小泉内閣を斬ってみたりして
と、いうわけで先日小泉内閣が発足しました。あっちゃこっちゃで語り尽くされているので今更かもしれませんが、正義の敵的評価をしてみました。
全体として気合が入っているところは凄く考えた人事をしているが、そうでないところは適当な感じが凄くします。ただ、橋元派を減らし、民間人や女性を増やす事によって「今までとは違うかな？」と思わせる事には成功していると思います。以下、目立った人事に対してざっと思った事です。
田中真紀子氏＝外務
この人事は賛否両論分かれています。いずれにしても今回の組閣のキーポイントだと思いますが、この人事は一つの事に集約されていると思います。一連の不祥事にケリをつけ、綱紀を正す目的でしょう。それならうってつけの人材だと思います。あとは未経験の分野をどれだけ勉強できるかですが、まあ、大丈夫だとは思います。
竹中平蔵氏＝経済財政
まあ、元々小泉首相のブレーンだった人らしいですし、身近に置いておくのは悪くない、ある意味順当な人事だと思います。ただ、日刊スポーツに載ってたインタビューをみる限りでは腹芸の使えなさそうな感じがしますので（本当はどうだか知らないが）政治家には向いてないような気も…
塩川正十郎氏＝財務
誰？森派の功労者へのご褒美入閣？にしては、財務大臣なんて構造改革〜景気回復の一端を担う重要ポストに置くなんて事をするとは思えないし…ひょっとして、竹中氏が製作担当でこの方が腹芸担当？何らかの考えがあるのでしょうから（上手くいくかは別）、様子を見てみましょう。
石原伸晃氏＝行政改革
これも行革には派閥政治や利権にどっぷり浸かってない人間を使ったほうがいいのは当然のことなので、若手を使うのは順当な人事。中谷氏とならんで若手の大抜擢な感じを見せていたが適材適所という意味では凄く常識的な人事だと思う。
扇千景氏＝国土交通大臣
再任ですが、森首相時代に一番上手い事やったなと思う人事なので載せます。国土交通省は利権がかなり集まりますので、ここに自民党の政治家を置かないのは連立政権のメリットを最大限に発揮できると思います。個人的にはあまり好きではない方なのですが…森氏もこういった事考えられる頭あるんだからもっと発言に気を配れればよかったのに…
よく知らない人も沢山いますが、まあ結構上手くまとめていると思います。８０点てとこですか。
それにしても、小泉新政権について「お手並み拝見」などと言っている自民党の政治家が沢山いますが小泉氏が上手くいかなかったら自民党の命運が尽きるのでそんな事を言ってられないと思いますが
変化を受け入れるか、滅びの道を歩むか
あなたなら、どちらを選びますか？