い裸身が屋根から差し込む細い日差しに照らされ、びくんびくんと腰肉と乳房を震わせる。朽ちはじめている簾格子はもしも誰かが指をかけて力を込めれば簡単に折れて穴を開けてしまうだろう。――だが、夏を謳歌する海水浴客は気付かない。年端も行かない少年の指が動くたびに、快楽をよく知らなかった娘の刻み込まれる淫らな悦びへの怯えの啜り泣きに、淡く甘い媚びが含まれはじめていく事に。左右の紐が解かれた白い水着の中央がねっとりと重く濡れ色を変えている事に。
「声を抑えろよ」
 乱れきった呼吸を繰り返しながら、葉月は本能的に手の甲を唇に当てる。
「ぃ……!」
 少年の指に突起を圧し潰された瞬間、葉月の全身が激しく痙攣した。まるで下腹部から脳に神経が直接繋がっている様な強烈な刺激に、頭の芯に火花が飛ぶ。交際相手からとは比べものにならない強烈な刺激に全身が戦慄く。ぴんと張り詰めた脚の指が宙を掻き、限界まで開かれた脚の付け根に浮かんだ筋が震えた。
 激しく震えた葉月の口を、小さな手が力任せに塞ぐ。
「んくぅぅぅぅぅぅ……っ!んー!んんっ!んぅ…ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
 くぐもった声が座敷に籠もり、少年達の手を跳ね除けようとするかの様な大きな震えが白い身体を襲い、火照っていた肌にどっと汗が滲み出す。そして、宙で押さえ込まれた腰の中央で、白い布から丘と柔毛をはみ出させている牝肉がぐびりと、今まで一度もなかった淫らな膣肉の動きを憶える。
「……」
 短い時間で汗まみれになった肢体とその痙攣に息を飲む少年達の中で、布の下で膣口が限界まで縮こまり、やがて咀嚼する様に蠢きを繰り返しはじめるのを、少年は十本の指のすべてで味わっていた。
 口を押さえていた少年の手が疎かになり、その小さな指の間から弱々しい声と押さえ込まれたまま汗まみれの全身で繰り返す乱れきった呼吸がこぼれる。
「意外と遊んでるのか?」
 まるで抜け殻の様な無防備さで乱れた呼吸を繰り返すだけの葉月に、膣口に指を当てたまま少年が問いかけるが、数秒待っても呆けている葉月からは返事がない。不快そうに眉をしかめ、少年は指をぐいと水着ごと押し込んだ。
「痛……っ」
 濡れきってはいても異物の挿入などここしばらくなかった膣口の痛みに、葉月の身体がびくりと強張る。
「遊んでるのか?葉月」
「ぇ……?」
 初めて達したばかりの葉月は少年の問いの意味が判らずに戸惑いの声を漏らす。
「随分味をしめてるみたいだな、何人咥え込んでる?」
 下卑た言葉の意味がしばし理解出来ずにぼんやりとしていた葉月の顔が羞恥に染まり、少年を睨みつける。
「おかしな事きかないでっ、わた……ひっ!」
 少年の指が膣口で動き、葉月の全身ががくんと跳ね上がった。
 布ごと膣口に捩り込まれる指に、愛液に重く濡れた布は更に左右の丘を露わにする。薄い下腹部の肉付きと異なり柔らかな丘はふっくらと盛り上がり、透き通る様な肌の上に、クリトリスのある上端の辺りには慎ましく柔毛が生え揃っているが、膣口近くは無毛だった。さらりとしたしなやかな黒髪や細く長い睫と裏腹に、軽く縮れた柔毛はささやかであっても大人の女の生臭い牝の淫猥さを少年達に感じさせる。啜り泣く姿がどれほど脆く可憐でも、目の前の身体はたっぷりとセックスに耽り快楽を貪れる熟した牝のものなのだ。
 しかも、濡れている。水着が密着していた下腹部の丘はねっとりと透明な愛液が絡みつき、覆う布が取り払われひょこんと跳ね上がる細い柔毛の毛先には透明な球が浮かんでいた。
 少年達の熱い視線が注がれているのを痛い程感じながら、葉月は小さく首を振る。自分と少年しか気付いていないだろうが、先刻の快楽の波が収まりきらない若い牝の膣肉は、まだ膣内への挿入に慣れず解れないまま、白い水着と少年の指を慣れた愛撫の様に美味しいものを舐めしゃぶり蠢き続けていた。決して葉月自身の男性経験は豊富ではないのだが、だからこそ初めて刻み込まれた快感に牝肉が貪欲になるのを抑えられなかった。
「ゃ……あ…っ……ひどいこと…しないで……ぇ……ぃや…ぁ……」
 葉月の痴態を目と指で観察している少年の指がゆっくりと動く。螺子で穿つ様に指が動くと、白い水着の中央が巻き込まれ、海の家の外にもある朝顔のつぼみに似た絞りが浮かぶ。指をわずかに戻しても捩じ込まれたままの水着は戻らず、小さな横幅は徐々に狭まり、少年の指で左右に伸ばされた谷間の粘膜が外気に晒される。
 ごくりと生唾を飲む音がいくつも鳴った。
 もう十分に秘めるべき場所を晒け出す体勢を取らせているが、少年達の好奇心と青い獣欲は葉月の腰を更に高い位置へ、限界まで開いている脚を更に死角のないものへと圧し、葉月が座敷についているのは肩の辺りの背中の一部と後頭部と腕だけの、性器を晒し出す為の耐えがたい淫らなものへ変えさせる。
「ぴくぴくしてねぇか?」
「してるよな……」
「いやぁ……いわないで…もういわないでぇ……っ…いや……ぁぁぁ……。――ひ……ぁ!」
 泣きじゃくる葉月に、少年が指の動きを大胆なものにした。
 高い位置に来て更に弄びやすくなった膣口に、そのくねりにあわせて指を挿入し、中で指をひねり更に圧迫感が増す中ずりずりと指の節を熱い牝肉に擦りつける。葉月の爪が古ぼけた畳を何度も掻き毟り、汗まみれの全身が跳ね上がった。
 無駄口を咎められるかと少年の顔を盗み見ていた少年達は、しばし待っても注意されない事に安堵し、淫らにくねり跳ねる葉月の身体を注視する。
「いや…っ……いやあっ…やあぁっ」
「何人とセックスした?」
 葉月の反応が更に抑えられないものへとエスカレートしていくのを確かめてから口を開いた少年に、葉月は泣きじゃくり首を振る。
「答えろ葉月」
「――ひ……ぁぁぁぁぁっ!」
 膣内に深く指を捩じ込んだまま、少年の指に水着の上からクリトリスを捏ねられ、葉月の肢体ががくんと跳ね上がる。汗が肌を伝い、まるで今海からあがってきたばかりの様な白い身体が艶めかしい薄桃色に染まっていく。
「こんなに反応するなら相当遊んでいるんだろ」
「ちが……っ…ひぃ……んっ!そんなに…ぁぅぅぅ……そんなにしてなぃ……っ」
「『そんなに』なら、何回だ?」
 当然答える義理はないが、膣口を弄ばれて強制的に快楽を教え込まれて翻弄される葉月は同時に複数の事を考えられるだけの余裕は与えられていなかった。いや、自尊心だけを優先する事が出来たかもしれないが、覚えたての快楽と少年の命令に逆らう事が自分に許されるかが判らない。熟考が出来なかった。
「答えろ、葉月」
 水着の上からクリトリスを探った少年が、ぬかるみの中の突起に爪を押し当てた。その感触に葉月は何度も首を激しく振るが、裏腹に膣はぎゅっと少年の指を締め付けて更に愛液を溢れさせる。
「答えろ」
 徐々に爪に力が篭っていく。
 汗まみれの全身が限界まで縮こまったままがくがくと震え、葉月の唇から世にも哀れな引き攣った嗚咽が漏れるが、その清楚な美貌に漂うのは被虐美と呼ぶに相応しい、淫らで甘く切なげな苦痛のさえずりだった。
 そして葉月の内面の混乱を何よりも如実に伝えるのは、追いつめる少年の指を美味しそうに締め付けてざわめく葉月の牝肉そのもので、それが嗜虐者の理性を奪おうとする。SMという行為を知らなくても、少年には葉月の奥に潜む牝犬の様な隷属性が判った。いや、子供だからこそ敏感に嗅ぎ分けられ、その相性を読み取ったのかもしれない。
「布越しでも怪我するぞ」
「ぁ……ぁぁぁぁ……、よ……よんかいだけ……、よんかいだけしかしてませんっ」
 葉月と少年の周りで空気が揺らぐ。この身体が他の男に脚を開き咥え込んでいると知るだけで、射精を伴いそうな卑猥な光景が少年達の頭に浮かぶ。だが尋問した少年の目は不思議と醒めていた。
「随分いきやすいのは、その四回でたっぷり可愛がられてるからか?」
「ちがう…のっ、ひどい……あぅぅぅ…んっ、いたぃ……っ…ゆるして…いや…んっ、や……ぁんっ」
 葉月の瞳から大粒の涙がとめどなくこぼれ落ちる。確かに男女の濃密な関係としては実らなかったものの、それなりには好きあって交際した異性との秘め事を初対面の子供に身体を弄ばれつつ吐露させられる抵抗感は快楽に浮かされても胸を抉り込む。だが、報告するたびにクリトリスに込められる爪の力が和らぐのだから仕方ないのだと胸の中で言い訳がよぎり、告白のたびに訪れる安堵が、気づかぬ内に娘の柔肌の中で告白と肉体を結びつけていく。
「何が違う?」
「こんな…こんなに……へんなかんじ…はぁぁ…んっ…ぁうんっ…ぁんっ! こんなの…はじめてなの……っ」
 肌の内側で身体中が熱いスープになって波打つ様なうねりが身体を繰り返し襲い、葉月の腰が宙でびくびくと痙攣を繰り返す。愛液にまみれた水着は紐までしっとりと濡れ、高く掲げられた尻肉に揺れてぶつかるたびにねっとりと貼り付いて、そして離れる。
「何が初めてなんだ? ――複数相手がか?」
 啜り泣く葉月の白い顎が小刻みに震える。快楽に身悶える葉月を抑える為に、少年が全員で身体を押さえ込む。手首足首だけでなく、腰や腿まで押さえ込み、ぐいぐいと華奢な肢体を拘束する。いくつもの手に絡め取られたまま膣内を掻き混ぜられ、慣れない刺激に朦朧とする葉月はまるで犯されている様な錯覚に襲われていた。

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