世界のじゃんけん/世界のジャンケン


 (世界のじゃんけん 英語版)
『新しいじゃんけん(創作じゃんけん)』
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NEW
とても助かりました。《日本のじゃんけんの掛け声大調査》

 私は今じゃんけんについて調べてるのでとても助かりました。
でも・・・あと一つ一つの国のじゃんけんの言い方について知りたいんですが・・・・。お願いします。

 2003年6月29日(日) あやさん
   あやさん、Multiculturalpedia(多文化理解事典)に訪れてくださってありがとうございます。

 じゃんけんの言い方、掛け声もぜひ掲載して、より充実させていきたいと思っています。
ネイティブに聞ける方、ぜひご協力お願いいたします。

それから世界のじゃんけんだけでなく、日本のじゃんけんの掛け声も調べていきたいと思います。小学生の皆さん、お手伝いいただけないでしょうか。


 《日本のじゃんけんの掛け声大調査》
*******************


  • ○○県○○小学校  
  • (あなたのニックネーム)○○
  • じゃんけんの掛け声
  • あいこのときの掛け声
  • メモ

*******************



1都1道2府43県を目標に集めたいと思います。

あやさん、これからもどうぞよろしくお願いします。

 皆様に、お願いがあります。私たちがいつも気をつけていること(Multiculturalpediaの基本姿勢とも言えるもの)ですが、けっして調査のための調査をなさらないでください。相手を調査対象や研究対象として見ないでください。人と人とのあたたかい交流のうえに小さな情報が一つひとつ少しずつ集まり、その積み重ねによって膨大な多文化理解情報が詰まった事典をつくっていきたいと心から願っています。それは私たちにとって、相手の心ではなく効率を重視してスピーディーに情報を一杯集めた事典をつくるよりも、何よりも大切なことです。どんなに能率が悪く、時間がかかっても意義のあることだと思っています。

 皆さんからいただいた『世界のじゃんけん』のデータが無断でホームページと書籍で使われています(『世界のじゃんけん』の表、起源など)。厳重に抗議します。データを利用される際は必ず利用規定(2002/02/05)を遵守してください。著作権は放棄しておりません。

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 「世界のジャンケン」についてのご感想(一言でも)、情報など何でも、ひろばに寄せていただければありがたく存じます。



グーとチョキとパーを考える

実際にじゃんけんをやってみよう(とてもクールなじゃんけん)

   日本だけでもじゃんけんは数多くの種類があります。便宜上、出会うことができた習慣をその文化の習慣と言わせていただいていますが、その文化の中にも違った種類の習慣が行われている可能性が高いと思います。そのことを心の片隅においてお楽しみください。

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「世界のジャンケン表」
「世界のじゃんけん解説」
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じゃんけんの起源を考える(日本のじゃんけんはいつからどこで始まったのか)

「じゃんけんのルーツを追う」

拳の形からじゃんけんのルーツを追う1(各文化との不思議な類似、一致)
拳の形から2「紙の歴史から」
拳の形から3「鋏の歴史から」

拳の形から4「石の歴史から」(当分なし)
「じゃんけんの概念から」三すくみという概念から
現存する文書から
「じゃんけんという言葉の語源から」
「じゃんけん」という言葉の語源には以下のようないろいろな説がある。
石拳から
両拳から
じゃんけんをする時の掛け声から
仏教語「料簡法意」から


「じゃんけんをする地域」
「じゃんけんを(あまり)しない地域では何を」ジャンケンに代わるもの

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「世界のジャンケン表」

 
 
日本1(じゃんけん)石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
日本2(じゃんけん)石(鋏に勝つ)鋏(風呂敷に勝つ)風呂敷(石に勝つ)
インドネシア1象(人に勝つ)人(アリに勝つ)アリ(象に勝つ)
インドネシア2鬼決め(人数が多い時)
中国1石(鋏に勝つ)鋏(布に勝つ)布(石に勝つ)
中国2(上海1)ハンマー(鋏に勝つ)鋏(爆弾に勝つ)爆弾(ハンマーに勝つ)
韓国1石(鋏に勝つ)鋏(布に勝つ)布(石に勝つ)
モンゴル1複雑なので「解説」を見てください。
モンゴル2石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
フィリピン1「解説」を見てください。
フィリピン2「解説」を見てください。
フィリピン3「解説」を見てください。
ベトナム1ハンマー(釘に勝つ)釘(包むものに勝つ)包むもの(ハンマーに勝つ)
ベトナム2ハンマー(鋏に勝つ)鋏(包むものに勝つ)包むもの(ハンマーに勝つ)
ベトナム3井戸(釘に勝つ)釘(包むものに勝つ)包むもの(井戸に勝つ)
ベトナム4「解説」を見てください。
ベトナム5「解説」を見てください。
ベトナム6「解説」を見てください。
ボリビア1石(はさみに勝つ)はさみ(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
ボリビア2石(はさみに勝つ)はさみ(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
ミャンマー1大将(拳銃に勝つ)拳銃(降参に勝つ)降参(大将に勝つ)
ラオス1石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
ラオス2ハンマー(釘に勝つ)釘(紙に勝つ)包むもの(ハンマーに勝つ)
マレーシア1石(つぼみに勝つ)つぼみ(水に勝つ)水(石に勝つ)
マレーシア2石(くちばしに勝つ)くちばし(水に勝つ)水(石に勝つ)
シンガポール1石(鳥に勝つ)鳥(水に勝つ)水(石に勝つ)
シンガポール2石(はさみに勝つ)はさみ(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
オーストリア1井戸(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(井戸に勝つ)
ロシア1石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
ベラルーシ1石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
フランス1石(鋏に勝つ)井戸(石、鋏に勝つ)鋏(葉に勝つ)葉(石、井戸に勝つ)
ドイツ1石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
ドイツ2石(鋏に勝つ)井戸(石、鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石、井戸に勝つ)
ユーゴスラビア1複雑なので「解説」を見てください。
オーストラリア1石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
アメリカ1石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
アメリカ2石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
アメリカ3「解説」を見てください。
アメリカ4石(鋏と鉛筆に勝つ)鋏(紙と鉛筆に勝つ)紙(石に勝つ)鉛筆(紙に勝つ)
ニュージーランド1石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
フィジー1石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
トンガ1石(鋏に勝つ)鋏(紙に勝つ)紙(石に勝つ)
スペイン1「解説」を見てください。
日本3(庄屋拳、狐拳、藤八拳)庄屋(鉄砲に勝つ)鉄砲(狐に勝つ)狐(庄屋に勝つ)
日本4(虎拳)和藤内(虎に勝つ)虎(母に勝つ)母(和藤内に勝つ)
日本5(清正じゃんけん)清正(虎に勝つ)虎(母に勝つ)母(清正に勝つ)
日本6(虫拳)カエル(なめくじに勝つ)へび(カエルに勝つ)ナメクジ(へびに勝つ)
日本7(沖縄県平良市などのブーサ)火(へびに勝つ)へび(水に勝つ)水(火に勝つ)
日本8(津軽拳)ニッコ(ヘラに勝つ)槍(ニッコに勝つ)ヘラ(槍に勝つ)
日本9(顔じゃんけん)口をすぼめる(出した舌に勝つ)舌を出す(開けた口に勝つ)大きく口を開ける(すぼめた口に勝つ)
日本10(足じゃんけん)両足をそろえる(交差した足に勝つ)右足と左足を前後に交差させる(開いた足に勝つ)両足を開く(そろえた足に勝つ)
日本11(本拳、長崎拳)複雑なので「解説」を見てください。
日本12(秋田県大館市1970年代中頃)鬼決め(人数が多い時)
日本(沖縄)13木(鳥に勝つ)鳥(虫に勝つ)虫(木に勝つ)
日本(沖縄)14お父さん(お母さんに勝つ)お母さん(子どもに勝つ)子ども(お父さんに勝つ)
日本(愛知県)15鬼決め(人数が多い時)
日本16(1970年代後半町田市(小山町)のじゃんけん)「解説」を見てください。
日本17(大阪)「解説」を見てください。
日本27(大阪)「解説」を見てください。
日本18 長野県中南部地方鬼決め(人数が多い時)
インドネシア2鬼決め(人数が多い時)
日本19 熊本市房 クマゲン(球磨拳?)「解説」を見てください。
日本20 東京都小平市鬼決め(人数が多い時)
日本21 福岡県かまかまじゃいけん 鬼決め(人数が多い時)
日本(北海道 道東)22めずらしジャンケン 鬼決め(人数が多い時)
日本(1970年代愛知県東三河南部 主に男の子)23 鬼決め(人数が多い時)
日本(じゃんけん5/リーダーじゃんけん)24 5すくみ/人数が多い時
日本(広島の昔のじゃんけん ワンチン)25 負けるが勝ち2
日本(アッサ)26 アッサ
日本(滋賀県大津市)28 「解説」を見てください。
イギリス1「解説」を見てください。

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「世界のじゃんけん解説」

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インドネシア1

   インドネシアにもジャンケンに似たものがあるそうです。

 これは一人のインドネシアの方から聞いた話です。日本にもいろいろなジャンケンの言い方や形式があるようにインドネシアにもさまざまな形態が存在すると思います。ここに紹介するもの以外にも存在する可能性が高いと思って読んでください。

握りこぶしから親指だけを出すのが「象(ぞう)」
人差し指だけ出すのが「人」
小指だけ出すのが「アリ」。

「象」は大きくて強いので「人」に勝ち、
「人」は自分よりずっと小さな「アリ」に勝つ。
しかし、「アリ」は自分よりずっとずっと大きな「象」に勝つ。

どうして?

「アリが耳に入ったらかゆくて象はどうしようもないでしょ」

日本のジャンケンもいいですが、今度友だちといろいろな国のジャンケンもしてみませんか。

 そして、これだけではありません。インドネシアのジャンケンと日本はどうも偶然とは思えない密接な関係があるようなんです。あなたはこれを偶然と思われるでしょうか。
日本6(虫拳)
日本7(沖縄県平良市などのブーサ)
日本(沖縄)13,14

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 インドネシアじゃんけん1の掛け声

   はじめまして。わたしも教員です。
探し物をしていたらこのHPにめぐりあいました。
じゃんけんについて話がいくつかあったので、私もちょっと参加。

インドネシアのじゃんけんは、私もアキさんが書いたの(沖縄のじゃんけん)と同じく、
親指、人差し指、小指で勝負がつくと国際交流教室で教わりました。
掛け声は、「パットルーア」で、日本の「ジャンケンポン」と同じリズムでした。
ではでは。

 2000年10月4日(水) mikiさん
   mikiさん、どうもありがとうございました。
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インドネシアのじゃんけん 2(人数が多い時)

浅学ながら少しだけ各国のじゃんけんについて書かせて頂きたいと思います。
インドネシアのじゃんけん/3人以上のときは「ホム、ピン、パ」のかけごえで、手のひらを上かしたに向けて、多いほうのかち。2人のときは「ホム、ピン、スッ」のかけごえで、ゾウじゃんけんをするそうです。
「ラムラムリップ」ユネスコアジア文化センター編 蝸牛社


中国は宋の時代に琉球は東南アジアの交易をおこなっていましたのでタイやインドネシアなどの交流があったそうです。ちなみに「ゴーヤチャンプルー」のチャンプルーはインドネシア語で混ぜるという意味だそうです。
 2002年7月20日(土) 池田 宜弘さん
 池田 宜弘さん、どうもありがとうございました。他にもいろいろなじゃんけん、詳しく教えていただき感謝しております。とても幸せに感じています。

どうもありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

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オーストリア1
 ウィーン大学の日本語クラスの学生の方々に協力していただいた。

 日本と同じじゃんけんがある。ただし、グーは「石」じゃなくで「井戸」。 手をぎゅっと握らないで、「ずいずいずっころばし」の時のように、丸(○)ができている状態にする。これが「井戸」の穴。
紙は井戸に浮くから紙の勝ち。
はさみは井戸に沈むから井戸の勝ち。(オーストリア)

ウィーン大学のセップ・リンハルト博士という方が「拳」の研究をなさっています。 博士は日本のいろいろな「拳」について深く研究なさっています。
どうしてウィーンの人が日本の「拳」を?と不思議に思っていましたが、 今、謎が解けました。オーストリアにはこんなすばらしいじゃんけんがあったんですね。

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フランス1
 誤解していた。じゃんけんは欧米圏にはバリエーションはないとばかり思っていた。こういうのが先入観というのだろう。フランスにもじゃんけんがあった(オーストリアに似ているが)。

 フランスの人に、順番を決めるとき、大きさの違うケーキを選ぶとき、鬼を決めるとき、どうするか聞いた。いろいろなやり方があるそうで、たくさん話してくれた。
 じゃんけんなんかありませんね。軽い確認のつもりで聞いたら、

 「ありますよ」という返事。
ひえー。

教えてくれたフランスのじゃんけんは、こういうものだった
拳の種類は次の4つ。

 勝敗は
  井戸は石と鋏に勝つ(石と鋏は井戸に沈んでしまうから)
  鋏は木の葉に勝つ(切ってしまう)
  木の葉は井戸に勝つ(井戸を塞いでしまう)
  木の葉は石にも勝つ(包んでしまう)
  石は鋏に勝つ(なまくらにしてしまう)

 じゃんけんの話が終わって彼は突然スキューバダイビングの話を始めた。潮が満ちてくるまで待たなければならない。冬の寒い日にダイバーたちは待っている間じゃんけんをする、と言った。フランス語がわからない私に一生懸命彼は「日本のじゃんけんとは違い、暇つぶし程度にしか使わない」と習った日本語を駆使して伝えようとしてくれたのだ。世界中の人々が読んで互いをよりよく理解し、尊敬し合えるような事典を作っている、という話を聞いて貴重な時間をさいて協力してくれた彼にここで改めて感謝の意を表したい。 この事典にはいろいろな文化が紹介されているが、それだけでなくいろいろな文化の人々の思いやりや真心がこの事典には詰まっている。その意味で本当に生きた事典だと思う。

 4つなんておもしろいですね。ぜひ、やってみてください。

子どもと実際にやってみてると、石は下の子しか出さない。上の子は石を出すかわりに、井戸を出していた。

 ジャンケンが考案されたのは中国か日本かKoreaかインドネシアなどのアジアだと思っていたが、そんな決め付けは間違っているかもしれない。よく似ているから西と東が交流があったことは確かだと思う。その昔、西の人と東の人のうちのどちらかがじゃんけんを教えた場面がきっとあったにちがいない。その場に居合わせたかった。じゃんけんは奥が深い。

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フランス2

   初めまして。日経の記事を読んで来ました。あのコラムは好きなのですが、不精ものゆえ、紹介されたサイトに実際にアクセスしてみたのは初めてでした。そうそう、こういうことが知りたかったんだ!と。とても楽しいページですね。

 ところで、じゃんけんのことです。

 じつは子どもの頃しばらくフランスに住んでいました。あちらの小学校で「1、2、3」のかけ声でじゃんけんをした記憶があります。内容はこちらのページに紹介された通りで、そのときは大して気にもとめていなかったのですが・・・大人になってから読んだフランスの小説のなかで、子どもが「tchi,fu,mi(チ、フ、ミ)」というかけ声でじゃんけんをしているじゃないですか!

 これはまぎれもなく日本語の「ひい、ふう、み」がなまったもの。舞台は1930年初頭、パリモンマルトルの下町です。作者の自伝的小説で、当時の風俗が事細かに描かれている小説です。ということは? フランスには、日本から伝わった?

 もともとのルーツはどこなんでしょう?
日本以外にも、日常的に何かを決めるときの手段として使っている国ってあるんでしょうか? なんだかとても知りたくなりました。(70年代パリ郊外)

 2001年9月29日(土) ほりさん
    ほりさん、Multiculturalpediaの制作に加わっていただき、ありがとうございます。

 「日経の記事を読んで来ました。あのコラムは好きなのですが、不精ものゆえ、紹介されたサイトに実際にアクセスしてみたのは初めてでした。そうそう、こういうことが知りたかったんだ!と。とても楽しいページですね。」

 記者の方はとても誠実な方でいろいろな角度から時間をかけて質問してくださり、取材を受けながら、気がつかなかったMulticulturalpediaのこれからの課題が浮き彫りにされていくのを感じました。あのような方にめぐりあえてとても幸せに感じます。冒頭のほりさんの言葉、日経の記者の方にもMulticulturalpediaのスタッフにも一番ありがたい言葉なんじゃないかと思います。どうもありがとうございます。私たちに出来ることは今まで以上にいいサイトにしていき、「日経はいいサイトを選んでいる」と世界中の方々から思われることだろうと思っています。

 この多文化理解事典は単なるいろいろな習慣の例が記述された学術的な事典でなく、そこで笑ったり、時には泣いたりした生活感やぬくもりのあるエピソードをちりばめた生きた事典にしていきたいと願っています。読みながらその記事の作者にに思わず微笑んだり、共感したりできる事典でありたいと思います。ほりさんのように書いていただけるととてもうれしく思います。パリモンマルトルのエピソード、楽しく読ませていただきました。

 英語版でJudyさんが言っているように、
this game is truly multicultural!
(じゃんけんは世界のいろいろなところで行われていて、けっして1つの文化圏だけのものではない。)
ですね。

 まもなくドイツのじゃんけんの3つのバージョンが掲載されます。お楽しみに。
そして、日本のいくつかの地域でも行われている、世界で共有されている「じゃんけんの強力なライバル」も紹介します。ああ、これが世界中で使われているのか、と驚く方もいらっしゃると思います。

 「写真を撮るときの合い言葉」ありがとうございました。
 映画のように情景が浮かびます。

 二つともできるだけ早く掲載するつもりです。

 ほりさん、どうもありがとうございました。
今後ともずっとどうぞよろしくお願いします。

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ユーゴスラビア1
 民族間の対立、摩擦を解消するのは簡単なことではない。人々が互いに相手を認めあうことは容易なことではない。人類が乗り越えなければならないものなのだが。

 帰国前の忙しい時間を割いてユーゴスラビアの教え子が制作を手伝ってくれた。彼女の話してくれたことをお伝えしたい。ユーゴスラビアに暮らす人々を身近に感じていただけたら、いつかどこかでユーゴスラビアの人、関係のことに出会ったとき、きっと何かが生まれると思う。

 「ユーゴスラビアにじゃんけんがある?」
 あります。でも、日本のじゃんけんとは違います。ユーゴスラビアのじゃんけんは3人以上でします。
 Zimi, zami, zum!(グーにした手をぐるぐる回しながら)このかけ声を言い、グーかパーを出す。
多数決の原理と反対で、グーかパーを単独で出した人が勝つ。5人でやるとしたら、4人がパーを出し、1人がグーなら、グーの勝ち。
 「大勢の時はなかなか勝敗が決まらないね」
 少数のグループに分かれてします。
 「どんなとき使うの?」
 チームを分けるときによく使います。
 「ケーキが一つしかなくて5人が食べたいときは?」
 分けると思います。

 モンゴル、シェラレオネで書いたエピソードを思い出した。

 司馬遼太郎はモンゴルで一枚のガムを子どもたちが分け合う光景を見る。

 一人を選ぶときには、と言って彼女は、手を手形のようにして胸の前に持ってきた。
「この人差し指と中指の間に爪楊枝のようなものを人数分挟むんです。一つには赤などで印が付けてあります。」
 見えない側から引き、赤を引いた人が勝ち、という一種のクジのようだ。

Zimi, zami, zum!という声を聞いていると、ユーゴスラビアの子どもたちが大きな声でそう叫んでいる姿がまぶたに浮かび、心がつながるような不思議な気持ちになった。
 「どんな意味があるの」
  うーん、意味はないと思いますよ。何でしょう。
とても魅力的な響きだった。

 これはユーゴスラビア全土で行われているものではないかもしれない、彼女の育った地域に限られるものかもしれないということはいつもの通り。

 世界のじゃんけんなどの習慣、遊びをビデオにして世界中の子どもたちに見せて、それをインターネット上で流し、感想やフィードバックを通し親近感を育てていく。子どもたちに世界中の人たちとつきあうとっかかりをつくっていく。そんなMulti-Cultural-Pedia(異なる文化を楽しみながら学ぶ事典)について彼女と語った。

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マレーシア1

 社団法人AJALT(Association for Japanese-Language Teaching)と共同調査を行いました。

 マレーシアの方に伺った。
マレーシアでは「石、つぼみ、水」が使われるという。
「つぼみ」は親指から小指までの5本の指先を合わせ、指先を天に向け、こぶしの花の蕾のような形を作る。
初めて見たとき、その優雅な形を思いついた人々への尊敬の念がわいた。
石はつぼみに勝ち、つぼみは水に勝ち、水は石に勝つそうです。

マレーシア2

 社団法人AJALT(Association for Japanese-Language Teaching)と共同調査を行いました。

 マレーシアの方に伺った。
マレーシアのもう一つのじゃんけんは、「石、くちばし、水」が使われるという。
「くちばし」は親指から小指までの5本の指先を合わせ、指先を相手に向け(親指を下に)、鳥のくちばしのような形を作る。
これも優雅だ。
石はくちばしに勝ち、くちばしは水に勝ち、水は石に勝つそうです。

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マレーシアのじゃんけん 3

浅学ながら少しだけ各国のじゃんけんについて書かせて頂きたいと思います。
マレーシアのじゃんけん/「ワン、ツー、ズーム」の掛け声で5つのかたちをだすとのこと。
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板(手のひらを下に向ける/水と小鳥にかち岩と拳銃に負ける)
水(手のひらを上に向ける/拳銃と岩にかち小鳥と板にまける)
小鳥(指先をつぼめた形/水にかち板、拳銃、岩にまける)
岩(手のひらを下にして握る/板と小鳥にかち拳銃と水にまける)
拳銃(親指と人差し指をのばし他の指は握る/板と小鳥と岩に勝ち、水にまける)
の5すくみだそうです。


 2002年7月20日(土) 池田 宜弘さん
 ありがとうございました。他にもいろいろなじゃんけん、詳しく教えていただき感謝しております。とても幸せに感じています。



5すくみのじゃんけんっておもしろいですね。スタッフもどこかの文化圏のじゃんけんをやったことがあるそうで、説明を聞いたのですが、何か必勝法がありそうでおもしろく感じたことを覚えています。現在、わたしたちはじゃんけんのもともとは実はひょっとすると中国の昔の思想「五行相克」にあるのでは、と考え始めています。木克土、土克水、水克火、火克金、金克木。木は土の養分を取り込み、土は水を吸収し、水は火を鎮め、火は金(鉱物)を溶かし、金(刃)は木を切り倒す、というあれです。この5すくみがそれぞれの文化圏によって変えられていったのではないかとにらんでいます。ちょうど世界の将棋の駒がラクダや貝や大砲や馬やその土地特有のものに変えられていったように。

5すくみのコーナーを設けて集めてみたいと思います。

どうもありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
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モンゴル1

 モンゴルの人に聞いた。

 モンゴルのジャンケンはとても洗練されている。
ジャンケンに参加する人が指を一本ずつ出して勝負する。

小指を出した人は薬指を出した人に勝つ。しかし、親指を出した人には負ける。
薬指を出した人は中指を出した人に勝つ。しかし、小指を出した人には負ける。
中指を出した人は人差し指を出した人に勝つ。しかし、薬指を出した人には負ける。
人差し指を出した人は親指を出した人に勝つ。しかし、中指を出した人には負ける。
親指を出した人は小指を出した人に勝つ。しかし、人差し指を出した人には負ける。

隣り合った指のみで勝負が決まる。親指と薬指といった隣接していない指と指が出会ったときはあいこ。あいこが多いからか、すごいスピードで次々に出して行くそうだ。

「歌があるんです。歌いながら勝負するんですよ」
見てみたい。

負けた人はモンゴルのウォッカを飲むと聞いたけど?
「ええ、負けた人はモンゴルウォッカを飲むんです」
こんな大きい器で、とニコニコしながら洗面器ぐらいのジェスチャーをしてくれた。

もちろん、子どもはしないんでしょ。
「子どももしますよ。負ければ飲みます。」

 モンゴルへ行って本場のジャンケンを見たくなった。
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モンゴル-1-について

浅学ながら少しだけ各国のじゃんけんについて書かせて頂きたいと思います。
モンゴルのじゃんけん/日本モンゴル交流協会の事務局長さんから聞いたところでは、表記されているのと逆で、親指が人差し指にかち、小指に負けるとのことでした。親指と中指、薬指では引き分けとのこと

 2002年7月20日(土) 池田 宜弘さん
   いろいろなじゃんけん、詳しく教えていただき感謝しております。とても幸せに感じています。

どうもありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
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日本11(本拳、長崎拳)
日本19 熊本市房 クマゲン(球磨拳?)
モンゴル2

 モンゴルの人たち、三人と会った。

 モンゴルのじゃんけん2で紹介するじゃんけんを実際に見せてもらった。そして、生まれて初めてやらせてもらった。

三人に聞いた。
本当に日本のようなじゃんけんはないの?
二人は「ないと思います」「私は知りません」と答えたのにもう一人の人は
「知っています。私のお父さんのお父さんがしていました」と言って
グー、チョキ、パーの形を作ってくれた。

 モンゴルにも日本と同じじゃんけんがあった。衝撃だった。

中国2(上海1)
 社団法人AJALT(Association for Japanese-Language Teaching)と共同調査を行いました。

 上海の方に伺った。
上海ではハンマー、鋏、爆弾が使われるという。
ハンマーは鋏に勝ち、鋏は爆弾に勝ち、爆弾はハンマーに勝つそうです。
鋏が爆弾の導火線を切るのでしょうか。

 
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ミャンマー1
ミャンマーの学生にジャンケンについて聞くと、

初めは「ミャンマーにはじゃんけんはありません」と言っていた。絵を見た人はそう思うのも無理はないと合点がいくだろう。日本のじゃんけんとまるで違う。カルチャーショックとしかいいようがない。

 始まりからして違う。二人のうちの一人が相手の手を両手ではさむ、そして、次の3つの出し方がある。
こぶしから人差し指を出す(拳銃だそうだ)
両手をあげる(降参)
腰に両手をあてる。(大将だそうだ)

 勝敗は
「拳銃」は「降参」に勝つ。
「大将」は「拳銃」に勝つ。(大将を撃つことはできないのだろう)
「降参」は「大将」に勝つ。(両手をあげている者を大将たる者、攻撃できないからだろうか)

 ミャンマーの教え子が手紙に上手に描いてきてくれた絵をそのままお見せする。

 これを見た職場の人がこれは日本にもあるじゃんけんと同じじゃないか、と指摘してくれた。
そう言えば「庄屋拳(藤八拳、狐拳)」と似ている。「庄屋拳」というのは踊るように身振りをしながらするじゃんけんで「庄屋」「鉄砲」「狐」が登場する。「江戸の花 東八拳をお楽しみください」(松本吉弘 近代文芸社)を開いて、息を呑んだ。

そっくりだった。まったく同じではないが、きわめて近い。
「庄屋」は両手を両膝の上にきちんと置く。(ミャンマーの「大将」は腰の両側に)
「鉄砲」も両手で作る。猟師の持っている鉄砲だ。(ミャンマーの「鉄砲」は片手)
「狐」も両手で作り、相手に手のひらを向け、ハの字にして、両手の中指の先が目線にくるのが理想とされている。江戸時代には指の第一関節と第二関節を曲げて狐の前足を表していたという。「鉄砲」の型とまぎらわしいので現在の型になったという。(「降参」は両手を上に挙げ、拳銃で脅されたときのホールドアップ状態。)(松本吉弘氏の本を見て、書かせていただいた。)
庄屋拳は他にもバリエーションが許されている。

 写真を見ると偶然とは思えないほど、似ている。では、狐の前足の表徴ではないことから、江戸時代以降にビルマと日本が出会ったときにこのじゃんけんがどちらかから伝わったのだろうか。

 Multi-Cultural-Pediaはいろいろな文化の人々の知恵を共有し、互いに畏敬の念を自然に抱けるように、と願って作っている事典だ。過去の歴史を語るときも事実だけに語らせる姿勢をとっていく。河出書房新社の年表をひらくと「1943年8月1日日本占領下のビルマでバー=モー政府独立宣言。米英に宣戦布告し、日本と同盟条約」と書かれていた。この前か後か最中に文化の行き来があったと考えるのは自然だろう。

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ミャンマー(ビルマ)のじゃんけん 2

浅学ながら少しだけ各国のじゃんけんについて書かせて頂きたいと思います。
ミャンマー(ビルマ)のじゃんけん/
指揮官(両手を腰にあてる/兵士に勝ちとらにまける)
兵士(ライフルをかまえる/とらに勝ち指揮官に負ける)
とら(両手を前方に上げる/指揮官に勝ち、兵士に負ける)
の動作じゃんけんとのこと。
「ラムラムリップ」ユネスコアジア文化センター編 蝸牛社
 2002年7月20日(土) 池田 宜弘さん
 ありがとうございました。他にもいろいろなじゃんけん、詳しく教えていただき感謝しております。とても幸せに感じています。
どうもありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
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日本1

 日本ではじゃんけんは、

 また、チーム分けには主に子供の世界ではグッパーが使われる。

 さまざまな文化でどのような決定手段、選択手段が使われているか、調べてみたい。いろいろな文化のジャンケンに代わるものを見てみたい。ビデオなんかが作れればおもしろいだろう。子どもたちがいろいろな文化を偏見なく、興味深く、敬意を自然に抱けるようなものを作りたい。
ドラえもんを主人公にしていろいろな文化の知恵を紹介するような教材ができれば、そして各国の生活科のような授業で手軽に使えるようなものができれば、おもしろいだろう。いろいろな文化圏の学校の先生が未来を生きる子どもたちのためにこの事典を活用してくださるとうれしい。

 現代の子どもたちの世界では「最初はグー」とか「出さなきゃ負けだよ」とかいろいろなじゃんけんが生まれつつある。コカコーラのようにいつの時代でもじゃんけんは新しく生まれ変わり、いつも新鮮な顔をしている。
 世界のどこかで今も新しい文化が生まれようとしている。Multi-Cultural-Pediaには終わりのページはないのだろう。

フィリピン1

 フィリピンの人に聞いた。
フィリピンのジャンケンは日本のジャンケンとまったく同じだった。そして、そのかけ声も「ジャンケン、ポン」。

戦争が絡んでいなければいいな、と思う。フィリピンで同じと聞いて、不思議に思ったのだろう、フランスの学生からもアメリカの学生からも韓国の学生からも「ジャンケン、ポン」はフィリピンの言葉ですか、日本の言葉ですか、何語ですか、と聞かれた。

 1997年
フィリピン2

村上公敏氏(「サルカメ合戦」筑摩書房)によると、

日本のにいちばん近いのは、中国風のいい方、つまり「イー、アル、サン」(一、二、三)といって、グー、チョキ、パーを出してきめるもの。
氏が紹介している他のじゃんけんは「じゃんけんをしない地域では何を」ジャンケンに代わるもの、のところで紹介したい。



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フィリピン3

  先日東南アジア青年の船関係のアテンドをしていた時、じゃんけんの話になりました。フィリピン「じゃんけんぽい」の音自体がとっても似ているそうです。

フィリピンのAMOS E. REYESさんに以下のように伺いました。

「フィリピンでも子どもたちは日本とまったく同じようにじゃんけんをします。手で石(グー)やはさみ(チョキ)や紙(パー)の形をつくり、勝ち負けも日本と同じです。

 日本では掛け声は「じゃんけんぽん」ですが、フィリピンでは「Jack and Poy (スペリングの通り発音してください)」です。掛け声を全部書くと以下のようになります。


         Jack and Poy
Haly Haly Hoy
Sino ang Matalo
Siya ang Unggoy

この掛け声のあとに、日本のジャンケンと同じように、石、はさみ、紙のかっこうを手で作り、勝負します。

「Jack and Poy, Haly Haly Hoy」という掛け声には意味はありません。しかし、「Sino ang Matalo, Siya ang Unggoy」という掛け声は「負けると猿だよ」という意味です。

 じゃんけんが日本からフィリピンに伝わったのか、その逆か私にはわかりません。確かなことはフィリピンにも日本にも似たじゃんけんがあるということです。
(訳責 Multiculturalpedia)


Your game "Jan Ken" is played by the children in the Philippines exactly the same you do in Japan. The hand forms the shape of a stone (gu) scissors (choki) and paper (pa) and the winner or loser is decided the same as in Japan.

While in Japan, the two (2) players shout "Jan Ken Pon", in the Philippines the players shout " Jack and Poy (pronounce it as read) The complete words are:


Jack and Poy
Haly Haly Hoy
Sino ang Matalo
Siya ang Unggoy

Then form the hand into stone, scissors or paper and you have a winner, exactly as in Japan.
Jack and Poy, Haly Haly Hoy have no real meaning BUT Sino ang Matalo, Siya angUnggoy means the loser is the monkey.

I do not know if the game was learned inthe Philippines from Japan or vice-versa. The fact is that we have a similar game.

 Philippines AMOS E. REYESさん


 2002年9月19日(木) 川島 桃代さん
   川島 桃代さん、AMOS E. REYESさん、貴重な情報、ありがとうございました。とても興味深く感じました。
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フィリピン4

浅学ながら少しだけ各国のじゃんけんについて書かせて頂きたいと思います。
フィリピンのじゃんけん/日本軍より伝わったので日本と同じじゃんけんであるとフィリピン人の先生から聞きました。
 2002年7月20日(土) 池田 宜弘さん
 ありがとうございました。他にもいろいろなじゃんけん、詳しく教えていただき感謝しております。とても幸せに感じています。
どうもありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
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韓国1

韓国の人に聞いた。

 日本のジャンケンとまったく同じだった。
「Kai bai bo」と言って、出す。やはり大陸から伝わってきたのだろうか。

 その後また、韓国の方に「じゃんけん」について取材していたとき、こんなことがありました。

韓国では「カイ バイ ボ」と言うと言った後、「そう言えば、私のおじいさんはこれと違う言葉を言っていた」とつぶやいてしばらくして、「ああ、思い出した。ジャンケ ン、ポーです。」と言われました。

Koreaで、事実上、自国語の使用が阻まれ、Koreanでなく日本語がKoreaの「国語」となっていた長い期間があったということはこういうことなんだ、と感じました。

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感謝★感激 韓国

 初めまして。富山の高校生な者ですが・・。
実は英語の時間に『自分の興味あることについて』英語で発表する機会があったので、私は昔からの不思議!じゃんけんをテーマにしたのですが、どうすればいいのか分からなかったのです。が、その時このHPに出会いました。なんと英語版が付いている!!感謝で一杯です(≧*≦)有り難う御座いました。

それと、日本と韓国は同じじゃんけんと書いてありますが。昔、韓国の方とじゃんけんが出来なかったんです。彼女は純粋なコリアンでした。どうしてでしょう(?*?)

よかったら、お返事頂けたら幸いです。

 2003年2月18日(火) misaさん
   misaさん、Multiculturalpediaに訪問してくださってありがとうございます。

 こちらのほうこそ感謝★感激です。この多文化理解事典を活用してくれて、なおかつこんなにうれしい言葉をありがとうございます。

これからも少しずつ着実に創っていきますのでどうぞよろしくお願いします。

この多文化理解事典は情報を発信してくださる方だけで成り立っているのではありません。それに対して、「おもしろい!」 「いい!」 「気に入った!」と言って下さる受け手がいて初めてできあがる物だと信じています。

いい音楽を作ったとき、「ああ、この曲いいね」と言ってくれる人がいなかったら、作曲家は生まれにくいんじゃないかと思います。いい作品を書いたとき、「感動しました!」という読者がいなければ作家は育ちにくいんじゃないかと思います。「この料理、おいしいね!」と言ってくれる人がいなければ料理の腕は上がりにくいんじゃないかと思います。

そして、自分で判断して、自分の目と耳と心でこれはいい、と言うほど難しいことはないと思います。

あの歌手の歌はオリコンの一位だからとか、あの店のラーメンは雑誌でいつも紹介されているからとか、あの映画はテレビですごくいいと言われているとか、そんな他人の判断で自分もいいと思うことが現代は多すぎるかもしれません。

misaさんのように自分で判断して「感謝★感激」とまで言っていただいて、幸せをかみしめています。

「それと、日本と韓国は同じじゃんけんと書いてありますが。昔、韓国の方とじゃんけんが出来なかったんです。彼女は純粋なコリアンでした。どうしてでしょう(?*?)
よかったら、お返事頂けたら幸いです。」
(misaさん)
  
たとえば、Multiculturalpediaはじゃんけんなどの文化をフランス1とかドイツ1とかインドネシア1と必ず数字をつけて紹介しています。この数字はオープニングページに書いているように

 「ここで紹介している世界の文化は絶対的なものではありません。私たちの取材で知り得たもののみを紹介しています。だから、この国では必ずこうなんだ、これしかないとは思わないでください。
一人ひとりはその文化の全体の代表ではもちろんなく、その文化の一部の代表にすぎません。他にもいろいろな習慣、やり方、考え方がその国にはあるでしょう。そのことを忘れずにこの事典を使っていただきたいと願います。」

ということを表しています。
また、『世界のじゃんけん』の冒頭の「グーとチョキとパーを考える」で述べているように、

 「日本だけでもじゃんけんは数多くの種類があります。便宜上、出会うことができた習慣をその文化の習慣と言わせていただいていますが、その文化の中にも違った種類の習慣が行われている可能性が高いと思います。そのことを心の片隅においてお楽しみください。」

フランスやアメリカなどのように、じゃんけんをしたことがない人のほうが多い文化圏も数多く存在するようです。韓国もしたことのない人がたくさんいるのかもしれません。

Multiculturalpediaにとって、訪れてくださる皆さんに伝えておくべき点を指摘してくださってありがとうございます。misaさん、今後ともどうぞよろしくお願いします。
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ベトナム1 ベトナムの人に聞いた。

日本のジャンケンとまったく同じだった。 「Won too tee」と言って出す。

しかし、シンボルは違っていた。
「グー」は槌(つち:金槌、木槌)だそうだ。
「チョキ」ははさみ。
「パー」は紙でも布でもどちらでもいいという人と紙だ、と言う人に分かれた。

「グー」が槌(つち)とは。

ベトナム2
 たくさんのベトナム人に聞いていくうちにまた新たなジャンケンに出会った。
 「Won、too、tee」というかけ声は同じだった。おそらく、これは one two threeから来たのだろう。でも、どうして、「アン ドゥー トロワ」じゃないんだろう、フランスに植民地にされたと思ったが。

グーは日本と同じ。
チョキは人差し指を一本こぶしから出すだけ。中指は出さない。
パーは同じ。
 聞いてみるとやはり「グー」は「ハンマー」。
そして、「チョキ」は「ナイフ」かと思ったら、何と・・・

ここまで書いてわかった人はいるでしょうか。
 そのベトナムの人は柱のある箇所を指さしました。のぞき込むと打ち付けられた釘が見えました。
 「チョキ」は「釘」だと言うのです。
 確かに「ハンマー」は「釘」を打ちつけてしまうことができ、「釘」は「布」や「紙」を破ることができ、「布」や「紙」に包まれたら、「ハンマー」は身動きがとれないでしょう。「はさみ」じゃなくても大丈夫なんですね。

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ベトナム3
 たくさんのベトナム人に聞いていくうちにまた新たなジャンケンに出会った。
 「Won、too、tee」というかけ声は同じだった。

 グーは今までと違い、筒を持ったように拳を握る。「ちゃちゃつぼ、ちゃつぼ」の手遊びにあるように縦に筒を握る。
 チョキは人差し指を一本こぶしから出すだけ。中指は出さない。
 パーは同じ。

 「グー」は「井戸」だという。これはフランスと同じ。ベトナムからフランスへ行ったのか、フランスからベトナムへ来たのか。ベトナムからフランスにじゃんけんが伝わったとすると、アジアからヨーロッパの国々にじゃんけんが伝わったのかもしれないと思うが、拙速は慎みたい。事実に語らせたい。

 そして、おもしろいことに出会いました。
 男の子がいたずらっぽく「こんなのもあるんだよ」と言って、拳で日本でよくする「狐の形」を横にして(縦の筒をにぎった手の形から人差し指と小指を平行に伸ばす、「狐」の耳を尖らせ、右を下にして寝ている形)を作りました。

 この子の話だと、それは「井戸」「槌」(グー)でもあり、「釘」「鋏」(チョキ)でもあり、「包むもの」(パー)でもあるというのです。

 日本でもありますよね。中指、薬指、小指を握り、親指と人差し指を伸ばし、相手が「グー」を出したら、「これはパー」と言い、「チョキ(パー)」だったら、これは「グー(チョキ)だよ」って言うインチキじゃんけんが。

 このじゃんけんを知ったとき、人の心の不思議に胸を打たれ、ほんとうに人の心は民族を越えてつながっているのだな、と実感しました。
 「世界のじゃんけん」のページ、これからもドキドキ・ワクワクする情報を伝えていけそうです。

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ベトナム 4

浅学ながら少しだけ各国のじゃんけんについて書かせて頂きたいと思います。
ベトナムのじゃんけん/日本と同じじゃんけんに人差し指の釘と、てをひらいて指先を下に向けた雨を加えた5すくみのものがあるそうですが強弱はわかりません。
 2002年7月20日(土) 池田 宜弘さん
 ありがとうございました。他にもいろいろなじゃんけん、詳しく教えていただき感謝しております。とても幸せに感じています。
どうもありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
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 ベトナムのじゃんけん追加情報 5

   はじめまして。わたしも教員です。
探し物をしていたらこのHPにめぐりあいました。
じゃんけんについて話がいくつかあったので、私もちょっと参加。

 夏にベトナムに行ってきたのですが、ベトナムでは、

「1、2、3、何が出るかな、これがでるぞ」(日本語訳)

と言ってグーかチョキかパーを出すんだと通訳の方に教えてもらいました。

掛け声の「1,2,3」は、ベトナム語では「モッ、ハイ、バー」と言うのですが、この掛け声は「ワン、トゥー、ティー」という子供が使う言い方で、

そのあとの言葉も子供の使う言葉で言うんですよ、ということでした。

実際にベトナムの子とじゃんけんをした仲間がいたのですが、残念ながら映像はありません。うーーん、」残念。

ですが、ちょっとでも足しになればと思いまして。
これについても訂正や詳しい情報があると、私もうれしいです。ではでは。

 2000年10月4日(水) mikiさん
   mikiさん、どうもありがとうございました。ゆくゆくはどのじゃんけんも掛け声、映像を保存していくようにするつもりです。
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ベトナムのじゃんけん(うらおもて) 6

   カンボジアからベトナムに来た二人の姉妹にこんなことを教えてもらったことがあります。日本でも「うらおもて」「天と地」などという名前で下に向けた掌と上に向けた掌で行われているものですが、そのベトナム版を教えてもらいました。

「バン タイ デン(BAN TAY DEN)、バン タイ チャン(BAN TAY TRANG)、セー バン タイ(XOE BAN TAY)」と掛け声をかけながらするそうです。(BANのAの上に左上から右下の線、TRANGのAの上に円の弧の下半分とその上に右上から左下への点、XOEのEの上にも最後のBANのAの上にも左上から右下の線)

デンは黒で、チャンは白だそうで、「黒い手、白い手」つまり「手の甲」と「手の平」で、日本のとまったく同じです。

ベトナムのじゃんけんの掛け声の種類もこの姉妹に教えてもらいました。

1 ワン トゥー ティー(OAN TU TI)
2 ソン セン バオ(SUN SIN BAO)
SUNのUの上に左上から右下の線
SINの下に・
3 ボゥ ケゥ バオ(BUA KEO BAO)
UとEの上に左下から右上の線
ボゥはグー
ケゥはチョキ
バオはパー

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カンボジア 1

浅学ながら少しだけ各国のじゃんけんについて書かせて頂きたいと思います。
カンボジアのじゃんけん/留学生に聞いた所、「パウシノソン」の掛け声で形は日本と同じとのことです。ただ、掛け声は聞き違えているかもしれません。
 2002年7月20日(土) 池田 宜弘さん
 ありがとうございました。他にもいろいろなじゃんけん、詳しく教えていただき感謝しております。とても幸せに感じています。
どうもありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
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あの、『ロシアのじゃんけん』とかっていうのはないんですか?

 あの、『ロシアのじゃんけん』とかっていうのはないんですか?
今、総合の勉強として『世界の国』のことについて調べているんです。
それで、私は『ロシア』のことについてなんですけど、よかったらお願いします。

 2002年11月12日 亜美さん
   亜美さん、Multiculturalpediaに来てくださってありがとうございます。

 ロシアのじゃんけん1は『世界のじゃんけん』の中(つまり、このすぐ下)にあります。じゃんけんの表で言うとオーストリア1の下、ベラルーシ1の上にあります。ロシアのユーモアあふれる女性からの楽しい情報です。おもしろいのでぜひ読んでくださいね。表が見にくくてごめんなさい。

この多文化理解事典ではどんな情報にも必ず国名・地域名の後に数字1、2、3、・・・をつけています。これはなぜだと思いますか。

 声が聞けないのがざんねんですが、きっと想像できるのじゃないかと思います。

 世界には200を越える国々がありますが、宇宙から地球を見ると、山や湖や海は見えても国境は見えません。この多文化理解事典が扱っている生活に密着した習慣、文化は空気や水のように国境を越えてつながりがある例が数多く見られます。文化の境界は政治区分である国境と必ずしも一致しません。国ごとに違っていると言いきれるものはないのかもしれません。また、1つの国の中にもじゃんけんなどの習慣がいくつも見られる例が数多くあります。ですから国名の後の数字は私たちが現在把握している、その地域・国の習慣数という意味です。

A国のじゃんけんはこれ、B国のじゃんけんはあれ、と情報が一人歩きすることを私たちは避けたいと思っています。じゃんけんがあまり盛んでない国もあります。その国の人に「あなたの国のじゃんけんはこれでしょ!えっ、知らないの?あなたの国のじゃんけんはこれですよ」「えー、違うよ、そのじゃんけん、あなたの国のじゃんけんはこれだよ」なんてことを言ってその国の人が恥ずかしい思いをしたり、傷つく場面を想像したら、こんなのは国際交流でも異文化理解でもなんでもないことは明らかですね。

 国や地域の後ろの数字はあなたの前にいる人を大切にしてくださいねというういう意味が込められているのです。

世界のことをいっぱい知るよりも、こういうことのほうが大切だと私たちは思います。

 ぜひ発表の時、「ロシアのじゃんけん1」と発表してこの「1」の意味をみんなに伝えてください。そんな発表の時間の余裕や発表する紙のスペースが
ないかな。じゃ、これは亜美さんの心に大切にしまってください。

話はちょっと変わりますが、「じゃんけん」というのはよく見てみると本当におもしろいんですよ。ヨーロッパのじゃんけんには「井戸」がよく登場します。手の形は少し違いますがアジアのインドシナ半島にあるベトナムのじゃんけん(現在4種類ほど把握)の1つにも「井戸」が現れます。なぜだと思いますか。

ベトナムは1000年にわたって中国の支配を受けました。その後、1802年にグェン王朝がベトナムを統一するのですが、その統一のときフランスの力を借りました。フランスはそこから足場を築き、ベトナムを植民地にしてしまいます(日本もそうなのですが)。

ベトナムのあの「井戸」(親指と人差し指でコインの形をつくり、中指・薬指・小指はパーのように伸ばし、手のひらを地面と水平にする)はフランスからもたらされたのではないかと思います。ベトナムには拳を縦にして出す「トンカチ」、人差し指だけ拳から出す「釘」を組み合わせたじゃんけんもあります。これは近隣のタイのじゃんけんと同じです。世界史の先生と話すともっといろいろなことが発見できるかもしれませんね。

グェン王朝の王宮はフエにありますが、その宮殿は建築スタイルはフランスの影響を受け、その配置は中国の皇帝の住居と多くの点で共通しています。

ブルネイ、フィリピンのじゃんけんを教えていただいたのでまもなく掲載します。

亜美さん、これからもどうぞよろしくお願いしますね。
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ロシア1
 職場の人がロシアの人に聞いてくれた。

サッカーの岡田監督ぐらいの年齢のロシアの女性の子どものころは言葉を言いながら順番に人を指さし、その言葉が終わって最後に指さされた人が「鬼」になる。じゃんけんはなかった、とのこと。

 そばにいたロシアの6歳の男の子は「あるよ。モスクワでもみんなやってるよ」
そして、その子はロシア語で「石、紙、鋏、1,2,3」とやって見せてくれた(石、鋏、紙の順だったかもしれない)。
「あいこでしょ」も「石、紙、鋏、1,2,3とやるんだ」とのこと。

男の子からそれを聞いたさっきのロシアの女性いわく、
「今は何でもかんたんになってしまったわね」

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ベラルーシ1

   ベラルーシからもはじめまして。(^^) すでにこのMulticulturalpediaのひろばに投稿したさばさんと共同でHP「ベラルーシの部屋」を運営しているTと申します。私もさばさんに教えてもらって、さっそくこのサイトにお邪魔させていただきました。

 おもしろい! そしてとても勉強になります!
 私はベラルーシにある児童図書館に「日本文化情報センター」を開設し、代表として働いているのですが、とりあげていただいた「湯飲み茶碗の取っ手」の問題もそこで、ベラルーシの人に質問されたことなのです。 ほかにも、いろいろなことをきかれるのですが、このサイトを読んで、しっかり勉強しようと思います。

 それで、このサイトでテーマになっている「世界の・・・」にベラルーシも仲間入りさせていただけませんか? と言ってもテーマが多いので少しずつ・・・。(ベラルーシだけではなく、隣国のロシアやウクライナの情報も出てくると思いますが。)

(じゃんけん)
 ベラルーシでも日本と同じです、ルールも同じ。掛け声の掛けかたはロシアとほぼ同じです。違いは、現在の大人が子どもだったときは「1、2、3!」だけでしたが、今の子どもは「石、紙、はさみ!」と言います。
 それから、出した後、ジェスチャーで示します。

例えば紙とはさみの場合、
 はさみの手で紙(広げた手)をチョキン、と切る真似をします。
 紙と石の場合は紙(広げた手)で石(握った手)をつかみます。
 あいこで、石の場合はお互い軽く、げんこつをぶつけ合います。

 以上は私の目撃談ですが、ジェスチャーなんかわざわざしない、せっかちな子どもや年長の子どももいるかもしれません。

 2000年6月28日(水) ベラルーシのTさん
 「ベラルーシの部屋」見させていただきました。

 順番はバラバラになりますが、感想を書きます。

 近所の子供が呼んだ「チロ」をそのまま愛犬に呼んだ碓井さん、お人柄がわかる気がします。その名前をそのまま冠にした基金、とてもいいと思いました。「3つの大切」を柱にした地道な活動(絵本の翻訳、「ノンちゃんをベラルーシの子どもたちの手に」運動、日本文化情報センター)をMulticulturalpediaも応援します。

 日本語文化情報センター、意欲的ですね。実際に訪れてみたいと思いました。竹とんぼは世界中の子供達に喜ばれるものですね。子供達に何度も聞かれるとジャッキー・チェンが日本になぜ住んでいないのか、Tさん自身不思議になってくるかもしれませんね。そんなことないっか。「日本の湯飲み茶碗には、どうしてティーカップのような取っ手がないの?」心の琴線に触れました。世界中の飲み物の容器を調べたいと思いました。この質問をした人がおじいさん、おばあさんになるまでに答えを届けられたらいいのですが。

 チェルノブイリ原子力発電所の事故について。まずは通勤時間に30分の時間を持とうと思いました。

 ベラルーシの公用語、ベラルーシ語のことも考えさせられます。言語は文化と切り離せないもので、文化とはそこで暮らす人々の人生そのものであると思うからです。Multiculturalpediaが日本語版と英語版しかないことはまずいと思っています。各言語版を作っていきたいと思っていますがすぐには無理なので、まずは文化と言語についての考えを深めるためにもエスペラント語版を作りたいと思っています。これから言語権や弱い立場にある言語についても考えていきたいと思っています。

 ベラルーシのバレンタインデー、おもしろかった。ギネスブックにこんなことでチャレンジして熱くなれる人々をとても親しみ深く感じました。

 ここにある「引っ越し」のような、世界中の一人ひとりのちょっとした文化エピソード集が作ることが私たちの夢です。Multiculturalpediaを作り始めた原点を思い出せました。ご主人のフローリングの床、驚きました。一家に一人こういう方がいると最高ですね。

「このサイトでテーマになっている「世界の・・・」にベラルーシも仲間入りさせていただけませんか? と言ってもテーマが多いので少しずつ・・・。(ベラルーシだけではなく、隣国のロシアやウクライナの情報も出てくると思いますが。)」

 大歓迎です。ぜひお願いします。

 ベラルーシの「じゃんけん」、とても興味深く読ませていただきました。本当にありがとうございました。

 これからヒトとヒト、モノとモノ、文化と文化の交流はますます盛んになっていくと思います。
グローバル化とはけっして効率優先に共通の、単一のルールを無理に作っていくことではないと思います。
それぞれの地域で、それぞれの人々が長い、ながい時間をかけて、培ってきた思いや考え、習慣、文化、知恵
を全人類が共有することがMulticulturalpediaの目指すグローバル化です。

 しかし、私たちはこの多文化事典を作りながらぞっとするような無力感に時に襲われます。
たとえば「じゃんけん」などの遊び。数十年前まで、数年前まであったバリエーションが恐ろしい勢いで消えていっています。これは日本だけのことではないと思います。
今は当たり前のこととしてこの多文化事典に記述されている世界の身近な習慣も、かぶと虫やクワガタが日本の山々から姿を消したように、あと数十年もたてば多くが消えていってしまうのではないかと思います。

 世界の均質化の流れは予想以上に速く、年を追うごとに調査は難しくなっていくと思います。今回、ベラルーシのことをTさん、さばさんのおかげでとても詳しく知ることができたことをとても幸せに思います。 


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ボリビアのじゃんけん1

   BoliviaのSanta Cruz de la SierraのSuely Lopezさんから2001年2月20日に次のような情報をいただきました。
 そのスペイン語の原文と日本語訳を掲載します。訳文は多くの方々にご協力いただきました。どの訳文も原文の意図が最大限伝わるように工夫がこらされ、心のこもったもので、私たちはどれも大変気に入っています。世界中の人々が国境を越えてこういった作業を通して繋がっていくことに感動を覚えます。今回スペイン語のお礼の文章や訳文を作成してくださった15人の方々に心よりお礼申し上げます。こんなことが実現するのは奇跡のようなことだと感じています。

En el occidente de Bolivia tambien se juega "Janeken". Conociendo a la historia podemos llegar a la siguiente conclusion:El juego debe haber llegado a America, junto con la colonizacion espanola en 1492. Poco a poco, con la expansion de la colonizacion, llego a todos los paises hispanos ].No es nada raro que en Bolivia ya se jugaba este juego desde la llegada de los espanoles, principalmente con los que fundaron ciudades y buscaban oro.El occidente adopto el nombre YAN KEN PO cuando los emigrantes japoneses, llegaron a Bolivia, fundaron sus colonias y pasaron a relacionarse con los habitantes que eran una mezcla de espanoles y nativos. De ahi, el nombre Yan Ken Po. Pero las reglas y las posiciones de los dedos de la mano son las mismas.

ボリビアのじゃんけん1(E・Yさん訳)

   ボリビアの西部でも「じゃんけん」をします。歴史的に見て、(どうしてボリピアにもじゃんけんがあるのかは)次のように考えられます。
 1492年のスペインの植民地化と共に、この遊びがアメリカ大陸に入ったに違いありません。植民地化の広がりとともに、少しずつこの遊びがスペイン系の国々に広まりました。
 ですから スペイン人、特に町を造り、金を探す人々が来て以来、ボリビアでもこの遊びをするようになったというのは全然不思議ではありません。
 日本人の移民がボリビアに到着し、集落を作り、スペイン人との間に生まれた人々や現地人とつきあうようになってから、ボリピアの西部では この遊びを「じゃん けん ぽ」 と呼ぶようになりました。こうして「じゃん けん ぽ」 という名前になりました。手の指のきまりと形は同じです。

*(注) YA は スペイン語で ジャ と 読みます。

 2001年2月20日(火)Suely Lopezさん Santa Cruz de la Sierra, Bolivia
ボリビアのじゃんけん1(Chikaさん訳)

   ボリビアの西部でも、「Janeken」という遊びがあります。
 歴史的事実からすると次のような経緯になると思われます。
 1492年のスペイン植民の際に、この遊びがアメリカに到着したはずです。少しずつ植民が広がるにつれて、ヒスパニックの国々にも着きました。ボリビアでは、主に黄金発見のためにスペイン人が来て町が建設された際に、その遊びが持ち込まれたことは珍しくありません。西部ではボリビアに来た日系移民のつけた名称「ジャンケンポン」を取り入れました。彼らは植民地を建設し、住民と交流を持ち、スペイン人と現地人との間に子供も産まれました。そこで、「Yan Ken Po」の名前がつきました。
 しかし、そのルールと手の動かし方は同じです。
 2001年2月20日(火)Suely Lopezさん Santa Cruz de la Sierra, Bolivia
ボリビアのじゃんけん1(Rosyさん訳)

   ボリビアでも「ジャンケン」をします。
 歴史的に見れば次の様になります。
 1492年にスペインの占領と共に「このジャネケン」は南アメリカ大陸にやって来ました。そして少しずつ占領地域が広がるにつれてこのジャネケンも広がりました。ボリビアも例外ではありませんでした。
 ボリビアではスペイン人の到来と共に、原則的には町の建設者や金の採掘者と共にジャネケンが広まりました。
 そしてボリビアに日本の移民(移住者)が到着した時「ジャンケンポン」という音を学びました。
 それは日本からの移住者が、スペイン人と原住民のミックスであるボリビア人といい関係を作り上げていたからなのかもしれません。
 今、我々はジャネケンと言いますが、これは、日本語の「ジャンケンポン」という言い方から来ているのです。
 手の形やルールは同じです。
 2001年2月20日(火)Suely Lopezさん Santa Cruz de la Sierra, Bolivia

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ボリビアのじゃんけん2

 はじめまして 僕はボリビア生まれの日系二世です。
 サンタクルス州の方からの投稿ではかけ声はそのままYan Ken Poとのことですが これは日本人の移住地があるのでそのままなのでしょう。しかし僕の住んでいたラパス州では 石、紙、ハサミを直訳して piedra, papel, tijera!!! と言うかけ声をします。
 2003年2月18日(火) Carlosさん
   Carlosさん、Multiculturalpediaの制作にご協力くださってありがとうございます。

 ボリビアの地図を拝見しました。地図を見るだけで何か親しみが湧いてきました。ラパス州に住んでいらしたんですね。どうもありがとうございました。情報がより集まって、より詳しく正確に表現できるようになってうれしく思います。
 Carlosさん、これからもどうぞよろしくお願いします。

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ラオス1、2

   ラオスの人にじゃんけんを教えてもらった。

 この人はいつもニコニコしながら話す温厚な方だ。話しているうちに温かさが伝わってきてこちらまで楽しくなってくる。

 彼の知っているじゃんけんは2種類あって、一つはグー、チョキ、パーと同じ(チョキは鋏)で、

 もう一つはチョキが人差し指と中指の二本を拳から出すのでなく、人差し指のみを出す「釘」だった。2種類ともグーは「ハンマー」(金槌か木槌かは不明)を意味するそうだ。


 グーを「石」とする文化圏、「ハンマー(金槌、あるいは木槌)」とする文化圏、チョキを「鋏」とする文化圏、「釘」とする文化圏、パーを「紙」、「布」、「葉」とする文化圏というように、それぞれのシンボルごとに各文化圏を分類すると文化の伝播の流れが見えてくるかもしれない。これはぜひやってみたい。


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タイ 1
タイ語の辞書を見た。
その辞書でも「グー」、「チョキ」「パー」が紹介されていた。
同じように使うらしい。
家族でタイの学生の家を訪問し、御馳走になったことを思い出した。そのとき、初めてタイの香り米を食べた。

タイでもベトナムと同じく、辞書に「グー」は「ハンマー」と書かれていた。

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タイのじゃんけん 2

浅学ながら少しだけ各国のじゃんけんについて書かせて頂きたいと思います。
タイのじゃんけん/手の形は日本と同じで「パオ、イン、シュ」とのこと。

「ラムラムリップ」ユネスコアジア文化センター編 蝸牛社
 2002年7月20日(土) 池田 宜弘さん
 ありがとうございました。他にもいろいろなじゃんけん、詳しく教えていただき感謝しております。とても幸せに感じています。
どうもありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
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アメリカ1(Scarsdaleのじゃんけん)
 ロスに幼少時住んでおられた方からこんな経験を教えていただいた。

 NYの郊外 Scarsdale と云う町には 直訳ですが じゃんけんが あります。
“Stone, scissors, paper, shoot!”と言います。

 Scarsdale は Manhattan から郊外電車でも車でも 30分と云う便利さに加えて治安も非常に良く 学校の設備も整っていることから 日本からの駐在員のご家族が多数住んでいます。

 地元の人々も 日本人には とても寛大で 学校でも日本のお雛さまや節分などの行事が紹介されます。

 そんな土地柄だからこそ 可能だったのかもしれませんが 子供たちは 実際に鬼ごっこの鬼や 順番などを決める時 実に軽快に “Stone,scissors, paper, shoot!”を口にします。



 世界のいろいろな街角で各国の文化が育んだ習慣が行われる、というのは互いに対する尊敬や思いやりや親しみや愛情がなければ実現できないことだと思います。Scarsdaleという街に暮らす方々を尊敬します。

 日本の街角でも他の様々な文化が育んできた、こういった「知恵」が見られるようになったら、街はもっと楽しく、いきいきして、誰にとっても暮らしやすいところになるように思います。

 得難い情報をいただけたことを感謝しております。

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米国のじゃんけん2

  1.  初めまして。私は現在米国で生活しておりますが、米国の、映画やTVでじゃん拳を用いて順番を決めるシーンを見て、興味を覚えました。日本でも公開された"トレマーズ"という怪獣映画で、じゃん拳をするシーンがあります。

     当初は米国で日本の漫画等が紹介された影響かと考え、知人(40歳代)に聞いてみたところ彼の話では、彼が小学生の頃からあったそうです。Rock-Paper-Scissorsの掛け声でじゃん拳を行い、グーで勝った場合は相手を(もちろん遊びですが)殴れるのだそうです。
  2. ナメクジと蛇と蛙の3すくみに関しては宮沢賢治が”蜘蛛とナメクジと狸”という童話があります。その中に蛇にかまれたトカゲがナメクジに治してもらいに来るシーンが有ります。
  3. じゃんけんの由来について、虫拳がふるいのであれば、蛇拳→じゃけん→じゃんけんとなった可能性はありますか?完全に私の想像ですが。


 2002年 8月4日(日) rayさん
   rayさん、多文化理解事典の制作に手を貸していただきありがとうございます。

じゃんけんが登場する映画・ドラマ・ゲームというトピックを設けようかと思います。映画では『エバー・アフター』(そして『トレマーズ』ですね)が、ドラマではアメリカで流行ったドラマ、題名は聞いたのですが、失念してしまいました。姉と弟(だったか)がじゃんけんそれ自体をゲームとして楽しんでいた、というドラマです。ゲームは英語版のひろばに書きこんでいただいたAlex Kidd Janken(正式名称はまだ調べていません)です。
映画ファン、ドラマファンの皆さん、これからじゃんけんが出てきたら、ぜひご一報ください。その際、どんなじゃんけんかもぜひ教えてください。rayさんのおかげでまた新しい世界の最初の1ページが生まれました。

宮沢賢治の『蜘蛛となめくぢと狸(洞熊学校の卒業生)』読みました。
「私(なめくぢ)が嘗めれば(中略)なにせ蛇さへ溶けるくらゐですからな」という発言がありますね。こういった考えがあったのかもしれませんね。すごい発見です。ありがとうございます。これを読んでいて賢治は自然とずいぶん一体感をもっていたんだな、と改めて思いました。「蜘蛛の子を散らすよう」という表現がよく使われていたように、昔は人と自然は一体だったんだなと思います。これはとても自然なあり方だと思います。将来いつかきっとこういった世界観に回帰するときが来ると思いました。多文化理解事典は人の文化のみを対象にしていますが、こういった自然と人は一体といった感覚は何らかの形でいれていきたいと願っています。

じゃんけんの由来について。蛇拳説、おもしろいですね。じゃんけんの古い記録が日本に残っていない、あるいは発見されていないのは、1つには取るに足らないものとみなされて来たからと思います。そして、もう1つにはあまりにも身近だったからでしょう。じゃんけんは私たちにとって、空気や水や親や友達のようなものなのかもしれません。いつもあって当たり前、いて当たり前、でも引っ越したり、旅行したりしないとそのかけがえのない価値は見えてこない、という意味で。

rayさん、今後ともどうぞよろしくお願いします。
なめくぢの記述、大々発見です。ありがとうございました。宮沢賢治の作品への言及は文献では見たことがありません。
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続・米国のじゃんけん2、3

  「米国のじゃんけん2」の書き込みにつき、お返事有難うございました。
お返事の中でじゃんけんが出てくるゲームの例として挙げられている「Alex Kidd Janken」ですが、残念ながら、このゲームは元々日本のSEGA社が開発したゲームだと思います(日本名は「アレックスキッド-アレクの天空魔城」です)。このほかにもこのシリーズの1作目にもじゃんけんは出てきます。おそらく米国でも販売されたと思います。それで宜しければSEGA社に問い合わせてみてはいかがでしょうか?

 また、その代わりといっては何ですが、米国のじゃんけんの情報として、追加させて頂きますが、「Totally Spies」というテレビアニメの中にじゃんけんで順番を決めるシーンがありました(というか、この事米国でのじゃんけんに関心を持ったきっかけとなったのですが)。詳しい放送内容は忘れてしまいましたが、米国のMSNのサーチエンジンで検索すると番組の情報サイトが見つかりますので、そちらで伺ってみては如何でしょうか。

 また、米国の小説の中ではピアズ=アンソニイという作家の方が書かれている「魔法の王国ザンス」(日本では早川文庫から出版されています)という小説の中でじゃんけん(をモデルにしたゲーム)を行うシーンがあります。これも正確に第何巻に出てきたか覚えておらず、お力になれなくて申し訳ありません。なんだか協力させて頂くどころかますます混乱させてしまう様な内容で…。

 2002年8月27日(火) rayさん
   rayさん、多文化理解事典の作成に加わっていただきありがとうございました。

 『アレックスキッド-アレクの天空魔城』のように日本のゲームから世界にじゃんけんが発信されていくということもあるんですね。そして現に外国のファンから英語版に書き込みがされていて本当に世界がつながってきたことを感じます。

 「Totally Spies」というテレビアニメにじゃんけんがあったという情報もとても興味深く思います。

 『魔法の王国ザンス』に出てくるじゃんけん(をモデルにしたゲーム)の箇所もぜひ読んでみたいと思います。

 じゃんけんはこれからどうなっていくのでしょう。10年後、30年後、50年後、100年後、300年後、何世代も何世代も、多文化理解事典は追いかけていきたいと願います。

rayさん、私たちがとっても知りたいことを教えていただいてどうもありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。

日本及び世界中のあちこちにお住まいの皆様、じゃんけんに関して、映画、ドラマ、小説、ゲーム、アニメなどで見かけましたら、ぜひご一報ください。

インターネットが無かった時代には、こういった『世界のじゃんけん大追跡』なんて、よほど資金があって、ともにやろうとしてくれる人材をさがして確保できて、自分の人生(相当な時間)も犠牲にしなければできませんでした。

でも、この『多文化理解事典』はワールドカップに参加した国々よりも多くの人達のご協力を得て作成しています。私たちのこの呼び掛けは世界の隅々まで届こうとしています。皆さんも同時代のこの『多文化理解事典』がどのように成長していくか同時代の目撃者になってください。

Multiculturalpediaは訪れてくださった方々に、笑顔や元気やガッツを与えられるサイトとして訪れてくださっている皆様と一緒に育っていくサイトです。訪れてくださる方は読者であるばかりでなく、みんな作成者の一員です。

訪れてくださる方は必ずカウンターに数字として訪問の足跡が残されます。現在の132936という数字は私たちの励みにもなっています。

また、ここがおもしろかった、こんなことを知りたいといったメッセージがこの多文化共有事典が進む方向を決めていきます。

ご自身が経験されたエピソード、聞いたこと、見たことなど、この『多文化共有事典』に寄せられた情報をまた訪れた方々が読み、反響があり、世界中の方々とのやりとりの中で話題が深まり、広がり、また新しい世界の扉が開きます。
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「グー・チョキ・パー+鉛筆」 (アメリカ 4

 子どものころに私がしたじゃんけんに、グー・チョキ・パーのオーソドックスなじゃんけんのほかに、グー・チョキ・パーに「えんぴつ」を加えたじゃんけんがありました。

 「えんぴつ」は「紙」には書き込むことができるけど、「はさみ」と「石」にはやられてしまいます。
(2002年12月19日(木) Karen Hastingsさん アメリカ オハイオ州 デラウェア)

One variation of paper, scissors, rock that I used to play as a child included pencil. Pencil could write on paper and was destroyed by scissors and rock.
(Thursday, December 19, 2002 (JST) Karen Hastings-san Delaware, OH USA )

 2002年12月19日(木) Karen Hastingsさん
   グーとチョキとパーの三すくみのじゃんけんのバリエーションがあるっておもいしろいですね。えんぴつで勝てたときは痛快でしょうね。ありがとうございました。英語版でもまもなく紹介させていただくつもりです。
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オーストラリアのじゃんけん+滋賀県大津のじゃんけん(35年ぐらい前)+大阪のじゃんけん

   おおさかのじゃんけんは「いーんじゃんでホイ!」「あいこでホイ!」ですが、最近は最初はぐー、いんじゃんホイ」が多いかな。
 総合の時間に教えてもらっている英語の先生(オーストラリア人)は「ストーン」「シーザース」「ペーパー」(これを2回ジェスチャー付きでくり返し、ワン・ツー・スリーで勝負するのを教えてくれました。
 ちなみに僕のお父さんは小学生の時(滋賀県の大津市)「じゃんけんエス」「コウデ エス」(あいこのことをコウデ。ホイのことをエス。といってたかなと思い出してくれました。(35年ぐらいも前なので正確に覚えていないけれど。と言っていました。)

 2003年8月8日(金) ユースケくん
   ユースケくん、Multiculturalpedia(多文化理解事典)をつくるのに参加してくれてありがとう!

 スタッフにも滋賀県の大津出身の人がいるんだけど、まだ小さくてぜんぜん覚えてないって。ありがとう。

 ユースケくん、宿題はぶじにおわったかな。これから2学期、いっぱい遊ぼうね。火星は見られたかな。こんどの9月9日はお月様と火星がならんで見られるそうだからぜひ見てね。

 これからもずっとよろしく!
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中国1
 中国では酒の席での大人の特別なじゃんけんも行われているが、子供の間では日本とまったく同じジャンケンを現在やっている、という話を中国の人(袁さん)から聞いた。

 現代中国語辞典によるとジャンケンの掛け声は「猜猜猜(cai、cai、cai)」(aの上に ̄がつく)と紹介されている。北京ではcei,cei,cei(eの上につく四声を表す記号がうまく書けない)と発音すると書かれている。

 礼文島のジャンケンは「ジャンケンポン」という掛け声を昔「キッキッキッ」と言っていたそうだ(現代日本語方言辞典 明治書院)。単なる偶然かもしれないが、ちょっと気になる。

トンガ1 フィジー1 ニュージーランド1
 世界すもう選手権のためにいろいろな国の人が来日した。トンガ、フィジー、ニュージーランドのおすもうさんが子どもたちとの交流のためにきてくれ、もちつきをしてくれた。
 その席で子どもたちからの贈り物として折り鶴のレイが渡された。
 知人がトンガ、フィジー、ニュージーランドのおすもうさんにどんなジャンケンがあるか聞いてくれた。

「おんなじ、おんなじ。」と言ってグー、チョキ、パーを作ってくれたそうだ。

ユーゴスラビア1
 民族間の対立、摩擦を解消するのは簡単なことではない。人々が互いに相手を認めあうことは容易なことではない。人類が乗り越えなければならないものなのだが。

 帰国前の忙しい時間を割いてユーゴスラビアの教え子が制作を手伝ってくれた。彼女の話してくれたことをお伝えしたい。ユーゴスラビアに暮らす人々を身近に感じていただけたら、いつかどこかでユーゴスラビアの人、関係のことに出会ったとき、きっと何かが生まれると思う。

 「ユーゴスラビアにじゃんけんがある?」
 あります。でも、日本のじゃんけんとは違います。ユーゴスラビアのじゃんけんは3人以上でします。
 Zimi, zami, zum!(グーにした手をぐるぐる回しながら)このかけ声を言い、グーかパーを出す。
多数決の原理と反対で、グーかパーを単独で出した人が勝つ。5人でやるとしたら、4人がパーを出し、1人がグーなら、グーの勝ち。
 「大勢の時はなかなか勝敗が決まらないね」
 少数のグループに分かれてします。
 「どんなとき使うの?」
 チームを分けるときによく使います。
 「ケーキが一つしかなくて5人が食べたいときは?」
 分けると思います。

 一人を選ぶときには、と言って彼女は、手を手形のようにして胸の前に持ってきた。
「この人差し指と中指の間に爪楊枝のようなものを人数分挟むんです。一つには赤などで印が付けてあります。」
 見えない側から引き、赤を引いた人が勝ち、という一種のクジのようだ。

Zimi, zami, zum!という声を聞いていると、ユーゴスラビアの子どもたちが大きな声でそう叫んでいる姿がまぶたに浮かび、心がつながるような不思議な気持ちになった。
 「どんな意味があるの」
  うーん、意味はないと思いますよ。何でしょう。
とても魅力的な響きだった。

 これはユーゴスラビア全土で行われているものではないかもしれない、彼女の育った地域に限られるものかもしれないということはいつもの通り。

 世界のじゃんけんなどの習慣、遊びをビデオにして世界中の子どもたちに見せて、それをインターネット上で流し、感想やフィードバックを通し親近感を育てていく。子どもたちに世界中の人たちとつきあうとっかかりをつくっていく。Multi-Cultural-Pedia異なる文化を楽しみながら学ぶ事典)について彼女と語った。

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シンガポール1、2

 「はじめまして。じゃんけんについて色々なHPがありますがここまで本格的に説明してくださっているものはありませんでした。
世界のじゃんけんの比較,さらにじゃんけんのルートまで調べてあり,とても面白く勉強になりました。

そこで,一つ質問なのですが,シンガポールでのじゃんけんはどうなっているのかご存知でしょうか?
石と鳥と水でジャンケンをするという意見と,石と龍と水でジャンケンをするという意見があります。
正しいシンガポールのじゃんけんの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら教えて頂きたくお願い申し上げます。」
2000年 6月 いずみさん

 いずみさんから上記のような質問をいただきましたが、Multiculturalpediaはすぐには答えられませんでした。この質問に対していずみさん御自身が調べてくださり、Multiculturalpediaに下記のように知らせてくださいました。ありがとうございました。

 「シンガポールのじゃんけんについてですが,シンガポール大使館に問い合わせて,調べて頂きました。
やはり,石,鳥,水だそうです。

参考までに
@石が鳥に勝つのは鳥は石にぶつかると死ぬから
A水が石に勝つのは石は水に沈むから
B鳥が水に勝つのは鳥が水を飲むから

です。取り急ぎお知らせします。」

2000年 6月29日(木) いずみさん

 いずみさん、調べられた後、ご親切に教えてくださりありがとうございました。

 この後、私たちスタッフはシンガポール大学の学生さんにご協力をいただくことができました。謎はそこから生まれました。

 男子学生と女子学生の2名の方に取材したのですが、そのときのお二人の答えは、「日本のじゃんけんと同じです。石とはさみと紙です」ということでした。

 どういうことなんでしょうか。どうしてシンガポール大使館の方と学生の方と答えが違うのでしょうか。いずみさんの情報が間違っていることは考えられませんし、二人の学生ははっきりと答えてくれたので疑う余地はありません。

 スタッフ間で話し合った結果、次のような結論に達しました(正しいかどうかはわかりません)。

 シンガポールはご存知のように多民族国家です。2000年6月の人口調査では、華人系250.5万人(76.8%)、マレ−人系 45.4万人(13.9%)、インド人系 25.7万人( 7.9%)、その他4.6万人( 1.4%)となっているそうです。

 私たちスタッフが聞いた学生さんは二人とも華人系の方でした。

 シンガポール大使館の方が教えてくださったじゃんけんはマレーシアのじゃんけんと同じか、それに類似したもののようです。だから、その方はマレー系の方だったのではないでしょうか。あるいはじゃんけんは日本にも幾種類もあるようにそれぞれのバリエーションがあるというのが正解かも知れません。シンガポール在住の方からの情報をお待ちしています。ぜひご協力ください。

 じゃんけんは奥が深いですね。中国から伝わった陰陽五行の5つの相克がじゃんけんのルーツなのかもしれないと去年あたりから思い始めました。

 じゃんけんは黒と白の石と盤だけからなる囲碁と同じで、いやそれ以上に道具もいらないとてもシンプルなものですね。チェスがコンピュータに運かもしれませんが負けて、将棋も秒読みになったのにそれよりもシンプルな囲碁はチェスと将棋よりもコンピュータが攻略するのに時間がかかるそうです。

 じゃんけんは世界中にバリエーションがあり、その地域にふさわしい形のものが根づいて残っています。グー、チョキ、パーのじゃんけんが一番すばらしい、やがて世界中のじゃんけんがこの形にとってかわるだろうという見方もありますが、私たちはそうは考えません。そんな世界は味気ないと思います。それよりも世界中にいろいろなじゃんけんがある世界のほうが楽しいと思います。
いずみさん、どうもありがとうございました。今後ともずっとよろしくお願い申し上げます。2000年 6月30日

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日本12(秋田県大館市1970年代中頃のじゃんけん)鬼決めの方法(人数が多い時)
 ひろばにこんな情報をいただいた。貴重な情報を提供してくださった成田さんに感謝いたします。

じゃんけんの歴史・ルーツについてたいへん興味深く読ませていただきました.
 子供の頃にはよくやっていたのですが、いまだに以下に示す方法とおなじじゃんけん法にめぐりあったことがありません. 同じ様なことをしたかたがあるかたは是非教えて下さい.

私が、小学生の頃(秋田県大館市1970年代中頃)は子供10人前後でかくれんぼなどで遊んでいました.鬼を決めるためのじゃんけんは、世の中ではひたすらじゃんけんを続けることが多いようですが、私の田舎では以下の方法で行っていました.

呼び名 「ほぎゃんこ・しぎゃんこ」
かけ声・方法
始めに、「ほぎゃんこ」でみんなが一斉にパーをだす.
次に、「しぎゃんこ」で各自がぐー・ちょき・ぱー のいずれかを出します.
その結果、数が少ない組み合わせのグループが勝ち残ります. もちろん、最初のかけ声で タイミングが遅れたり、ぱー以外を出すと当然負けです.
例 20人でじゃんけん(勝ちを決める場合).
ぱーが10人.ぐーが6人.ちょきが4人の場合、ちょきのグループが勝ち残ります.
どんなに数が多くても、3/4回もやれば、勝ち残りが3人以下になります.
2人または3人になって初めて、普通のじゃんけんを行います.
負けを決める場合は逆の方法です.

かなり合理的なじゃんけんと思われますが、この方法は他では見たことはありません.
学生時代にじゃんけんの本もいくつか探してみましたが、なかなかこの方法には巡り会ったことがありません.

ちなみに秋田県北部には大野晋によるとアイヌ語が残っているとのこと.かけ声はこれと関係あるのではないかと思っていましたが、このホームページで 「志やんけん」という言葉に巡り会いました.
柳田国男の方言のかたつむり現象じゃありませんが、この言葉が伝えられて残っているのでしょうか.
(ちなみに最近の子供たちはこの方法を知らないようです)

貴重な情報をどうもありがとうございました。
>始めに、「ほぎゃんこ」でみんなが一斉にパーをだす.
>次に、「しぎゃんこ」で各自がぐー・ちょき・ぱー
>のいずれかを出します.
>その結果、数が少ない組み合わせのグループが勝ち残ります.
>もちろん、最初のかけ声で タイミングが遅れたり、
>ぱー以外を出すと当然負けです.
道理にかなった方法で、うまくできていますね。その素晴らしさに感服させられます。

「ほぎゃんこ」はまるで「かけっこ」の「位置について」のようで、それでみんなの準備を整わせ、調子を合わせ、 普通のじゃんけんでは「あいこ」になって勝負がつかないような多人数の時にも、有効に機能する「しぎゃんこ」をするわけですね。

>小学生の頃(秋田県大館市1970年代中頃)は子供10人前後で
>かくれんぼなどで遊んでいました.
昔はどこでもこのような子どものグループがあったものですね。下は4,5歳の弟から上は中学生ぐらいの子どもまでがひとまとまりのグループになり、上の子は下の子にいろいろな遊びのルールを教えていたものでした。そのような多様な年齢の子どものグループがこの国から急激に消えていっているのを感じます。もっと年齢差の小さいグループで遊ぶようになってきているようです。その結果、このような美しい旋律のようなじゃんけんなどが伝承されにくくなっているように思います。

 柳田國男の方言論についても書いてくださいましたが、それについてもこちらに書きましたので、ご興味のある方はよろしかったらぜひお読みください。

>同じ様なことをしたかたがあるかたは是非教えて下さい.
Multi-Cultural-Pediaからもぜひお願いいたします。
そして、他にも違ったじゃんけんをしていた方もお教えください。「てのひら」というじゃんけんのようなものについても 知りたいと思っています。どんなことでもお教えください。

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日本18 長野県中南部地方 鬼決めの方法(人数が多い時)

 大学の研究でジャンケンについて調べていてこのページにたどり着きました。じゃんけん日本12に関連して私の地元で行われていたじゃんけんについて書きたいと思います。

 じゃんけんで人数が多いときや、あいこが続いて勝負がつかないときの方法についてですが、小さい頃近所(長野県中南部地方)では「一人出し」や「グーなしじゃんけん」を使っていました。

 「一人出し」は、『一人出しが___』(下線部には「鬼だぞよ」「やるんだよ」というように決めたいことが入ります)という掛け声をかけてじゃんけんをし、同じ手を出した人がほかにいない時その人が負け(勝ち)になります。また、仲間はずれが二人の時(グーとチョキが一人ずつだった時など)はあいこになります。

 「グーなしじゃんけん」は、じゃんけんを普通にしていてあいこが続き、なかなか勝負がつかない時に使われる方法です。あいこが続いてきた時に、掛け声をかけている人があいこの掛け声をかける代わりに、『___なしジャーンケン』(下線部には、グー・チョキ・パーのどれかを掛け声をかける人が自由に入れます)と言ってじゃんけんをします。この時、たとえばグーなしだった時は、グーを出した人は反則負けとなり、パーを出した人はチョキに負けるので、やはり負けとなって抜けます。こうして人数が減った後に普通のじゃんけんに戻ります。グーなしと言われてグーを出す人なんていないだろうと思われるかもしれませんが、このじゃんけんは普通のじゃんけんをしている最中に突然始まるので、慌てて間違えた手を出してしまう人が意外といます。ただこのじゃんけんは掛け声を出している人は絶対に負けないと言う弱点(?)もあります。
投稿日 10月
 1999年 10月20日(水) ・ぽん・さん


・ぽん・さん、どうもありがとうございました。

 「あいこ」が繰り返されて勝負がなかなかつかないことって誰にも経験があることですね。そこから工夫を始めるところに感動させられます。

 「必要は発明の母」と言われるように、人は暗闇から電気を発明し、空腹から稲、あるいは麦などの栽培、または牧畜などを生み出し、いつも困難、逆境などを知恵を絞って乗り越えてきました。

  この事典は「世界中の人たちが困ったときにあきらめないでそれぞれこんな工夫をした」というエピソード集みたいだな、と思うことがあります。

  身近なエピソードを読みながら「人はそれぞれ違っているところ、ユニークなところがあり、みんなそれぞれスゴイな」と楽しんでいただける事典に育てていきたいと願います。


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日本(愛知県)15 愛知県1970年代 鬼を決めるとき「鬼決めの方法(人数が多い時)」

    はじめまして。
 日経新聞の記事(Multiculturalpedia紹介記事)を読みました。(Multiculturalpedia)とてもおもしろかったです。一気に読んでしまいました。

 ところで、じゃんけんの項の、「日本12」秋田県のじゃんけんについて。
(もうクローズした話題だったらごめんなさい)

 愛知県では1970年代に、たくさんの人の中から一人の鬼を決めるときに、こんな方法を使っていました。モチーフはふつうに紙、鋏、石です。

1 「ツーレーナーシーオーニーデースーヨ」と歌う。
 (音階は「ファーラーソーファーソーソーファーファーソ」。)
 歌いながら拳をにぎった腕を上下させる。さいごの「ヨ」と同時に、グー、ピー(チョキ)、パー、いずれか好きなものを出す。
 「連れ無し」=一人だけちがうものを出した人が、鬼。たとえば、グーが一人、ピーが2人、パーが5人なら、グーのことです。

(「ツーレノナイモノオーニーデースーヨ」というのもありました。ちょっと都会っ子の雰囲気。)

2 「連れ無し」がいなければ、「ソノママヨ」と歌う。(音階は「ソソファファソ」。)「ヨ」でさきほど出したものをまた出す。
 間違って別のものを出したら、鬼。

3 「カイテェ、ツーレーナーシーオーニーデースーヨ」と続ける。(カイテェ=変えて。音階は「ソファソファ」。)
 変えるのを忘れてさきほどと同じものを出したら、鬼。「連れ無し」より優先されて鬼にされる。

 わたしの地元のじゃんけんはバラエティに富んでいて楽しかったです。「最初はグー」なんて一般的なのもあれば、奇妙な長い歌と踊り付きのもいくつかありました