『空中浮遊』4〜喪失〜

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 自分が何をしたいのか判らない。
 4人目の精液は胸の上で弾けて、そして焦った様な動作でティッシュで拭われる。私の手は両方とも男の子のモノを握らされて、前後に揺れる。何だか不思議なのは男の子によって握らせて擦る場所とその動きの幅や速さが違う所だった。ただ擦ればいいイメージが漠然とあったけれど、どうやら違うらしい。まるで他人事の様に私はそれを感じていた。
 金属製の床の上に丸められたティッシュが転がる。私の愛液のにおいが篭もっていたゴンドラ内にむっと息苦しいくらいに青っぽい精液のにおいが充満していた。二つのエリアを繋いでいるゴンドラは長時間閉鎖されるものではないからエアコンや換気扇の類のものはなくて、代わりに金網のはまっている窓の一部が開いていてそこから風が流れ込んでくる。海上の風はゴンドラ内に入ってくるけれど、生々しいにおいは簡単には入れ替わらない。
「はぁ……っ、はぅ…っ、はあ…んんっ、あふっ、あふぅっ」
 精液をかけられながら、私は喘ぐ。他の男の子達を手で擦っている間も神津君の指は私の中を容赦なく掻き混ぜ続けていた。神津君も一度はジーンズの上からあの場所を私の手で撫でさせたけれど、でも他の男の子の様に剥き出しにして擦ってくれない。
 私ではやはり物足りないのかと不安で、ビニールシートのクッションの上で腰をがくがくと揺すって神津君の指を自ら擦る。いやらしく蠢く膣が熱くて熱くて仕方なくて、神津君にこんなにして貰えるのが恥ずかしくて、そして…嬉しい。
 5人目の精液がおなかの上に飛び散った。
 最初に私に射精した男の子のものはもう既に回復して、2度目の射精に向けて天を仰いでいる。
 擦ってもいい、でもそれより先に…神津君のモノにも触りたかった。ぎゅっと握って、指を滑らせて、透明な樹液を絡みつかせて、ぬるぬると擦ってあげたい。喜んで欲しい。神津君なら自ら進んででも精一杯愛撫したかった。

「あ……ふ…ぅ……っ、……、ぁ…ん……はぁ……ん……」
 ぬるんと神津君の2本の指が完全に抜かれ、私は膣内の空洞の切なさに甘えた鳴き声で少し訴える。
 6回聞こえたファスナーを下ろす音が、また聞こえてきた。剥き出しにしていなかった最後の一人、神津君がそれを露わにする。反射的にごくんと生唾を飲んで、私は両手でそれぞれ握っているモノをぎゅっと握ってしまう。早く神津君のモノを気持ちよくしてあげたい…でも転がされて両脚を開いて、両手で男の子のモノを握って擦っている卑猥な姿が恥ずかしい。
 神津君の指が抜けて淋しい膣からとろりと愛液が垂れて、腰が物足りなさにかくんかくんと上下してしまう。膣に指が馴染んでしまってそれがない違和感に涙が滲む。
 クラスで新学期から男の子達に性的な目で見られてしまう事を想像して困惑したけれど、それは少しずるいかもしれない。――私も神津君をいやらしい目で見てしまうだろう。膣をぐちゃぐちゃに掻き混ぜた指が、教科書をめくって、チョークを持って、お箸を使うのを見るたびにこの感触を思い出してしまうだろう。自慰にもきっと使ってしまう…もう自分だけではきっと物足りなくて狂った様な自慰に耽ってきっと神津君をこっそりと求めてしまう。
「――ぁ…う……ぅ……、ね……、あ……あの……っ……」
 淋しい、物足りない、もっともっと欲しい。指を増やしたいなら増やしてもいい…キツくて苦しい感触がすぐに気持ちいいものに変わってしまうのを私はもう身体で知っている。とても物欲しそうな顔になっているのを感じながら、私は神津君を見てぞくっとした。
 大きな、とても元気のよさそうな、太い、赤黒い、グロテスクな…おちんちんが見えた。

 これが二人きりならいいのに。でも神津君と私が二人きりで女の子と男の子としてこんな雰囲気になる事は多分ないだろう。
「槙原…いいか?」
 尋問の様な問いは何度も繰り返されたけれど、今度の神津君の問いは少しだけ感じが変わっていた。少し素っ気なく、でも心配といたわりと照れの混ざった声で神津君に同意を求められて、私の頬が真っ赤になる。
 指の代わりに、その大きなモノの先を下腹部に押しつけられているのに。
 指なんかよりもっと太くて、熱くて、とっても硬いその尖端は私の愛液ではなくてほんの少しこぼれてる神津君自身の潤滑液で濡れていて、私の愛液と混ざってぐちゅぐちゅととても卑猥な音をたてる。
 他の男の子達が息を呑んでいるのが痛い程に判る。胸やおなかの上に射精してはいても、処女の女の子相手に挿入してしまう事はやはり無理だと考えていてくれてたのだろう。逆に、もしも神津君を迎え入れてしまったら他の男の子達を拒む事が私には出来ないかもしれない。神津君だけを特別扱いしてしまう事をはっきりさせたら、私が神津君を好きだとバレてしまうかもしれない、それは怖かった。
「槙原」
 何度も何度もノックをする様に神津君のモノが私のクリトリスと膣口の間を往復する。少しだけ焦れた声が、私の膣をざわめかせた。
 ピルを服用しているから避妊は大丈夫な安心感が私をそそのかす。クラスの中の一人ではなくて性的な対象に密かになる事の期待。恋人でないのに成り行きで処女を捧げてしまうのはかなり卑屈かもしれない。でも……。
 身体が疼ききってしまって仕方なくて私は荒い呼吸を繰り返す。全身が上下して、拭い損ねた精液がとろっと腹部を伝って落ちていく。様子を眺めている男の子達のとても硬いモノを握ったままの私の手が身体ごと脈打つ様にクッションの上で揺れて、精液の残りがついている胸がいやらしく弾んでいた。

「――答えられないなら、代わりに……」
 そう言って神津君は他の男の子のモノを握ったままの私の身体を起こして、口元にそれを突きつけてきた。
 問いに答えられずにいた間ずっとクリトリスと膣口を往復していた傘はどろどろに濡れていて、むっとするにおいが鼻をつく。心配してしまうアンモニア臭ではなくて、どう表現したらいいのか判らない有機的なにおいが肩で息をする私の胸の奥にまで染み込んでくる。
 唇のすぐ前にあるそれは無理に口内に押し込まれるでも唇に擦り付けられるでもなく、止まる。
「OKなら、舐めてくれ」
 ただ舐めるだけでも躊躇いがあるのに、それがセックスのOKサインになってしまう。でも、しないでいる意志はまったく浮かばず、私はただ舌を差し出すタイミングを躊躇っていた。淫らな行為に耽る事への自主的な反応には変わらない…でも、初めて舐めて、初めて挿入されるのが神津君になる事がどうしても嬉しくなってしまう。自分はこんなにいやらしい人間だったのだろうかとふっと戸惑いが浮かぶけれど、でも神津君の性的欲望をぶつけられる喜びに、私は頭の芯までくらくらとしてしまう。
 神津君のモノにかかる私の乱れた息が、跳ね返ってくる。
 ぐちゃぐちゃと回りで男の子達が自らのモノを激しく擦っている音が聞こえた。とてもいやらしい見せ物になってしまっているのだろうか。動きが止まっていた両手も徐々に操られ、根本から尖端まで激しい手淫に戻っていく。皆、私が舐める事が判っている。クラスの女の子が男の子のモノをぺろぺろと舐めて、そして自分の指1本しか今まで知らなかった膣にずっぽりと挿入される事をOKしてしまうのを、判っている。
「ぁ……ふぅ……っ、は…ぅ……ぅっ……」
 濡れた呼吸を繰り返した後、私はゆっくりと口を開く。

 出来るだけ長く差し出した舌がぺちゃっと濡れた傘に触れた。
 神津君の潤滑液と私の愛液が混ざった粘液の層が厚くて舌が滑り、私の舌は裏側までぬるりと神津君のモノを愛撫する。一気に鼻孔に流れ込む生臭いにおいに噎せそうになりながら、私は舌をもう一度神津君に絡ませた。
「エロ……っ」
 ぬるぬるしている。第一印象はそれだけで、においに比べて無味無臭っぽい粘液が続いてたっぷりと舌にまとわりついてきた。その下のモノは弾ける直前まで炒めたソーセージの様に張りつめていて、舐めるのも怖い状態になっている。でも、舌など手で擦るより弱い刺激でしかない筈だから…きっと舐めてもいいのだろう。
 他の男の子の口から呻き声が漏れる。初めてのフェラチオを見られて、それをそのまま自慰に使われている。とてもいけない事なのに、私の頭の奥はぼんやりと熱く疼いてしまう。
 味覚的には美味しいとはとても言えないねっとりとした潤滑液を舌で掬って、私は口内に送り込む。自分の愛液を舐める事には好きも嫌いも考えられないけれど、でも神津君の潤滑液ならどんなに舐めてもいい気がした。怖いのに。舌を滑らせる傘はアイスキャンディよりも太くて、硬くて、大きくて…とてもとても卑猥で、素敵な美味しいモノの様に思えてしまう。
 確かに存在している恐怖心を置き去りにして、私は神津君に喜んで貰う為の行為に溺れていく。
 舌だけでなく私は唇で神津君の傘を咥えた。少し開いただけの口ではとても傘全体をしっかりと口内に収められないけれど、でも口を限界まで開いても神津君のモノは入ってくれるか判らないくらいに太い。こんなモノが入ったら絶対に痛いだろうなと他人事の様に考えてしまうのは、指が増えても平気だったからかもしれない…きっと痛いだろうけれど、でも、きっと慣れてしまうだろう。
 不意に私の頬にびちゃっと精液が弾けた。
「――ん……ぷ…っ!」
 神津君のモノを舐める私に、他の男の子達が次々に精液をかけてくる。一人ひとり別の時はティッシュで拭ってくれたけれど連続でかけられるそれは容赦なく肌の上に溜まっていく。

 精液というモノは微量だとどこかで聞いていたけれど、でも男の子達の精液はとても量が多くて、濃くて、そしてそれはすぐに回復してしまう。
 顔にも胸にも精液をかけられたまま、私の身体はビニールシートのクッションの上に横たえられる。射精で交代したモノを両手で扱かされたまま、全員が見やすい様に脚を大きく開かれた私に神津君が腰を寄せた。
「ぁ……あぁ……っ……」
 大人しく厳粛にしたいのに声が漏れてしまう。フェラチオをしていた時には平気に思えたのに、いざとなると怖くて、でも身体が熱く疼いて私はどうすればいいのか判らなくなっていた。
 肌に絡みつく視線に戸惑いながら周囲を見回した私の目に他の男の子達が映る。
 ただ身体に精液をかけるだけに留まっていたのは、やはり処女に挿入してしまう事への躊躇いがあったのだろう。それなのにそれを破ろうとしている神津君に男の子達は少し引いて窘めている様で、そして抜け駆けに少し不満を感じている様にも見えた。でも、そのモノは私が擦っている時とまったく変わらずに天を仰いでいる。
「こ……神津く……ん…、こう……」
 上擦った声が漏れる私の頬を他の男の子の手が撫でる。見られながらの公開セックスで他の男の子にいたわられながら…あの大きなおちんちんを挿入されてしまう。神津君のモノがずっぷりと膣に突き刺さる。ひくんひくんと腰が蠢いて膣口に添えられた傘を自ら愛撫してしまう。
 神津君の腰が、動いた。
「あ……うぅ…っ!」
 たっぷりと潤滑液にまみれているのに、添えられた傘が少し先に進んだだけで私の膣はぎちっとこじ開けられる苦痛に悲鳴をあげる。指とは比べものにならないくらいにキツい。
 瞬間的に強張ってしまった私の両手だけが男の子に操られるままに激しく上下する。手で包み込んでいるモノの太さは2本とも当然指よりも太くて、硬くて、そんなモノが私の膣をこじ開けていく事を、私は両手と膣自体で感じてしまう。
 口をぱくぱくと開いて酸欠の魚の様に喘ぐ私の瞳に、天井近くの窓の外の青空が映った。

 痛くてひたすら痛くて、私は引き吊った呼吸を繰り返すけれど肺に空気が辿り着いている気がしなかった。 自分の軽はずみさを罰する様な酷い苦痛に全身が軋んで悲鳴をあげている。
 傘が挿入された時からずっと痛くて、奥の子宮口をずんと重く突かれてようやく私はその途中で処女膜も破られてしまっていた事に気づく。マンガなどの知識だと特別な感触がありそうなのに全部酷い激痛で括られてしまった事がとても情けない。
「うは…ぁ……串刺しだな……」
「何か犯罪みたいな光景…だよなぁ……」
「目茶キツそー……」
 上擦った男の子達の声に、いつの間にかぽろぽろと泣いてしまっていた揺れる視界で私は神津君を見ようとするけれど、杭で身体を固定された様な痛みで身体はぴくりとも動いてくれなかった。初体験の相手を見たいのに、見れない。神津君はどんな表情をしているのだろう。
 そもそも150センチ程度の私と180センチ弱の神津君には体格差がかなりある、その上に胸以外は貧弱な私の身体は当然腰もあまり育っておらず、神津君の手は私の腰を両手で簡単に抑え込んでいた。薄い腰に指が食い込んでくる感覚は少し怖くて、そしてその中央で神津君の大きなモノが私を滅茶苦茶に押し開いている。
「槙原、動くぞ」
「ぁ……ぅ…ま…まって……おねが…ぃ…ま……って……ひ……ぃっ!」
 ずぐっと神津君のモノが膣内を引きずった。あれ程あった愛液は潤滑液の役割を果たしてくれている様子がなくて、神津君の傘が、幹が、膣全体を圧迫して膣外へと押し下げてくる。
 全身を引き吊らせて悲鳴をあげそうになってしまうけれど、窓の開いているゴンドラで前後にまで聞こえてしまうであろう悲鳴は、あがらなかった。その酷い激痛故に。

 酷い事をされているのに、私の様子は苦しそうだと判りそうなものなのに、神津君は動きを止めてくれなかった。ぎちぎちに密着している膣は神津君のモノが抜けそうなくらいに引き戻されてから一気に子宮口まで突き上げられ、目茶苦茶に引っ張り回される。まるで傷口に熱湯をかけられている様な痛みに、私は悲鳴にもなれない引き攣ったか細い嗚咽を繰り返す。まるで拷問の様だった。
 ビニールシートのクッションは私の全身から流れる脂汗で水が撒かれた様に滑る。でも今私に欲しいものは神津君の抽挿の動きを滑らかにするシートではなくて、傷を擦る様な膣の痛みを軽減してくれるものだった。
 痛くて痛くて頭が回らなくなる。この苦痛から解放されるなら何百回謝ってもいい…でも許しを乞う言葉も今の私は紡げなかった。
「……。すげぇ苦しそう」
「神津のでかいよな……」
 ひぃひぃと喉の奥から細い音を漏らす私は男の子達の声に泣き出しそうになる。神津君の事ばかり考えていたのにいたわってくれそうな彼らの声に縋りそうになってしまう。でも、でも、彼らの手はせわしなくそれを扱いていて私のこの姿を見ていながら性的興奮を共有しているのは明らかだった。勢いよく擦っているその尖端はどろどろに濡れていて陽光を反射していた。
「あぅぅ……っ…は…ぁ……ぅっ……あぐ……っ」
 酷い痛みの中、私の背筋がぞくぞくとする。私の膣内の神津君のものも潤滑液を垂らしながら前後しているのだろうか。指ではありえない液体が絡む行為がとても性的でいやらしいものに感じられた瞬間、神津君と避妊具なしの生で交わっている実感に私の意識が一気に沸騰した。

「な…、槙原の中さ、どう?」
「凄く、キツい。ざらついて、いて、でも結構、思ったより…、深い…かな」
 腰を使いながら一言一言説明する神津君に揺さぶられながら、私は消えてくれない激痛に身体を強張らせ続けていた。マンガなどでは初体験でいきなり気持ちよくなる女の子が多いのだけれど、やはりそれは嘘か特殊例なのだろう。こんなに激しく傷口を擦られてしまっては気持ちよくなどなれる筈がない。こんなに痛いのに神津君が時折漏らす息はとても緩くて、男の子ばかりが愉しんでいる事を嫌でも感じてしまう。
「ほら、槙原」
「ん……ぐぅっ!い…たぁ……い! ――っ…あ……あぁ……っ」
 私の身体を押し曲げて神津君がずんと上から落とす様に突き挿れてきた。
 限界まで背中を丸められた私の目に、子供っぽい薄っぺらな私の下腹部と、そして引き締まった神津君の腹部が映る。細くて薄い柔毛がお飾りの様にちょっとだけしか生えてない私の下腹部に比べて、しっかりと剛毛が生えている神津君の下腹部はとても男の人っぽくて、そして…腰を使うたびに太く赤黒い幹とそれに絡みついているピンク色の粘液が見えた。
 先刻までの透明な液体でないのは、私の処女喪失の証なのだろう…それを見せさせる神津君が少し怖くて、そしてとても卑猥に苛められている感覚に腰の奥が何故か疼いてしまう。
 誰かに止めて欲しい。酷い苦痛から解放して欲しい。もしかして私の身体が外見だけでなくて中も発育不足でまだセックスは早いのかもしれない…そんな不安に私は神津君を見つめながら啜り泣く。許して欲しくて突き上げられながら見上げる神津君は、容赦なく私を責め続ける。
 ぞくっとするくらいにその姿は男の人っぽくて、啜り泣きながら私は頬が熱くなった。神津君を意識するだけの余裕が出来たという事なのかもしれない。

「泣きじゃくってるのに可愛いってのはポイント高いよな」
「ちっちゃいのにしっかり咥えてまぁ……ビデオ見てるみたいだ」
 ずんずんと激しく神津君に突き上げられて嗚咽を漏らす私を見下ろしながら男の子達の興奮が徐々に高まっていくのが判る。最初は少し困惑していた様子だったけれど、毒を喰らわば皿までもといった所なのか、愉しみを中断しそうな空気はもう消え去っていた。
 男の子達がまた私の身体を片手で弄びはじめているけれど、でも神津君の容赦のない抽挿で膣内を擦られている私はそれに溺れる事が出来ずにいる。痛い。とても痛い。
 私の腰を押さえる神津君の手に力が篭もり、小刻みに膣の奥、子宮口を神津君の傘が滅茶苦茶に突く。
「ひ……っ、ひい…っ、ひあっ…、っぐ、う……あ、うぅ…ああぁ!」
 全体を使っての抽挿と違って子宮口近くの抽挿は感覚が狭くて速度がその分小刻みになり、私の奥をゴツゴツと素早くノックする。視界の隅で男の子の口がにいっと歪んだ。何故笑うのだろう、そう意識に掠めた瞬間、神津君のモノが私の中で一段と激しく跳ねた。
 かすかに神津君の顎が突き出される。熱く重い液体が膣奥に何度もあたり、密着している傘と子宮口の間に層を作るイメージが何故か浮かんだ。びくっと神津君のモノが揺れるたびに更に精液が私の子宮口に注がれていく。それは打たせ湯などの様な激しい刺激ではないけれど、激痛の中でも私は何とかそれを感じる事が出来た…抽挿とは違う、膣内に初めて精液を浴びる感触。
 私の貧弱な身体で、神津君が悦んでくれている。神津君が射精してくれている。
 どくどくと流し込まれる感覚が腰奥から全身に響いて爪先まで震える私の肌に、他の男の子達の精液がかけられた。

 後戯なのか、長い射精の後、神津君のモノが私の中でゆっくりと動き出す。
 ほんの少しだけ勢いを弱めているけれどまだまだそれは私にとって拷問道具の様に辛くて、それでいて、ほんの少しだけのその違いが私には優しく感じられてしまう。ゆっくりとした動きも、ピークを越えたのか手を緩めて貰えたのか…それはクリトリスを強く摘まれた激痛の後のたまらなく甘い痺れにほんの少しだけ似ていた。
「あふ……ぅ…ん……ぁ…ふ……ぅ……」
 苦痛がずっと続くと人間は麻痺してくるのかもしれない。6人分の精液にまみれたまま緩やかに神津君に揺らされている私の唇からは、曖昧な声が漏れていた。
 正直自分の状態が判らないのかもしれない。痛みと疼き以外のすべてが非現実的だった。たまに現実的に感じるのに、ふとTVドラマかマンガの様に思えてきてしまう。
 まだ苦痛から逃れられないまま浅い呼吸を繰り返す私の下腹部で神津君のモノがゆっくりと動いて、その度に混ざり合った粘液がとろとろと膣口辺りに溢れていく。私の愛液と血液と神津君の潤滑液と、そして精液の混ざった白の混ざった薄紅色の粘液が、腫れてしまった私の下腹部に垂れる。
 いつの間にか前屈みになって覗き込んでいた男の子達の間から生唾を飲む音がはっきりと聞こえて、ぼんやりとしていた私はすべてを見物されていた恥ずかしさに縮こまろうとする。でも神津君の抽挿は終わりきってなく、ほんの少しだけ小さくなってくれているモノは怖い事に回復しようとしていた。
「神津、交代」
 他の男の子からぼそっと漏れたその言葉に、私は思わず神津君を見る。

 神津君にやめないでと言える筈もなく、私は黙っていた。
 もしかして続けて2回目に挑もうとしていたのかもしれない神津君が、その声に少し煙たそうに首を巡らせる。
 射精というものは外からでも動きを見ていれば判るのだろうか、神津君のモノは酷く私を苦しめるのに、やっぱり他の人のモノが交代でこれから入ってくるのならば神津君のモノに入って居続けて欲しかった。少しでも好意を持ってくれているのなら、他の男の子と共有なんて出来る筈がないだろう。――でも、理性はそれが無理だと判っていた。
 ここで快楽を共有しなければ妙なしこりが残るだろう。それで誰か男の子が神津君を周囲の前で咎める事はないだろうけれど、でも気まずさは水面下で残り続ける。貧弱な私の身体にそんな価値はないだろうけれど、でも、成り行きで女の子と生でセックス出来る機会というのは多くない気がする。そんな事を弁護する様に考えるのは…有頂天になるのが怖いからだろう。でも、正直神津君だけで終わって欲しい。
 縋る様な目で神津君を見上げてしまう私を数秒見下ろした後、私の頭を少し上げさせて耳元に唇を寄せた。
「次は一巡してからだな」
 他の男の子達には聞こえない様に囁かれたその言葉に、私の頬が熱くなる。一巡の意味よりも、神津君との次のセックスを私が楽しみにしていると思われてしまっている事が恥ずかしい。そんなに物欲しそうな情けない表情をしてしまったのだろうか。
 潔く腰を離した神津君に、生々しい鈍痛と同時にじゅぼと音をたてて膣内のモノが引き抜かれた。ピンク色の粘液がたっぷりと絡みついている神津君のモノはほんの少しだけ小さくなっているけれど、でも上へと反り返っていてまだとても…元気だった。
「い……」
 行かないで、と咄嗟に言いかけそうになる自分に私は混乱する。もしもここで神津君に縋れば神津君だけしか知らずにいられるかもしれない。でも、でも…神津君が皆で弄ぶ対象としての私にしか興味がなければ…、そう考えると言葉が凍り付いてしまう。
 そんな私の脚の間に、他の男の子が割り込んできた。

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投稿2005/04/07(木) 18:12:53〜18:50:25

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