『探偵物語』(日本)
監督:根岸 吉太郎
出演:松田優作 薬師丸ひろ子 岸田今日子 他
新人女優の名演技。
最初に断っておきますけど、
この映画とテレビの『探偵物語』とは、主演が優作さんであるだけで、
ストーリー等では全く関連性がありません。ご注意を。
さて、この映画は一見名優松田優作様の名演技に圧倒されてしまう作品に思えるのですが、
実は薬師丸さんの映画なのですね。
イヤー、あの役は当時(1983年)の薬師丸ひろ子だからこそできたと言ってもいいですね。
彼女の役どころは、まあちょっとしたお金持ちのお嬢様で、
その身辺警護として、松田優作扮する探偵を雇うと言う、
タイトルを見れば9割以上の人が容易に想像できると言う設定です。
そして、彼女は(これも容易に想像できる)世間知らずのお嬢様。
探偵と接する事で、自分の中のおてんばが開花されていくのです。
で、そういう世間に対してバージン的な要素を出せる人こそ、
当時売り出し中の清純派アイドルであった、薬師丸ひろ子こそ役どころと言えるのではないでしょうか?
はっきり言って、演技はお世辞にもうまいとは言えません。
台詞は棒読みだし、歩くシーンだってどこかぎこちない。
でも、それがいいんですわ。この映画は。
そして、私この映画を通して分かりました。
どうして演技もろくにした事のない、
ちょっとかわい目の新人女優が映画の主人公に抜擢されたりするのか。
この素人臭さを出すために、彼女らは出演しているのです。
多少の演技のぎこちなさは、名優陣がカバーできると。
そういう意味で、映画界の女優選抜制度の一部を垣間見る事ができた気がします。
あくまでこれは、私の私見です。
映画関係者の人、怒らないで下さい。はい。
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