『空中浮遊』6〜陶酔〜

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 ずちゃずちゃとあからさまな音をたてて須藤君が私の腰を上下に動かす。
「あひ…っ、あうっ、あううっ!」
 クリトリスの周囲を指で引っ張られている時に似ている。太いモノが填っている膣口からの振動は容赦なく粘膜を引き攣らせて、冷たいのか熱いのか判らない様な染みる感覚が腰の表面から脚の爪先まで一瞬で駆け抜けていく。
「おうっ、槙原…ぐいぐい締め付けてくるぞっ」
 須藤君の太い声が少し上擦っていた。膣内でびくびくと太いモノが跳ねるのを感じて私は歓喜の鳴き声をあげる。射精して欲しい、須藤君の滅茶苦茶な抽挿でクリトリスが引っ張られるのも気持ちいいけれど、でも射精のご褒美に直接クリトリスを弄って貰えると思うと嬉しさともどかしさで頭の中が焼き切れそうになる。
「すんげぇ嬉しそうじゃん、槙原」
「処女だったのにこれかよ…エロい奴だなー」
「槙原、チンポいい?」
 男の子達の声すら甘くて切なくなってしまう。もうすぐ弄んで貰えると思うだけで犬が尻尾を振る様に私は何度も頷いてしまう。
「ほら、言ってみ」
「い…いいの…クリトリスひっぱってくれるのっ、すどうくんのおちんちん、ふといの、あふぅっ…いい……っ、お…おまんこいっぱいなのぉ……っ」
 セックス本来の快楽ではない…膣とペニスだけの快楽でない事だけが救いだった。クリトリスの刺激なら自慰でも今後こっそりと味わえるけれど、もしもセックス単体の快楽に溺れてしまったら逃げ道がなくなってしまうから。

 ゴンドラは外界の視界を極力妨げない様になっていて、ドアも壁も透明素材でほとんど構成されていて鉄骨のフレームと座席と床と天井以外は窓になっていると言ってもいいだろう。背後から須藤君に貫かれながら腰を振る私の瞳には海も空も見えていた。狭いのに開放感のある場所で、6人の男の子に観察されながら私は汗まみれになって全身でよがり狂ってしまう。まるで屋外でしている様だった。
「すどうくぅん…いい……っ! い…イくぅっ、クリトリスぅ、びくんびくんしてる…きもちいぃ…お……おまんこいい…?わ…わたしの…おまんこ……いい?」
 うぉぉぉっと吠えた須藤君が遂に自ら腰を突き上げ始めた。反射的に須藤君のモノを愛撫していた手をもう一方と同じ様に須藤君の腿について姿勢を何とか堪えなければ、姿勢が崩れてしまったかもしれない。
 ずちゃずちゃと粘液の音が激しく鳴って、私は卑猥なおねだりで更に須藤君の激しい責めをエスカレートさせようと頭の表層に浮かぶ言葉を何の理性の抑制もなく溢れさせる。
「槙原、極太チンポ美味しい?」
「美味しいに決まってるよなぁ、マン汁垂らしてイキ顔気持ちよさそうだもんなぁ」
「わからなぃ…の…ぉっ、く…クリトリスいいの、お、おまんこぎちぎちで…んふぅっ!おまんこぐりぐりされるとクリトリスいいのぉ…っ」
 セックスの快楽を演技するのも手段なのだけれどそんな余裕は私にはなかった。
「槙原っ、いいぞ、ぐいぐい吸い付いてきやがる!」
 あひんと鳴きながら腰を振った私と、神津君の視線があった。

 今滅茶苦茶にしてくれているのは神津君じゃない、そう痛感した瞬間私の血の気がすっと引く。神津君に弄ばれてよがってしまうのならば例え他の男の子に見られてしまっても何とか自分に言い訳出来るけれど、神津君の前でセックスしながら達してしまうのは避けなければいけない…筈だった。
 ずん、と太いモノが根本まで打ち込まれて、薄っぺらい下腹部の丘を須藤君の皺だらけの袋が擦ってくる。太いだけじゃなくて須藤君のモノは精液の量もとても多くて濃い。代わる代わる射精しているけれど須藤君のが凄いのは皆知っている。そんなモノで滅茶苦茶に犯されているのを、神津君が見ていた。
 一瞬硬直したのに、一突きごとに溶けていく私の痴態を。
「ぁふぅっ…、あふぅ…んっ、あんっ! や……ゆるし…て……あふっ!はあ…ん!」
 クリトリスが熱くて堪えられない。神津君が見ているのにいやらしい声で鳴いてしまう。須藤君の手の中で激しく上下させられる腰の奥から太いモノが抜けかけるたびに精液と愛液と血液の混ざった淫らな潤滑液が掻き出されてシートをどろどろに濡らしていく。徐々に速まっていく抽挿のピッチにあわせて胸が激しく前後に揺れて、尖りきった乳首の尖端から汗と精液の混ざった液体が飛び散る。
 許して欲しい、これ以上神津君の前で狂いたくない…そう願うのに身体は私を裏切っていく。
「あ…ぅぅっ、あふんっ、だ……めぇ…っ……はぁっはぁ…う、ぁ…ふっ…ああぁんっ」
 たまらないクリトリスの快感と…それに混ざった膣のかすかな感覚が焦る私の意識を掻く。ほんの少しの泡が弾ける様な感覚は、徐々に強まってきていた。

 快楽から逃れようと全身をくねらせた私は、須藤君のモノに膣襞を擦られて全身で悲鳴をあげる、あげたつもりだったけれど、口から溢れたのは昂ぶりきった牝の嬌声だった。
「どうしたんだよ急に嫌がってさ」
「太過ぎて怖くなったかな?」
「そんな事ないだろ、槙原は極太チンポ好きだもんなぁ?」
 田中君達のからかう様な声に私は背筋がぞくぞくとする。到底神津君が好きなどと言える状況ではなく、だとしたらどうすれば私はこの交わりを止められるだろうか。
 牝犬の様なあえぎ声を漏らしながら快楽から逃れようと首を振りたくる私を、須藤君が荒々しい抽挿で追い立てる。まるで人形の様にあっさりと身体は操られ、愛液と汗で濡れたハイソックスだけしか着けていない裸の私の身体は卑猥に上下に揺さぶられていた。
 ベンチについた脚の爪先がぴくぴくと痙攣して、縮こまる。破瓜の出血よりも愛液の方が量を増して、青臭い精液と混ざり合った潤滑液は徐々に白っぽさを強めていく。挿入に対する潤滑液とはいえ奥から溢れてくる愛液は言い訳の出来ない快楽の証に思えて私を苛む。
「――気持ちいいんだろう?槙原」
 突き上げのたびに消えきらない鈍痛と快楽にうっとりと細めてしまう瞳に、神津君が映る。苦痛なのか羞恥なのか判らない涙で滲む視界の中の神津君の口の端はほんの少し吊り上がっていて…でもその目は笑っていなかった。

 神津君がどんな言葉を求めているのかしっかりと考えたいのに思考はまとまってくれない。
「須藤は彼女いたもんなーセックス慣れてるからしっかり責めて貰えるだろ?」
「処女だったのにいろいろなチンポ味わっちゃってるなー」
「や…ぁ……っ言っちゃいやぁっ、せめちゃいや…ぁっ…あふぅっ、あんっ、ああ…ん」
 哀願しても許して貰えない事は判っていたし…それに途中でやめられてしまう事を私自身期待していないのを感じていた。私が感じてしまう事を神津君は怒っているのだろうか、須藤君を突き放して一気に貫いて欲しい、もしも今神津君に挑まれたら何もかも忘れてよがり狂えるだろう。
 獣の様なうなり声をあげて激しく背後から犯す須藤君と私の腰が打ち付けあう音がゴンドラ内に響く。
 お尻も豊かでない私の腰に打ち付けるとゴツゴツしてしまう筈なのに須藤君はタガが外れてしまった様に尖端から付け根までをがむしゃらに抽挿させてくる。そんなにセックスは気持ちいいのだろうか…クリトリスの快楽だけでなくてそんなに夢中になれるものなのか、セックスへの甘く危うい興味が頭の奥で疼いてしまう。
 神津君に犯して欲しい。あの大きな熱いモノでずんずんと子宮口を突いて貰って、胸も滅茶苦茶に揉みしだいて貰って、耳朶を噛んで欲しい。須藤君みたいにいやらしい体位でどんどん挑んでくれてもいい、全部何もかも従ってもいい。
「精液欲しいかっ槙原!」
「ぁ……う…ぅっ…、あひぃ…っ…ぅ…ちょ…ちょうだ…ぃっ、く…くださぁ…い…っ、おまんこにあっついのだしてぇ…、きてぇ…ごほうびしてぇ……っ」

 神津君は目の前にいる筈なのに私は神津君に犯されている様な錯覚から抜け出せなくなっていた。射精して貰えればもっといやらしい責めが待っている甘い誘惑が理性を押し流してしまう。
「おう、いいぞ極上だ!大人しそうな顔で憶えたてのくせにぐいぐい締め付けてきやがる!」
 膣内でびくんびくんと太いモノを跳ねる須藤君に、両手で捕らえられ打ち付けられている腰を私は反射的にくねらせようとする。でもがっちりとした逞しい手の中では動く事など到底出来ず、自分の無力さと相手の力強さに私は更に陶酔していく。
「あふ…ぅっ!あぅっ、あうっ!あっつぅ…い……おちんちんかたいのぉ…かたぁ…い」
「いやらしい奴っ、チンポがいいか!」
「い、いいのぉ…ぎちぎちのおちんちんでクリトリス、イっちゃう……もっと、もっともっともっとぉ……っし…いぃ……っ、イくっ、イくいくいくいっちゃう……ぅ…っ!」
 惨い言葉の責めとクリトリスの刺激に腰の奥から休息に膨らんでいく絶頂の予兆に、涎を垂らしながら私はひたすら従順に身体をくねらせる。クリトリスが気持ちいいのは当然として、膣内がざわめいて太いモノをびくびくと締め付けながら波打ち、それは膣襞のあらゆる所に快楽のセンサーがついている様だった。鈍痛と麻痺に混ざりながら沸騰の様に刺激の泡が弾けていくのを味わおうと、私は上下動ばかりの動きの中で少しでも腰を左右にくねらせて射精間際のモノに絡みつかせる。
「槙原、口開け」
 びちゃっと鼻の頭に弾けた精液の感触に反射的につぐみかけた口を開いた私の口内に、精液を迸らせながら神津君のモノが捩じ込まれた。

 口蓋を押し上げながら跳ねる神津君のモノをようやく傘だけ口内に収めた私の頭を、神津君の手が押さえて前後に揺らす。射精しながら捩じ込まれたモノは既に苦くて噎せそうになる筈なのに私はそれすら自ら喉へと流し込んでしまう。
「んぷ……ぅっ、んっ、んんっ!ん…ぅ……う……」
 前後から口と膣を責められて私は一気に達してしまっていた。口で味わう精液の苦さと熱さとぬめりは酷く現実的で、そんなモノを4人分ももう膣内に放たれているのだという卑猥な事実に全身がざわめく。貧弱な私なのにこんなに興奮して貰えている。
「いくぞっ、槙原ぁ!!」
 小鼻から甘い声を漏らしながら全身を痙攣させる私の身体を神津君と須藤君が前後から揺さぶって、そして須藤君がゴンドラが一瞬軋む音がたつくらいに激しく腰を突き上げ、私の子宮口で射精した。
「ん…ふうううううっ!んくっ、んくぅ……っ、んんぅ……っ……」
「うわ……槙原やらし過ぎ…。前後責めでイってやんの……」
 どくんと精液が膣奥で弾けるのがはっきりと判る。須藤君の精液は胸にかけられた時と同じ様に大量で、そして多分濃いだろう…キツいにおいの精液が膣内に満たされていく想像は成分の問題なのか熱い染みる感覚で補強される。
 神津君の精液を浴びた時にはなかった膣の疼きに腰が砕けそうになりながら、私は舌で口内にある神津君のモノを舐め回す。もっともっと神津君のモノに愉しんで貰いたかった…先刻よりも上手に受け入れられそうな気がする。こくんと自ら嚥下する精液の苦みがたまらなく性的で、全身を痙攣させながら私は神津君の傘の尖端の亀裂を舌先で舐め回して、口内粘膜で吸い付いた。――膣口から他の男の子の精液を溢れさせながら。

 須藤君のモノが引き抜かれた直後に、床の上で四つん這いになった私の膣口から大量の精液が溢れて金属製の床に濃密な白い糸を垂らしながら滴った。
「うはぁ須藤汁多いなー」
「マンコ精液漬けじゃん。ピル飲んでてよかったね槙原」
 ぼんやりとしている私の身体を男の子達が引き上げてベンチに腰を降ろさせる。力がロクに入らない私は坑が塞がらない様な膣口から精液が脈打つたびに溢れていくのを感じていた。とっても量の多い須藤君の精液はまだまだ私の膣内を熱くぬかるませていて、本当にピルを飲んでいてよかったと思わせる…5人目だからもしも妊娠するなら最初の神津君だろうと思うけれど生殖的にもとても須藤君は強い気がする。
 膣がまだまだ痙攣していた。多分これは噂に聞く膣痙攣というのとは違うのだろうけれど、性的な反応である事は疑いようがない。徐々に牝の反応を憶えていってしまう膣がほんの少し怖く、そして抑えられなかった。
「クリトリスで遊んであげたいけどさ、まだ2人射精してないんだよね」
「ハードなのの後だと気後れするよな?ここは槙原から誘ってあげないと」
 優しそうな口調に含まれている卑猥な甘い毒に、私の背筋がぞくぞくとする。もう5人も迎え入れている私が残りの2人を拒む理由が見つからず、私は達したばかりのぼんやりとした瞳で彼らを見上げた。一番勢いを失っているのが射精したばかりの神津君と須藤君でそれですら半勃ちに回復してきており、他の5人は完全に臨戦態勢だった。高校2年生の性的欲望はやはり底なしなのだろう…恥ずかしくてたまらない光景なのに羞恥だけでない胸の疼きを感じて全身で乱れた呼吸を繰り返す私の膝が、ゆらゆらと揺れていた。

「あ……っ、あうっ、あふぅっ、あん、あ…ぅんっ!」
 片脚を抱え込まれて脚を交差する形で私は床の上で貫かれる。正常位とも後背位とも違う角度で打ち付けられる腰は奇妙に密着性が高くて、交差している内腿にあたる男の子の腰がたまらなかった。お臍近くまで生えている密集した剛毛が濡れた内腿を擦って、お尻の間に滑り込んでいる内腿には縮こまった袋と引き締まったお尻と腿の臑毛の感触が羞恥心を煽る。
 最後の男の子はもう1回射精していたけれどそれを皆に教えずにそのまま私を責め続けていた。挿入後3分と保たず射精してわずかに萎えたモノで精液で満たされている膣を滅茶苦茶に突いてすぐに回復していくのを、私は身体で憶えてしまう。ぐにゃりとしていたモノの摩擦が硬く大きくなるに従って粘膜にあわせた揺れがずれ、鰓が容赦なく膣襞を抉る様になる。
 でも、それでも足りない。たった3分足らずの射精は私に不可解な感覚を残していた。クリトリスの愛撫がお預けになっている燻りが更に強調されて、その時に皆に言えば全員の膣内射精が終わった事でクリトリスを責めて貰える筈なのに、私は彼のずるい行為にうやむやなまま同調してしまう。
 間隔なしでの抽挿に射精したままの精液が腰が打ち付けられるたびにどぷっと溢れていく。
 いくらピルを飲んでいると言っても7人分の精液をたっぷりと流し込まれた膣は熱く染みる感触が強い。――これからの1年も同級である男の子達の肉欲の迸りを、思うままの体位で貪られて膣奥に浴びて、4月から普通の態度でいられるのだろうか……?

「槙原、出すよっ」
 嘘。2回目の射精である事を彼も私も知っている。声の上擦りで、膣とペニスの痙攣で、たっぷりと流し込まれた精液で互いに判っている嘘…でもそれよりも強い戸惑いに私は思わず首を振る。
 まだ射精して欲しくなかった。
 腰の奥のもどかしくて切ないざわめきが行為の中断に戸惑ってしまう。それはイメージしていたセックスの快楽というものよりも遙かにささやかで、自慰の時に感じるじんわりとした膣の充実感に少し似ているけれど、途中過ぎて物足りない。
「や……ぁっ、まだぁ……っ」
 貧弱な脚を抱えて腰を限界まで密着させてくる男の子に、反射的に溢れた哀願に凍り付く私の膣奥で精液が弾ぜた。自分の言葉に硬直する思考をそのままに、膣内で跳ねるモノに反応して身体がびくびくと痙攣する。絶望感の漂う切ない呻き声が溢れる私を、男の子達が見下ろしていた。
 ひくひくと蠢く膣肉の感覚はぼんやりとした快楽に浸っているものだけれど、でも何かが足りないのを強く認識させるものにしか思えずに私は床の上に降ろされながら啜り泣く。何が欲しいのかその答えから意識を逸らしたいのに膣奥の疼きはそれを満たしてくれるであろうモノを求めて訴えてくる。
「よく出来ましたー。じゃあご褒美の時間にしようか」
 本当にそれが欲しくてそれが満たしてくれる確証がないのに、私は床の上で顔にかかる髪の間から…神津君の腰のいきり立つモノを見つめてしまう。

「どこをどうして欲しいのか、まずは言ってごらん」
 神津君の言葉にのろのろを身体を起こそうとした私を男の子達がベンチに座らせ、そして脚をM字に大きく開かせる。今日何度目か判らないその体勢をとらされて、私は視線を彷徨わせてしまう。ひくひくとわななく膣口から精液が溢れていく感覚と姿勢の羞恥よりも、先刻から捕らわれているもどかしい疼きに私は気まずさを憶えていた。
「――『まだ』何だったんだ?槙原」
 神津君の問いに私は戸惑う。今一つ確かな感覚のないもどかしさをどう説明すればいいのだろう。本当にセックスの快楽なのだとすれば神津君に求めてしまうのもいいのかもしれないけれど、でも確証のない状態でそれを求めるのは抵抗があった。
「わ……判らないの…、自分でも…もやもやして……判らない、から……」
 どくんと身体が疼くのが判る。大きく開いている脚の間で、皆に見下ろされている胸が、クリトリスが、膣口がひくひくと震えてしまうのが自分でもよく判る。つい先刻まで処女だったのに7人分の精液を膣口から溢れさせて、鈍痛と苦しさ以外の感覚に私は神津君を見上げてしまう。何となく、恨めしげに縋る様な瞳になってしまっているだろうと感じる。
「じゃあ試してみればいい。――槙原、指を挿れてごらん」
 7人がかりで処女を喪失した場所を自ら弄ぶ、その惨めさに息を呑みながら、私はたまらなく甘いものが腰の奥で蠢くのを感じた。膣内が満たされている状態に慣れはじめている肉の疼きに、私の唇からか細い声が漏れる。
 熱く疼くクリトリスを愛撫する事も忘れて、私は膣内に指を挿入する…2本も。

 口の端から涎を垂らしながら私は犬の様に腰を前後に小刻みに動かしていた。前から回して挿入した2本の指を精液まみれの膣にずぼずぼと抽挿させるけれど元から貧弱な私の指では2本程度では到底物足りない。でも細いけれど節の感触と、そして指自身でざらつく膣襞の蠢きと締め付けを感じられるのは少しだけよかった。
 徐々にベンチの上でずり落ちていく腰を潤滑液と汗のぬめりが更にスムーズに滑らせてしまう。そんな私の脚が両方から別々の男の子に引かれ、私は自慰に溺れたまま半ば逆さ吊りの様な体勢で脚を最大限に開かれる。
「苦しくない?」
「苦しいワケないだろ、ノンストップオナニーで気持ちいいもんなぁ?槙原は」
 ベンチに背の半ばがついている状態は首が内側へと曲がり少し息を詰まらせるけれど、それに構う事も出来ずに私は指を動かし続ける。もやもやとしたあの膣の疼きが形をなしていき、挑みかかられている時と同じ様に全身から汗が滲んでハイソックスの中など足の指が汗まみれでぬるぬるになって縮こまっていた。
「オナニーの方がいいって事か?」
 少し軽蔑する様な神津君の突き放す物言いに、私は首も腰も左右に振りたくる。
「ちが……っ、ちがうのぉっ、ちがうのお、お…お……おまんこいいのぉ、ゆびにいっぱいからみついてくるのぉ…っ、でも……っ…でもぉ……」
「でも?」
「わっ、わからないの……ったりないのたりないのぉ…っも…もっと…すごいのがほしいのぉ……っ、あふぅ……んっ、お…おまんこたりないの……ぉ」
 哀願しながら私は反射的に揃えていた中指と薬指に人差し指を加えようとして、そして須藤君に手首を掴まれて無理矢理膣から指を引き抜かれてしまった。

 面白い玩具を愉しんでいる表情の彼らに見下ろされながら、私は気が狂った様に首を振りたくる。指2本で足りない疼きを3本にして鎮めたいのに指を引き抜かれてしまい、物足りなさが全身を支配してしまう。
「チンポ欲しいの?槙原。可哀想になーたっぷり精液出されて病みつきになったのかー」
「やぁっ、いやあっ…いやあぁ…っ、はなしてぇっおねがいはなしてぇ……っ」
「判らないんじゃなかったっけ?処女だったもんなー簡単にチンポの味憶えられないよなぁ?」
 酷い言葉の責めなのに私はそれらに身体が恥知らずに更に疼いてしまい応える様に身体をくねらせる。まだまだ射精し足りないだろういきり勃つ7つの牡の器官を、伏せかけている瞳で盗み見てしまう。私の指を3本揃えても彼らの中で一番小振りなモノよりも小さくて、だからそれに期待して切なさと疼きで腰を振りながらうっとりと瞳を漂わせる。
「チンポ見るのに目を逸らさなくなってきたねー」
「……。そろそろやめておかないとな」
「なんで……?どうして…そんないじわるするの……?」
 問いかけた私は男の子が時計を見て各々身繕いを始める姿に呆然とした。
 まだ勃っているモノをティッシュで拭って下着とジーンズを履いている彼らに、ベンチの上に離された私はゴンドラの中のこの行為が時間的制約がある事をようやく思い出す。でも、疼ききった身体はそう簡単には切り替わってくれない。すぐに身体を拭って服を着なくてはと思うのに、ぺたりと座り込んだまま俯いて乱れた呼吸を繰り返すしか出来ない。
 不意に、私の頭にタオルがふわりと乗った。緩慢な動きでようやく見上げた私の瞳に、洒落たネクタイを締めている神津君の姿が映った。

 ウエットティッシュとタオルで全身を拭われながら、私は彼らの手に反応してしまう肌を持て余してしまう。もう誰も肉体の快楽を求めていないのに自分一人が取り残されて反応してしまう惨めさと、悪戯が抜けない彼らの手に身体は反応し続ける。
 窓を限界まで開けてゴンドラ内に篭もっている濃密な性臭を少しでも払おうとしているけれど、それは換気して簡単に消えてくれるものではない。
 ブラウスもボレロも身につけさせられたけれど、タオルで拭っても拭っても溢れてくる精液と愛液の混ざった粘液のせいで私はミニスカートの中は裸のままだった。シャワーなど到底無理な状況で身につけた服は上気して火照っている肌に貼り付き、そして精液のにおいがそこかしこから漂ってくる。
 むずむずと満たされない身体が疼いて、私はベンチの上で脚を開かされている体勢のまま顔を背けている事しか出来なかった。最初のおもらしの時は恥ずかしくて消えたい衝動だけしかなかったのに、今は拭われる感触にすら妖しい感覚を覚えて声が漏れてしまう。
「物足りない?」
 不意に問いかけられて私の身体がびくりと揺れる。
【ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんでした。間もなく修理が終了します、お座席にお座りになったまま少々お待ち下さい】
 タイミングを計った様に流れたアナウンスに、ゴンドラの中の空気が緊張し、そして緩んだ。

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投稿2005/05/06(金) 21:00:46〜21:36:13

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