CLICK HERE!

● モンゴルへの道

● モンゴルってこんな場所

● モンゴルの人

● モンゴルの暮らし

● モンゴルの食べ物

● モンゴルの馬

● モンゴルの犬

● モンゴルのトイレ

● モンゴルのその他

● モンゴルのツアー

↓ 順番にご覧になるときはこのまま下へお進み下さい。 ↓


◆アクセス◆  -モンゴルへの道-

モンゴルへは関西空港から直行便が出ていて、4時間もしないで着いてしまいます。ハワイより香港より近いなんてこれはちょっと驚き。でも、これは夏の間のみ運航で、'96から始まった便らしいです。'97には便数も増えてずいぶんアクセスしやすくなっていたので今はもっとラクになっていることでしょう。
他には一度韓国に入り飛行機というルートや、北京又はモスクワから列車で入るルートがあります。
飛行機のまどから見ていると海を越えた後どこまでも平らな草原が広がります。あまりに何も無いので遠近感が狂ってしまうほどに平らです。良く見るとポツポツと白いゲルや家畜の群れなどを見付けることができます。道が赤茶けた筋になって見えます。
飛行機が大きく旋回を始めると眼下には大きな川の流れが広がりモンゴルの首都ウランバートルが草原の中にぽっかりと浮かんで見えます。


◆プレイス◆  -モンゴルってこんな場所-
 

最近よくTVなどでも番組をみかけますが、少し前まではほとんど情報がなかったように思います。(本当につい最近まで社会主義国家だったからなのかな?)
モンゴルは内陸性の気候で高原地帯。空気は乾燥しています。でも、とにかく広いので場所によってまた気候はかなり変わります。南の方にはゴビ砂漠もありますが大体が草原に覆われた国です。夏は日中陽射しは暑いくらい。けれど日影はひんやりとしていて気持ちがいい。
夏は短かく、長い冬は-30℃にもなるとのこと。(雪はあまり降らないようですが昨年などは大雪などの異常気象も報告されているようです。)市街地には発電所がデーンと鎮座ましまして街中に電力と温水を供給している(はず)だがよく止まるらしい。首都ウランバートルは外から見ると煙のドームの中にあるように空気が煙って見えるが世界の首都の中でも空気の綺麗さでは一位二位を争うほどだそうで、東京の空気をふと考えるとちょっと恐ろしい。それだけ草原の空気は綺麗だということだ。水は草原では貴重で川まで汲みに行かなくてはいけない。ウランバートル市内から草原をぬけてロシアのバイカル湖に注ぐトーラ川が流れているが草原全域に川はそう多くない。


◆人◆  -モンゴルの人
 

モンゴロイドという系統でまとめると日本人と同じ流れの中にいるのでしょうね。顔つきもそうですが、とてもよく似た印象を受けます。言葉は通じなくても違和感を感じません。方言のきつい田舎のおばぁちゃんと話しをしているかのごとくです。(笑)
(上段左)バットヒシグさんとその息子バヤラー。バットヒシグさんの年齢については本人も怪しいらしく聞く度に数字がかわります。(上段右)はヒシゲーとグレイ。ヒシゲーはバットヒシグさんの息子。グレイは下段にいるトグチさん家の子供です。(下段トグチさんと一緒に映っているのは私です。けっこう溶け込んでいるでしょう?)ツアーの間彼らの馬を借りて移動しました。大変お世話になりました。
今年はトグチさんはいなかったんですが、バットヒシグさんの娘婿プレブダワーさん(通称ジャッキー。ちょっと似てる)とその親戚のナサンバット(通称ナサー)がお世話してくれました。(近いうちに写真を追加します。昨年一位のヒシゲーにかわって今年の女性人気ナンバー1に輝きました(笑))


<残念ながらバットヒシグ爺ちゃんもヒシゲーもお亡くなりになってしまいました。ご冥福をお祈りします。>


◆生活◆  -モンゴルの暮らし-

オルガをもって馬にのるバットヒシグさん。

都市部では定住型が主ですがそれ以外は遊牧生活中心です。家畜を飼い季節ごとにゲルを移動させる暮らしです。ゲルは組立式住居で、木の枠を組んでフェルトをはった大きなテントです。入口を入って右が女性の場所。左が男性の場所。奥が上座になります。壁に沿うようにベットや棚が置かれ、中央にはストーブがあり、これで暖房や煮たきを賄います。棚の上には写真立てや干支の描かれた布等が飾られています。移動生活なので家財道具は最小限に押さえるのだそうです。ストーブで焚かれるのは乾燥した牛の糞です。ほとんど草の成分をのこす牛糞は燃やすと草の良い香りがします。木の少ない草原で、火持ちも良くどこでもてに入る牛糞は生活の智恵と言った感じです。
草原では助け合いが大事。訪ねてきた見知らぬ人にも当たり前のように食べ物や飲み物を振舞います。
草原では馬は自転車代わり。小さな子供も体の一部のように乗りこなします。子供達は10にもならないうちから立派に家の仕事を手伝うのです。
左下の写真は日蒙対抗相撲大会の様子(笑)モンゴルにも相撲があることは旭鷲山の活躍で広く知られていますよね。


◆食べる◆  -モンゴルの食べ物-

食べ物は大きくわけて「赤い食べ物」と「白い食べ物」に別れるのだそうです。赤は肉類。そして白は乳製品。それにホーショールという肉饅頭やうどん、揚げパンのような小麦粉関係が加わります。
白はチーズやウルムというクリームそれから馬乳酒など。夏の間は家畜に子供が生まれた後なので手に入りやすいこの白い食べ物が中心になります。(あ、小麦とかも白い食べ物に入りますね(^-^;)きっと)
チーズの中には100年たっても食べられるチーズというものもあります。それはあまりに固くて咀嚼することができないほど...。(だから長持ちするのね)
馬乳酒は文字どうり馬の乳から作るお酒です。味のほうはすっぱいカルピスといった感じ。アルコール度数はさほどではありませんがガブのみするとけっこう来ます。水代わりにの子供も飲んでいます。(一説によるとカルピスのもとになったものとか?)それとスーテーツァイというお茶。煮出したお茶に牛乳と塩をくわえていただきます。
肉は主に羊。(左の羊の写真をクリックするとこの羊が美味しく料理されるまでが見られます。)それからタルバガン。(プレーリードッグの仲間だそうです。(^^;))タルバは家畜ではないので狩りに行きます。(中段左)キツネを模した格好をして気を引くと興味を示した巣穴の上に立ち上がるので、そこを鉄砲でズドン! と撃つそうです。焼いたり煮たりして食べますが、私はどちらかといえば焼いた方が好きです。油の多いウナギのような味でした。
モンゴルの食べ物のポイントはアブラ。油身の部分が最高のごちそうだそうなのでお客さんはその部分を勧められます。あ、それから固ければ固いほど美味しいそうで'97年にいただいた羊の石焼きはとろけるように柔らかくって日本人には好評でしたがモンゴル人は失敗作だったみたいです。

 

◆馬◆  -モンゴルの馬-
 

モンゴリアンポニーといわれるモンゴルの馬。サラブレッドよりかなり小柄だが力強い。ナーダムと呼ばれる国家祭におこなわれる競馬では全速力で30kmをも走り抜ける。モンゴルでは群れに種馬を一頭残してあとの牡馬はみんな去勢してしまうそうだ。いわゆるハーレム状態。種馬はもちろん責任をもって群れを守ります。
右は疲れ果てて座り込んでしまった馬。彼らは常に日影を求め、首を乗せる場所を求めている。左は'96に私が乗った馬。常にキャラバンと併走している群れに帰りたがってあまり言う事を聞いてはくれなかった。(^^;)


◆犬◆  -モンゴルの犬-
 

馬、羊、ヤギ、牛。の他には。犬。
ゲルを守る犬が大抵飼われている。(すみついている?)どの犬も大きくたくましい。何から守るかというとオオカミから人間を守るのだ。左の白い犬はシャイラグ。百戦錬磨の老犬ですこしびっこを引いている。でも今でも現役。'97ツアーの初日、オオカミがかなり近くまできていたのを撃退したらしい。右の犬はヤポン、日本という名前をもらったこいつはゲル付きのイヌではなくツアーについて回っていた。(ツアー最終日に通りかかったゲルの犬らしくあっさりと帰っていってしまいましたが…ツアーだと良い物くれるって判ってるんですね。日本人は金持ちだって知ってる?)犬はタルバガンを狩る訓練を受けて狩りのお共もする。他には飲みすぎて戻してしまったものや排泄物をペロリと平らげてくれる。(でも日本人のは美味しくないらしくなかなか始末してもらえないらしい)とても役に立つ。(^^;)モンゴルの犬はとても働き者。ゲルの前を馬で走りぬける時には要徐行なのです。


◆ツアートイレ事情◆  -モンゴルのトイレ-

草原の真ん中で移動しながら生活しているものだから、当然トイレなんてものはありません。「犬」の項で書きましたが、人の排泄物は犬(または他の動物)が処理してくれます。水分は母なる大地に染み込みますので問題ないです。地元の人はさっと手軽に済ませていますが慣れないツアー客はおろおろするばかりです。まさに「お花をつみにいく」なのです。なるべく人に見られないように場所を選ぼうとするんですが、大草原ですからどこまでも平らです。最初は勇気がいりますがちょっとした草村。ちょっとしたくぼみをみつくろってはしゃがみ込みます。慣れてくると50メートルほど離れたところで、やはりしゃがみ込んで居る人に向かって手をふることだって出来ます。トイレの場所に一番困ったのは、ある谷でキャンプした時でした。回りが小高い丘なんで人に見られないようにするには丘にのぼるしか道はないのです。私の人生の中で最高に見晴らしの良い排泄だったことでしょう。丘だと思っていても実際は登山にちかい…。どこもかしこも広いので近いとおもっていた丘まで軽く5キロとかあったりするわけです。
そして、普通なら穴をほって埋める…という発想になりますが。モンゴルでは大地は神聖な場所なので掘り返したりしてはイケナイのだそうです。掘り返すと草が枯れてしまうというのが本当の原因らしいです。でもやっぱりちょっと、したままのものがサラされているのが恥ずかしい時は(日本人のは美味しくないから(笑))タルバガンや野ねずみの巣穴にめがけて…。いい迷惑ですね。


◆その他◆  -モンゴルのその他-

夕焼け3連発。

とにかく空気が綺麗だから信じられないくらい夕焼けが綺麗。
もちろん遮るものは何も無いわけだから、まっすぐな光がつき刺さるように目の中に飛び込んでくる。一日として同じ夕焼けはなくてそれぞれに素晴らしい。
一番印象に残ったのは砂丘の近くでみた夕焼け。砂丘の向こうにまさに薔薇色にそまった世界が広がっていた。その日は一日快晴で、暑い日だった。暑い砂丘を抜けてテントを張り、食事を終え一息ついた時に息の止まるような美しい夕焼け。昔の日本にもこんな夕焼けはあったのかもしれないけど...。

次の日、ツアー中唯一の雨天となった。

それと日本では考えられないことだけど「月出焼け」と言うものを見ました。月が山の端に顔を出すとき、まるで夕焼けが二つあるみたいに空が赤くなることがあります。そんな空は最高の酒のツマミ...。(笑)
夕焼けっていっても夜の10時くらいなんですけど。



◆ツアー◆  -モンゴルのツアー-
「私もモンゴルに行ってみたい!」
「もっとモンゴルを知りたい!」
...というかたはこちらへどうぞ。
「しゃがぁ」のホームページへ。
◆◆◆GO TO しゃがぁ