Multiculturalpedia
異なる文化を楽しみながら学ぶ事典

「世界の風呂敷」



   はじめまして、大阪在住の熟年サラリーマン 森田政則と申します。

 「大風呂敷」を広げる:大言壮語する。法螺を吹く。(広辞苑)

 一升瓶から西瓜まで、色んな物を包んで運べる、実に機能的な風呂敷。
平安時代、入浴は心身を清めるための非常に尊厳な行為だったため、裸ではなく白布の衣を身につけて入るという作法があり、広げたその上で服を脱いだり、着たりするための布が風呂敷の始まりらしい。その後、濡れた衣を包んで帰ったということも増えてきて、ただの敷布から包んで運ぶ用途が加わったようです。

 日本の伝統品、風呂敷のように1枚の布が、包む・運ぶ用途で日常的に使われている国は在るのでしょうか。何方か教えて下さい。

 イスラム圏の女性が顔を被っている布が、別の用途に使われている国があるかも知れませんね。

 子供の頃(40年以上前のことですが)、風呂敷で鞍馬天狗、怪傑ハリマオー、月光仮面に変身したことを思い出します。

(2001年11月18日(日) 森田政則さん)

 森田政則さん、Multiculturalpedia(異なる文化を楽しみながら学ぶ事典)の制作に携わってくださってありがとうございます。

 森田さんの文章を読んで、風呂敷きの価値を再認識しました。風呂敷きはどんな形状のもの(「一升瓶から西瓜まで」)でも包め、軽く、持ち運びも便利で、いつの時代でも通用する機能性がありますね。

 HANAE MORIとかイッセイ・ミヤケ、ルイヴィトンあたりが、「温故知新」などとお洒落なデザインを発表すればちょっとしたブレークが起こりそうですね。

 ベトナムや中国やKoreaのじゃんけんはパーのことを「包むもの」あるいは布と呼んでいます。これって、いわゆる「風呂敷き」のことに違いありません。日本でも「紙」と呼ぶ地域よりは少ないですが、「風呂敷き」と呼ぶ地域がたくさん存在します。

 「風呂敷き」はその名の通り(森田さんが解説してくださいました)、日本だけ独自の発展をしたのかもしれませんね。森田さんがお尋ねのように、「日本の伝統品、風呂敷のように1枚の布が、包む・運ぶ用途で日常的に使われている国は在るのでしょうか。」、私たちも知りたいと思います。世界各地の方々、ぜひお教えください。

 女性の顔を隠す布について。日本でも無縁でなく、源氏物語の頃は女の人は他人に顔を見られてはいけないとされていたようですね。イスラム圏など、世界のいろいろな文化圏のことを少しでも共感を持って理解するために今どういうアプローチをとったらいいか考えています。近く「世界のインシャッラー」というページをつくります。

 森田政則さん、今後ともずっとどうぞよろしくお願いします。


NEW
オランダ1

  はじめまして。楽しく拝見いたしました。
一国についてのHPというのは多く見られますが、テーマごとに各国の違いを知ることが できるこちらのHPもとても興味深いです。また訪問させていただきます。

ところで下記で森田様が触れていらっしゃる「風呂敷」ですが、私が現在住んでいる オランダではこんなことがありました。

ご近所のオランダ人に日本のお土産として風呂敷を差し上げたのですが、用途を聞かれて バッグの一種であることや訪問先に手土産を包んで持っていくものという風に説明したら 「Theedoek(テードゥック=布巾)ね!」と言って台所に案内され布巾を見せられました。 そしてそれでそばにあったお鍋を包んで四隅をしばり、それこそ風呂敷包みのように 胸のところで抱え、さらに「どうぞ」と差し出す仕種をするのです。今ではめったに 見かけないけれど昔は物を持っていく時によく使われていたのだと教えてくれました。 風呂敷が何かすぐに理解してもらえたこと、それがまさに同じような用途の布の 存在によること、と二重にびっくりしました。

 2001年12月1日(土) みやさん
    みやさん、Multiculturalpediaの制作に加わっていただき、ありがとうございます。

 「はじめまして。楽しく拝見いたしました。一国についてのHPというのは多く見られますが、テーマごとに各国の違いを知ることができるこちらのHPもとても興味深いです。また訪問させていただきます。」
 世界のいろいろな文化圏の方々に協力していただき、この多文化理解事典は日々、現在進行形で作られています。何の見返りもないにもかかわらず世界の方々が制作に力を貸してくださっている奇跡のような現象に感動を覚えます。訪れてくださった方もきっと「こんなにも多くの世界の人々が・・・」と同じ感動を感じていらっしゃるのではないかと思います。この制作の過程自体が異文化共生、国際協力、多文化理解・・・そのものだと感じると同時に、この制作の過程自体が強力なメッセージを世界の一人ひとりの心に届けていると思います。

 「(オランダの方に)風呂敷が何かすぐに理解してもらえたこと、それがまさに同じような用途の布の存在によること、と二重にびっくりしました。」
 このエピソードを読むとどんなによく書かれた本を何冊読むよりもずっとオランダの方を身近に感じられるように思います。森田政則さんが蒔かれた種が早くも芽を出し、育ちはじめました。これから長い年月をかけて世界中の方々と一緒に「世界の風呂敷き」を育てていきたいと思います。どうぞお付き合いください。ありがとうございました。
 今後ともどうぞよろしくお願いします。

NEW
ケニア1 カンガ(包む布)

 ケニアでは「カンガ」と呼ばれる一枚布があります。

 風呂敷よりはずっと大きく、90センチ幅、長さ1.8メートルくらいが標準でしょうか。
この布は、服にもなります。女の子などはワンピース風に巻き付けていたり、大人の女性は、腰巻きというかロングスカート風に使ったりします。

 しかし、これを「包む布」としても活用します。風呂敷のように、ご近所や友人に何かを持っていって贈るときなども、カンガに包んでいきます。

カンガで面白いのは、必ずと言っていいほど、端に、ことわざや気の利いたフレーズが印刷されていることです。このフレーズを研究やコレクトしている人もいると聞きましたが・・。
 2003年2月6日(木) なおこさん
   なおこさん、いつもありがとうございます。

 おもしろいですね。生活から生まれた知恵にはいつも感嘆させられます。
 風呂敷の機能をさらに進化させたもののようですが、風呂敷の機能も兼ねるということで『世界の風呂敷』のページで紹介させていただきます。

 その人がどんな人かは日頃その人が思っていることが表している、という面からすると、ベンジャミン・フランクリンの自伝にカレンダーに生活に役立つ金言、諺を載せたものをつくった、というくだりがありますが、いつも目に触れるものに「ことわざや気の利いたフレーズ」があり、折にふれてそれについて考えを深められるというカンガの発想はいいですね。

   ありがとうございます。
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世界の風呂敷

 一枚布ではありませんが韓国にはポジャギと言う伝統的な風呂敷がありますよ。
 ポジャギはどっちかというとパッチワークっぽいですけど。韓国でも一枚布の風呂敷は使われていたと思います。チマチョゴリを包んだりして持ち運びますよ。みんなじゃないのかも知れないですけど。

 2003年9月20日(土) とげとげさん
     とげとげさん、Multiculturalpedia(多文化理解事典)の制作に加わっていただきありがとうございました。

 風呂敷は
筒状のカレンダーも持てるようにできますし、
ビール瓶3本だって運べるように包めます。
チマチョゴリなどの衣服のようなやわらかいものも
スイカや卵のように割れやすいものも
傷まないように包めます。

 風呂敷はどんな形のものにも
傷つけないように傷まないように
それにふさわしい包み方ができます。

 そういった創意工夫が風呂敷そのものだけでできる点がカバンや箱や袋と決定的に違うところだと思います。

 グッチやルイヴィトンやエルメス、シャネル、福助などのファッションメーカーが上品な布質、デザインのFUROSHIKIを発売すれば第2次フロシキブームがきっと来ると思うのですが。

 拝啓 福助http://www.fukusuke.co.jp/様

 藤巻幸夫さん、福助の社長就任おめでとうございます。

 新しい時代のFUROSHIKIをMulticulturalpediaと新しく生まれ変わった福助とで共同開発して世界に売り出してみませんか。
 ご連絡をお待ちしています。

とげとげさん、ありがとうございました。
 これからもどうぞよろしくお願いします。
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