「宮崎漆器のしおり」より
昭和59年宮崎県伝統工芸品指定。宮崎漆器は琉球塗の流れをくんでいます。琉球塗は沖縄の古い伝統工芸で、その歴史は遠く室町時代に始まったといわれています。また、守礼の門(首里城門)の漆額は天正時代のものであったといわれています。
琉球歴代王の中で最も知勇を謳われた尚巴志(しょうはし)王は、貝摺奉行を置き大いに斯道を奨励しました。寛永年間には漆工を中国に派遣して、技術の修得に努めさせるなど、代々その発展に力を尽くしてきました。
大平洋戦争の末期、沖縄を追われた多くの人々が宮崎に疎開移住してきました。宮崎漆器はその中の漆工技術者が集まってこの工芸品を宮崎の特産品となるまでに育て上げてきました。特徴:
- 漆器に於いて下地は、その良し悪しで価値が決まる程大事な要素でありますが、宮崎漆器は独特の秘法でその下地付けを施しますので、特に堅牢であります。
- 朱塗りの色が特に冴えています。宮崎の高温多湿の風土は、漆の乾燥に最適です。
- 独特の堆錦という加飾法で模様をつけます。漆に多量の顔料を混入・堅練りしてよく練り合わせた団子をつくり、これを薄く延ばして文様を切り抜き貼りつけると、華麗な堆錦模様となります。
漆器の上手な使い方
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