台湾製ドラマ
『仙鯉奇縁』『絶世雙驕』

 今回の特集では、テンテンが2000年に出演した台湾製ドラマ『仙鯉奇縁』、同じく2002年に出演した『絶世雙驕』の2作品を紹介する。
 本来ならば出演作の紹介は『作品紹介』のコーナーで行うべきかも知れないが、“テンテンの過去の活躍を回想する”という当サイトのコンセプト上、これらのドラマを『幽幻』や『来来』と並べて紹介するのはいかがなものかと考え、別枠で紹介させて頂く事にした。
 なお、私はこの2作品のビデオを、都内の在日中国人向けレンタルビデオ店にて買い取っている。台湾でもそれほど話題にならなかった『仙鯉奇縁』はともかく、『絶世雙驕』のほうは大作ドラマなので、VCDのセットを購入できる可能性は高い。私は昨年の夏に訪れた香港で、中国大陸製のVCDセットが売られているのを何度か目撃した。また日本国内でもこのVCDを扱っているお店はあるようで、通販で購入したという話も聞く。詳しくは分からないので、入手されたい方は、ご自身で探してみてはいかがだろうか。

(2003.8.18)


 仙鯉奇縁 

 2000年

 リュウ・ツーイー
リュウ・シャンチエン 他

 台湾大手のテレビ局「中視(CTV)」で2000年に放送されたドラマ。鯉の妖精が人間と恋に落ちるというストーリーで、テンテンの役どころは珍珠という、真珠の聖霊。後半、人間になるという設定までは、目の釣りあがったメイクを施した珍しいテンテンが見られる。作品全体から、なんとなく『来来』チックな雰囲気が感じ取れるのは気のせいだろうか。ポイントは劉尚謙(テンテンの実父)も出演しているという点で、親子の揃い踏みが見られる。テンテンの出番は少なく、1話につき1〜2シーン程度。ドラマ自体も高い評価は得られなかったが、彼女が芸能界へ本格復帰した記念すべき作品。この作品がきっかけとなり、情報バラエティ番組『超級日本通』の司会、下に紹介するドラマ『絶世雙驕』、そして日本の芸能界への復帰と繋がっていく…!

 
上2枚:真珠をあしらった頭に、吊り上がった目。こういうテンテンはなかなか見れない。

 
右上:真珠の精から、人間になったテンテン。こちらのほうが可愛い。

 
左上:実父の劉尚謙と共演している。


 絶世雙驕 

 2002年

 リュウ・ツーイー
ジミー・リン 他

 2001年に中国大陸にて長期ロケを敢行して完成した作品。放送は大手テレビ局「華視(CTS)」にて2002年1月から。大作だけに、ジミー・リンなど香港や台湾などから有名俳優も多数出演。広大な中国大陸で撮影された画面には、台湾で撮影された作品にないスケール感が漂っている。この物語でキーパーソンとなる明月宮主の付き人の東維という役をテンテンが演じている。純白の衣装が非常に美しく、優雅で可憐だ。初登場は第2話で、いきなり飛んだり斬ったりの大立ち回りを披露。ちなみに上の仙鯉奇縁の出演者の声は役者本人のものだが、この作品のセリフはすべて別の人が吹き替えている。テンテンの声がやけにアニメ声なので違和感ありまくり。香港や台湾では今でもこのような手法が用いられているドラマもあるようだ。

 
 左上:初登場から、いきなりの大立ち回りを見せたテンテン

 
上2枚:テンテンは明月宮主(青いおばさん)に仕えている。

 
上2枚:さりげない仕草や表情の中に、昔の面影がある。