Fish-09

08<09>10 TOP BBS

「ひ……ぁ!」
 思わず少しだけ浮かしてしまった腰に、もう一人の少年の指が葉月の下腹部を撫で上げる。一瞬ではそれは終わらず、ぬるりと膣口に指が挿入される。びくりと身を震わせる葉月をそのままに、指がぬるぬると膣口を弄ぶ。
「何本挿れた?」
「一本」
 ふぅんと軽く鼻を鳴らした後、うなだれたまま首を弱く振り続ける葉月に少年が嗤いかける。
「葉月、足りないだろう」
 その言葉に首を振り続けながら、葉月はかすかに啜り泣く。まるで自分の身体と心を見透かす様な言動が折れそうな心に突き刺さる。挿入された瞬間から燻ぶりが一気に再燃して身体を捩りたくなるのに、膣内の存在に物足りなさを訴えてきた。もっと増やして欲しい、せめてあと一本…いや本当に欲しい物は違う…今日は得られないと思っていたものが、得てはいけない物が、今、手に触れている。
 ぬちゃんぬちゃんとゆっくり膣口を撫で回す指に、葉月の細い顎が小刻みに震えた。
 遊べば甥の行動を許して貰える、いやそもそも誤解なのだが、だが疑われるのは確かに良くなかったから従うしかない。しかし、ここで少年の露出を葉月の手が行えばそれは同意の上と思われても仕方ないだろう。堪えなければならない。そもそも前の交際相手とですら手伝った事がないのだから、葉月にはそれが正気の沙汰とは到底思えない。
「……っ…あ……」
 俯いたままの葉月の視界に、自分自身の乳房と柔毛が映る。自分自身の裸など珍しくない筈なのに、周囲に落ちている写真の為なのかそれは酷く卑猥なものの様に見えた。
 乳房が揺れる。手が震える。くちゃくちゃと粘液質な水音が鳴り響き、膣口を捏ね回す指が滑る。呼吸が詰まり、漏れる。腰の奥が脈打ち続ける。
 葉月の脳裏に光景が瞬く。
 初めて訪れた異性の部屋に緊張する葉月をそっと抱きしめる。異性の汗の臭い。ぎこちなく外されるブラウスのボタン。ブラジャーの上から優しく胸を揉む手。閉ざされた厚いカーテンの隙間から薄く射す光。四回肌を重ね合った部屋…気まずい沈黙。最初から上手くいく筈がないと理性で考えても、埋められず、深くなる溝。四回目は、柔らかかった。
「ゃ……ぁ…っ……いゃぁ……」
 啜り泣く葉月の膣口が自ら蠢きもう一人の少年の指を締め付け吸い付く。天井の穴から差し込む夏の日差しが艶やかな髪と濡れた肌を照らし、欲情を堪えきれない女の身体を薄暗がりの中浮かび上がらせる。かすかに上下する腰の下で動くもう一人の少年の手は、手首まで愛液で濡れそぼっていた。ぶるっと白い肌がざわめき、濡れた唇から嗚咽が漏れる。
 いっその事、何もせずに犯された方が楽だった。その方が少年達も簡単な筈なのに…そんな考えが浮かぶ。
 くちゃくちゃと音が篭もる座敷の濡れた畳の染みを虚ろに見ていた葉月の瞳が揺れる。気を抜くと上を盗み見てしまいそうな自分の忌まわしさに何度も首を振った。――だが、硬い物に触れている手の指先が、少年の動きではない部分でほんの少し揺れているのにまだ葉月は意識出来ずにいる。それは淡い精神的外傷に対して逞しい状態の物に挑まれる事への安堵なのか、牝の本能なのか判らない。
「葉月。しゃぶれ」
「ゃ……」
 葉月の手が、赤裸々な単語にぴくりと揺れる。指先がランニングの上でぬるりと滑り、愛液とは違うにおいが鼻を掠めた。異性のにおいに身体がどくりと芯から揺さぶられる…だが目の前の相手は甥と同じくらいの小学生であり、到底異性として意識していい対象ではない。
 指先がぬるりと滑った。濃密な潤滑液で布と葉月の指が隆起の上でくねる。子供だというのにその先端の丸みは大きなすももを思い浮かばせる堂々としたもので、布越しの亀裂から溢れる先走りと臍へと天高く反り返るものがびくんびくんと更に跳ね上がる感触に、葉月は言葉を失う。――確かに異性とそういう行為をした事があっても、こうも意識させられた事はない。ただ横たわっていれば相手が何とかしてくれる…そんな不慣れな者への配慮はここには存在しなかった。
 その間にも背後から葉月の膣口を責める指は執拗に蠢き続け、哀れな白い肌の火照りを煽りたてる。小刻みな抽挿を繰り返す手の甲から愛液の糸が畳へと伸び、吸い込みきれない濃厚な露が重く濡れた畳の上でぬめる膜を作り出す。くちゃくちゃと沸き立つ音に葉月は何度も首を振るが、音は消えるどころかより一層大きなものになる一方だった。
「頑固な奴」
「――や……ぁ!」
 手首を抑えている少年の手が動き、葉月の手が硬い物の上で上下する。濡れた指先から手の付け根までを布の上から硬い隆起が擦り、半ズボンの下の下着の段差と共に鰓の段差までもが手に刻み込まれていく。前後の動きはどうしても性行為を連想させ、葉月の全身が小刻みに震え、頭を激しく振りたくるその顔は真っ赤に染まり、怯える瞳の奥がとろんとした淫蕩な色が漂い、そして乱れさえずる唇の上で小鼻がぴくぴくと甘えた熱い息を漏らす。
 小学生の少年達に前後で挟まれる大人の…まだ十代の初々しさと熟れ始めた大人の女の色香が混在している白い肢体が、上下に揺れる。それはまるで同時に責められている様な構図だったが、まだ葉月は自分の腰が自ら動き背後からの指を迎え入れている事に気付いていない。
 大きい。大きい。大きい。
 逃げたがる葉月の頭の中で、一度往復するたびに手全体で感じるものの猛々しさが膨らんでいく。布のぬるつきを拡げる様に指先が傘をくるむ形に吸い付き曲がる。徐々に巻き上げられていくランニングの裾を指に感じるたびに、嘆きと欲情で啜り泣きが濡れた。擦り続けると先端が露出してしまう。この大きなものが姿を見せる…姿を見せたらどうなるか、命令に逆らえない、咥えさせられるのか?まだ指で触れた事すらない自分が、小学生の、この大きな牡肉の凶器を。
 口に性器を咥える。男性のそれは排泄の場所でもある、それを舌で舐める…生理的嫌悪感に葉月は鳥肌立つがそれも一瞬で、下腹部からのもどかしさに白い肌は見る間に弛緩し艶めかしさを増していく。何故小学生程度でその様な卑猥な知識を持っているのか、自分よりも経験が豊富そうな物言いが虚勢なのか事実に裏打ちされたものなのか葉月には判らない。
「しゃぶった事はあるか?」
「……、そん…そんなこと…し…っ……しませんっ……」
 ぷるんと乳房が揺れる程強く首を振る葉月に、少年がにやりと嗤う。大人の男と変わらない邪悪な嗤いに、呆然と見上げる葉月の身体がぞくりと震える…声変わり前の子供だが田舎の暮らしは都会よりも厳しくて子供は幼稚なままでいられないのか、それとも彼は特別なのか。
「自分は舐められてよがっても、自分が舐めるのは嫌か」
「だって……」
 甥への誤解を考えると葉月は強気には出られないが、それでも出来る事と出来ない事はある。もしもここで少年に最後までされるのが条件だとすれば、それはどう考えても行き過ぎな筈だった。
 薄桃色に染まる柔らかな尻肉が葉月自身の動きで踵の上で弾む。おかしくなる。背後からの指の挿入は先刻までのものと角度が異なり、膣口のくねりに逆らう形になり葉月の膣の腰骨側をごりごりと擦っていた。たかが前と後ろからの挿入の違いでこうも違うのかと膣が疼いて腰の動きがエスカレートしていく。
「どうしたら…どうしたらおわってくれるのっ」
「お互いに納得するまでだ。あまり焦らすならお前に任せないで好きにするぞ」
「すきにって……」
「俺と舵でレイプする。他の連中が戻ってきたら奴らにも回すかもな」
「!」
「今の方がマシだと思うぞ。――お前が従う間は俺が保護してやる。でも俺が庇わなければどうなっても知った限りじゃない」
「そ……、そんな…の……ひどい……」
 少年が他の少年達のリーダーなのは見れば判るからこそ、その統率を失った時の状態が葉月には恐ろしかった。いや、この少年がいなければもしかしたら誤魔化せるかもしれない、だが他の少年達にあの痴態を見られた後では分の悪い賭である。
「俺に取り入った方が怖い思いをしないで済む」
「ひどい……」
 今の状況はまだ葉月の自由意志がそれなりに存在するが、レイプとなるとそれは踏みにじられるだろう。無惨に踏みにじられる恐怖と、意志を持ったまま堕とされる屈辱はどちらが傷つかずにいられるのか、選択肢はなかった。疼ききった身体に本能を刺激されてしまった葉月の頭には、逃げる選択肢が浮かんではこない。
 辛そうに少年を一瞬睨みつけた後、葉月は瞳を閉じる。
 指が自らの意志でゆっくりと、服をまさぐり始めた。
 膣口を責められ続ける水音と葉月の抑えきれない乱れた呼吸が座敷に籠もる。海水浴場は昼時の為なのか喧噪がわずかに遠ざかっていたが、しかし途絶える事はなく人の気配は簾格子の向こうに有り続けていた。
「あぁ……っ…ゃ…あ……いや…ぁ……いやあ……」
 ぎちぎちに勃起している牡を指先に感じて葉月が啜り泣く。
 タンクトップを引き上げると少年の手が手首から離れ、そして葉月の頭を撫で始めた。まるで好色な痴女が少年を犯しにかかっている様な構図に、何度も葉月は首を振るが、止まりかけては進む作業から逃れられない。
 そのたどたどしい仕草がより相手を興奮させるなど思いもせずに、葉月はタンクトップの裾の中に手を入れ、半ズボンのボタンを外そうとする。少年の引き締まった細い腰に密着している半ズボンは逞しい隆起が圧迫して指一本捩じ込めない程キツくなっており、指先で摘む様に入れただけの力ではボタンが外せない。
 震える指が何度も滑り、葉月の顔に焦りと戸惑いが浮かぶ。いつ気まぐれに自分の保護をやめてしまうか判らない少年に、奉仕しないといけない。
「い……や!」
 ボタンを外そうとした指に、その上端からはみ出している熱く硬いものが直接触れて葉月は思わず悲鳴を上げる。反射的に手を引こうとした葉月の頭に少年の手が食い込む。
「葉月は服を脱がすのも満足に出来ないのか」
「ご…ごめんなさい…っ……ごめんなさいっ」
「先を、撫で回してみろ」
「……」
 指にたっぷりとついた粘液の感触とまだ触れたままの熱いものに戸惑う葉月は、しばし凍り付いた後、そっと指を動かした。
 まるで高熱が出ている様な熱さが痛々しい様な、しかし逆に血液をたっぷりと満たして張り詰めたものは攻撃的なまでに硬く張り詰めている。傘全体がぬるぬると指を滑らせる。
「ぁああああ……いや…ぁ……いゃ…あ……や…ぁぁ……ぁ……」
 初めて触れた異性の猛々しいものに、葉月の全身ががくんがくんと激しく震え、もう一人の少年の指を膣口がひっきりなしに蠢き締め付け、そして愛液が膣奥から更に溢れ、双丘を乗せた踵までもが牝の潤滑液まみれになる。小刻みに震える白い歯が鳴るが、上気した清楚な美貌には発情した牝の恍惚と被虐的な色香が濃厚に漂っていた。

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