LESSON 1
ダブルジャケットというのは新人バンドのデビューアルバムとしては異例の豪華さ。
SEX PISTOLSのジャケット・デザインにたしかこんなのがあったような・・・?
(あちらは「LESSON 2」だったけど)
クレジットのRED'S THANKS TO:のところで、SHINKO
MUSIC & REBECCAと書かれているところに、
当時のシャケの心境が伺い知れる。
【SIDE A】
1.SHOCK ME
2.OUTSIDER
3.BLUE BOY'S BLUES
4.BLACK JACK WOMAN
5.BAD LUCK BOOGIE
【SIDE B】
1.BIRTHDAY SONG
2.WILD CHERRY
3.ABAZURE
4.GUERRILLA
Produced by HIROYUKI MUNEKIYO
Engineered by MICHAEL ZIMMERING
A | 1 | 初期のLIVEでは長らくOPENINGを飾った曲。アマチュア時代の歌詞から一部手直しされて 現在のものになっている。ラフでワイルドなプレイとコーラスがいい雰囲気を醸し出している。 ラストのギターの残響音もいい感じ。 |
2 | ニューウェイヴの雰囲気漂う初期の名曲。シャケは当時、この曲を入れるのは乗り気では 無かったらしいのだが、ギターのプレイ・スタイルやディレイを使ったエフェクト処理などが REBECCA時代のそれに通じるものがあるせいだろうか。 代わりに入るとすれば、当時のライヴ・アクトでも2曲目にやっていた『Rock'n'Roll』かな? 自分の中のランキングでは常に上位に位置するお気に入りの曲だ。 |
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3 | 前曲から一転して泥臭いブルース。イントロと間奏部分でのシャケのギターと掛け合う ユカイのブルース・ハープが聴き所。 |
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4 | 個人的にすごく気に入っている曲。 シャケのボリューム奏法や後半からラストで聴かせるコーラス(Stonesの『Sympathy For The Devil』を彷彿とさせる)も曲の雰囲気を盛り上げる。 カバー曲以外では唯一シャケの手によらない曲。 |
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5 | ミッキー吉野がピアノでゲスト参加している。プレイがきっちりしすぎと言うか、 この曲の雰囲気からすると、もうちょっとルーズに演っても良かったのでは?と思った。 まあ、個人的な好みの問題なんだけど。 この詞を歌わせて、サマになるのは日本ではユカイ君くらいのものだろうなぁ。 |
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B | 1 | 歌詞は感傷的なのだが、過度に情緒的な曲にならないのはシャケのメロディづくりの上手さ とアレンジから来るものなのだろう。ストリングスを入れた別バージョンもあるが、このアルバム にはバンド・サウンドのみのこちらの方がよりふさわしい。 |
2 | わりとテンポの速い直線的な曲で、LIVEでも盛り上がりを見せた曲。 「今がすべてさ いつだって」の言葉にアツくなった・・・今は遠い若き日々・・・なんつったりして。 |
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3 | 間奏部分でシャケのスライドが聴けるが、これはいわゆるスライド・バーを使わずに、100円ライ ターを使っている。(LIVEの話。レコーディングでどうだったかは不明) |
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4 | 自らつくったREBECCAを半ば追われるかたちで脱退することになったシャケの、このバンドでの 決意がストレートに歌われている。LIVEでは'87年の中頃位までは歌われていた(と思う)。 |