
貴方が出会った想い出の果物、感動の果物、ガッカリした果物、その他、果物にまつわる逸話をご紹介させて頂きます。
メールでの投稿を大募集中です。ふるって御参加下さい。
(匿名・ペンネーム御希望の方は、その旨をメール内にてお知らせ下さい。)
尚、投稿をして頂いた方の中から抽選で、毎月5名の方に「金の玉手箱(5000円相当のフルーツセット)」を、また、キンデンがその月の“最優秀”と認定した投稿作品には「銀の玉手箱(3500相当のフルーツセット)」を、それぞれプレゼントさせていただきます。
当選者発表は、毎月の最終日に「Meet The Fruits」内にて行います。
*掲載作品についての選択は勝手ながら当方の独断で決定させて頂きます。
(カテゴリー一覧表)
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| 4月の投稿作品から | 5月の投稿作品から | 6月の投稿作品から | 7月の投稿作品から |
| 夜行列車の味 | バナナの味噌汁 |
千葉県 佐倉市
井上 祐輔さん(44才 会社員)9月期 最優秀賞 受賞作
「夜行列車の味」
一体、いくつの時の夏だったのだろう・・・・・・。
多分4才か5才だったような気もするが、それも定かではない。
ただ、今でも鮮明に記憶しているのは、それが夜行列車の2等客車で、むせ返るような暑さと、息苦しいほどの混雑であったということである。
私の母の母、つまり祖母が危篤だという電報を受け取った母は、取るものも取り合えず、私達幼い二人の子供の手を引いて、上野発・奥羽本線に飛び乗ったのだった。
「暑いから窓開けてもいい?」
「だめよ!煙が入ってきちゃうから」
今でこそSLなどと持て囃されてはいるが、幼い私にとっては蒸気機関車から吐き出される黒煙は列車の窓さえも満足に開けさせてはくれない、いわば厄介物だったのである。
お義理程度に回転している天井の扇風機くらいでは到底この客車内の熱気を冷ますことなど期待できるはずも無かった。
その日の私が、母に対して冷たい飲み物や冷菓をせがんだであろう事は容易に想像がつく。
そんな時、向かいの座席に座っていた中年の男性が、時折やってくる車内販売から、細長く赤いネットに入ったものを買ったのだった。
一体なんだろう・・・・・・・・。その答えはすぐに出た。
いぶかしげに見ていた私の視線がよっぽど気になったのであろう。
「坊やも食べる?」
図々しい私の事だ、うなづくより先に手を出したに決まっている。
手渡された“それ”に目を落とすと、なんと“それ”は正真正銘の「蜜柑」ではないか。しかも凍った「蜜柑」なのだ。“なんで夏なのに蜜柑があるんだろう”と思った事を覚えている。
早速、母に皮を剥いてもらい、口に入れた。
シャーリシャリの冷ーえ冷え・・・・・・。
その時の私が受けた衝撃をなんと表現すれば良いのだろう?
うまい・まずい?・・・・そうではなかった。甘い・酸っぱい?・・・それとも違う。
あえて言うならば、幼い私にとって『想像もつかない食感』であったからに違いない。
まさに・・・・・・・シャーリシャリの冷ーえ冷え・・・・・・なのであった。
そんな事を思い出しながら、つい最近、ハウス蜜柑を凍らせて食べてみた。
食べた感想?
冷凍蜜柑は夜行列車の2等客車に限るってことさ。
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大分県別府市
田上 慶子さん (59歳 主婦)
「バナナの味噌汁」
私たちの子供の頃は、バナナは、遠足の時、病気の時意外には中々口に入らない幻の食べ物でした。
結婚して暫くも同じ状態、高価な果物に変わりはありませんでした。
台湾育ちの夫は、バナナが大好物です。年二回のボーナス時に、購入ということになります。
吟味して買う事になりますが、美味しいと誉められた事がありません。なんだかんだと文句がつきます。こうなってきますと、私の好物のバナナが敵に見えてきます。
私の方は、だんだんバナナが嫌いになっていきます。
あるとき田上家の嫁が集まった折、異口同音、全員バナナが嫌いな事が、分かりました。
やはり、兄弟達も、バナナの味に対しての文句が多いので拒否反応を示しているのです。
庭先で完熟したバナナをもいで食べていた味を知っていれば、物足りないのでしょう。
あるとき、黒い星が沢山出た一山100円のバナナをジュースにするつもりで、買って帰りました。
なんとこれが、大好評。
残りを、味噌汁の具に入れるありさま、これほどのバナナ好きです。
本人は、美味しいと悦にいっていましたが、私にとっては、なんとも表現できない、二度と食べたくない味でした。
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| 「レーニン?いえ、レーニアです」 |
東京都 八王子市
フルーツクイーンさん(短大生) 8月期最優秀賞 受賞作
「レーニン?いえ、レーニアです」
近頃、若年層の果物離れが深刻だそうです。
値段が高すぎるという事と、皮をむくのが面倒くさいというのが主な理由だというのです。
フルーツ大好き一家で育ったせいか、私には果物の皮をむくことは決して面倒な事ではなく、逆に土曜日の夜にも似た、なぜかわくわくするような喜びさえ感じてしまうのです。
もっとも、お値段に関しては私も同意見ですけど。
そんな果物好きな私が最近、チョー感激したものがあります。
それは、アメリカ・ワシントン州産のチェリー「レーニア」です。
粒の大きさといったら、大袈裟ではなく「うずらの卵」クラス。種も小さく、果肉のボリュームに圧倒されてしまいそうな位です。
見た目の美しさもさる事ながら、そのおいしさと言ったら、まさに掛け値なしの感動の味なのです。
そのレーニアが入っていたパッケージに生産者とおぼしき人が写真入で紹介されていました。
これがまたシブイ!!
以前、TVで放映されていた『警部マックロード』にそっくり!
「農家」と「ファーマー」の違いを感じてしまいました。(よく意味がわかんない?!)
初めて食べた父が「これじゃあ国産の“さくらんぼ”は敵わないなあ・・・」とため息をつく始末です。
つくづく世界にはまだまだ見た事も食べた事もないフルーツがあるんだなあと、今更ながらに考えさせられました。
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7月の投稿作品より 投稿総数 56通
| 我が心の桃伝説 | 二日早い、あさってまた来い!! |
東京都 板橋区
淀井 早苗 さん(主婦 67才)7月期 最優秀賞 受賞作
「我が心の桃伝説」
いつもの年より早めの梅雨開けだそうです。
また、ジリジリと真夏の太陽が照りつける季節になりました。
この時期になると、決まって思い出す事があります。
昭和20年8月。
私は弟と二人で戦禍の東京を逃れ、母方の親戚がいる福島県の会津若松にその年の3月から縁故疎開をしておりました。
松田さんとおっしゃるそのお宅は稲作農家で、おじさんとおばさん、長男の健一さん、次男の繁雄さん、三男の守さん、そして末娘の弘子ちゃんという、その当時としては特別に大家族というほどでもなく、ごく普通の家族構成でした。
親元を離れた私達に対して優しく接して頂き、我が子以上に可愛がってもらったといっても言い過ぎではありません。
その松田家にとって、心の休まる時のない程、気がかりなことがありました。
実は、三人の息子さん全員が兵隊さんとして外地へ出征なさっていたのです。
松田家の広い敷地の中には、桃の木が3本植えてありました。
なんと、その一本づつに息子さんの名前がついていました。
おじさんはその桃の木に毎朝欠かさず話しかけるのです。
「健一、おはよう」「繁雄、元気か」「守、頑張ってな」・・・・・・・・・。
まるで、遠い戦地の我が子に語りかける様に、励ます様に、何度も何度も木をさすりながら話しかけるのでした。
そしてそのあと決まって、私達兄弟に2個ずつ、もぎたての桃を手渡してくれるのです。
“大久保”という品種のその桃のおいしさは一生忘れることが出来ません。
リンゴのように固い桃で、おばさんが包丁で皮をむいてくれて、がぶりと丸かじりするのです
甘くて香が良くてみずみずしくて、その時ばかりは東京にいる両親の事を思い出すことはありませんでした。
ある暑い日の昼下がり、町役場の助役さんが深刻な顔つきで松田家を訪ねてきました。
おじさんの肩が落ち、おばさんの背中が震えていました。そして堰を切ったように涙が溢れ、大声で泣き崩れてしまいました。
幼い私でも、それがどういう事なのかは容易に感じ取ることが出来ました。
松田 健一 陸軍少尉 享年26才、中国大陸
満州にて戦死。
親思いで、兄弟思いの優しい青年だったそうです。日本が戦争で負けた事を知ったのは、この日から数えて、わずか1週間後の事でした。
その後、おじさんとおばさんが、3本の桃の木を今まで以上に大事に世話をした事はいうまでもありません。
特に「健一」さんの木は・・・・・。
「 今年もまた美味しいももを贈るよ!」
電話の主はとっくに70才を過ぎた、三男の「守」さんです。
この50年、一度も欠かしたことがない、我が家にとって嬉しい年中行事になりました。
昔と少しも変わらない松田家の心配りに、頭が下がります。
あ、そうそう、変わったことが一つありました。
桃の種類が“大久保”からもっと美味しい“あかつき”になったのです。
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神奈川県 川崎市
J・Tさん(女性)
「二日早い、あさってまた来い!!」
山形へ行ったとき、毎年美味しいりんごを作ってくださる父の友人の畑の近くをとおりかかったので立ち寄りました。
木の手入れをしていたおじさんが見えたので、川崎へ持って帰りたいから譲って欲しいと頼んだところ、今日はだめだ・・・と断られてしまいました。
いつもと同じ様に美味しそうじゃないの・・・と私は思いながらその訳を聞いたところ、おじさんが納得できる収穫日があさってだから今日はとらないとのこと。
いくらお願いしても同じ返事でした。
しつこく頼んだ私におじさんは、「川崎でも、アメリカでも持って行ってもらうのはうれしいけど、今日は獲らない、2日早いからあさって又来い。とびきり美味しいのを沢山やるから。」ときっぱり断られてしまいました。
ここまで頑固に育てているからあの美味しいリンゴが出来あがるんだと納得しつつ、2日後、とんでいきました。
やっぱり2日待ったかいはありました。
最高のりんごをことしもいっただけるかな・・・・・
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6月の投稿作品より 投稿総数 38通
| おいしかった!! | ここが変だよ、日本の果物!! | 果実酒ゴックン |
神奈川県 横浜市
石井 由香里 さん(25才 主婦)
「おいしかった!!」
今年の三月に結婚した学生時代の友人が我が家へ遊びに来ました。
手土産は「チェリモア」。
なんでも、ハネムーンで行ったニュージーランドで食べて以来、その味にはまってしまったとか・・・。
表面は緑色でウロコ状。どう見ても出来そこないの怪獣の卵にしか見えません。
切ってみると中身は真っ白な果肉。おそるおそる食べてみました。
「美味しい!!」
まるでバニラ・アイスクリームのようです。
私も彼女同様、はまってしまいそうです。
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愛媛県 松山市
K・W さん (58才 元農協職員) 6月期 最優秀賞 受賞作
「ここが変だよ、日本の果物!!」
“ニワトリが先か、たまごが先か”。
まさに、この例え言葉どうりではないか。
季節はずれの「温室栽培 果実」が全盛である。
生産者は「消費者が欲しがるから作る」と言うし、消費者は「店頭に並んでいるから欲しくなる」と言う。
ハウス桃・ハウスぶどう・ハウスさくらんぼ・ハウス柿・ハウスみかん・ハウス梨・・etc。
まるで カレー・メーカーの宣伝だ。
西瓜に至っては一年中店頭から姿を消す事はない。
“季節感”
もうこんな言葉は死語になってしまったのだろうか・・・・・・・。
俺に言わせれば、どんなに味がよくとも5月にぶどう・桃・みかん・さくらんぼ、6月に梨・柿を食べようとは思わない。
“ 頑固者の石頭の時代遅れの旧人類”と笑わば笑え。
もっとも、あの法外とも言える値段では買いたくとも買えないがね。
桃1個 1500円!! さくらんぼ一粒500円!!梨1個1000円!!
冗談じゃない!!!まともな神経の持ち主が買う値段かね?
日本以外の全世界の人があきれて笑っているよ。
作るほうも作るほうだけど、買うほうも買うほうだよ。
自然の恵みをじっくり受け、その季節ならではの味になるまで待っていようよ。
春夏秋冬、四季折々の果物を楽しめる数少ない国なんだから、日本は。
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埼玉県 越谷市
鈴木 真奈美 さん(主婦)
「果実酒ゴックン」
うっとうしい日々が続きます。洗濯物はたまる一方だし、冷蔵庫に入れる物はいっぱいだし、空はどんより、気のめいる事ばかりです。
そんな時、私のストレス解消法は自家製果実酒を造ることです。
梅をはじめ、ザクロ・レモン・杏・花梨・苺・チェリー・プラム等々。
8年前に知人宅で頂いたザクロ酒に感激して以来、今では常時、20近い果実酒の入ったビンが所狭しと我が家を占拠しています。
それぞれの果実が持つ個性的な風味。味もさる事ながら、その色合いに惚れ惚れとしてしまいます。
今年は新たに「やまもも」に挑戦しました。
数ヶ月ねかせると、鮮やかな赤紫色になるはずです。今から大変楽しみにしております。
夜、お風呂から出た後、その日の気分によって飲む果実酒の種類が変わります。
洒落た小さなグラスに氷を一つ入れて、水割りも良し、オンザロックもまたよし。その日の疲れも瞬く間にとれていくようです。
さあ!今夜も主人と「果実酒ゴックン」といきますか!
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5月の投稿作品より 投稿総数 71通
| 果物の話 | たかがバナナ・・されどバナナ・・ | だからあんたは嫌われる! |
愛知県 名古屋市
いそじゅん さん(女性 35才)
「果物の話」
シンガポールに行ったときの話です。
シンガポールに住む知り合いに案内してもらって「ニュートンサーカス」という
屋台がたくさんあるところへ行きドリアンを食べました。
知り合いに、はじめは”なにこれ?”って思ったけど「慣れるとほんとにおいしいの」
と言われたので“腐ったたまねぎ”のような臭いのするドリアンをなめてみました・・・
味も“腐った玉ねぎ”!(食べたこと無いけど)
しかも口当たりは“腐ったバナナ”(もちろん食べたことないけど)じゃん!
10年以上たった今も、たまーにタイ料理店で「ドリアンアイス」なるものを付き合いで食べるが・・・
まだ慣れないらしい。
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埼玉県 越谷市
中村加寿子 さん(51才) 5月期 最優秀賞 受賞作
「たかがバナナ・・されどバナナ・・」
古い話でごめんなさい。
今から40年以上も前の話です。
当時、私の生家には4種類の果樹がありました。
無花果(いちじく)・柿(たぶん次郎柿)・枇杷(びわ)・夏みかんの各種です。
それぞれの時期になると、お父さんが脚立にのぼり、下で待ちうけるお母さんに一つ一つ大事そうに手渡すのです。
木の根元を取り囲むようにして、二人の姉と末の弟、そして私を含めた4人の子供達は、いつも、その”収穫”の様子を息を潜めて見守っておりました。
旬ならではの果物の美味しさ、自然の恵みに対する感謝の気持ち。
考えてみると、幼い頃から私は、果物の“とりこ”になっていたのかもしれません。
その頃、どうしても食べてみたい果物がありました。
当時、超高級品といわれた輸入果実の「パイナップル」と「バナナ」です。
駅前の果物屋さんの前を通る度に、威風堂々と陳列してある「パイナップル」と「バナナ」を
母親にせがんで、駄々をこね、その都度叱られた記憶が今でもあります。
今思えば、食べ盛りの4人の子供を抱えている中で、高級果物を買い与える余裕など、
我が家にあろうはずもないのでした。
そんな時でした。
クラス一番のお大尽である、ノリちゃんの“お誕生会”に呼ばれたのは。
その日呼ばれたのは、女の子5人、男の子3人の計8人。
毛足の長い絨毯が敷き詰められた洋室に案内され、目の前のテーブルに並べられた数々の御馳走に目をやった時、男の子達から、歓声とも嬌声ともつかない驚きの声が上がりました。
「すげエー!!」「やった―!!」「でっけー!!」
直径50センチはあろうかという、手作りの「バースデイケーキ」、生まれてはじめて食べる「エビフライ」、舶来の「ホワイトチョコレート」。
まるで、夢の世界にいるような錯覚に陥りました。
そして忘れもしない、なんと!!デザートは「ハワイアン・パイナップル」と「バナナ」だったのです。
ノリちゃんのお母さんが切り分けてくれた「ハワイアン・パイナップル」を口に入れた瞬間、からだの隅々まで、電流にも似た衝撃が走っていくのがわかりました。
甘くて、香りがよくて、ジュ―シィーで、まさに、初めて経験した外国の味でした。
いよいよ「バナナ」です。
その時、あろう事か、ノリちゃんが恐ろしい事を言い出したのです。
「ママが間違えて8本しかバナナがないの。お庭で椅子取りゲームをして、負けた人はバナナは無し」
全員真剣でした。負けるわけにはいきません。
かくして、目を血走らせながらの、椅子取りゲーム・・いや、“椅子取りバトル”が繰り広げられたのでした。
・・・・・・・・「カズちゃん、私はいいから、これ上げる」ノリちゃんがそう言ってくれました。
そうです、屈辱の敗者はなんと私だったのでした。
「ううん、いいのいいの、私、あんまりバナナ好きじゃないから」
何故だか、ノリちゃんからだけには貰いたくなかったのです。
家に帰ってから、その日の一部始終を母に聞かせました。
母はたまに「ヘーッ」とか「ホ―ッ」とか相づちを入れるだけで、ただニヤニヤして頷くばかりでした。
それから3日後、学校で遠足がありました。
小高い丘の上で昼食です。
目に染み込んでくるような木々の青葉と五月の爽やかな風が、よりいっそう食欲に拍車をかけます。
私のお気に入りの、母お手製「いなり寿司」を取り出そうとリュックサックの紐をほどいて中を覗くと、もう一つ、丁寧に新聞紙にくるまれた包みが入っていました。
なんとそこには、 黄色くて大きなバナナが2本入っていたのです。
そして、小さな、小さな声で呟いたのです。
「お母さん、大好き」っと。
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神奈川県 相模原市
リボンの騎士 (女性)
「だからあんたは嫌われる!!」
来た来た、また来た
いえね、いやなお客さんが来たんですよ!
どこがいやかって?
キンデンさんも経験あるでしょう? 知ったかぶりをするんですよ、それも気取ってさあ。
あ、そうそう、申し遅れました、私もキンデンさんと同業なんです。
主人に言わせると、「何言われたって右の耳から左の耳に聞き流せ!」って言うんですけどね。
私を女だと思ってバカにしてんですよ、あれは。
だって、こう言うんですよ。
「うちはメロンは静岡のクラウン印しか食べない」とか、「蜜柑は愛媛の“日の丸”以外食べない」なんて言うのよ。
去年の暮れ、キンデンさんも御存知のように、愛媛の蜜柑は最悪の味でしたよね。
だから、うちでも扱わなかったんですよ。
そしたら、そのお客の言いぐさがいいじゃありませんか。
「“日の丸蜜柑”はお高いからお宅では扱ってないのね」と来たもんだ。
説明するのも面倒だったんで、翌日、“日の丸蜜柑”を1ケース届けました。
そしたら、すぐ電話が掛かってきて、こう言うじゃありませんか。
「お宅の“日の丸蜜柑”は美味しくないわ」ですって。
だから「やめなさい」って言ったのに!!
第一、「お宅の・・」とは何よ!
何処で買ったって“日の丸”は“日の丸”、味に違いがあるわけじゃ無いのに。
もう!気分が悪いったらありゃしない。
少しは専門家の言う事を信用しなさい!!
全国の果物好きの皆さん!専門店へ行って知ったかぶりをするのはやめましょう!!
すご〜くみっともない事ですよ。
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栃木県 日光市
招き猫 さん(女性 42才)
「瓢箪(ひょうたん)から“ゴールデン・パイン”」
「あ〜あ、だから男に買い物なんて頼むもんじゃないのよね〜。」
今朝から39度の熱が下がらないし、起きようとしたらめまいはするし・・・・。
仕方がないので、娘のY子に夕飯の支度を頼み、会社の帰りがけにスーパーでの買い物をパパに頼んだのでした。
「798円!!」
下がりかけた熱が、また上がりそうです。
久し振りに“パイナップル”が食べたくなったとかで、パパがスーパーで買ってきたのです。
ところが、その”パイナップル”が1本なんと798円。
「一箱の間違いじゃないの?」と、私。
だって先週の特売のチラシに確か1本 198円で出てたもの。
おまけに、普通、パイナップルについてる葉っぱすら取れて無くなっている。
真っ赤な顔をして、布団の中でぶつぶつ言っている私にパパが「まあ、そう言うなよ、せっかく買ってきたんだから食べようよ、俺が切ってあげるからさ。」
普段、人一倍ものぐさなパパが、なんとまあ、綺麗に芯と皮を取って、カマボコ型にスライスまでしてくたのです。
「病人からお先にどうぞ」ですって。
添えてあったフォークで、一切れ、口に入れました。
「あ・ま・い、何だこの甘さは!!」
こんなパイナップルは初めてです。甘いと言っても缶詰のそれとはぜんぜん違うのです。
香も違う、黄色の濃さも違う、それに頭からお尻まで何処を食べても甘いのです。
久し振りに食べ物で衝撃を受けました。
このパイナップルが「完熟 ゴールデン・パイナップル」だと知ったのは、あくる日、スーパーの店長に聞いてからです。
1本 798円は決して高くありません、値打ちは充分あります。
やっぱり、「買い物は男の人に頼むべきですね、皆さん!!」
東京都 渋谷区
葛城 詩織さん(大学生)
「太陽と月光」
「太陽」と「月光」って御存知ですか?
もし、ピーンと来た人がいたら、相当“くだもの通”じゃありませんか?
去年の夏、大学のサークルの仲間たちと山梨県の
塩山(えんざん)という所へ行った時、生まれて初めて、その名前が「プラム」の品種だという事を知りました。
お世話になった民宿の女将が、夕食のデザートにと、振舞ってくれたのです。
まさしくその名の通り、燃えるような赤色の「太陽」、中秋の名月を思わせる淡黄色の「月光」。
そして、惚れ惚れするような色や形もさる事ながら、その甘味とジューシーさに思わず圧倒させられました。
正直言って、「プラム?あ、すももか」位にしか考えていなかったのです。
東京に帰ってからも、あの味が忘れられづ、近所のスーパーへ早速買いに行きました。
ところが「太陽」はあったのですが「月光」は何処にいってもありません。
私にとって“本命”は「月光」なのです。
そこで、新宿にある、有名な果実専門店へ勇んで出かけました。
「あった〜!!」・・・・・・・・・・・・・けど、
1箱8個入りで、ご・ご・ご 5000円!?!?!
めまいがしてきそうです。
いくらなんでも、このお値段じゃ買えません!!でも食べたいよう!!でも買えないよう!!
ネ、キンデンさん!お願い!
もう少し、何とかお安く仕入れてもらえませんでしょうか?
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4月の投稿作品より 投稿総数 22通
| グレープ・フルーツと供に | マスクメロンて、やっぱり美味しかったんだ! | |
| もう1度、りんごを丸かじりしたい! | マンゴーにビックリ!! | |
| 内緒だよ! | もういくつ寝ると、夏みかん | |
東京都 目黒区
YZ1−KMGC さん(女性)
「グレープフルーツと共に」
箱で届いたグレープフルーツは朝食として食べてみることにした。
私は朝食は食べない生活だったが、みのもんた氏が「おじょうさん!フルーツは朝!」と言っていたような気がするし、黒柳徹子さんが朝食にグレープフルーツを必ず食べていると言ってたような気もするから、乱れていた食生活から、これを機に心を改めて健康家族の暮らしをしてみようと思った。
1週間が経った。グレープフルーツよ、いいではないか、いいではないか!!
グレープフルーツを剥く時に広がる柑橘系の香り。わざわざアロマオイルを焚かなくてもいい!すっきり、さっぱり目が覚める。
そして何よりも美味しい!どんな健康食品を勧められても3日と続かなかった私が1週間!飽きずにグレープフルーツと暮らしている。
どんなに体にいいと言われても「まずい口当たり」では続かない。
体には良いかも知れないけど、心には良くない。無理矢理「健康のために」なんて、所詮続かないものなのだ。健康食品に頼らずに体に良いらしい食品を見つけて暮らしていこうっと・・・・。
兵庫県 明石市
Y・K さん(58才 男性) 4月期 最優秀賞 受賞作
「もう1度、リンゴを丸かじりしたい!!」
情けない・・・・。
「つがる」「千秋(せんしゅう)」「ジョナ・ゴール」「北斗」「王林」「むつ」「世界一」
「ふじ」そして、何より好きな、晩秋の「紅玉」。
津軽生まれの小生にとって、リンゴの丸かじりができなくなったなんて、死刑の宣告を受けたに等しい。
本当に情けない!!!!
手のひらに収まる位の「紅玉」を、水洗いもせず“がぶりっ”と丸かじり。
木で熟した真っ赤な「紅玉」は蜜入りだ。
口一杯に広がる甘酸っぱさと芳醇な香。
まさに“至福の時”。
「そんなに好きやったら薄く切って食べたらエエやん」と愚妻。
アホカ!!
切り刻んだりんごを食べるくらいなら、ジュースを飲んだほうがまだましだ。
もう1度、もう1度だけ、リンゴを丸かじりしたい!!
みなさん!
食前食後、朝昼晩。必ず歯を磨きましょう!!!
石川県 金沢市
牧野 裕 さん(男性 37才)
「マスクメロンて、やっぱり美味しかったんだ!」
「松坂牛」「丹波の松茸」「キャビア」「ふかひれの姿煮」「フォアグラ」・・・・・。
まだまだ高嶺の花とも言うべき食べ物が世の中にはあるもんだ。
俺のような“食いしん坊”は一度でいいから、この中の一品を腹いっぱい食べてみたいと思っている。
そうそう、忘れちゃいけない高級品がまだあった。
「マスクメロン」だ。
結婚式のデザートか、病気見舞いの時にしか食べられないと、長い間信じていた。
ところが最近、この高嶺の花とも呼ぶべき「マスクメロン」に対して疑念を抱くようになっていた。
なぜかと言うと、結婚式のデザートに出る「マスクメロン」で“こりゃ美味い”と感じた事など今日の今日まで、一度もなかったからだ。
少なくとも、一個5000円も10000円も出して食べる物ではないように思えた。
ヒョットすると「マスクメロンもどき」というものがあって、それを俺は食べているのではないだろうか?とか
いやいや、元来こんなモンだったのかもしれない。高級品!高級品!と周りが騒ぐので、そんな気がしていただけなのではないか・・・とも。
そんな時だった。
友人の紹介でキンデンを知ったのは。
あんまり友人が強く勧めるので「こいつ、何がしかの“マージン”でも貰っているんじゃねえか?」とも思ったりした。
思いきって一個4000円もする「マスクメロン」をオーダーした。
ハッキリ言って、俺の1ヶ月の小遣いの20%だ。(セコイ!)
到着したパッケージを開けると、<「匠」の推奨品>と書かれた紙に、コマゴマと食べ方とか
食べ頃が書いてあった。
それに従って、三日後に食べた。
八等分に切って、一人、ふた切れづつ。一切れ500円につく。(またまたセコイ!)
ミルクの味がした。
本当にミルクの味なのだ!!
甘味・香・肉質。どれをとっても、今まで味わった事もない新たな感動だった。
結婚式で食べた『アレ』は一体、なんだったのだろう。
「マスクメロンて、やっぱり美味しかったんだ!」
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千葉県 柏市
A・Iさん (女性)
「マンゴーにビックリ!」
早速、マンゴーを食べました。
最近はスーパーでも、輸入物のマンゴーを見かけるようになり、買ってみたりもするんですが、食べ頃が良く分からないせいもあって、今ひとつ美味しくなかったんですね。
実は毎年のように、アジアのリゾート地に遊びに行っていまして、そこで食べるマンゴーは
どんなレストランでも美味しいので、
「やっぱ、南国フルーツは、インドネシアやタイで食すに限るね」
と、思い込みの持論があったんです。
勘違いでしたね。
宮崎産マンゴーに、超感動しちゃいました(笑)
「こんなの、食べた事ない!」ってカンジです。すごーく甘いのに、クドくなくて美味しかった。
思い切って贅沢した(笑)かいがありました。
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山形県 尾花沢市
S・Sさん(男性 32才)
「内緒だよ!」
17年前、7月のある闇夜の晩、友達と一緒に裏の畑にある西瓜を、一個盗んでその場で食べました。
「メチャ美味かった!」
それからというもの、悪いとは知りつつも、毎年欠かさずイベント?に参加しております。
去年のは特に美味しかった。
今年の出来はどうだろう?
親・兄弟にも言ってない。
「内緒だよ!」
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宮城県 仙台市
飯島 美津子 さん(女性 27才)
「もういくつ寝ると、夏みかん」
キンデンさん、早く「入荷しました」のメール下さい。
あの、す―っぱい夏みかん。
もう、近所では、扱うお店がなくなってしまいました。
4年前、初めて注文して以来、この時期が待ち遠しくてなりません。
教えて頂いた、千葉県の生産者の方へも「作るのヤメナイデ!」と、お手紙出しました。
去年は皮を使って“マーマレード”も作ったんです。
主人や子供に大評判!!鼻高々です。
指折り数えて待ってます!
もういくつ寝ると、夏みかん?