『空中浮遊』3〜挿入〜

表TOP 裏TOP 裏NOV BBS / <3>

 ゴンドラの窓は淡い、本当に淡い水色のフィルターがかかっていて内部にいる人間が外部を眺める時には意識しないけれど、でも外部からゴンドラ内を観察する時はその色と反射で少し見えにくい。それはゴンドラの駅で外部から見た時やまだ稼働している間に友達が乗っている隣のゴンドラを見た時に判っていた。
 そうでなければ…こんな事は出来ない。
 ゴンドラ停止を聞きつけてかマスコミらしきヘリコプターが何度か近くを飛んでいた。でもゴンドラという安定性のよくない物に接近する事は流石になく、百メートル以上は離れた上空でしばらく旋回しているだけである。多分見えていない、そう考えていてもヘリコプターの音を聞くと意識してしまう。
 ブラウスもブラジャーも腕に引っかかっているだけで、ミニスカートは整えられていないめくれた状態で、私はぼんやりと神津君にもたれかかる様に浅い呼吸を繰り返していた。下着も直していないのは…まだ終わっていないから。
「合計4つしかないかー」
「……。ジャンケン?」
「げ、俺弱いから反対」
 お財布や鞄を漁っていた男の子達の手にある小さな四角いパッケージを見ない様に、私は視線を床に落とす。金属製の床にぽつぽつとある水たまりは、単なる水ではなくて私のお尻から伝って落ちた愛液だった。言い訳のしようがないその光景に私は視線を彷徨わせる。
「――ピルは?」

「それは無茶だろ」
「んなご都合主義な」
 男の子達が神津君に言うのを聞きながら、直前までの快楽以外で私の胸の鼓動が騒ぎ出す。彼はとうの昔に忘れてしまっただろうと考えていた出来事を憶えていたのが嬉しくて、同時に恥ずかしくて、そして…この状態でそれを訊かれる事がたまらなくて。
 1年のマラソン大会の時にちょうど運悪く生理中で、コースの途中で貧血を起こして河原の隅でうずくまっていた私に気づいて背負ってくれたのが、神津君だった。
 よりによってそんな時に男の子に背負われるなんてとんでもないのだけれど、身動きが出来ない私にはその厚意に甘えるしかなかった。以来学校行事などの時は貧血が酷いのもあって保険医の勧めでピルを服用して私はしのいでいる。その時の会話を彼は聞いていた。
 同年代の異性に背負って運んで貰ったのは初めてで、それ以来ずっと神津君を意識してしまっていた私は、徐々に彼の事を好きになっていった。友達に言わせれば私は身体が軽いから背負って運ぶのは男の子ならばどうにか出来るそうなのだけれど、でもそう言われても、あの日から神津君は私にとっては特別な男の子だった。
 今回の旅行も貧血になるのが怖くて実はピルを服用している。でも、それは貧血対策であって…避妊を意図してのものではない。
 ぞくっと背筋にたまらなく危ういものが這い回る。4つしかない避妊具とピルの服用の問い、その意味する事はたった一つしかない。男の子全員がたっぷりと弄りまわしている私の膣で…もっともっといやらしくてとんでもない事を、してしまう。
 それはいけない事なのに、私は神津君があの出来事を憶えていた方に意識を奪われてしまっていた。

「……。それ、あり?」
 否定出来ずに乱れた呼吸を肩で繰り返して赤面しているしかない私に、田中君の上擦った声が聞こえた。クラスでは明るくてお調子者なのに、その声は上擦っていて少し後ろめたそうで、でも微量に期待を含んでいる。
「――滅茶苦茶好都合だよな」
「やばいよな……」
「ぁ……」
 既に汗でぐっしょりと濡れている服に複数の手が伸びて、神津君にもたれさせて貰っていた私の身体から隠すものをはぎ取っていく。はだけていてもまだ服を纏っている複雑な安堵が、一枚布を奪われるたびに心細さと羞恥に塗り替えられてしまう。
「……」
 静まり返ったゴンドラの中で、私の服が脱がされていく濡れた衣擦れの音と、そして興奮した男の子の荒い息の音が篭もる。剥き出しになっていく肌にかかる抑えているけれど獣じみた息の感触が、私の身体を更に火照らせる。
 グラビアアイドルの健康的な水着姿とは似ても似つかない貧弱な肢体のコンプレックスが私にはある。それなのに、まだ理性で抑えているけれど時折容赦なく絡みつくぎらぎらとした視線に変わるそれに、被虐的な牝の疼きと羞恥まみれの浅はかな自信が芽生えていくのを私は感じていた。
 ブラウスもブラジャーもスカートも、優しく、でも有無を言わせぬ牡の威圧感とそして少し不慣れそうな仕草を補ってあまりある集団の力で脱がされて、私は思わず両手で胸元と下腹部を手で隠す。――それが媚態に過ぎないのを感じながら。

 視線が容赦なく肌に絡みつく。女の人を熟知した慣れた感じの値踏みとはまた違う、牝への初々しく青臭い好奇心と興奮を痛いくらいに感じる、際どくて少し怖いくらいのギラついた視線。あまり女の人の生の裸体に慣れていない獣の様な目をしているのに、1体1ではない為か彼らは微妙な間をおいて私を…視姦している。
 呼吸が乱れた。
 スカートを剥がれる時に私がほんの少しだけ腰を浮かせるのに協力した事を全員が知っている。抵抗の素振りなどひとつもしないで、でも、ほんの少しだけ身体が強張ってしまっていた…初めて肌を晒してしまう事への堪らない羞恥。
 よりによってクラスの男の子達に、昂ぶった身体をすべて晒してしまう事が恥ずかしくて仕方ない。もう制服姿で校内で会っても私の身体を、膣の感触を、鳴き声を、においを、彼らは知ってしまっている事になる。黒板で答えを書いている時も、ただ歩いている時も、もう牝としての秘め事などない、自慰の仕方まで告白してしまった、おしっこまで見られてしまったいやらしい存在になってしまう。
 カタカタと膝が震える。ローファーが床に落ちて、私はハイソックスだけの、それが逆に奇妙にいやらしさを増させた姿で一人乱れた呼吸を繰り返す。
「……。オナニー、出来るか?」
「ぇ……」
 神津君の問いは、私にとって絶対の命令だった。そして、意味をなさない私の声は…濡れていた。

 脚を、開く。
 サービス精神旺盛なのかもしれないけれど…でも神津君に促された自慰はいつものではなくて、彼らの見て貰う為のものだと判っていたから。でもストリップには程遠く、ほんの少し、たった30センチも開く事の出来ない膝を、神津君が横からぐいと開く。
「あ……ぁああ……っ」
 すぐに挑みかかられると半ば覚悟していた私は神津君の命令に動揺していた。ハイソックスだけの裸でシートの上で脚を大きく開かされているのに、セックスをお預けにする神津君に、初体験を大切にして貰えているのではないかと、つい期待してしまう。
「毎晩しているんだろ? 女子高生の生オナニーなんてどのアトラクションよりもいい見せ物…だよな?」
 脚を開いている私を凝視しながら、一人、二人と、同意の声が漏れる。
 ただ受け身なだけでなく自慰にここで耽ってしまえばどうしても一方的な被害者にはなれなくなってしまう。7人がかりで力ずくで押し倒されて暴行されるなら被害者と考えられるけれど、今の状態でも私は自分を純粋な被害者とは思えなかった。
 神津君は、私の自慰を本当に見たいのだろうか。
 それよりも、あれ程膣内もクリトリスも弄ばれてしまったのに、身体がまた熱く火照って疼いてしまっていた。刺激が欲しくてほしくて仕方がない。こんなに自分の身体が淫らとは信じがたいのに、刺激が欲しかった。うっすらと…いつもの自慰だけでは物足りなくなっているのを感じる。
 ――滅茶苦茶に、して欲しい。
 もっと、ずっといやらしい事をして貰いたい期待と焦れったさに、私はいつの間にか乱れきった牝犬の様な呼吸を繰り返しながら、両手を下腹部に伸ばす。

 パジャマ姿での自慰と違って裸体での自慰は腕の間で胸が寄せられているのがはっきりと見えてしまう。貧弱な身体に不似合いな大きな胸はまるでグレープフルーツの様に前へと絞って突き出されていた。胸は大きいのに乳輪も乳首も小さくて色が薄くてまるで幼児の様で、それなのにこりこりに硬くしこって尖っている。
「あ……っ、あふ……ぅっ、あぅん…あふぅ…んっ、はぁ…ぅん…は……ぁ……ぁん……っ」
 くちゃくちゃくちゃくちゃとせわしない粘液質な水音がゴンドラ内に篭もっていた。
 7人に弄ばれていた下腹部は信じられない程に濡れてまるで愛液をたっぷりとかけられたみたいになっていた。一瞬驚いたけれど、でもクリトリスに指が触れた途端に疼きに気が狂った様に私は自慰に没頭してしまう。
 いつもの自慰とはもう違う。そっと撫で回すのがいつもの自慰なのに、私の指はクリトリスを摘んで、強く擦って、指先で押し潰す。
「すげ……ぇ……」
「激しい…よな……あんなに大人しそうなのに、さ……」
「目一杯オナってるし……」
 男の子達が全身をくねらせてよがっている私を見下ろしながら興奮しているのですら…今の私には妖しい刺激になって肌を更に敏感にさせていた。酷いと内心甘えた訴えが胸の中で繰り返し揺れている。こんな自慰になってしまったのは彼らが全員で私を狂わせたからなのに。
 こんなに……物足りなくて仕方がないのに。
 ひくひくと膣がわなないている。それは自慰の時にもあったけれど、でもいつもと同じではなかった。

「は……ぁ…うっ!あふ…ぅっ、あひ…っ、んっ、んんっ、んぅ……っ!あぁんっ、んく……ぅっ」
 膣がびくびくと痙攣しているのが判る。シートの上に垂れ流しになっている愛液がお尻が激しく跳ねるたびにびちゃびちゃと音をたてて、貧弱な腕の間で胸が激しく暴れていた。
 指を挿入されたのはたった30分足らずの筈なのに、身体がすっかり味を占めてしまっている。膣内に指が入った状態で感じていると、何もない状態と膣壁の摩擦は比べ物にならない。刺激がクリトリスから膣奥まで一体になって粘膜が繋がってひくひく引き攣るのが判っていた。
「イきまくってるんじゃないか……?」
 誰かの声に、私は思わずその方を見てしまう。違う。いきまくってなんていなくて…物足りなくて狂いそうなのに、満足しているなんて思われたくなかった。指が欲しい、刺激が欲しい、自分の指を挿入する方法もあるけれど、でも…その小ささを知ってしまったから、もう足りない。
「――欲しいんだろ」
 クリトリスを激しく擦っている指の上を指が撫でた後、膣口にほんの少しだけめり込んだ。
「あ……はぁうっ!」
 あからさまなはしたない歓喜の声が漏れてしまう。指が、神津君の指がそこにある。
「物足りない顔してたもんな。7人で責められた後のオナニーじゃ足りなかったんだろ?」
 ほんの少し膣口にめり込んだ指が引き抜かれて、そして私の目の前に運ばれた。長くてしっかりとした指先にたっぷりと絡みついた濃厚な愛液が、太い銀色の糸を垂らしている。
 自分の愛液を至近距離で見せつけられているのに、私の内腿はがくがくと揺れて、そして神津君の指の感触の名残惜しさに、私は腰を…前後させてしまっていた。

 ずぷっと神津君の指が途中まで膣内に挿入されてはあっさりと引き抜かれて、そして私の反応を待つ様にしばらく放置される。
「あ……ふ…ぅうっ、あう…んっ、はぁ…ん……っ」
 髪を振り乱して私は神津君の指を待つ。シートのぎりぎりまで腰を突き出して、ただ座るだけでなくて脚を出来る限り開いて、そして男の子達に見える様に身体を曲げて下腹部をさらけ出して。
 ずちゅっと指が挿入されるたびに私はクリトリスを捏ねながら喘ぐ。自分の膣が神津君の指にざわめいて絡みついて扱きたてるのが判る。
「挿れられるの、好きだろ」
 判ってるくせに、判ってくれている筈なのに神津君がわざと訊く。恥ずかしい事を言わなければいけない…言わないともっと挿れてくれない時間が長くなってしまう。卑猥な尋問はエスカレートしていくのは判っていた。
「す……すき…ぃ……っ、指…ゆ……ゆびはいってるの…ぉっ…す……すきぃっ」
 自分でも耳を疑いたくなるいやらしく媚びた甘い声が漏れてしまう。
「それなら、指を増やしてもいいか?」
 神津君の問いに私の全身ががくがくと激しく震える。それは処女膜を傷つけられる怯えよりも、もっと強く大胆に膣を擦って貰える事への期待の方が大きかった。どこかで止めなくてはいけないのに、疼ききった身体は神津君と、私を視姦している男の子達に甘えてしまう。

 通路に置いた男の子達のジャケットをくるんだレジャーシートをクッション代わりに、私はその上で腰を上にしてまるで胎児の様に背を丸めさせられる。ゴンドラの天井に向かって下腹部を高く突き出した姿勢でM字に拡げられた脚の間で、既に私の手は必要なくなっていた。
 脚を拡げられて、下腹部の谷間の襞は左右に開かれて、クリトリスは捏ねられ、全身を7人に玩具の様に弄ばれて、私の唇からはひっきりなしに鳴き声が溢れる。
「槇原がこんなにエロい奴とは思わなかったな」
「うは…皮剥けてモロ出しでこんなに膨れてるし。オナニー漬けなのに色綺麗だけどさ」
「はぁ……んんっ、やぁ……っ、いやぁ…いやぁあんっ…はぁ……んっ、あひ…ぃん…っ!」
「エロい事言われて感じてるんだよな…?これ。言われるたびにビクビクしてるもんな」
 レジャーシートのクッションの上に転がされている私に、男の子達がシートから腰を浮かせて群がる様に肩を密着させて両手を使って全身を弄ぶ。まるで生物の授業の実験か麻雀の様な奇妙に雑多な空気の中、私の口の端から唾液がこぼれて、涙で顔がどろどろに濡れていく。
 愛撫とかいうものとは到底思えない滅茶苦茶な刺激に自分が判らなくなってしまう。
 大きくはあるけれど女の子の胸はボールなどではなく、ぐにゃぐにゃと男の子の手で激しく捏ねられると痛いのに、それすら痛さだけでなくてたまらなく恥ずかしい辛さに変わっていく。
 そして…神津君の指が2本に揃えられて私の中で動いていた。指1本が2本に変わるとその分音が大きくなってしまうのだろうか、耳を塞いでも聞こえてきてしまうであろう卑猥であからさまな音がゴンドラに篭もる。
「槙原、どう?」
 答えは全員判りきっているのに訊かれて私は腰を前後に動かして答えてしまう。最初、2本に増やされた指の圧迫感が怖かったのに、快楽に溺れていた膣はそれにあっさりと馴染んでしまった。所詮は指だからなのかもしれない…もっと大きなモノではないのだから。

「ひあぁ……っ!んふっ、んふぅぅ…っ!あふ…んっ、あふっ、あぅ……ん!」
 じゅぽじゅぽと音をたてて神津君の指に膣内を掻き混ぜられ、クリトリスも乳房も乳首も脇腹もお尻も何もかもを男の子達に弄ばれて、私は膣がざわざわと痙攣するのを感じていた。普通女の子が初体験で感じまくってしまう事はないと言うけれど、でもこれはまだ指だからなのだろうか、それとも全身を愛撫されまくっているからなのだろうか。
「やべ…もう我慢出来ない」
 小さな声の後、不意に私の手に熱く硬いモノが当たり、そして包み込まされる。
「――ひ……っ!」
 何かを見ようとする意識がなくなっていた私は奇妙な感触にぼんやりと視界を巡らせ、自分が握っているモノの正体に気づいてかすかな悲鳴を漏らす。
 灰色がかったくすんだ肌色をした太いソーセージを思わせるモノは、剥き出しになっている男の子の…男の人の性器だった。貧弱な私の指との対比は酷く、小学生と逞しいギリシア彫刻が無理に並ばされた様な異様な光景に私は凍り付くものの、でもそれは神津君の指や他の男の子の手でまた身体はすぐさま翻弄されていく。
「何だよお前…少しは我慢しろよ」
「んな事言ってもこんな凄いの見てて暴発するの無様だろ。――うわ…槙原の指細くて堪んない……すっげぇ華奢……」
 呆れる様な他の男の子の声はまるで予定調和の様に抑止力がない。指で握っている太くて硬いモノがびくびくと暴れていて、同じ人間でなくて懐いていない動物を相手にしている様な意志疎通出来ない怖い感覚が私を襲う。

 こんなモノが膣に入る筈がない。でも膣は生物学上これを受け入れる構造なのだ。でも、硬くて、硬くて、とても入るとは信じられない。
 膣をぐちゃぐちゃに指2本で掻き混ぜられ、全身を弄ばれながら、私は男の子のモノを包み込んでいる手に手を重ねられ上下に操られるピッチが徐々にあがるのを感じていた。不機嫌そうに思える強い動きで跳ねるモノの尖端から愛液に似た透明な粘液がどろどろと溢れて私の手に絡みつく。
「あー…いい……すっげぇいい……」
 男の子の声が聞こえて、他の男の子達のお互いの反応を伺う気配が伝わってくる。男の子同士で自慰を見せる事など恐らくないだろう、その意味彼が行ってしまった事は他の全員を引かせる事なのか、それとも弾みをつけてしまうものなのか、それが私には怖い。
 水音が、ふたつ。
 一つは私の下腹部から、そしてもう一つは私の手元から。嘘の様だった。神津君の2本の指で膣内が滅茶苦茶に犯されて、そして私の手はクラスの男の子のモノを滅茶苦茶な動きで擦らさせている。いくら指がしっかりしていても、神津君の指2本分は私が擦っているモノよりも細かった。
「ぁ……、あ…ぁ……あっ、はぁっ、はあっ、はぁ……っ、……、ぅ……ふ……ぅっ」
 全身は同じ様に弄ばれているけれど流石に手で男の子のモノを擦らされてしまった衝撃でわずかに引いていた感覚が、より危ない形でこみ上げてきて、声が漏れる。
 こんな太いモノで膣内を掻き混ぜられてしまうのがセックスなのだ。弾けそうなくらいに硬くて熱くて服に当たりそうなくらいに反り返っていて、ゴツゴツしていて、どろどろに生臭い粘液が垂れてきて、びくんと激しく跳ねる、こんなモノで滅茶苦茶にされるのがセックス。頭が真っ白になりそうになる。
 クラスの男の子の性器を手で擦りながら、クッションの上で私の汗まみれの身体がくねった。

「あ……ひ…ぃっ、はぅ…んっ、はうん、ぁふ、あふん、あん…っ、あふ…んっ!」
「うわ…っ……槙原…っ、すげ……ゆび、すげぇいい……!」
 膣が自分のモノと思えないくらいに卑猥に蠢いて神津君の指に甘えて絡みついて扱きたてるのが自分でも判った。手で擦っているモノが入ってくるのを考えるのは怖いのに、シンクロした様に私は手の中のモノを神津君の指にイメージを重ねて抽挿に耽る。セックスはこんな感じなのだろうか。
 もっと大きいけれど、でも神津君の指がぐちゃぐちゃに私の中を掻き混ぜてくれるこの感覚がもっともっといやらしく激しく苦しいくらいに凄いものになるのがセックスなのだろうか。指の関節が硬くてごりごりと膣内を擦って、指の付け根が膣口にぶつかる感触がとても恥ずかしい。
「……、すげ…無茶苦茶濃い汁がどんどん出てくる」
「処女…なんだよな……?」
 神津君の指が2本に増やされた時は到底もう余裕などないと思えたのに、ひくひくと蠢き続けている間に徐々に馴染んでしまい、神津君の指が時折無茶な動きをしてもそれに応えてしまえるくらいに膣が絡みついていく。愛液が溢れて滑りがよすぎるくらいになっていて、もどかしさが増していく。出来れば一度拭って貰ってもっとぴったりとフィットして直接的な刺激がもっと欲しい。
 クッションの上で身体を前後にくねらせながら、私はぞくぞくっと腰奥から背筋に駆け抜けていく寒気に似た切なく危うい感覚に震える。指は所詮指でしかなくて、やっぱり…膣はそれに適したモノが挿入されるのが一番いい、そんな思考。推測でしかないのに、一度そう理屈が浮かんでしまったら、私はそれを否定するだけのものを持ち合わせていなかった。
 クラスの男の子達に見下ろされながら、私は手の中のモノに意識を向けてしまう。硬い、硬い、大きなモノ。――男の子の、男の人の、熱い、おちんちん。

「ぅ……あ…出る……っ、出るっ、出る!」
 手の中で大きく茎の襞の辺りが脈打って、直前まで溢れていた透明な液体ではなくて白く濁った粘液がどくっどくっと間欠的に傘の尖端の裂け目から噴き出した。
「ぃ……」
 人間の体内にあったのだからそれなりの温度でしかないのに、首筋から胸元に何度も何度も繰り返し撒き散らされた白濁液は重くて熱い。ぼたっとした濃密な粘液が汗に濡れた火照る肌にいくつもの小さな水溜まりをつくって、強い嗅ぎ慣れない変なにおいが私の鼻をつく。
 それが精液だというのは不確かな知識で判っていた。クラスの男の子のモノを擦って射精を手伝ってしまった事実に、胸元にかけられてしまった抵抗感よりも先に私は呆然としていた。エスカレートする淫らな行為への躊躇いが空回りして、肉体の疼きと性的好奇心が私を押し流していく。早く逃げ出さないと取り返しがつかない事になってしまう…でもゴンドラの中に逃げ場所など存在しなかった。
 射精したモノが手の中で徐々に力無くしなだれていく中、しんとゴンドラ内は静まり返っている。踏み込んではいけない領域に更に踏み込んだ事の気まずい沈黙。やっぱりいけない事なのだけれど、ここでもしも謝られたら私はどう反応すればいいのだろう。ここで謝られたら被害を受けた事になってしまうのかもしれない、そうなったら惨めさで潰れてしまいそうだった…クラスの男の子7人に性的な悪戯をされたとなると残り1年私はどうやって過ごすのだろう。
 でも、行動ではっきりと同調を表してしまうのは恥ずかしくて、私は目を伏せたままきゅっと手の中のモノを1度だけ自らしごく。
 先刻までの硬さが嘘の様に可愛らしくしなだれたその尖端から、残りの白濁液がこぼれ落ちた。

Next 『空中浮遊』4〜喪失〜
投稿2005/04/04(月) 16:38:22〜17:12:48

■よろしければ感想をお願いします。■
評価=よかった 悪かった
   エロかった エロくなかった
   乱交希望 2Pガンガン進め
御指摘・御意見・御希望を御願いします

表TOP 裏TOP 裏NOV BBS