「エミュー」とは

オーストラリア原産で平原などに主に生息
オーストラリアの国鳥で珍鳥らしい。
前にしか歩けないので、「前進あるのみ」という意味をこめて、
オーストラリアの紋章にも使われている。
ヒクイドリ目エミュー科。学名"Dramaeus Novaehollandiae"。
ダチョウに次ぐ大きさの走鳥(翼は退化していて飛べない)。
代わりに、走る速さは早く、時速40Km
色は雌雄同色の灰褐色で成鳥の体高は1.7m体重は約50kgにもなる。
卵は重さが600グラムもあり、色鮮やかな濃緑色です。
骨格は肉食恐竜・アーケオルニトミムスなどと共通点が多い。
性格は好奇心が強く、おとなしい。ダチョウと異なり人を蹴ることがない。
北海道の様な寒冷地、沖縄の様な亜熱帯地域の環境にも順応し飼養は容易です
古くから原住民アボリジニーは、エミューの肉や皮や油を利用してきました。
ただし、オーストラリアに移り住んだヨーロッパ系新住民は、
エミューを畑を荒らし、牧羊地の柵を破壊する害鳥とみなし、
生息数を減らすため積極的に輸出しました。
さらに、軍隊まで出動させ、エミュー戦争と呼ばれるほどの撲滅政策をとった結果、
その数は激減し絶滅した種もあります。
エミューはワシントン条約の対象外の動物ですが、
オーストラリアは生息数を確保するため、現在、
輸出禁止動物に指定しています。
それに反し、かつてオーストラリアからエミューを輸入したアメリカや
フラ ンスでは商業的飼養が普及し、特にアメリカでは、エミューの肉が
1995年末USDA の正式販売承認を獲得し、一般流通市場に出回り始めた結果、
脂肪分の少ないヘルシーな肉として脚光を浴びています。
エミューの卵は、卵焼きにすると、チーズケーキの様に柔らかく、
ふくよかで、幸福を感じる美味しさだそうです。

現物を見たい人は

越谷市大吉のキャンベルタウン野鳥の森
宮崎シーガイアのフェニックス自然動物園
横浜マリンタワー・世界鳥類園バードピア
大山トム・ソーヤ牧場
秋吉台にあるサファリランド
カドリー・ドミニオン
あさひやま動物園
赤穂高山観光牧場
伊豆バイオパーク
群馬サファリパーク
埼玉県こども動物自然公園
富士サファリパーク
長崎バイオパーク
こども動物自然公園

にいるらしい。

エミュー製品

エミューオイル

オーストラリアの原住民アボリジニーは長年にわたって皮膚の保護の為エミュー
オイルを使い続けてきました、近年、オーストラリアやアメリカでエミューオイルが
見直され、各種の化粧品が製造・販売されています。

エミュー皮

エミューの皮をなめして作った皮革製品は美しく、柔らかく、
しかも長もちすることから、ダチョウの皮革製品同様、
高級品として世に知られています。

エミュー卵

エミューの卵は鶏の卵よりはるかに大きく、14cm x 8cm程度の大きさで、
深緑色の地に細かな白点がちりばめられていて美しい。
この卵を細工し、時計や人形を組み込んだり、卵の殻の表面に装飾を
施すと装飾品としての価値が高まります。

エミュー羽

ノーザンテリトリー州アマタのアボリジニー、ピチャンチャジャラ族の
「クルデチャ」と呼ばれる鳥の羽で作った靴。
靴を履く暗殺者という意味の「コダッチ・カディッチャ」とも呼ばれる。
エミューの羽に人間の頭髪などをまぜて編んだもので、
足がすっぽり入るようになっいます。人間の血を塗り付けながら編んで、
暗殺者が履くと言われたり、砂漠に足跡を残さないため
逃亡者が履くとも言われています。

エミュー料理が食べたい人は

東京都杉並区荻窪5−23−8(店名忘れた):エミュー串焼き ---- 600円
石川県内浦町字立壁92番地(日本海倶楽部):この施設で飼っているエミューの料理が楽しめます