私は神津君が離れた直後に他の男の子に腰を抱え込まれた。勢いよく反り返ったモノがまだ神津君の感触が抜けない坑の周囲で傘を滑らせる。その焦った動きは滑稽で、周囲の空気が失笑混じりになった事に苛ついた男の子が舌打ちをする。
あれ?そんな感じで気持ちが不意にぎこちないものに変わる。今まさに二人目に挑まれようとしているのに、自分がどうしてそうしているのかが判らなくなった。急に熱が冷めた様な落ち着きのない不安に泣き出しそうになってしまう。
神津君じゃないのに、セックスしようとしている。1年の時から顔を知っている男の子と、神津君の目の前で生でセックスしてしまおうとしている。――本当にそれでいいの?そんな疑問が頭の中で無限に増殖していく。
少し麻痺してきている感じだけれど、でも神津君に貫かれた膣はまだまだ痛くて、それが私を現実に繋ぎ止めていた。
大きく開かれた貧弱な私の脚とぺったりと貼り付いている柔毛と薄っぺらい下腹部に絡みついている薄紅色の粘液が見える。最後は頂上から突き落とす様な体勢だったからお尻の方にだけではなくて、前にも垂れてきてしまった神津君と私の淫らな結合の証。いつもは肌色の丘の辺りは桃色に腫れてしまっていて、そして開いた谷間は薄い鴇色…そこで、他の男の子のモノがせわしなく動いている。
簡単に慣れてしまうと考えていたセックスが思いの外酷いものだったからかもしれない。急に理性が戻ってくる感覚は一気に周囲で何十もの会話を始められてしまった感覚に似ていた。こんな軽はずみな娘にする為に育ててくれたワケではないだろう両親、隣のゴンドラにいる友達、いろいろな顔が脳裏を過ぎって、今の私の状況を諫めようとしてくれている。
「――ん……ぅぅっ!」
ずっと入る角度が定まらなかったモノが、私の中に一気に捩じ込まれた。
神津君の、目の前で。
「凄ぇ……滅茶苦茶狭いよ、槙原のっ」
上擦った声で私を貫いている男の子が呻く。同じ事をしている筈なのに神津君の時とはまるで違う感覚に私は無性に悲しくなった。腰全体が痛み、身体を曲げられるのは苦しく、非現実的がより一層強くなる。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅとせわしなく粘液室な音をゴンドラ内に篭もらせて、私の腰に男の子が腰を打ち付けてくる。神津君の精液がたっぷりと注がれていた私の膣口からは抽挿のたびに薄紅色の粘液が溢れ出して、激しいグラインドの時はそれが胸の方へと肌を伝っていく。もう誰も精液を拭ってはくれなかった。――多分邪魔になった時は拭ってくれるのだろうけれど。
「うあ…っ、まずいよ、まずいって…出るっ、うわ……っ」
処女喪失は刺激が強かったのかまだ数分と経っていないのに男の子ががむしゃらに私の膣奥を突く。その動きが神津君のものと重なって、それが射精前の状態だと私は気づく。
「――ゃ……あっ」
「あー、出る出る出るっ!」
どぷっと膣内で精液が弾けた。全身を大きく脈動させながら腰を奥へ更に奥へと捩じ込もうとして、密着している男の子の腰がびくびくと痙攣して私の下腹部を揺さぶってくる。
お尻の窄まりの辺りをきゅっと縮まっている袋が何度も擦って、その感触が妙にこそばゆくて私は首を振った。もうこれ以上何も憶えたくなかった。神津君以外の男の子と交わってしまう事が嫌だった。激痛が鈍痛へと麻痺の様に変わっていくと同時に、私の思考はやるせないものへと変わっていく。
3人目、4人目と次々に私の身体は弄ばれて一方的な性欲処理の道具の様に膣に精液が吐き出されていった。
射精が終わって引き抜かれるたびに膣口からはどろっと熱い粘液が溢れて私の腰から背中や腹部へと流れていく。薄紅色が徐々に白さを増していくのは出血の量よりも精液の方が多くなっていったからだろうか。ゴンドラ内は噎せかえりそうなくらいに精液臭に満ちていて、膣と肌と胸の奥から私は精液に浸食されていく気がした。
ぐい、と私の身体が引き起こされる。
「体位、変えようか」
そう言った5人目の相手に気づいて私はわずかに身体を硬直させた。須藤君はこの中で一番体格がよくて、190センチ以上の身長に柔道部のがっしりとした体型の男の子で…そして手淫で感じた中で一番太いモノの主である。長さは普通っぽいけれど、とにかく太い。麻痺してきているといってもキツい事は確かだろう。
精液まみれの私の身体を軽々と持ち上げて、須藤君は私を通路の隅の窓へ向かって立たせ、そして腰を引き寄せた。
転がされて抑え込まれていた私は久々に立たされて、自分が直立出来ないくらいに脱力していた事に気づく。崩れ落ちそうな身体に反射的に窓に手を突いて堪えようとする腰を、須藤君の大きな手が掴んだ。
ずぶりと須藤君のモノが私を貫く。4人分の精液で既にどろどろになっている膣は潤滑液には事欠かない筈だけれど、私の手首よりも遙かに太い須藤君のモノは膣を容赦なく更に圧し拓いていく。
「あ……ぐぅ……っ!あぐ……っ、う…あ……」
ホースを規格違いの蛇口に填めようとしている様なものだった。もう4人に抉られて少しだけ慣れてきた…と言っていいのか強張りが抜けてきた膣がぎちぎちに張りつめている。太い。太い。とても太い。
「うは……幼女強姦モノみたい」
無遠慮な声を田中君が漏らす。巨体と言っていい須藤君に背後から犯される私は確かに体格差に翻弄されてしまっていた。まるで鞄か何かの様に簡単に私の腰を激しく揺さぶる須藤君に、ゴンドラの窓に手を突いて何とか堪えている私の胸がぶるんと激しく暴れる。胸の裾野から上下左右に滅茶苦茶に揺れる胸の尖端は、直前まで弛緩していたのに硬く縮こまっていた。
「はぁ……っ、や…あ……っいやあ…っ、はあっ、はう…っ!あふうっ!」
ずちゃずちゃと侵入してくる太い幹に私は首を振る。太腿に潤滑液が垂れ、激しい抽挿に開いた脚の間から床も潤滑液が落ちていく。
初めての後背位は相手の様子が判らなくて不安を煽り、そして犬や猫の様なその体勢で貫かれる事に背筋がぞくぞくとしてしまう。マンガや小説で知識は多少あるけれど、それでもセックスというものは向き合っている体位のイメージが強くて、後背位は獣の体位というイメージになってしまう。ただでさえ巨体の須藤君に貫かれていて萎縮してしまうのに、倒錯したワケの判らない妖しい感覚が加わって私は首を振りたくる。怖いのに、頭の芯で酷く原始的で煮えたくるモノが私を溶かそうとしていた。
「――ひょっとして、槙原バック好き?」
「ちが……っ、違うのっ、いや…っ、違うのぉ……っ」
田中君の探る様な言葉に私は慌てて否定する。後背位好きというのは人間的にはありなのだろうけれど、でも否定しないでいるのが何故か怖かった。
ずん、と須藤君のモノが付け根まで私の中に打ち込まれて全身を揺さぶる。
神津君との交わりの時から始まった感覚の麻痺は強まっていく一方で、でもそれは快楽に繋がるのかと言えば疑問だった。抽挿は判るけれど指の時の様なむず痒くて甘い快楽にはなってくれない。
汗まみれになっている私の指がゴンドラの窓の上できゅっと音をたてる。外がとても明るくて、空が広い。海が見える。海に面した遊園地の緑の多い敷地の向こうに遠く見える住宅地と繁華街。
ゴンドラ内で淫らな行為に翻弄されている間はつい忘れてしまいそうになるけれど、ここは屋外の…もしも動き出せば次に他の人が乗るであろうロープウェイのゴンドラの中だった。その床に、須藤君に背後から滅茶苦茶に犯されている私の下腹部から泡立った濃厚な白濁液がびちゃっと弾ける。精液だけではなくて、私の愛液と血液も混ざった卑猥な証拠が床に溜まっていく。
「あ……あぁ…うっ!やぁ……っ……いやあ……っ!」
遊園地の二つの敷地を繋いでいるのはロープウェイだけでなくて、橋と小型遊覧船がある。その遊覧船が近くを運行していて、後部オープンデッキで停止しているゴンドラを指さして見ている人々の姿が私の目に映った。50メートル以上離れているし窓はフィルターの様になっているけれど、でもカメラを手にしている人の姿に私の背筋がぞくっとする。
以前どこかで聞いたけれどカメラにはいろいろと種類があるらしく光の反射をどうにかするのもあった様な気がした…それがもし使われているとしたら、このゴンドラの中が見えてしまうのではないだろうか。距離が離れていて表情が判らなくてより私は不安になる。
「み…見えちゃう……ぅっ!そとに…みえちゃう……っ、やあ…っ」
首を振りたくる私の胸がぶるんと揺れる。窓にしがみつきかけている上半身に、須藤君の突き上げのたびに乳首や乳房が濡れた音をたてて窓を叩く。精液まみれの私の胸が当たった窓には汗と精液の混ざった液体が2つの印を残す。お風呂やお医者様など以外誰にも見せていない胸が、窓を叩く。
「見えないみえない」
「ぃや…、やあ…んっ、恥ずかしいの…っ、おねがいっ、おねが……あひぃぃぃぃ……っ!!」
ずん、と須藤君に突き上げられながら訴える私のクリトリスが前から回ってきた指に撫でられた。
苦しさと鈍痛と麻痺ばかりだった身体に、その刺激は強すぎる。まるで電極を直接押しつけられた様な刺激がクリトリスから全身の隅々まで貫いて、一瞬私の頭の中が真っ白になった。
私の膣が須藤君の太過ぎるモノをぎゅっと締め付けているのが、判った。
ほとんど浮いている爪先の間に、液体が弾ける。
「うおおっ」
そのいかつい顔立ちに相応しい猛獣の様な唸りを須藤君があげた…けれどまだ射精はして貰えなかった。頭の中でちかちかと火花が散った様で口の端から涎を垂らしてしまう私の腰を、須藤君の大きな手が更に強く掴んだ。
セックスで快楽を憶えてしまったワケではない。それはその前に教え込まれたクリトリスでの快楽に過ぎなかったけれど、でも、私の膣はクリトリスを強く擦られながら須藤君のモノに犯されているとワケが判らなくなってしまう。自分のモノがひくひくと須藤君の太いモノに絡みついて吸い付いてしまうのを何となく感じてしまう。でも、でも、あくまでも快楽のポイントはクリトリスだった。
「はぁっ、はああっ、はぁ…んっ!あぅん、あぅっ、あんっ、あふぅ…んっ!」
「うは…いきなりノってきたし」
「やっぱり太いチンポが効くのかなぁ……」
「ひゃ……あ…、ひ…ひが……違う……のぉっ、ああぁ…んっ、やあんっ、はぁ…んっ、ぁんっ!」
「でもさ…、あれ潮?それともおもらし?」
「やああぁ……っ、いやあ、いやあ……ぁぁぁぁ、あっ!あひぃ……っ!ん…ふ…、あっ!あっ!」
そもそも須藤君の抽挿は力を持て余しているのかとても激しく私の身体を揺さぶっているから、クリトリスを擦る指は自然と滅茶苦茶な動きになってしまう。ぷっくりと膨れたいやらしいクリトリスを擦ってくれていた次の瞬間には、膣口で須藤君との結合部でぬるっと滑り、そして襞をめくって、柔毛を掻き混ぜる。
遊覧船に瞳を向けたまま、私は見ないで欲しいと繰り返す。デッキの人達は停止事故を知っているのだろう、他の光景よりもゴンドラを見ている人がやはり多くて、私はぞくぞくとする。
喘いでしまっている。同級生の男の子の太いモノでずぼずぼと責められて、クリトリスが熱くて熱くて気が狂う。見ないで欲しい…でも視線がとても気になる。――私を見ている…神津君の目。
「槙原っ、そろそろ出すぞ」
「や……、いやぁ…んっ、やあん、ゃあんっ、許してゆるしてゆるしてぇっ!」
もう4人の男の子の膣内射精されているのに、何故か不意に私は須藤君の射精が怖くて訴える。麻痺しているし刺激はクリトリスのものなのに、でも自分の身体に生じた違和感が怖かった。
激しく腰を打ち付ける音がゴンドラ内に響く。でもそれよりも大きいのは、私の声だった。
「や……!い…いやっ!駄目っ!だめぇっ!だめえっ!こ、擦ったままじゃ、だめえっ!お願いっ!抜いてぇ……っ!おちんちん、抜いてぇ!クリトリス、駄目ぇっ!!」
全身ががくがくと痙攣する。クリトリスを擦られて達しながら…セックスを身体で憶えてしまうのが怖かった。神津君の指に中を弄ばれながら達する事は憶えてしまっている私の身体は、もしかしたらまだセックスの味を憶える前に挿入の味を憶えてしまうのかもしれない。同じ事なのかもしれないけれど、でも出来ればクリトリスの快楽で誤魔化されてしまうのではなくて、純粋なセックスとして快楽を憶えたかった…出来れば、神津君のもので。
「んな事言って槙原すげぇエロ顔だよなぁ」
「クリ弄られながら射精されると何でいけないのかなぁ?」
クリトリスが熱くて私はそれから逃れようと腰を少しでも動かそうとするけれど、須藤君の力の前にはそれはまったく意味がなかった。浅黒い大きな須藤君の手が、白い貧相な腰を激しく前後させる。
「――槙原、何が駄目なんだ?」
神津君の声に、私は啜り泣く。言いたくないのに、命令する、神様の声。
「く……クリトリス、擦られたまま…だとっ、か…身体…お…お……おかしくなっちゃう……」
射精前だったけれど私の反応に責めを緩めてくれた須藤君にゆっくりと揺さぶられながら私は何とか説明する。――でも、でも、私の身体は、どこかおかしなままだった。
鈍痛と麻痺はそのままなのにぬるぬると須藤君のモノを締め付けようとしている。膣の快楽として精神は受け付けていないのに身体だけ勝手にセックスを愉しんでいる感覚がたまらなく辛かった。それなのに、身体が熱く疼いて仕方ない。須藤君と同じく責めを緩められたクリトリスが熱く疼いて、もう少しで得られる筈だった快楽に執着していた。
「須藤、駅弁えきべん」
田中君の少し上擦った声の意味が判らない私の身体を、少しのしかかる形になった須藤君が挿入したまま簡単に抱え上げる。そんな体勢が出来るのだろうかという疑問の前に、くるっとゴンドラ内に挿入したまま向き直った須藤君に、私は赤ん坊のトイレの様に抱えられて、そして挿入されたまま全員の視線に晒される。
「や……!」
シートの上に横たわっていた時や窓に向かっていた時とは違い、この体勢は視界が開けていた。それは逆に私の顔から下腹部までがすべてさらけ出されている事を意味していた。涎を垂らしている顔も、ぶるんぶるん揺れる胸も、膨れきったクリトリスも、須藤君に串刺しにされている膣口まですべてが一気に見られてしまう。既に私の中に射精した4人はまだしも、残りの2人のぎらついた目の光に私の背筋がぞくりとする。
顔からM字の大きく開かれた脚の間までを6つの視線が容赦なく往復するのを感じて、私の身体は勝手に羞恥でくねろうとしてしまう。ぎちぎちに張りつめている膣を貫いている須藤君の太いモノで自由を奪われているのに。
いくら貧弱と言ってもお米の袋よりは重い私を、須藤君は抱えたままあっさりと上下させる。
「あぐっ…!はあ…ぁう!あふぅっ、やぁ…あ!いやぁいやあいやぁっ!」
精液まみれの私の乳首と乳房は両方とも捏ね回され、クリトリスも擦られる。胸をもみくしゃにされながら、私の手はまた男の子のモノを扱かさせていた。高校2年生の男子の回復力はとても凄い。手の中の硬いかたいモノに少し怖さを憶えながら、私は指を絡みつかせる。
「須藤のチンポ、太くていい?」
「やぁ…っ、わ……わ…判らない…、ほんとうっ、本当にわからないのぉっ!やぁっ!抓らないでお願いおねがぃ……っ!」
「じゃあ何でそんなにイってるのさ」
「く…クリトリス……い、い…弄られると…っ、だめなの……あぁ…っ、あぁんっ!」
全身がぶるぶると震えて、須藤君の上で私の身体は淫らなくねりを繰り返そうとして拙いぎくしゃくとした動きになっていた。
「へぇ……クリトリス弄られるの、そんなに好きなんだ」
「……、や……ぁ…っ、そ……。――え……? ど…うし……て……?」
首を振りたくった私は、不意にクリトリスから離れた手に呆気にとられる。指の股でも挟んで手全体でクリトリスを弄んでいた手は私の愛液と4人分の精液で卑猥に濡れていて、それは汚らわしい筈なのに…とっても欲しいものに思えてならなかった。爪で摘まれて、指で圧し潰されて、滅茶苦茶に捏ね回されたクリトリスに何も触れていないと、休憩を与えて貰えた筈なのにずきずきとした疼きは物足りなさにすぐ変わっていく。
「須藤がイったらさ、大好きなクリトリス弄ってやるよ」
男の子を射精に導かないといけない、その条件に私はくらっと眩暈を憶えた。しかも相手の須藤君のモノはとっても太くて、無意識ならまだしも意識して動くのは正直辛い。やっぱり腰を振らないといけないのだろうか…空回りしそうな思考でそう考えた直後に、私はそれが神津君の前である事と、そして絶対にしなければ死んでしまう様な事の為でない事に気づき一気に顔が熱くなる。
でも、でも…身体はそんな事を考えてくれない。
「ぁ……あふ…ぅ……っ、ひど…ぃ……ひどぉ……い…っ、ぁう…ん……あんっ」
全身がかくかくと震える。クリトリスは放置されているけれど膣は須藤君のモノでみっちりと満たされて胸も乳首も揉まれて両手は男の子のモノを扱いている…でもクリトリスが淋しくて仕方ない。こんなにいやらしい身体ではなかった筈なのに、滅茶苦茶にして貰えないと辛くておかしくなりそうだった。酷い虫さされの様なむず痒さに私は何度も首を振りたくるけれど、もどかしさは消えてくれない。
「こ…擦って……ぇ、ね…、こすって、お願い擦ってぇ…っ、爪、たてていいからぁっ、ぐにゅぐにゅ潰してもいいの…お願いおねがいっ、クリトリス…弄ってぇ」
「槙原やらしー」
「ぶっといのに串刺しされてるのにおねだりかよ」
「お願い……っ、おねがいっ、ねぇっ」
「――満足させろよ、槙原」
背後から須藤君の低い声で恫喝されて、私は凍り付く。あまり男の子と縁のなかった私にはその声は膣内の太くてモノと同じ様に怖いものだった。
私が神津君に貫かれた時のクッション腰を降ろした須藤君の上で、私は左右のベンチに脚をつく。体格のいい須藤君の重みで潰れたクッションはちょうど私が上に乗っていても動きやすい高さになっていたけれど、でも男の人の上でどうすればいいのかが判らない私にとってそれは慰めにもならない、どちらかと言えば追いつめる舞台装置だった。
相変わらず背後から貫かれている私は、須藤君の膝に両手をついてかろうじてバランスを保つ。お預けの時の犬の姿勢に似ていた。
視界が開けている事が本当に辛い。もう3回も射精した筈の男の子がまだ手淫に耽っている姿も、もう躊躇ったり逸らしもせずに精液まみれの私の身体の隅々まで視線を注いでいる6人の目も、白い精液と脂汗でどろどろに濡れている私の身体もすべてが見えてしまう。
こんな恥ずかしい姿をしているのに、須藤君の太いモノに貫かれている膣のすぐ近くにあるクリトリスの酷い疼きに私の呼吸は乱れていく。キツくて苦しいのに、呼吸や些細な動きで膣の粘膜が引っ張られるとその刺激はクリトリスにまで伝わり、私の渇望をほんの少しだけ満たしてくれるけれど、直接的な刺激には届かない。
「ぁ……ふ…う…っ、あぁ…ぅ……」
須藤君は動きを止めているのに、私の腰がほんの少しだけ動いていく。抽挿と言うにはささやか過ぎるけれど、膣にみっちりと密着して圧迫してくる須藤君のモノは下腹部を振動させてくれる。
苦しくて、痛くて、とても辛いのにクリトリスの疼きが私を狂わせていく。ひくひくと蠢く膣は麻痺した様に違和感ばかりが強いけれど…何だろう、時折掠めるかすかな感覚がある。沸騰寸前のお湯の入った鍋の底に浮かんだ小さな空気の泡を思わせる些細な感覚が、浮かんでは弾けていた。
神津君に見られながら、私は腰を動かす。
ぬちゅぬちゅと卑猥な音をたてる結合部に片手を滑らせて、愛液と精液にまみれている須藤君のモノを少しでも満足させようと指で撫でる。とっても太い。いかつい外見に似合う血管がゴツゴツと浮かんだとても太くて硬いモノに指を絡めていると、こんなに凄いモノが私の中に挿入されてしまっている事実に眩暈がしそうだった。
「あ…ふぅっ……あうぅ…っ、ぁ……ふと……ぉ…い……ふとい…の……ぉ」
傘から根本まで抽挿させるには私の動きは小さすぎて、ほんの数センチも恐らく動かせていないだろう。何とか腰を前に揺らすと、ぎっちりと填っている茎が吸い付いている膣口を少しだけ引き延ばす。瓶に口を付けて飲む様にほんの少し延びた膣口の薄い粘膜を指で撫でると、自分でも怖いくらいに張りつめていた。
膣口や須藤君のモノを撫でる事は出来てもクリトリスを自ら慰める事は何故か出来なかった…こっそりと弄る事も出来る筈なのに。皆が見ているのに、ほんの少しでも腰を振ろうとしてしまう。――神津君が見てるのに。
「あ…ああぁんっ、す…須藤くぅ……ん…っ、だして…ぁふっ、あふぅ…っ、な、なか…に……」
「中って、どこだ」
低くて太い声は射精前の上擦った様子には遠くて私は焦れったさに首を振りたくる。
「なか…、お……、お…おま……、……ゃあ…っ、いえなぃ……っ」
自分の性器の名称など口に出せない。そんな言葉を口にしたらもう彼らに一生逆らえなくなりそうで怖かった。もう命令に従うしかない諦めはあるのに、それでも女の子としての恥じらい程度は許して欲しい…それは甘えかもしれないけれど。
「言えよ、槙原」
「――ぃ……あああっ!」
今まで動かずにいてくれた須藤君が不意に私の腰を両手で掴んで激しく一揺りさせた。とても太いモノが抜けかけた後、一気に根本まで捩じ込まれ、密着しきっているのに膣口からたっぷりと潤滑液が溢れかえる。ずっと小さな動きで焦れていた膣を激しく掻き混ぜられて、私の口からは唾液と卑猥な牝の鳴き声がこぼれた。
「ひ…ぃっ、い…ひ……っ、ふっ…ふう……っ、あひ…っ、あひ…ぃっ」
膣を激しく揺さぶられた振動はクリトリスに直結して、皮が剥けて大きく膨らんでいるクリトリスがたまらない熱い刺激に沸く。軽い自慰で満足出来ていたのが嘘の様な強い刺激に私はうっとりとしてしまう。もっと欲しい、もっと弄って潰して捏ねて滅茶苦茶にして欲しい。
「お、おまんこにだしてぇ、すどぉくんの…せいえき、おまんこにだしてぇ……ぬるぬるおまんこにもっとせいえきだしてください、く…くりとりすいいの…、くりとりすとってもきもちいいのぉ……」
頭の芯がぼぉっとしている私の耳に、歌う様にさえずる媚びた甘い上擦った声が聞こえた。
「うは…言っちゃったよ」
「ぁああ……ん、くりとりす……いい…きもちいいの、きもちいい……ぃ」
須藤君の太いモノでみっちりと栓をされているのに私はそれでも少しでも腰を振ろうと全身をくねらせる。膣での快楽はあまり判らない筈で…でも膣の奥で何かがちりちりと疼いていて、でもそれよりも何よりもクリトリスが熱くてそれを堪える事が出来ない。貧弱な身体に不釣り合いな精液まみれのぬめった胸がぶるんと弾み、そこに仰のく私の顎からつぅっと垂れた唾液が落ちた。
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『空中浮遊』6〜陶酔〜
投稿2005/04/16(土) 22:19:24〜22:50:01