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APOGEES撮影後記
1998年2月12日(木) @ 高田馬場 AREA APOGEESを撮影することになったのは、偶然私がギター&ボーカルの丹治さんのホームページに辿り着いたのがきっかけ。ポップなイラストと、とても可愛い3Dで作られた女の子にまず惹付けられた。しかも、近々彼のバンドがライブをやるらしい。「どんな音なんだろう・・?」 興味がわいて色々見ていくと、STREOLABやDEVOの文字が目に飛び込んでくる。STEREOLABは、初期の頃よく聴いていたし、DEVO も悪くないな・・などと思い、さらに詳細が知りたくなり、メールで訊ねた。返答によると、よく引き合いに出されるのは、BLURやカーディガンズで、丹治さん 自身はビートルズやXTCなどがルーツらしい。それを知った段階で、撮影させてもらうことに決めたのであった。 ライブが始まる。不思議な感じだ。丹治さんの話ではサイケとかソフトロックという言葉があった。そう サイケ というにはあまりにソ フトな口当たりでポップなのだけど、淡々とした、抑揚を押さえた曲達には、確かに不思議なトリップ感がある。曲は似てないのだけど、STEREOLABの初期の(私は初期しかちゃんと聴いていない)、あのなんとも掴みどころのないけど気持ちイイ低空飛行感、トリップ感 と共通するものが有るように感じる。派手ではないけど、様になっている丹治さんのギターを弾くアクションにも惹付けられて、シ ャッター数が増える。そうそう 彼は180cm以上の長身で、ギターを持つと日本人とは思えないぐらい”ハマル”ようだ。キー ボードの前にあったアンテナが気になっていたのだけど、ライブも終盤というときに、ついにキーボードの方(名前がわからない・・) がそのアンテナに手をかざした。無線のチューニング音の様なノイズが響き渡る。いやぁ 気持ち良い。確かにAPOGEESの音には不思議な 浮遊感があって、サイケデリックな趣もあるけれど、その本質は良質でお洒落なポップソングであるように思う。”アンテナ”を使った パフォーマンスなどというと、某伝説的ロックバンドを思い出す人もいるかもしれないけれど、あの当時のバンドの多くが持っていた 悪酔いするトリップ感とは根本が異なる。もっとカラフルで、口当たりが良く、悪酔いもしないカクテルだけど、決して原色バリバリのトロピカルカラーではなく、淡くて深い色 とでも言ったほうが ピッタリくる様に思える。 正確には覚えていないけど、歌詞の中にあった「僕が歌いたいのはラブソングではなくて、ポップソングなのです」という言葉が、ずっと 頭の中に残っている。 |
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