森首相、マシンガン暴言

森首相はあれだけ失言失言とマスコミに叩かれながらも、依然反省することなく暴言を連発してます。ここまで連発されると私としては横浜のマシンガン打線に対抗して「マシンガン暴言」と名付けたいところです。

では、森首相はなぜあれだけ叩かれながらも暴言を繰り返すのでしょうか。日刊ゲンダイとか左翼系の新聞・雑誌では森首相が無能だからで一刀両断してますが、はたしてそれで終わらせていいのでしょうか?

故、小渕前首相も無能だの鈍牛だの呼ばれていましたが、とりあえず調整能力には長けていて、なおかつ自分の欠点を知っているという長所がありました。同じく森首相も全くの無能なら首相になる前にどこかで失脚しているはずです。ではなぜ、森首相はああまで暴言を繰り返すのでしょうか。

基本的に物事をはっきりいう人は、味方も敵も多くなります。これは皆さんご納得頂けると思いますが、森首相はまさにこのタイプの人です。彼は物事をはっきり言うことで強力な味方を作ることができ、その力で政治家として成功してきましたが、国のトップとなると問題が出てきます。ニコロ・マキアヴェッリは著書「君主論」の中でこう言ってます。

「君主たるもの、人の良き点を全て持っている必要は無いが、全て持っていると思わせる必要はある」

つまりトップたるもの善人である必要は無いが、無駄に敵を作っては政権の安定が保てません。しかし、森首相にはそれが出来ないのです。なぜなら、今まで彼は過激な言動で成功してきたので、自分が成功してきたそのやり方を捨てることが出来ないのからです。多分彼は自分が失言をしているという自覚は無いでしょう。ですから私も「失言」ではなく「暴言」と表現しているのですが。

森首相は所詮1政治家止まりの人材で、首相になる器では無かったということですね。無能とか有能とかでなく、個人の資質がトップ向きでは無かったと言うことでしょう。




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