普通の筋肉痛だったら一晩寝たら治るよね。。と思いながら朝起きましたが
とんでもない。相変わらず右足引きずらずには歩けない。階段は人の
助けが要ります。傘を借りて杖代わりにして歩くことにしました。(杖の
付き方は骨折経験でばっちり。弱い足と一緒に出すのです)5時起床で
アンコールワットの日の出を見に行きました。聖池に椅子を借りて
(コーヒー付きで100円)じっくり待ちます。暁の寺院。朝焼けから
日の出まで1時間くらい、池に写る逆さ寺院と、暴力的とも言える
ギラギラした南国の太陽のお出ましを楽しみました。
(朝焼けのアンコールワットーそろそろ日の出も近い)
しかし至福の時って難しいもので回りは人が一杯。隣では
台湾からのハイテンションのオジサンが国際交流に余念無く一瞬たりとも
口を閉じない。そんなものです、人生は。これ、1人で見たいなと思いました。
(いよいよ日の出)
ホテルへ帰ってパッキングして全て積み込み、観光へ又向かいます。今日は
かのアンドレ・マルロー(元仏文化相)があんまり美しいので夜忍び込み
持って帰っちゃって掴まったというヴァンテアイ・スレイのアバダー(女神像)が
目的です。
さて、そこまでの一時間。「田舎のバスはおんぼろバスよ、凸凹道を
ガタゴト走る。それでもお客さん、我慢をしている、それは私が
美人だか〜ら」と懐かしい歌を口ずさむ。
古い歌。50年くらい前かしら。車窓に広がる景色はしかしなかなかぼやっと綺麗だなと眺めている
ようなものじゃなかったです。内乱で疲弊しきっている。。のか。学校は2部制。
制服有り。確かに白いシャツに紺色のスカート・ズボン姿。午前の部が
終わって、わんさか小学生が出てくる所を見ましたが、その内の80
パーセントは白とはとても言い難い(雑巾色、敢えて言うなら)色のシャツです。
小学校へ行ける子はまだ恵まれている方とか。事情が許すようになれば
行けば良いので学齢は関係ないらしい。ボロ切れ纏った子が
こっちを見ている。たった1人何もないところで。高床式のニッパハウス。
井戸、戦争映画で見たままの東南アジア、時がここだけは止まって
いるのでしょうか。
目的地へ着く。これも寺院ですが、赤い砂岩で作ってあるので印象が
違います。女神像は幾つもあり、どれが目的のものかは秘密だそうです。
でもガイドさんが「これだろうという噂です」と指し示してくれたのは
私も一番美しいと思いました。でもどうやって切り取ったのか謎です。

どこへ行っても参道は長く、おみやげ物の売り子がばぁっと近づいて
来ます。「オバサン、カワイイネ。3個3ドル、3個3ドル」そう言って
ミサンガみたいなのを売りつける子は、次第に「4個3ドル」になり
「5個3ドル」に。振り切って歩けない私はゆっくりゆっくり一緒に
歩く。5才位の裸足の子。たまたま50ドル札しか持ってないし、
連れ合い達は、もうはるか先。
「お金ないのよ」と謝りながら歩く。あんなに情けない思いしたの初めて。
そこから「タプロム寺院」へ。ここは廃墟になった寺院の上を南国の
たくましい木々が枝を伸ばし、根を張っている所。切り払うと全て
崩壊してしまうのでそのままになっています。
昼食はそうそうカンボジア風の鍋料理とざるそば。ざるそばは乾麺を
茹でているだけだそうですが、パック旅行のこういう気遣いはあまり
好きじゃないです。又日本人ガイドは少しがっかりかも。すごい優秀
な人で万全でしたが、まぁ気分的にエキゾチックじゃないと
言うだけで。ただカンボジア遺跡は全て現地人のガイドが一緒じゃ
ないとダメなので、もう1人ガイドが付いており(総勢4人で行動)
カンボジア語など習って楽しかったです。日本の歌で知っているの
ある?って聞いたらケータイにセイブしてある「FirstLove」
を聞かせてくれました。なるほど。あれは良い歌です。
カンボジアで何か食べてちょっと違うなと思って「チガウ・ナー」と
言ったらとっても美味しいだそうですよ。
いよいよカンボジアともお別れ。空港で「リーハイ」って言わなければ
と思っていたのに、いざとなると出ないもので普通に。ベトナム航空
で、ハノイへ行きます。大体アメニティは揃っていると思ったので
化粧水の持ち合わせなく、ここでやっと買えました。(町中へ1人で出る事は
出来なかった)2時間もあったのに、最後の20分くらい、隣り
合わせで座ったアメリカ人一家と話がはずみ、ペイジングをかけられ
てしまいました。北京の総領事館に勤めているそうで、あの
バイクタクシーで8日間もカンボジア観光したとか。3人娘、
相当うんざりって顔してました。汗だらだらのあの日中の暑さ、きっと
気候にやられたのでしょう。
ハノイ着は約一時間後。今度はベトナム人の男性ガイド。日本語上手い
です。外国語大学の日本語学科だとか。サイゴン(今のホーチミン市)
は南国で暑いらしいですが、ハノイは冬。聞いてないよ状態。ともかく
コート類は日本の車に置いて来たのでスーツ姿でぶるぶる。
DAE・WOOホテルという韓国系の五つ星ホテルに落ち着きました。
良くガイドブック見直したら昼間は15度。最低気温5度。いや、
恐れ入りました。とんでもないミス。ここでたくましい連れ合い、
早速町へ出てダウンジャケット調達してくれました。社会主義国のもの
なのに、ナイキっぽいマークが付いているのはご愛敬。