生産管理システムの構築と設計ガイド

「部品製造業」モデル編  シリーズNo.1

はじめに

「目 次」

第1章 生産管理システム構築アプローチ            頁
 <IT(情報技術)時代の「生産管理システム」の変革>  10
 <生産管理は3階層から捉える(基本的アプローチ)>
 <生産管理・3階層の時代的変遷>  11
 <経営組織内での関連業務の繋がり>  12
 <生産管理の問題は現場で発見する>
 <生産管理パッケージソフト導入の失敗。その要因>  13

第2章  生産管理・業務プロセス設計ガイド
 <部品製造業モデルの概説>  16
 <業務プロセスの概要>
 1)「内示(翌々月分の先行)による部品製作手配(内製と購入)」
 2)「内製部品の工程別・作業完了」  17
 3)「外製部品、購入品の受入れ(納品)」
 4)「確定受注(翌月分)によるユニット組立て手配」  18
 5)「ユニット組立て完了と納品」
 6)「仕入先への買掛支払い」
 7)「得意先への請求と売掛入金」  19
 8)「常備材料の補充手配と受入れ」
 9)<当月> 仕入買掛・売上売掛の管理
10)「部品とユニット(製品)の当月分・原価集計」
  *「基礎的な生産技術と関連マスターファイルの作成」  20

第3章 各種ファイルと項目の設計ガイド
 1)マスタ−ファイル <M>  22
 2)集計ファイル <S>  30
 3)データファイル <D>  35

第4章 主要業務の処理内容の解説
 (1)組立構造による部品表データベース(親子ファイル) 47
 (2)部品展開(構造展開)による資材所要量計算  48
 (3)外部・調達品の発注指示、注文書の発行、受入れ
 (4)内製部品の工程展開、負荷計算、日程要素への換算 49
 (5)日程計画の立て方と、作業の流し方について  51
 (6)日程別・負荷の山積み処理
 (7)作業票、注文書(外注加工用)の発行と作業完了後  52

第5章 業務プロセス・フローチャート(設計ガイド)
  1)「内示(翌々月分の先行)による部品製作手配(内製と購入)」
  2)「内製部品の工程別・作業完了」  63
  3)「外製部品、購入品の受入れ(納品)」   65
  4)「確定受注(翌月分)によるユニット組立て手配」  66
  5)「ユニット組立て完了と納品」  70
  6)「仕入先への買掛支払い」  72
  7)「得意先への請求と売掛入金」  73
  8)「常備材料の補充手配と受入れ」  74
  9)<当月> 仕入買掛・売上売掛の管理  76
  10)「部品とユニット(製品)の当月分・原価集計」  77
 *「基礎的な生産技術と関連マスターファイルの作成」  82
<別紙> 「部品製造業」モデルの業務プロセス一覧表

1)「内示(翌々月分の先行)のよる部品製作手配」
   1. 内示受入れ処理
   2. 部品製作指示
   3. 内示ユニットの部品所要量計算
   4. 内製部品と発注品の区分け処理
   5. 内製部品の材料所要量計算
   6. 内製部品の工程展開・負荷計算
   7. 工程別・日程計画(着手日、完了日)の計算
   8. 作業日程と負荷状況の確認
   9. 作業票の発行
  10.外製部品、購入品の発注指示

 2)「内製部品の工程別・作業完了」
  11. 作業票にて作業完了の入力処理
  12. 工程ごとに進捗状況の確認

 3)「外製部品、購入品の受入れ(納品)」
  13. 受入れ検収

 4)「確定受注(翌月分)によるユニット組立て手配」
  14. 確定受注の受入れ処理
  15. 当月・組立て指示
  16. 部品・品揃え手配
  17. 欠品なしの場合:組立指示

 5)「ユニット組立て完了と納品」
  18. 組立て完了処理
  19. 納入日に合せて売上処理

 6)「仕入先への買掛支払い」
  20.<締切り後>請求書の受理

 7)「得意先への請求と売掛入金」
  21. <締切り後>請求書の発行」

 8)「常備材料の補充手配と受入れ」
  22. 当月・材料所要量の補充手配(発注指示)
  23. 納品書にて受入れ検収

 9)「<当月>仕入買掛・売上売掛の管理」
  24. 当月・仕入台帳と仕入先元帳の作成
  当月・売上台帳と得意先元帳の作成

10)「部品とユニット(製品)の当月分・原価集計」
  25. 内製部品の工程別加工費集計
  26. 材料所要量(消費分)をもとに材料費集計
  27. 内製部品原価のユニット原価集計(1)
      外製部品、購入品のユニット原価集計(2)
  28. 組立て加工費を組立指示データをもとに
      ユニット原価集計(3)
      諸伝票をもとにユニット原価集計(4)
  29. 内製部品とユニット原価の原価情報の作成
      内製部品原価・原価集計表
      ユニット原価・原価集計表

   *「基礎的な生産技術と関連マスターファイルの作成」
   工程ファイル 
   親子ファイル 
   製品ファイル 
   部品ファイル 
   部品別工程ファイル 
   材料ファイル
<価格(消費税込み)>  A5判 83頁
 定価1200円  送料 290円
「生産管理ソリューションの手引き」とセットの場合は2900円 送料340円

郵便振込用紙を同封致します。

はじめに

 製造業の生産管理は、企業組織内の「生産管理システム」として運用される。そして生産管理システムはIT時代のシステム技術を取入れた柔軟的機能とスピードが要請されている。

 著者は先に(平成1311月)コンピュータ生産管理をベースにした「生産管理ソリューションの手引き」を三部構成で著作した。

  第一部       生産管理の総括
  第二部       生産管理の実務
  第三部      
生産管理システム

 <シノ研>のホームページで発売以来、全国の関係者から絶えることなくご注文を戴いております。有難うございます。

 今回著作した「生産管理システムの構築と設計ガイド」は、製造業の生産・ビジネスモデルとして、実務的に4モデルを開発した中の第1弾目「部品製造業」モデル編の発表で、部品製造業の経営者、管理者、システム設計者、或はソフトハウスの方々に、システム設計ガイドとして役立つように構成した。是非、活用して欲しい。

 今回のモデル開発とシステム設計コンセプトは、下記の通り。

* 製品と部品の在庫を持たない管理モデル

* 管理業務の流れ(業務プロセス)重視

* 管理業務処理のスピード化

* 製品と部品の原価情報収集のシステム化

* データベースのファイル項目とマルチKEYを

  活用した多面的ファイル指向の設計法

* 現状の全社的問題をどう的確に把握するか

      平成17年(200512

                  篠 康太郎


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